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2009年12月03日
エポン AF-151 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは エポン AF-151 ドライバー です。

シャフトは Mach Line proto Tour S です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は64g、トルクは3.2、キックポイントは先中調子、バランスはD1、クラブ総重量は310gです。

エポンのニュードライバーです。
エポンのドライバーはまだ3本目ですが、自然と気合いが入ります。
『AF-101』や『EM-S』同様、ヘッド全体に高級感を感じます。
『飛距離性能』に加え、『フィーリング性能』が飛び抜けて高いエポンのクラブなので、すごく期待感が膨らみます。

こうして見ても、これまで通りとても光沢感があって美しいヘッドだと思いました。
作りの『丁寧さ』『確かさ』を感じます。
ひとつひとつ丁寧に作られたのだという雰囲気が伝わってきます。
『EPON』の、そして日本製品の『質の高さ』を充分に感じ取れるヘッドです。
この美しさを見ていたら、自分も変なスイングは出来ないな・・・・。と思いました。

素振りをしてみると、思っていたよりも少し軽い感じがしました。
軽い感じはしましたが、振りづらく感じることもなかったですし、タイミングも比較的合いやすい感じがしました。
シャフト自体も、まずまずしっかりとしている印象はありましたが、硬い感じはしなかったですし、比較的『ソフト』な印象でした。
もう少し、しっかりとしていてもいいかな・・・・?と思ったのですが、これくらいならばすぐに慣れる範囲内だ・・・・。と思いました。

ボールを前にして構えてみると、エポンらしい美しいヘッド形状だと思いました。
しかし、若干の『フックフェース』が気になりました。
最近は少しずつ『フックフェース』に対する苦手意識も薄らいできたような気がしていたのですが、今日ははっきりと目で確認できましたし、少し構えづらい感じがしました。
『AF-101』の、そのあまりにも高い好印象が鮮明に残っているので、今日は少し違った気分になりました。
しかし、こういったことにも慣れていかなくちゃいけないと思いましたし、何より『EPON』のクラブなので、打たないわけにはいきません。
左へ行かないように、気合いを入れて打って行かなくちゃだめだぞ・・・・。と自分に言い聞かせました。
私は『フックフェース』は苦手ですが、逆に好きだという方もたくさんいらっしゃると思いますし、そういった方々にはとても構えやすく感じられるのではないでしょうか?
『AF-101』ほどではなかったのですが、少しずつ『テンション』が上がってくるのを感じました。
やはり『EPON』のクラブには、何か人を魅了するものがあるような気がします。
試打を開始しました。

まず感じたのが、その『弾道の高さ』です。
すごい高弾道だと思いました。
このような『シャローヘッド』ではありますし、素振りをしていた時も高くあがりそうな感じはしていましたが、予想通りかそれ以上の弾道の高さだと思いました。
この角度から見ると、この高弾道には納得できる部分があります。
かなりの『球の高さ』ではありますが、貧弱な高弾道というのではなく、とても力強くて前へと確実に伸びていっている『使える高弾道』です。
何と言いますか、弓矢で弓を思いっきり引き、これ以上引っ張れない・・・・。というところから一気にリリースした感じでの『力強さ』『弾道の速さ』といったところでしょうか?
この速い弾道を見ていて、ふとそのようなことを感じていました。
『AF-101』も、球があがりやすい感じがしていましたが、この『AF-151』は、それをはるかに上回っています。

高弾道でありながら、決して頼りない感じの弾道ではありません。
高弾道が必ずしも飛距離が出るとは、これまでの経験上思いませんが、このドライバーの高弾道には飛距離を追求していける『質の高さ』を感じました。
正直いいまして、私はもっと弾道を低く抑えていきたいと思っていたのですが、どのように打っても上がってしまう感じがし、低く抑えて打つのは難しい感じがしました。
違うロフトの物も探したのですが、これしか無かったので、今日はこのスペックで試打を続けることにしました。
以前試打した『AF-101』は、とても素晴らしいドライバーですが、高さを出しづらい・・・。と感じておられる方もいらっしゃると思います。
『キャリー不足』で飛距離をロスしている方もおられるかもしれません。
そういった方には、この『AF-151』が、とても心強く感じられるのではないでしょうか?
『球のあがりやすさ』と『弾道の力強さ』が上手く共存している、レベルの高いドライバーだと思います。

『安定性』という点でも、かなり高い感じがしました。
こういった形状のヘッドではありますし、かなり『スイートエリア』も広いのではないでしょうか?
なかなか球が曲がる感じはしませんでした。
打つ前はこの『フックフェース』が気にはなっていたのですが、思っていたよりも左へいきやすい感じはしませんでした。
高い『直進性』を感じることができました。
弾道に対する『左右の幅』もそうですが、『上下の高さ』も、すごく揃えていきやすい感じがしました。

この『シャローヘッド』+『シャローバック形状』も、すごく効いているのだと思います。
予想以上に高く上がりすぎたり、逆に『ドロップ』してしまう感じもしなかったので、『安定した飛び』を追求できるタイプのドライバーだと思いました。
打点が散らばってしまう方にも、このドライバーだと、かなり有利性を感じられるのではないでしょうか?

このシャフトもすごくいい感じがしましたが、出来れば以前試打してとても好印象だった『FIRE EXPRESS』というシャフトで試してみたいと思いました。
すると、私にとってよりいい結果が得られるような気がしました。
今度出会うことが出来れば、再びトライしてみたいと思います。
そして『フックフェース』でないものもあるそうなので、出来れば『スクエアフェース』のモデルを試してみたいと思いました。
すると、もっとこのドライバーに対する印象度がアップするだろうと思います。

『打感』は、これまでの『エポンドライバー』同様、とてもいい感じだと思いました。
『ワイドスイートエリア』による、『曖昧さ』といいますか『鈍さ』のようなものは全く感じません。
打っていて、とても心地良くなって来ました。
何球打っていても、全く疲労感を感じさせない感触です。
やはりエポンが持つ精度の高い鍛造技術が、こういった打感を生み出しているのでしょうか?
こういった打感に、すごく『質の高さ』を感じますし、仲間達にも味わって欲しいと思いました。

『音』も、これまで通りすごくいい音だと思いました。
少し静かめで、全くといっていいほど邪魔をしません。
インパクトが緩む感じもしません。
気持ちよく振り抜いていくことができました。
思いっきり『叩いて』いっても、全く不安を感じさせない音です。
エポンらしい、フィーリング性能の高いドライバーだと思いました。
何と言いますか、そのクラブ自身が高い性能を持ちながらも、プレーヤーの力を引き出してくれるドライバーといってもいいような気がします。
相乗効果で、より高いパフォーマンスを発揮できるような気がします。

『飛距離性能』という点でも、とても高いものを感じました。
さすがはEPON・・・。といったところです。
先ほども書きましたが、この高弾道でありながら、この弾道の『力強さ』『速さ』は目を見張るものがあると思います。
かなり大きな距離を稼いでいける感じがします。
高弾道で球の曲がりも抑えながら、飛距離を追求していきたい方には、とても大きなパフォーマンスを期待できるのではないでしょうか?
聞くところによると、この『AF-151』というヘッドは『AF-101』よりも飛距離性能が優れているそうなのですが、実際に試打してみた感じではそれはあまり感じませんでした。
スペック(主にロフト」)なども違いますし、何より飛距離にはシャフトの性能が大きく物を言うので、今度出来るだけ同じスペックで比較してみたいと思いました。
間違いなく『AF-101』も『AF-151』も、高い飛距離性能をもったヘッドなので、非常に高いレベルの争いになると思いますが、楽しみにしたいと思います。
おそらく今日までの私の感じだと、私には『AF-101』の方が合っていると思いますが、より高弾道で攻めていきたい方には、この『AF-151』の方が適しているのかもしれません。
やはり『人それぞれ』なのだと思います。

『操作性』という点では、最近の高性能ドライバーの中でも平均レベルといったところでしょうか?
決して扱いづらいタイプのドライバーではありませんが、やはり『安定性』が『操作性』に勝っているのだと思います。
普通に打つならば、なかなか曲がる気配を見せませんでしたが、左右にも打っていくこともそれほど苦もなくできました。
このような『フックフェース』なので、右へは曲がりづらいのかと思っていたのですが、『スライス』も打てましたし、意外と扱いやすい感じがしました。
私は左へ曲がりだすと、これまでの苦い経験から、すごく不安になるのですが、右へ曲がるのは全くといっていいほど気になりません。
左へ曲がるミスに比べると、それほど大怪我にはなりづらいですし、すぐに修正できるからです。
それほど大きく右へは曲がってくれませんでしたが、しばらくこの『小スライス』を楽しんでいました。

ちょっと気を緩めると『フック』が出そうな感じもしたのですが、今日はその大きな『フック』を封じ込めることが出来ました。
ただ、私にはどちらかというと、『スライス』よりは『フック』の方が打ちやすい感じがしました。
左右に曲げることもそれほど難しい感じはしなかったのですが、それほど大きく曲がっていかないので、大怪我にはつながりにくい実戦的なドライバーだと思いました。
今日は練習場でしたが、是非コースで試してみたいドライバーです。
やはりこういった高性能ドライバーは練習場よりもコースの方が、その性能の高さをより高く発揮してくれる気がします。
残念ながら、まだエポンのクラブでラウンドしたことが無いのですが、もし実現するとずっと神聖な気持ちのまま18ホールを回っていることだろう・・・・。と思いました。
『プラシーボ効果』と似たような作用が私に働いているのでしょうか?

どの角度から見ても、美しいクラブです。
私は今年初めてエポンのクラブを手に出来たのですが、きっとこれまでにも素晴らしいクラブをたくさん発表してきたのだろうと思います。
このような素晴らしいメーカーのクラブは、もっと多くの人に知らせるべきだと思います。
出来れば他のメーカーのように『全国試打会』や『試打クラブ宅配サービス』も実施してくれるとありがたい気がします。
色々な事情があって難しいことかもしれませんが、もし実現できればもっとたくさんの人がこれらの素晴らしいクラブを体感でき、ファンが増えると思います。
かなり高い精度で作り上げているので、それほど大量生産できないのかもしれませんが、ひとりでも多くの方にこのような素晴らしいクラブに出会って欲しい・・・・。と思っております。

かなり高価なクラブなので、そういった意味ではかなり『敷居の高いクラブ』といえるのかもしれません。
私もなかなか購入するまでには至っていないのが現状です。
なんとか少しずつお金を貯めているのですが他の出費ばかり、かさんでしまい購入はまだまだ先のようです。
私にとって、なかなか手が届かない敷居の高いクラブです。
しかし、性能的には全く『敷居の高さ』を感じません。
特にこの『AF-151』は、かなり敷居が低くて多くの方に支持を得られるドライバーだと思います。
『スライス』が嫌な方、球を上げたい方、大きな『キャリーボール』で飛距離を稼いでいきたい方、『打感』や『音』などにもこだわりたい方、スタートホールのティショットの成功率をもっと上げたい方・・・・・。
様々な方にこのドライバーは力を貸してくれるのではないでしょうか?
『エポン』ということもあり、やや敷居が高い・・・・。と感じておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、上級者の方は勿論、アベレージの方でも充分に対応してくれるドライバーだと思います。
どちらかというと、私は『AF-101』の方が好みなのですが、このドライバーにもすごく好感を持ちました。
先ほども書きましたが、今度はまた違ったスペックで試してみたいと思います。

何と言いますか、エポンのクラブは一度使えば忘れられないクラブ・・・・。といえるような気がします。
私はこれまで多くのクラブに出会ってきて、その殆どが印象深いものであり、たくさん記憶しているつもりです。
しかし、これまであまり出会う機会の少ないメーカーのクラブや印象が薄かったクラブなどは、その記憶が薄らいでいる物も少なくありません。
私の心に『停車』せず、そのまま『通過』してしまったクラブもたくさんあります。
しかし、今年出会った『エポン』のクラブは、ずっと私の心の中に生き続けていくクラブだと思います。
ゴルフを始めてまだ間もない頃の、『ゴルフの楽しさ』『球を打つ喜び』を思い出させてくれた、とても印象深いクラブです。
なかなか出会う機会には恵まれませんが、また出会うことが出来たら是非試してみたいと思いました。
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