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2015年12月25日
テーラーメイド GLOIRE G フェアウェイウッド

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは テーラーメイド GLOIRE G フェアウェイウッド の5番 です。

シャフトは GL5000 です。
ロフトは19度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は40g、トルクは5.0、バランスはD3、キックポイントは先調子、クラブ総重量は280gです。

テーラーメイドグローレシリーズのフェアウェイウッドです。
以前、ドライバーを試打することができたのですが、今日はこのFWと出会うことができました。

大きさ以外は、ドライバーと瓜二つといっていいデザインです。
コンセプトが忠実に守られているように思います。
伝統的というよりは、機能性溢れる作りになっているので、ドライバーをそのままFWにするのは難しいような気もするのですが、このクラブはそれが見事にできています。

ネックの長さは、まずまずです。
適度に長さがキープされています。
ドライバーと同じく、ネックに調整システムは搭載されていませんでした。

ソールには深い溝がありました。
これもドライバーと同じです。

この独特な光沢感も、グローレGシリーズらしい感じがします。

この丸いウェイトはドライバーにはありませんでした。
この位置にあるということは、浅重心ではなく、適度な深重心設計になっているのでしょうか?
日本人ゴルファーを意識した作りになっているようです。

顔はちょっと個性的でした。
出っ歯タイプです。
フックフェースでした。
つかまえ顔というよりは『被り顔』だと思いました。

このバックフェースの模様は、ドライバーにも見られました。
大きな視覚効果が得られるのでしょうか?

シャロータイプのヘッドです。
球があがりやすそうです。

ボールを前にして構えてみると、フッカーの私は少し構えづらく感じるところもあったのですが、ドライバーのイメージがあったので、特に驚くことはありませんでした。
フェースアングルもそうですが、出っ歯な感じが強くて、少し気になりました。
できればもう少し出っ歯が弱いほうがいいな・・・。と思ったのですが、苦手意識が芽生えてしまうほどではありませんでした。
球を拾いやすそうだな・・・。と思いました。
つかまりそうだったので、少し右から回していく感じで打ってみよう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は柔らかくて良いと思いました。
予想していた通りのフィーリングでした。

音は高くなく、ちょうどいい感じでした。

球はあがりやすいです。
クリークということもあると思うのですが、タフな感じは全くしませんでした。
同じ『溝付きFW』でも、初期のRBZのようなタフさはなく、とても親しみやすいタイプのFWだと思いました。

『安定性』も高いです。
ほぼ『自動的』といってもいいくらい、ドロー系の球が出ました。
球のつかまりもいいので、右方向のミスが怖い方にも安心して打っていけるのではないでしょうか?

『飛距離性能』も高いです。
使い手を選ぶ飛びではなく、『易しく飛ばせる』タイプです。
敷居の低さも、このFWの魅力といえるのかもしれません。

『操作性』という点では、難しく感じられました。
かなり極端にやって何とか右に曲げることもできたのですが、なかなか思うようにはいきませんでした。
圧倒的といっていいくらい、左に曲げやすいクラブです。

グローレGドライバーを使っておられる方が、そのままこのFWも手にしやすい設計になっていると思います。
球のつかまりやすさと上がりやすさが秀でているクラブです。

私にはつかまり過ぎる感じがするので、注意しながら打っていたのですが、このままでラインが出しやすいという方も多いのではないでしょうか?

テーラーメイドは本当にウッド系が得意なメーカーだな・・・。と、改めて思いました。
様々な工夫がバランス良く組み込まれていると思いました。

『F』『G』とくれば、次のモデルは『H』でしょうか?
どのようなクラブが登場するのか、今からとても楽しみです。
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