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2015年12月20日
ミステリー C-HT511 フェアウェイウッド (Speeder EVOLUTION II FW)

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ミステリー C-HT511 フェアウェイウッド です。

シャフトは Speeder EVOLUTION II FW 60 です。
ロフトは15度、クラブ長さは43インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は68g、キックポイントは中調子、クラブ総重量は327g です。

大好きなミステリーのフェアウェイウッドです。
このFWに初めて出会ったのは昨年なのですが、すごく気に入っていて心に残っています。
初めて試打したときはプロトタイプのようなシャフトで、メーカー名なども解らなかったのですが、今日はスピーダーシャフトが装着されているモデルに出会い、すぐに試打してみることにしました。
いいクラブだということが解っているので、すごくワクワクします。
胸の高鳴りを抑えられませんでした。
もっと冷静にいかないといけない・・・。と自分自身に言い聞かせるほどでした。

シャロー感のあるFWですが、形が崩れていません。
すごく美しくて、丁寧に造られているのが解ります。
久しぶりに出会ったけど、相変わらず美しいな・・・。と思いました。
クラブに美しさは不要だ・・・。とにかく飛んで曲がらなければそれでいい・・・。という方もいらっしゃると思います。
しかし、私は美しいクラブが大好きです。
目で楽しめるクラブに魅力を感じます。
同じ相棒に迎えるのであれば、ただ球を打つ為の道具というのではなく、やはり美しい物にしたいと思っています。
そういったことを考えてみても、このクラブはとても魅力的です。

ネックの長さは標準的です。
すっきり感があります。
調整機能が付いていないからでしょうか?
調整機能は確かに便利ですが、どうしても重量が一部分に集中してしまうので、設計が制限されると聞いたことがあります。
調整機能が無くても、このクラブのようにシンプルでありながら優れたFWはたくさんあります。

相変わらず、いい顔をしています。
思わず目尻が下がってしまいました。
ミステリーのクラブに出会った経験はそれほど多くないのですが、どれもいい印象しか残っていません。
特にFWは秀逸です。
今日も寒さが厳しかったのですが、こうして見ているだけで心が温かくなるような気がします。

素振りをしてみても、いい感じでした。
何となくですが、このヘッドは『重量級のシャフト』との相性もバッチリなのではないかな?と思いました。
もちろん、バランス調整なども必要になってくると思いますが、ヘッドからいい雰囲気が伝わってきました。
装着されているオレンジ色のシャフトは重量級というほどではありませんが、適度にしっかりしていてタイミングも取りやすいです。
いいヘッドと、いいシャフト・・・。
このクラブを振っているだけでも幸せな気分になってきました。

ボールを前にして構えてみても、とてもいいです。
経験済みの構え感ではありますが、久しぶりに構えてみて、やはりいいな・・・。と思いました。
『安心感を与える美顔』といったらいいでしょうか?
適度な大きさと、クセのない整った顔が、いいイメージを色濃く出してくれました。
ヘッドのサイズはそれほど大きいタイプではないので、大顔タイプを好まれる方には、やや物足りないサイズといえるのかもしれませんが、私はこれくらいの大きさがちょうどいいです。
ドライバーと違い、直打ちするFWはヘッドの大きさが邪魔に感じることも多いです。
そういった点でも、このクラブの大きさはちょうどいいな・・・。と思いました。
ティアップして打とうか、それとも前回と同じように直打ちで打とうか考えたのですが、やはり直打ちで打とう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで、とてもいいです。
そうだったな・・・。こんな感じだったな・・・。と思いました。
心地良い感触を楽しむことができます。
ヘッド全体もすごくいいのですが、フェース面がすごくいい仕事をしてくれているな・・・。と思いました。

『音』も、とても良いです。
程良い金属音が優しく耳に届いてきます。
何といいますか、こういう感じの音は『インパクトを整えてくれる』感じがします。
音で、タイミングが自然に整い、球筋も安定しやすくなるような印象を受けます。
音から伝わってくるものはとても大きいですが、このクラブの音は好感がもてます。
音も性能のひとつです。

『球のあがりやすさ』も、このFWが秀でているところです。
直打ちでも充分球を浮かせてくれました。
ドロップすることなく、しっかりとキャリーを出すこともできました。
タフな感じは全くしませんでした。
とてもカッコいいFWですが、この敷居の低さも魅力のひとつだと思います。
直打ちでも球があがりやすくて優しいスプーンといっていいと思います。
今は、このように易しいスプーンが多くなってきました。

『安定性』は普通だと思いました。
曲がりにくいというタイプではありませんが、構えやすいですし、ラインも出しやすいので、普通に打っている限り、大きなミスは出にくい感じがします。
球のあがりやすさがいい感じで、曲がりを抑制してくれている部分はあるのかもしれません。
シャロータイプに共通する寛容さも感じられました。

『飛距離性能』が優れていることも、このFWの大きな魅力です。
以前試打したときに、すごく飛ぶな・・・。と思ったことを、よく覚えているのですが、今日試打してみて、やはり優れているな・・・。と思いました。
オレンジ色のシャフトとの相性もいいと思いました。
『飛び系FW』といっていいと思いますが、海外メーカーのような『性格の尖った飛び』ではなく、親しみやすい『丸い性格の飛び』といったらいいでしょうか?
角(かど)が無い感じがします。
イージーなタイプなので、かなり幅広い層に支持されるのではないでしょうか?

『操作性』も良いと思いました。
左右に曲げることは簡単でした。
球のつかまりもいいです。
右にプッシュすることもありませんでした。
ただ、フックフェースのFWを使い慣れておられる方には、球がつかまりづらく感じられるかもしれません。
調整機能も付いていないので、合いづらいところがあるかもしれません。

久しぶりに出会ったのですが、やはりいいな・・・。と思いました。
球を打つのが楽しくて時間があっという間に過ぎてしまいました。
以前試打したことがあるとはいえ、すごく心がときめいて試打していました。
欲しいな・・・。と思ってしまいました。

今年もあと十日あまりとなってしまいましたが、今年もいいFWに出会うことができました。
その中でも今、4本が私の心をときめかせてくれています。
それぞれメーカーは違いますが、その中から今年の『フェアウェイウッド・オブ・ザ・イヤー』が決定すると思います。
とはいっても、あと十日あまりでまた素晴らしいFWに出会うかもしれません。
そうなれば『5本』あるいは『6本以上』の中からMVPを決めなくてはならないと思いますが、いい意味で迷いたいな・・・。と思いました。
昨年はドライバーもアイアンもFWもMVPを決めることができなかったのですが、今年は既にいくつか絞り込まれています。
ドライバーの候補も、アイアンの候補も、FWの候補も既にいくつか浮かび上がっています。
それだけビビッとくるものがありました。
年明けになると思いますが、発表できたら・・・。と考えております。
このクラブのおかげで、今日は後味のいいまま練習場を後にすることができました。
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