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2015年12月19日
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ブリヂストンゴルフ J015 CB アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ブリヂストンゴルフ J015 CB アイアン の7番 です。

シャフトはダイナミックゴールド です。
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。

とてもカッコいいブリヂストンのアイアンです。
一目見て気に入りました。
黒染めに近い仕上げがとてもいい雰囲気を醸し出しています。
しばらく見とれていました。

全体的にはオーソドックスなキャビティアイアンといった感じがします。
ヒッティング部分が肉厚になっていて、ツアステの名器『TS-201』を思い出しました。
ツアーステージはもう無くなってしまいましたが、完全にツアステ仕様のアイアンだな・・・。と思いました。
懐かしい感じがしました。
ツアステに夢中になっていた頃を思い出しました。

彫りの深さもじゅうぶんあります。
ハーフキャビティというよりは、ノーマルなフルキャビティアイアンといっていいように思います。
それにしても、独特のいい雰囲気があるな・・・。と思いながら見ていました。
打つ前から、既に魅了されていました。
やはり目で楽しめるクラブは気持ちの盛り上がり方も違います。

ソール幅は今のアイアンの中でもノーマルなほうだと思います。
見た目、いかにもアスリートっぽいところがありますが、極端に狭くなっている感じはしませんでした。

ソール形状が微妙に丸みを帯びていて、抜けも良さそうです。
こうして見ても、雑な感じが全くしません。
計算された丸さなんだろうな・・・。と思います。
いくらニューモデルのアイアンでも、雑に感じられるアイアンは今でもよく目にしますが、このアイアンはそういった感じが全くしません。
いい雰囲気があります。
ただ、リーディングエッジも、トレーリングエッジも、今のアイアンの中ではそれほど『削り』が見られず、どちらかというと鋭角な感じもします。

ネックの長さは短めです。
少し意外でした。
こういったタイプはもっと長めの物が多かったように思うのですが、このアイアンはそういったタイプではありませんでした。
少し太くて、やや寸胴タイプに見えました。
いわゆる『首長美人』のアイアンではありません。
こういったところは今風なのかな?と思ってしまいます。

フェース面にミーリングはありませんでした。
それにしても美しいフェース面だな・・・。と思いました。
細部にまでこだわって作られているように見えます。
この美しいフェース面を見て、気持ちを乗せていけそうだな・・・。と思いました。
いいインパクトを連想できました。
飛びや安定性など、物理的な性能も重要ですが、改めて『美』というのも、そのクラブの『武器』といいますか、大切な性能の一部なのだと、このアイアンを見て思いました。
やはり、手にしてみたい、使ってみたい・・・。と思わせるクラブでないと、なかなか使う機会が増えないような気がします。

トップラインは標準的な厚さです。
厚すぎることなく、シャープな印象をもたせてくれます。
私はここの部分が丸すぎたり厚すぎたりすると、イメージが出しづらく感じてしまうことがあるのですが、このアイアンはきっといいイメージが出せるだろう・・・。と思いました。

素振りをしてみても、いい感じです。
振り慣れたシャフトと、程良い重量感があって、タイミングも整いやすいです。
他にも色々なシャフトがラインアップされているそうですが、私にはこのシャフトがベストだな・・・。と思いました。

とても構えやすいです。
昔からBSのアイアンは『美顔』が多いですが、このアイアンもそのタイプでした。
この顔を見ていると、明らかにアスリートモデルなんだということが解りました。
すごくいいイメージが出せました。
グースはそれほどきつくないですが、『包みこむ』イメージが出せました。
ネックが短いのが少し目立っていたのですが、気になるほどではありませんでした。
ただ、上から打ち込むというよりは、少し横からはらうイメージを足して打ってみようかな・・・。と思いました。
こうして構えているだけで、楽しい気分になれました。
試打を開始しました。

『打感』はすごく良いです。
とても柔らかくて、球が軽く感じられました。
『球の質感』がはっきりしていて、フェース面で運ぶ感じで打っていくことができました。
時間の許す限り、何球でも打っていたくなる打感だな・・・。と思いました。

『音』も、とても良いです。
球の飛びと、このいい音がよく合っているな・・・。と思いました。
グッドフィーリングのアイアンに共通していることですが、この打感や音だけで、ボールの方向性や高さが、目で追わなくてもだいたい把握できます。
このように感じられるアイアンはコースでも使ってみたくなる、実戦的なタイプです。

『球のあがりやすさ』も、いい感じでした。
とても精悍な印象を与えるので、タフな感じかな?と思っていましたが、実際に打ってみるとそんなことはありませんでした。
程良い感じで上がってくれます。
不自然では無く、イメージ通りのナチュラルなあがりやすさです。
高さのイメージが合いやすいので、距離感も出しやすくなります。
メカニカルなタイプのアイアンではありませんが、あがりにくいという感じはしませんでした。

『安定性』という点では、まずまずといったところでしょうか?
キャビティらしい易しさも感じられました。
今はかなり『易しさ』に特化したアイアンもたくさんあるので、それらと比べると多少は正直なところもあるかもしれませんが、敬遠してしまうようなシビアさはないと思いました。
敷居が高いタイプではないと思いました。

『飛距離性能』という点では、ノーマルだと思います。
あまり『飛び』という部分では、秀でていないのかもしれません。
最近のBSのアイアンは飛びに特化した物が多くなってきていますが、このアイアンはそれらとは違うコンセプトで作られているようです。
飛びよりも距離感を大切にしたい方に使っていただきたいアイアンです。
高さも自然な感じで充分出していけるので、『上から攻めて』いけるタイプだと思いました。

『操作性』という点では、とてもいいです。
マッスルバックのような敏捷性はあまり感じられませんが、いい感じで反応してくれますし、鈍い感じはしませんでした。
オートマチックタイプというよりは、どちらかというとマニュアルタイプに近いのかな?と思いました。
どちらかにクセがあるタイプではなく、左右同じように対応してくれました。
少しグースが利いているように構えたときに見えたのですが、左に巻いてしまうこともなく、いい感じで打っていくことができました。

今年もBSのアイアンをいくつか試打してきましたが、私の中では明らかに『ベスト』といえるアイアンです。
一番魅了されました。

打つ前から、いい雰囲気があったのですが、実際に打ってみてもすごく気に入りました。
顔もいいので、昔からのBSファンの方にも支持されるのではないでしょうか?
BSらしいアイアンといっていいと思います。

先ほども書きましたが、難しすぎないところもいいです。
精悍な印象のあるアイアンですが、敷居が高いとは思いませんでした。
キャビティらしい易しさをもったアイアンだと思います。

球を打つのが楽しくて、なかなか止めることができませんでした。
BSのアイアンでここまで楽しんだのは久しぶりのような気がします。
アイアン好きの私にはたまらないクラブでした。
機会があれば、また何度でも試打を楽しみたいと思いましたし、コースでも使ってみたいと思わせてくれるアイアンでした。
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