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2015年12月17日
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つるや ワンサイダー NS-01 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは つるや ワンサイダー NS-01 ドライバー です。

シャフトは NS-01 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは44.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は53g、トルクは4.7、バランスはD1、キックポイントは先調子、クラブ総重量は311gです。

つるやの新しいドライバーです。
つるやのクラブは、あまり出会う機会が無いのですが、個性的なデザインの物が多いな・・・。という印象があります。
フィーリングよりも、機能性を重要視している印象があります。

かなりのシャロータイプです。
つるやのドライバーらしい感じがします。

ネックは、かなり短めで、とことん低重心にこだわっているように見えます。

こうして見ても、かなりのシャローヘッドです。
立体的なタイプではなく、明らかに『円盤タイプ』です。
よく見かける形状です。

ヒールにはウェイトがあり、よく目立っていました。
『HEAVY WEIGHT』ということで、かなりの重量がヒール寄りにあって、球のつかまりを良くしているのだと思います。
いったい何グラムのウェイトが入っているんだろう?と思いました。

トゥ側には『NEVER SLICE CONCEPT』の文字がありました。
スライスさせないコンセプトなのだということが解ります。
つるやの、そしてワンサイダーらしい感じがします。
以前試打したワンサイダーのドライバーも、かなりフックフェースがきつかった印象があります。

オリジナルグリップはまずまずでした。
今はグリップも、色々な工夫が施されていることもありますが、このグリップはそういったタイプではなく、標準的でした。

顔は個性的でした。
かなりのフックフェースでした。
予想通りでした。
『NEVER SLICE CONCEPT』の文字があったので、このような顔になっているだろう・・・。と思いました。
私にとっては好みの中には入らないのですが、スライスのイメージを払拭したい方や、フックフェースを好まれる方には、安心できる顔といえるのではないでしょうか?

素振りをしてみると、少し個性的だな・・・。と思いました。
全体的な重量はまずまずですが、シャフトが軽くて先が動く感じが強いです。
とことん『つかまりやすさ』にこだわったドライバーなんだな・・・。と思いました。
こういった大型でシャローなタイプは球が逃げやすくなることもあるので、重心距離を少しでも短くしたり、先調子のシャフトを装着することでカバーしているのかもしれません。

ボールを前にして構えてみると、苦手に感じることが多く、少し緊張しました。
フッカーの私には、左に巻いてしまうイメージしか出ませんでした。
これがもしある程度小顔なタイプだと、何とか工夫できるかな?と思ったのですが、このように大型でヘッド後方の伸びきっていると、そういったことも通じにくいような印象をもちました。
左にしか行かないオートマチックタイプのドライバーだと思いました。
私は左へのミスがとても怖いので、落ち着いて構えることはできませんでした。
しかし、このようなタイプは以前からありますし、絶対スライスさせたくない方からの支持は多いように思います。
スライサーの方には頼もしい顔をしたドライバーといえるのかもしれません。
苦手に感じるところがありますが、コンセプトがはっきりしていていいな・・・。と思いました。
クラブの個性がはっきりしていると、クラブを選ぶときに迷いづらいので、いい買い物をする可能性も増えてきます。
試打を開始しました。

『打感』は、ややしっかりめでした。
ソフトという感じはしませんでした。
ただ、球の重さをしっかりと感じとるという打感ではありませんでした。

『音』は高いです。
少し耳にくる感じでした。
しかし、すごく苦手というほどでもありませんでした。
あまり叩きにいかず、もう少し穏やかに振っていこう・・・。と思いました。
インパクトを緩めるのではなく、強くしないようにしたい・・・。と思わせる音でした。

球はあがりやすいです。
このようなシャロータイプの特長といっていいと思います。
このドライバーのロフトは『9.5度』ということですが、タフな印象は全くありませんでした。
敷居の低いドライバーだと思います。

『安定性』は高いと思いました。
全てがつかまるという感じです。
何球かに一球は球がつかまらず滑っていく・・・。ということは全くありませんでした。
『全て』つかまりました。
『頑固』に感じられるほど、右には行きにくいドライバーです。
構えたときの印象通り、私には左にしか行かないので、合いづらいと感じる部分がありました。
スイートエリアも広めで、シビアに感じることはありませんでした。

『飛距離性能』という点では、つかまりがとてもいいので、日頃つかまりが弱くて距離を出し切れていない方には、頼もしい存在になってくれるかもしれません。
フェース面が特別良く弾くとか、シャフトがすごくいい仕事をしてくれる・・・。という印象はそれほど無かったのですが、性格がはっきりしていると思いました。
球のつかまりの良さとあがりやすさで飛ばしていけるタイプのドライバーです。
『ハイドロータイプ』ではなく、『ハイフックタイプ』といったところかな?と思いました。

『操作性』という点では、かなり苦戦しました。
左にはすごく行くのですが、なかなか右には曲げられませんでした。
かなり極端にカットに打っていって、ようやく少しだけ右にカーブさせていくことができました。
なかなか右に曲げられないので、こちらも意地になるくらい極端に打っていきました。
トゥ側に書かれていた文字の通り、スライスを『抑制』ではなく『撲滅』してくれそうなドライバーだな・・・。と思いました。
以前はありましたが、最近ではここまでつかまりのいいドライバーは少ないように思います。

私にとって、馴染みづらいタイプのドライバーではあったのですが、それはあくまでも私が苦手に感じているだけで、このドライバーが優れていないということではありません。
むしろ、このようなタイプを好まれる方も多くいらっしゃると思います。

先ほども書きましたが、このように性格のはっきりしているドライバーはむしろ好感がもてます。
合いやすい方がはっきりしてくると思います。
スライスがどうしても直らない。という方には、心強いドライバーといえるのではないでしょうか?

ヘッドだけでなく、シャフトも右に行かないように作られているのだと思います。
ヘッドとシャフトにはすごいこだわりがあるので、あとはグリップをもうちょっと工夫してもいいのかな?と思いました。

全体的な質感や顔、打感や音など、私のストライクゾーンからは外れているのですが、このようなドライバーもアリだと思います。
ただ、これまでも同様のドライバーには出会ってきているので、特別新鮮に感じることはありませんでした。
つるやも人気のメーカーだと思いますが、もっと人気を高めたり、注目を集めたりするには、他のメーカーがこれまでやっていない『斬新さ』が必要ではないかな?と思いました。

このドライバーを試打することはもう無いと思いますが、次のモデルに期待したいと思いました。
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