Post
≪つるや ワンサイダー NS-01 ドライバー | HOME | ヤマハ RMX FW (3番)≫
2015年12月15日
テーラーメイド GLOIRE G アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは テーラーメイド GLOIRE G アイアン の7番 です。

シャフトは GL5000 です。
ロフトは26.5度、クラブ長さは37.5インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は48g、トルクは3.3、バランスはD0、キックポイントは先調子、クラブ総重量は355gです。

テーラーメイドグローレシリーズの新しいアイアンです。
Gシリーズということで、今年試打したドライバーと同じシリーズなのだということが解りました。
デザイン的にも似ている感じがします。

やや大顔なタイプです。
フェース高も低いので、余計に『面長感』があります。

彫りの深さもかなりあって、最大級といっていいほどです。

ソール幅は広めです。
トゥからヒールにかけて、大きく絞り込まれています。
いわゆる『テーパータイプ』のソールです。

ソールには溝がありました。
これはグローレシリーズだけでなく、他のシリーズにも採用されています。
テーラーメイドはずっと、この溝でいくのでしょうか?

ネックは短めです。
短いことも目立つのですが、それよりも太さが目立っていました。
『寸胴タイプ』だな・・・。と思いながら見ていました。
重心が低く、どっしりとしているタイプに見えました。

フェース面にミーリングはありませんでした。
フェース面が美しいとは思いませんでした。
近くでよく見ると、溝の仕上げが少し不均一でした。
大きく目立つことはなかったのですが、少し気になりました。
アイアン好きの私としては、不満が残りました。
M社などのアイアンでは見られないだろうな・・・。と思いました。

ボールを前にして構えてみると、バックフェースの膨らみが見えたので、少し苦手意識が芽生えてきました。
いつも通りのアイアンの感覚では構えづらいタイプのアイアンだな・・・。と思いました。
しかし同様の、といいますか、もっと大きく見えた物も経験しているので、何とかなるだろう・・・。と思いました。
プラスよりはマイナス的な印象のほうが大きかったのですが、これがグローレGシリーズの特徴なのだと思いました。
普段着感覚ではなく、『よそ行き』感覚で打っていくことになるな・・・。と思いました。
何とか、このアイアンに合わせていこう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、しっかりめでした。
柔らかいとは思いませんでした。

音は静かでした。

球はあがりやすくて、予想していた通りでした。
タフなタイプのアイアンではありませんでした。

『安定性』は高いです。
ミスヒットに対しての寛容さも、かなりあります。
かなり秀でたオートマチック系アイアンといっていいと思います。

『飛距離性能』も優れていました。
テーラーメイドのドライバーの飛びの技術が、このアイアンにも取り入れられているのでしょうか?
今はアイアンも『飛距離の時代』といっていいのかもしれませんが、このアイアンもその流れに乗っているように思います。
いったいどこまで飛んで行ってしまうんだろう・・・?と思いながら、目で追っていました。
『200ヤード以上を狙い撃ち』できるアイアンだと思いました。
このようなアイアンがあれば、ユーティリティやFWの出番も少なくなるのかな?と思いました。
セッティングを大きく考え直す必要があるかもしれません。

『操作性』という点では、完全にオートマチックタイプなので、少し扱いづらい感じはしました。
いい意味で反応が鈍いといいますか、すごく大らかな感じがします。
波が高いときでも悠々と航行を続ける大型船といったところでしょうか?
ブレる感じはしませんでした。

形状的にはアイアンですが、性能的にはアイアンとアイアン型ユーティリティの間かな?と思いました。
かなりユーティリティタイプに近いアイアンだな・・・。と思いました。

思い切った設計になっていますし、ここまで徹底できるのも、テーラーメイドの強みといえるのかもしれません。
大型ヘッドですが、予想していたよりも球のつかまりはいいと思いました。
こういったところも、ドライバーの性能と合致しているのかもしれません。

大型サイズのアイアンを好まれる方。
球があがりやすくて、飛距離の出るアイアンを好まれる方。
フィーリングよりも、飛びや寛容さを重視したい・・・。という方には、とても魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?

よく飛ぶアイアンですが、一生懸命振って飛ばすのではなく、軽く振って飛んで行ってしまうタイプなので、この易しい飛びは大きなアドバンテージといえるのかもしれません。
私にはなかなか馴染めない個性をもったアイアンですが、これからもこのようなタイプがどんどん登場してくるのかもしれません。

これからのニューモデルも期待していきたいです。
コメント