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2015年12月12日
コブラ KING FORGED TEC アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは コブラ KING FORGED TEC アイアン の7番 です。

シャフトは N.S.PRO 950GH">N.S.PRO 950GH です。
ロフトは30度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は98g、キックポイントは中調子 です。

新しいコブラのアイアンです。
それほど出会う機会は多くないですが、昔から馴染みがありますし、気になるメーカーです。
派手さは無く、落ち着いたデザインになっています。

色々な物が組み合わさった、機能性を感じさせるアイアンです。
コブラらしい感じがします。
以前はとてもカッコいい軟鉄マッスルバックやハーフキャビティなどもありましたが、ここ数年は機能性を感じさせるアイアンばかりのような気がします。

彫りは、それほど深くはないですが、色々な物が組み込まれているように見えます。

特にバックフェース中央にある、このアクセサリーのような物と、トゥ側とヒール側にあるウェイトのような物が目立っていました。

ソール幅は広めです。
今はもっとワイドな物もたくさんあるので、極端なワイドではありませんが、私の中では明らかにワイドなタイプです。
こうして見ていても、一口に『ソール』といっても色々とあるものだな・・・。と思いました。
それは形状などもそうなのですが、何といいますか『見とれてしまうような美しさ』といいますか、何ともいえない魅力があるアイアンがあり、目で楽しむことができます。
このアイアンはそういうタイプとはちょっと違っていて、淡々と見ていられる感じでした。
気持ちが揺れ動くことは全くありませんでした。

ネックの長さは平均的です。
よく見られる長さです。
グースが利いているのが解りましたが、極端に大きくなっているのではなく、全体的に少しずつ利いている感じです。
これくらいなら苦手意識をもたず打っていけるかな?と思いました。

フェース面にミーリングは見られませんでした。

トップラインはやや厚めでした。

このオリジナルグリップの模様が少し変わっていました。
適度にグリップ力もありますし、好感がもてました。

ボールを前にして構えた感じは、まずまずでした。
トップラインの厚さは少し目に入りましたが、イメージに大きく影響することはありませんでした。
グースも利いていましたが、きつくないので普通に構えることができました。
余計な細工をすることなく、普通の範囲内で打っていけそうだな・・・。と思いました。
気持ちがグッと盛り上がることはなかったのですが、大きなマイナスな部分はありませんでした。
試打を開始しました。

『打感』はまずまずでした。
何といえばいいのか解りませんが、『ワンピース感』のある打感ではなく、色々な物が組み合わさってできた打感といったらいいでしょうか?
機能性タイプのアイアンらしいフィーリングでした。

『球のあがりやすさ』という点では、普通だと思いました。
今のアイアンの中でも標準的なほうだと思います。
タフなアイアンではないと思いました。

『安定性』は、なかなか高いと思いました。
それほど『大きさ』にこだわったアイアンではないと思うのですが、色々なパーツが組み合わさった効果といえるのでしょうか?
適度な易しさがあるな・・・。と思いました。
シビアな印象は全くありませんでした。

『飛距離性能』は、なかなか優れている感じがしましたが、今のアイアンの中では普通といったところでしょうか?
特に驚くようなことはありませんでした。
何年か前では考えられなかった飛距離が、今は当たり前になっているので、技術革新は凄いな・・・。と思ってしまいます。
コブラは昔から『飛び』のイメージが強いですが、このアイアンにもその伝統が受け継がれているように思います。

『操作性』は、なかなか良い感じでした。
外見はなかなかの高安定性タイプのアイアンに見えますが、実際は偏った性格でもなく、左右に曲げることにも対応してくれました。
曲げにくいということはありませんでした。
球のつかまりはいいほうだな・・・。と思いました。
私はフェースターンを大きく使っていきたいタイプなので、できればもう少しターンのタイミングがつかみやすいと易しく感じるのですが、このアイアンはどちらかというとあまりフェースターンをしたくない・・・。という方に合いやすいのではないでしょうか?
操りやすさを残していながらも、基本的にはオートマチック系のアイアンだと思いました。

色々な工夫が見られますが、正直それほど新鮮さは感じませんでした。
しかし、アイアンでは仕方のないことなのかもしれません。
あまりに斬新すぎると却ってそれがマイナスに働いてしまうかもしれません。

コブラは今ではリッキー・ファウラー選手のイメージが強いです。
私が大好きな選手の一人です。
聞いたところによると、おばあさんが日本の方だということなので、余計に親近感が湧きます。
ミドルネームが確か『ユタカ』だったように思います。

リッキー・ファウラー選手は、いつメジャーを獲ってもおかしくない選手ですし、もっと強くなればツアーが盛り上がるだろうな・・・。と思いました。

コブラというメーカーも、昔のような勢いが今はあまり感じられませんが、これからも私たちゴルファーをワクワクさせるようなクラブを開発して欲しいと思いました。
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