Post
≪エポン AF-105 ドライバー & AF-101 ドライバー | HOME | テーラーメイド M1 フェアウェイウッド≫
2015年12月04日
PR
タイトリスト AP1 アイアン 716

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは タイトリスト AP1 アイアン 716 の7番 です。

シャフトは N.S.PRO 950GH です。
ロフトは30度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、キックポイントは中調子、クラブ総重量は411gです。

タイトリストの新しいアイアンです。
タイトリストは2年に一回モデルチェンジをして、『MB』『CB』『AP1』『AP2』の4種類があります。
今日はその最後のAP1を手にすることができて、とても嬉しく思いました。

これまでのモデルからAP1が、一番敷居が低いタイプだと思うのですが、形が崩れていないところがタイトリストらしいところだと思います。
このニューアイアンもそんな感じがします。
バックフェースの赤いラインが目立っていますが、とても控えめです。
派手なデザインのアイアンを好まれる方は、やや物足りないかもしれません。

これまでのモデル同様、このアイアンも異材がコンポジットされているように見えます。

トゥ側には『TUNGSTEN』の文字がありました。
『CB』『AP1』と同じです。

彫りの深さは結構あります。
他のメーカーのアイアンはもっと深い物がたくさんありますが、タイトリストのアイアンの中では『最深』だと思います。

ソール幅は、少し広く見えましたが、予想よりも狭い感じがしました。
これまでの714や712は、もっと広かったように思います。
機会があれば、見比べてみたいと思いました。

ネックの長さは平均的です。
グースタイプであることが解ります。

フェース面にミーリングはありませんでした。

トップラインは、やや厚めです。
丸みもありますし、シャープな印象はありませんでした。

ボールを前にして構えてみると、意外と思えるほどコンパクトにまとまっているな・・・。と思いました。
前のモデルよりも、いい感じで男前になっています。
もっと『面長』な印象がありましたが、このアイアンは適度なサイズです。
セミラージというほどでもなく、これくらいのサイズであれば『ノーマル』といっていいように思います。
グースの利きが目に入ったのですが、極端な感じではなかったですし、それよりも、この適度な大きさに好感がもてました。
これならば、普通に打っていけそうだな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、なかなかいい感じでした。
ソフトというよりは、ややしっかりした印象がありました。
インパクトがはっきりしているので、運ぶイメージも出しやすいと思いました。

球はあがりやすいです。
タフな印象は全くありませんでした。
ポケットタイプらしい易しさがありました。
タングステンも、よく効いているのかもしれません。

『安定性』も高いと思いました。
前のモデルよりはややコンパクトなサイズに見えますが、安定性は落ちていないと思いました。
むしろ、少しあがっているのではないかな?と思いました。
適度な顔の大きさも関係しているのかもしれないですし、タングステンが配置されていることも影響しているのかもしれません。
ブレにくい感じがしました。
構えやすさも、この安定性に結びついているように思います。
私は普段、アイアンは真ん中から少しヒール寄りで打ちたくなるのですが、このアイアンは少しトゥ側で打ってみたくなりました。
そして試してみたところ、なかなかいい感じで打っていくことができました。
普通、トゥ側でヒットするとフェースが『当たり負け』をして、弱々しい球になってしまうことも多いのですが、このアイアンにはそれが見られませんでした。
いい感じで押し込んでいくことができました。
もちろん、真ん中で打ってもいい感じでした。
スイートエリアが横に広がっているな・・・。と思いました。
ポケットタイプのアイアンとしては、比較的シンプルなほうだと思いますが、中身はハイテクが組み込まれている感じがします。

『飛距離性能』も優れています。
4つのモデルの中でも、一番秀でていると思います。
私の感覚では『1番手半』くらい飛びが違う感じがします。
それでいて、球があがりやすくてイージーなのだから、多くの支持を集めるだろうな・・・。と思いました。

『操作性』はまずまずでした。
あまり曲げにいきたくなるタイプではありませんが、左右に曲げることも普通にできました。
程良く整った顔による、イメージしやすさが関係しているのかもしれません。
しかし、性格的には明らかに『オートマチックタイプ』だと思います。
なるべく細工をせずに、自分の持ち球を信じて打っていきたいタイプです。

AP2は元々、『易しさ』に重点を置いて開発されたアイアンだと思いますが、このニューモデルの716はその易しさに『構えやすさ』がプラスされているのは間違いありません。
これまでは『大味』に感じられるところもありましたが、このアイアンはそういった印象はありませんでした。

もちろん、すごくコンパクトになって『小顔』というタイプではないのですが、グースの利きもこれまでよりも控えめな感じがしますし、より自然にラインを出しやすいように改良されているな・・・。と思いました。
『MB』『CB』『AP2』と、そしてこの『AP1』に共通していえるのは、顔の印象が変わったということです。
よりコンパクトさが増しました。

元々、MBやCBはとてもいい顔をしていたのですが、今年のモデルはさらに小顔になったように思います。
ソール幅も『ナロータイプ』になりました。

昔から、タイトリストのアイアンは大好きでしたが、AP1はどちらかというと縁遠い存在に感じていました。
それは、とても易しいモデルだと解っていても、顔の印象があまり好きではなかったというのが大きな理由です。

しかし、716は変わりました。
これならいい感じで打っていけそうだな・・・。と思いました。
細かいことをいえば、もっとグースを弱くしたい。トップラインをシャープにしたい。飛びすぎを抑えたい。打感をソフトにしたい。重量を増やしたい・・・。などがありますが、それはこのアイアンの特性を考えれば仕方のないことだと思います。

なので、私が使うとするならばAP2やCB・MBになると思いますが、このAP1もいい印象をもったまま試打を終えることができました。
これまでのモデルを使用してこられた方の中には、サイズが小さくなりすぎて少し不安に感じる・・・。という方もいらっしゃるかもしれません。
もっと大きいほうがいい・・・。という方もいらっしゃるかもしれません。
次の2年後のモデルは、また大きくなるかもしれません。
どのように変化していくかは私には分かりませんが、今年のモデルはすごくいいな・・・。と思いました。

やっぱり、タイトリストのアイアンはいいな・・・。と思いました。
今度、色々なアイアンと打ち比べてみたいと思いました。
コメント
AP1とAP2
2015-12-23 11:27 mori91755 URL 編集
どちらもいいアイアンですね
golfdaisukiです。
いつもありがとうございます。
そして、返信が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
ところで今回はタイトリストのアイアンについてのご質問を頂戴しておりますが、タイトリストのアイアンはいいですね。
私も大好きです。
AP2からAP1に変えられるようですが、飛距離を求めておられるのであれば、それは正解なのかもしれません。
私はAP2のほうが好きですが、それは顔や打感などがいいからです。
AP1は飛距離性能が優れていて、ミスに対しての寛容さもあると思います。
今年のモデル(716)は前のモデル(714)よりも少し小振りになって顔が良くなったような印象があります。
ただ単に易しさ(寛容さ)を求めるのであれば、前のモデル(714)のほうがおそらくいいように思われます。
新しいAP1、AP2を同時に打ち比べたことはまだ無いのですが、これまでのモデル同様、顔や打感はAP2で飛距離や安定性はAP1のほうが優れていると思います。
もし私がどちらかを選ぶとするならば迷わずAP2を選びますが、これは人によって好みが分かれるところですね。
特徴が異なるアイアンですが、どちらも優れているということは共通しています。
頂いたコメントを拝読すると、mori91755様はおそらくタイトリストのアイアンを試打しやすい環境にいらっしゃると思いますので、ご自身の感覚を大切にされたほうが良いのではないかな?と思いました。
これからもよろしくお願いします。
それでは失礼いたします。
2015-12-26 21:36 golfdaisuki URL 編集