ブリヂストン ツアーステージ 701R&カタナ スナイパーX - ゴルフクラブ試打日記。


2009/06/16

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2009年06月16日
  

ブリヂストン ツアーステージ 701R&カタナ スナイパーX

                 

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<左>スナイパーX  <右>701R

今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは カタナ スナイパーX と ブリヂストン ツアーステージ 701R です。



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<上>701R   <下>スナイパーX



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<左>スナイパーX  <右>701R




<右>701Rのスペック

シャフトはディアマナ カイリ 70です。

ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は68g、トルクは2.9、バランスはD2、キックポイントは中元調子、クラブ総重量は324gです。




<左>スナイパーXのスペック

シャフトはグラファイトデザイン社製 オリジナルカーボンです。

ロフトは10度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は52g、トルクは4.8、バランスはD1、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は288gです。




どちらも以前試打したこともあり、今年出会ったドライバーの中で、とても好印象なクラブです。


ふたつとも、私の中での今年の『ドライバー・オブ・ザ・イヤー』候補の一角であり、今日はどちらがより秀でているか調べてみようと思い、同時に試打して比較してみることにしました。


どちらとも、タイプはやや異なるのですが、とても好印象なドライバーです。



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701R


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スナイパーX


どちらもやはり、とても美しい顔ですし、すごく構えやすいです。


『スナイパーX』がヘッドが大きく、やや『フックフェース』ではあるのですが、全く嫌な印象はありません。


やはり先日試打したときの好印象が残っているせいか、どちらもとてもいいイメージばかりが浮かんできます。


『701R』の方が、コンパクトで構えやすく感じました。


『スナイパーX』の『エメラルドグリーン』を見ていたら、先日プロレスの試合で亡くなった、『三沢光晴選手』のことを思い出しました。


プロレスや格闘技を見るのが好きな私は、とてもショックでしばらく呆然としてしまいました。


『タイトルマッチ』だったそうですが、対戦相手の選手は私たち以上にショックだったと思います。


これから『バックドロップ』は怖くて使えなくなるかもしれませんし、大きなトラウマが残ってしまうかもしれません。


でも、それはあくまでも試合中の不慮の事故だったので、どうか早く立ち直って欲しいと思いますし、三沢選手の意志をくんで、タイトルを防衛し続けて欲しいと思います。


そして何より、三沢選手のご冥福を心よりお祈りしたいと思います。




『ノア』のことを考えながら、お互いタイプが違うドライバーなので、充分素振りを繰り返し、試打を開始しました。

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<左>スナイパーX  <右>701R

『打感』については、どちらもとても柔らかくて、いい感じで『遜色なし』といった感じです。


打っていて、すごく心地良くなってきますし、球数を忘れて打ってしまいます。


『1球打ったら、次』といった具合に、すぐに打っていたくなります。


どちらも、打つのがたのしくなるクラブだと思いました。


適度な『弾き感』と『球持ち感』を兼ね備えたドライバーだと思います。



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701R

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スナイパーX


『音』に関しても、どちらもとてもいい感じの音です。


安心して『叩いていける音』だと思いますし、どちらもその強烈な弾道に見合った『音』だと思います。


ただ、より区別するならば『スナイパーX』の方が、やや大きい音だと思いました。


しかし、それは決して不快に感じる音ではありませんでした。



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<左>スナイパーX  <右>701R

『球のあがりやすさ』という点では、やはり『スナイパーX』の方に分があると思いました。


それはやはり、『ロフト』や『シャフト』などのスペックによる違いも大きいのだと思いますが、『701R』も、とてもいい角度で球が飛んでいってくれます。


どちらも私の印象では『力強い高弾道ドライバー』といった感じがしました。


『スナイパーX』は、とてもよく球が上がりやすいのですが、決して貧弱な弾道ではなく、力強い感じで『前進力』を感じさせる弾道です。



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<左>スナイパーX  <右>701R

『安定性』という点では、私は『701R』の方が、球をまとめやすい感じがしましたし、打ったときの感触である程度、球の行方を把握しやすい感じがしました。


いちいち目で追わなくてもいいので、ゴルフを始めた時からの私の悪い癖である『ヘッドアップ』をしないで済みます。


その点、『スナイパーX』は、どうしても目で追いたくなる感じがします。


このスペックにしては、かなり『安定性』が高く、大ケガにはつながりにくいのですが、それでもこうして比べてみると、ややバラついてしまうかな・・・・?と思いました。


シャフトも、とてもよくしなるので、調子が悪くなると『タイミング』が合いづらい感じがします。



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<左>スナイパーX  <右>701R

『操作性』という点では、やはり『701R』の方が、私は易しく感じました。


大きな安定感を感じながらも、『フック』『スライス』を打ち分ける楽しさを味わえるドライバーだと思います。


それほど極端に大きく曲がりにくいので、安心して思い切って『細工』できる感じです。


『701R』は、先日『TOUR DESIGN B09-01w』というシャフトも試打したのですが、私にはこの『ディアマナ カイリ』の方が、より易しく感じられたので、より操作性がアップした感じがしました。


『スナイパーX』も、決して扱いづらくはなく、『フック』『スライス』も打てましたが、やはりその『安定性』という点では『701R』の方が私は分があるように感じられました。


『スナイパーX』は、無理に『スライス』を打つタイプのドライバーではないと思いました。



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701R

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スナイパーX

『飛距離性能』という点では、私はやはり『スナイパーX』の方がスゴイと思いました。


『701R』も、かなりの高性能で、とても満足できるレベルにあると思うのですが、この『スナイパーX』は『規格外』といいますか、『並はずれた』能力を持っていると思います。


もちろんどちらも『ルール適合』モデルです。


『スナイパーX』は、今年私が出会ったドライバーの中で、最も飛距離性能に長けているドライバーだと思います。


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<左>スナイパーX  <右>701R

普通に練習場の壁に立てかけても、これほどの違いがあります。


『46インチ』と『45.25インチ』ということですが、その数値以上に長さに違いがあるように感じられます。


やはり『長いのは有利』なのだと思います。


ただ、長くなるとどうしても振り切るのが難しくなったり、『ミート率』が下がってしまうのですが、この『スナイパーX』に関しては、そんな心配はいらない・・・・。と思いました。


気持ちよく振り切っていけますし、打点も安定させることができました。


普段なら、こういったスペックのドライバーは、私はどちらかというと苦手にしているのですが、この『スナイパーX』に関しては、そんな苦手意識が芽生えてきません。


何球でも打っていたくなりますし、目にする度に試打したくなるとても好印象なドライバーです。


『701R』も、『45.25インチ』ということで、『長尺』だと私は思っているのですが、『スナイパーX』と一緒に打っていると『44インチ』くらいに感じられます。


『シャープ』に振り切って飛ばす『701R』、『遠心力』と『弾き性能』で飛ばす『スナイパーX』という構図が出来上がっている・・・・・。といってもいいのではないでしょうか?



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<左>スナイパーX  <右>701R


『構えやすさ』『打感』『安定性』『操作性』『飛距離』『上がりやすさ』など、それぞれの角度から比較してみると、それに対して優劣はついたのですが、『総合的に見て』私はこの2つのドライバーに優劣をつけることができませんでした。


今日は、何度考えても決着がつきませんでした。


この『安定性』『操作性』の良さから、すぐにでもコースで使いたいのは『701R』ですが、それでも決定的な差は生まれてきませんでした。


また、この2つの試打クラブが空いていたら、再び試打をしてみて、改めて検証してみたい・・・・。と思いました。


どちらもとても打つのが楽しくなるドライバーです。


以前も書きましたが、私は練習場で『200球』打つとしたら、ドライバーはせいぜい『10球前後』で済ませてしまうことが多く、残りのほとんどは『100ヤード以内』に費やしています。


ところが今日はあまりにも打つのが楽しくなって、両方合わせて『160球』程打っていました。


とても気持ちよく練習を終えることができました。
                         
        

                         

コメント

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No title
前略
三沢選手に関するコメントは同感であります。
受身が得意な選手であり、
「あえて相手の技を受けてから勝つ」というスタイルを
貫くことで、試合を完結させていました。
一流の選手だからこそできたと思います。
「プロレスはかくありき」という覚悟のうえでのスタイルだったと思います。
「エメラルドグリーン」からの展開に深く共感いたしました。
あらためて三沢選手に「合掌」であります。

クラブから離れましたが、
ふだんからの「思い入れの度合い」であります。
今回のクラブ比較には驚かされました。
草々

三沢選手残念ですね
健太郎様。こんばんは。
この度はコメントを寄せて頂きまして、誠にありがとうございます。

プロレスは他の格闘技と比べ、『相手の技を受ける』というのがありますね。
だからレスラーは他の格闘家と比べ、とてもタフだと思うのですが、やはり常に危険がつきまとう職業ですね。

私はとてもショックでした。
これからは、こういった悲しい出来事はなくなって欲しいものです。

今回は私の意見に共感して頂きましてありがとうございました。
これからもよろしくお付き合い頂けますと、とてもありがたく思います。

それでは失礼致します。
701R
golfdaisuki様
いつも拝読させて頂ありがとうございます。 6月の上旬に知人が日本から来ましたのでその際に、701R(kairi70のS)を持ってきてもらいました。こんなに早く手にすることが出来るとは思いませんでしたがうれしい誤算でした。

今日初めてコースでフルに使ってみました。飛距離は220-280ヤード(OB1回)でした。 とても打出し速度の速いドライバーだと思いました。弾道は中弾道もしくは中の高で、強弾道です。決して上がりにくいドライバーではありませんでした。打感はちょっと堅めです。スイングが悪いと右にも左にも曲がりますが、決してシビアではなく、ゆるめずにしっかりと振れば安定感のあるドライバーだと思いました。

なお、コースで使うに当たり修正が必要になったのは、スタンスの幅でした。知らず知らずのうちに広がっていたスタンスを肩幅まで戻しました。それで曲がりが少なくなり、弾道も中弾道に抑えられました。(肩幅のスタンスは正直窮屈で不安を感じますが、私の場合、良い結果が得られます)

ただ、ドライバー不在の間、ドライバー代わりに使っていたeggスプーンで250ヤード前後を中弾道で打てていたので、大きく飛距離が伸びたという感動はありませんでした(楽に打てるようになったのは確かですが)。このことから、ヘッドの大きさやシャフトの長さと距離の関係について、考えさせられるところがありました。

まだクラブの性能を出し切っていないと思いますのでもうしばらく練習をしながら、クラブに引っ張ってもらいたいと思います。

いろいろ貴重な情報ありがとうございました。おっしゃるとおり、上級者向けのクラブでも私のようなものでも付き合っていけそうだということが身をもって体験できまし、カイリ70がきついかなと思いましたが、701Rとよくマッチしたいいシャフトと思いました。golfdaisuki様のコメントおよび評価は的確だと改めて認識いたしました。 ありがとうございました。
まずは「お礼とご報告まで。
羨ましいです。
LW様。こんばんは。
いつも私の記事をお読み下さり、又コメントを寄せて頂きまして、誠にありがとうございます。

そうですか、この701Rをコースで使われたのですか・・・・。
とても羨ましい限りです。
私はまだ練習場だけで、コースでは試していないので、すごく羨ましいです。

ラウンド前日に、試打クラブを借りに行ったことがあったのですが、その時はあいにく『貸し出し中』だったので、なかなか実現には至っておりません。
こんないいドライバーでラウンドできたら、とても気持ちよいだろうなあ・・・・。と思います。

ましてや、海外でプレーされているLW様は、とてもいい環境にいらっしゃるのだと思います。
私も早く海外でプレーしたいです。(一度だけグァムで友人達とプライベートでラウンドしたことがあるのですが・・・・。)

アメリカ(ハワイ含む)、イギリス、カナダ、オーストラリア、タイ、シンガポール・・・。など、プレーしたい国はたくさんあります。
旅行代理店でパンフレットだけ貰ってきて、いつも眺めているだけなのですが・・・。


LW様は、かなりの飛距離を持っておられる方ですので、余計このドライバーの良さを感じられたのでしょうね。
そのご友人の方も、とても気が利いていらっしゃいますね。

このクラブは、とてもカッコいいですが、決して『シビア』過ぎる感じはしませんね。
これよりも、むしろ最近では『セイコーエスヤード GT TypeS ドライバー 』や『ミズノ MP CRAFT S-1 ドライバー 』の方が『シビア』だと思います。

”golfdaisuki様のコメントおよび評価は的確だと改めて認識いたしました。”とお褒め頂いてますが、誠に恐縮する次第です。
そのような、私には勿体ない評価をして頂けるのは、恥ずかしくもあり、また光栄に存じます。

これからも私の記事にお付き合い頂きたいと思いますし、またそちらの情報などもお知らせ願えればとても嬉しく思います。

この度はどうもありがとうございました。
そして、くれぐれもお身体だけは、大切にして下さいませ。
それでは失礼致します。