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2015年11月03日
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ヤマハ RMX 216 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ヤマハ RMX 216 ドライバー です。

シャフトは FUJIKURA Speeder 661 Evolution II です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は69g、トルクは3.8、バランスはD2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は316g です。

ヤマハらしく、上品で美しいドライバーです。
RMXは、これで4代目だと思うのですが、これまでのモデルで一番シンプルなデザインです。
このシンプルさが、逆にメーカーの自信の表れのような気がします。

かなりシャローなタイプです。
シャローではありますが、全体的に形状が崩れていないところに好感がもてます。
ヤマハのブランドイメージが壊れていません。

ネックには調整システムが搭載されていますが、すごくシンプルです。
これはロフトやフェースアングルを変えるのではなく、色々なシャフトに替えやすいようにする為ではないかな?と思いました。
試打ドライバーには、純正と思われるシャフトが装着された物もあったのですが、今日はこのオレンジ色のスピーダー装着モデルを試すことにしました。
RMXはヤマハで初めての調整機能付きドライバーという印象がありますが、それ以外では『浅重心』の印象も残っています。
『ファーストモデル』はとても印象的でした。

ヒール側のバックフェース寄りに、ウェイトがひとつだけありました。
近くでよく見ると『13G』とあったので、13グラムなのだと思いました。
ウェイトにしては、かなりの重量があるので、球のつかまりと重心の深さを重視しているのかな?と思いました。

ネックの長さは標準的です。
ゴチャゴチャした感じがなく、すっきりしているのがいいな・・・。と思いました。

シャローバックタイプです。
球があがりやすくて、直進性も高そうだな・・・。と思いました。

フェース面のデザインはヤマハらしい感じがします。
この『V』は、これまでのヤマハのドライバーから引き継がれてきているように思います。
もし、ちょっとした遊び心があるのなら、ヤマハの『Y』にしても面白いな・・・。と思ったのですが、現実的でないような気もしますし、メリットも無いのかもしれません。
フェース高も、充分ありました。
最近のシャロー系ドライバーは、昔のようなシャローフェースではなく、このドライバーのようにディープ系が多くなりました。
飛距離にも有利だと思いますし、『縦の許容度』も増しているのだと思います。

このオリジナルグリップはもうお馴染みになりました。
これまで試打してきたアイアンやウェッジと共通しています。

顔はまずまずでした。
まずまずというのは、ヤマハのドライバーにしては・・・。ということです。
普通であれば、とてもいいのですが、ヤマハは美顔揃いなので、どうしてもハードルが高くなってしまいます。
少し『つかまえ顔』に見えました。
スクエアフェースだと聞いたのですが、私にはややつかまえ系の顔に見えました。
バルジも綺麗ですが、少しトゥ側が主張しているように見えました。

素振りをしてみても、なかなかいい感じです。
このオレンジ色のシャフトは何度か試しているのですが、いい印象をもっています。
スピーダーは走るイメージがありますが、このシャフトは動きすぎずまとめやすい感じがします。
重量感はそれほど無いですが、タイミングも合いやすく、しっかり振っていけるタイプだな・・・。と思いました。

ボールを前にして構えてみると、いい感じでした。
ロフト9.5度にしては、フェース面がよく見えたのですが、大きな不満はありませんでした。
高弾道をイメージしたい方には、とても構えやすいのではないでしょうか?
大きなクセはないので、方向性を大切にしたい方にも、安心感が得られやすいのではないでしょうか?
フェード系よりもドロー系のほうが、イメージが強く出ました。
『左注意報』が出てしまうほどではなく、あくまでも自然に振り抜いていけそうな『つかまえ顔』だな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトでありながら、適度な弾き感があって良いと思いました。
ヤマハらしい、グッドフィーリングです。
このドライバーは適合モデルということですが、高反発を思い出させるような『反発力の高さ』がありました。
おそらく『ルールギリギリ』まで反発力を高めているのだろう・・・。と思いました。

『音』は大きくて高めです。
私はもう少しおとなしめの音がいいな・・・。と思ったのですが、苦手に感じることはありませんでした。
これくらい、はっきりした音のほうが好きだ・・・。という方は多いのではないでしょうか?

球は、かなりあがりやすいです。
弾道も高いです。
ヘッドの形状もそうですし、構えたときにも高弾道を予想していたのですが、その予想を少し上回っていました。
タフなタイプのドライバーではないと思いました。
RMXは、元々『浅重心』タイプで始まったように思うのですが、このニューモデルは浅重心タイプのもつタフさは感じませんでした。
実際に打ち比べてみないと詳しいことは分かりませんが、昨年試打した『RMX02 ドライバー』を思い出しました。
よく似たタイプではないかな?と思いました。
今のロフト9.5度のドライバーの中で、高弾道タイプだと思います。

『安定性』も高いと思いました。
スイートエリアも広く感じましたし、ブレに強いと思いました。
高い直進性があるな・・・。と思いました。
『絶対に曲がらない』とか『真っ直ぐしかいかない』という感じではないのですが、普通に打っている限り、大きなミスにはつながりにくいのではないかな?と思いました。
シビアさは全く感じませんでした。
シャロータイプのイージーさを充分感じました。

飛距離性能は、かなり高いと思いました。
浅重心タイプのもつ『低スピン』で飛ばすタイプではないように思いました。
弾道も高いですし、スピンも結構あるように感じられました。
低スピンではなく、『弾き』『反発力』で飛ばしていけるタイプのドライバーだと思いました。
浅重心タイプは球があがりきらずにドロップして距離が出せなかった・・・。という方に、このドライバーを試していただきたいと思いました。
日本のメーカーらしい・・・。といいますか、日本人を研究して作り出されたドライバーだといっていいのではないでしょうか?
海外のものをそのまま持ってくるのではなく、あくまでも日本人ゴルファーのニーズに合わせて作られている感じがします。

『操作性』という点では、まずまずだと思いました。
大きく左右に曲げることは少し難しく感じたのですが、とりあえず曲げることができました。
構えたときにつかまりそうだな・・・。と思っていたのですが、実際はつかまり過ぎず逃がしていくこともできました。
装着されているシャフトのおかげもあるな・・・。と思いました。
シャフトにもよると思いますが、私の中ではどちらかというと『つかまえ系』のドライバーだという印象が残りました。
他にも色々なシャフトがラインアップされているそうなので、また機会があれば違うシャフトでも試してみたいと思いました。

ヤマハらしく、カッコ良くてフィーリングもいいドライバーだな・・・。と思いました。
飛距離性能もかなり優れていると思います。
ボールを弾き飛ばす力が強く、高弾道で攻めていけるタイプです。
フェースに乗っている時間がとても短いタイプなので、『一瞬で勝負していく』ドライバーといえるのかな?と思いました。

落ち着いたデザインで、すっきりしています。
調整機能も『過ぎる』ことなく、必要最小限に抑えられているように思います。
ロフトやフェースアングルを色々と変えてみて、打っていきたい・・・。という方には、やや物足りないところがあるかもしれません。

しかし飛距離性能だけでなく、安定性などの『基本性能』が高いので、複雑な調整機能によるメリットを大きくカバーしているように思います。
調整機能に逃げないで、あくまでもクラブの基本性能の高さで勝負しているドライバーだな・・・。と思いました。

ヤマハのクラブはカッコいいけど難しそう・・・。
球があがりにくいのではないか?
打点のブレにはシビアなのではないか?・・・。などと思っておられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、このドライバーは敷居が高すぎず、かなり幅広い層に対応できているように感じました。
違うロフトもラインアップされていると思いますし、色々なシャフトを試してみる楽しみがあるな・・・。と思いました。
このヘッドとSpeeder Evolution II の相性はいいな・・・。と思いました。

私はどちらかというとライナー系の弾道が好きで、いつもコースで打っています。
風がアゲていても、無風でもフォローでも、木などの障害物があれば別ですが、基本的に変えることはありません。
なので、このドライバーはあくまでも私の好みでいいますと、少し上がりすぎな感じがしましたが、初速の速さ・弾道の力強さは充分感じました。
今のドライバーは、かなり複雑化したタイプもあります。
そういった意味では、このドライバーはすごくシンプルです。
しかし、それでいながら、この高い飛距離性能と安定性の高さがあるところを見ると、目に見えにくいところに様々な技術が組み込まれているのだろう・・・。と思いました。
最近のシャロー系ドライバーの中では、かなり好感度が高いモデルです。
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