ヤマハ RMX 116 ウェッジ - ゴルフクラブ試打日記。

その練習に目的を ローンチモニターの可能性

Post

      
2015年10月18日
PR
  

ヤマハ RMX 116 ウェッジ

                 
ヤマハ RMX 116 ウェッジ
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ヤマハ RMX 116 ウェッジ です。



ダイナミックゴールド
シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは58度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は129g、バランスはD4、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は473gです。



正面
ヤマハらしい、美しいウェッジです。


軟鉄の質感と、艶消し感がたまりません。


ミラー仕上げもいいですが、私はこのような艶消しタイプが好きです。



側面
シンプルなフラットバック構造ではなく、ところどころ工夫が見えます。


メーカーの深い研究によるものだと思います。



HONMA PP-101を思い出した
こうして見ていると、昔愛用していた、ホンマのPP-101というウェッジを思い出しました。


トゥ側にあるヤマハのマークが、ホンマのモグラマークとイメージがダブりました。



ヒール側の凹み
ヒール側は少し凹んでいます。


先日試打したアイアンと共通するところです。


これも絶妙な重量バランスを計算してのことでしょうか?


違う番手でも同じようになっているのでしょうか?



彫りの深さ
彫りはそれほど深くありません。



トップライン
トップラインは少し厚く見えましたが、気になるほどではありませんでした。



トップラインのテーパー
トップラインがテーパーになっています。


適度な重心高さを維持しながらも、構えづらくならないような工夫なのでしょうか?


フォーティーンのウェッジを思い出しますし、つい先日試打したミズノのウェッジも同じようになっていました。


最近よく見かけるようになったと思います。



ミーリングあり
フェース面にはとても細かなミーリングがありました。


すごく繊細な感じがします。


指で触れてみると、適度なザラつき感がありました。


前のモデルと模様が変わっていました。


ヤマハのアイアンやウェッジは個性的なミーリングのイメージがあるのですが、この模様はシンプルで見慣れた感じがします。


指で触れた感じでは、前のモデルよりもスピンが効きそうな印象をもちました。



ソール幅
ソール幅はノーマルです。


特に広い感じはしませんでした。



ソール形状
全体的に丸みを帯びていて、自然な仕上がりになっています。


綺麗に仕上がっていますが、微妙な削りが入っているのが解ります。


細部にまでこだわって作られているようです。



ネック長さ
ネックの長さもしっかりあるので、好感がもてます。



オリジナルグリップ
オリジナルグリップは以前試打したアイアンと同じタイプです。


バックラインがあるのが気になりました。


どの番手のクラブでも私はバックライン無しを選ぶのですが、特にウェッジはフェースを回して使うので、バックライン無しでないと難しく感じます。


バックライン無しのほうが有利だと思います。


しかし、多くのメーカーがバックライン有りを採用しているので、、それだけニーズがあるからなのだと思います。


バックラインがあっても気にならないという方もいらっしゃると思いますし、逆にウェッジでもあったほうがいい・・・。という方もたくさんいらっしゃるのだと思います。



構え感
とても構えやすいです。


自然な感じです。


いいイメージが自然と湧き上がってくるので、安心感があります。



開きやすい
フェースを開きやすいのも、このウェッジの長所だと思いました。


リーディングエッジが浮いてこないので、ボールの下をスパッと抜いていくイメージが出せました。


ソールがいい仕事をしてくれるマニュアルタイプのウェッジだと思いました。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』はソフトで良いです。


軟鉄の柔らかさが楽しめます。


球持ちのいい打感です。



スピン性能
『スピン性能』は高いです。


ボールにしっかりと食いついてくれ、キュキュッと急ブレーキが掛かって止まりました。


フェース面のミーリングの効果が大きいのではないでしょうか?



トゥ側
球も拾いやすくて、易しく感じます。


出球の高さのイメージも合いました。



バックフェース
顔がいいので、ラインも出しやすいです。


バンスが跳ねず、スーッと抜けてくれました。


突っかかる感じがしません。



距離感
『距離感』も合いやすいです。


出球の高さのイメージが合いやすいので、落としどころを狙ってしっかりと運んでいくことができました。



操作性
『操作性』も高いと思いました。


開閉がしやすいので、シビアな場面でも頼もしく感じられそうです。


フワッとした軽い球も打ちやすいです。


色々な球で遊ぶことができました。



バンカー
今日はバンカーでも試してみました。


普通に易しいウェッジだと思いました。


今はSWでもバリエーションが富んでいて、ソールに様々な工夫が施されている物が多くなりました。


バンカーをあまり練習する時間がない、どちらかといえばバンカーは苦手だ・・・。という方の為のウェッジもたくさん開発されています。


それらはヒット商品になっているのだと訊きました。


幸い、私はバンカーを練習する環境に恵まれていて、練習時間の多くを使っているので、バンカーは上手とは言えませんが好きです。


砂と戯れるのは子供の頃から好きです。


このウェッジはバンカーでのお助け機能のような物は見られませんが、普通に開いて砂を弾き飛ばしていくことができました。



ヒール側
バンカーショットを練習していて、ある日の失敗を思い出しました。


それは私にとって、とても苦い思い出です。


もうかなり前になるのですが、競技に出場していて、パー4のセカンドショットでグリーンを外し、ガードバンカーに入れてしまいました。


そういったことは別に珍しくないので特別なことではないのですが、私の精神状態が問題でした。



YAMAHA RMX 116 WEDGE
そのガードバンカーは、アゴの高さはちょっとあったものの、特に問題になるほどでもなく、いわゆる『入れていいバンカー』でした。


『寄せやすいバンカー』でした。


SWを持ってバンカーに入ってみると、ボールのライはいいので、すごくツイていると思いました。


脱出だけでなく、寄せる。


もっといえばそのままチップイン。


そんなイメージが私の頭を駆け巡りました。


私は入れる気満々でした。



YAMAHA RMX 116 WEDGE
バンカーからカップを確認し、タイミングを計りながらショットを放ちました。


するとボールは勢いよくバンカーを飛び出し、そのままグリーンを大きく越えてしまいました。


いわゆる『ホームラン』です。


私は呆然としました。


グリーンを越えたところにはOB杭が立っていて、私のボールはOBでした。


何が起きたんだろう・・・。と訳が分からなくなってしまいました。



YAMAHA RMX 116 WEDGE
バンカーショットでは、ソールの着地地点に目線を置いて固定しておくのが鉄則です。


ヘッドアップは厳禁です。


しかし、私はその大切なことを怠ってしまいました。


ダウンスイングにはいったときに、私は顔を上げカップのほうを見てしまいました。


するとクラブはボールの手前の砂を弾き飛ばすのではなく、ボールをクリーンヒットしてしまいました。


当然、ボールは勢いよく飛び出していって、そのままOBエリアに消えました。


結局、そのホールはトリプルボギーになってしまいました。


上手くいけば『3』になりそうだったのですが、『7』を叩いてしまいました。


私はバンカーの練習をよくやっていますし、自分なりの自信をもっていたつもりですが、それが完全に裏目に出てしまいました。


練習で自信をつけるのはとても大切なことですが、私のようにそれが変な方向に行ってしまってはいけません。


私は小手先の技術ばかり追いかけていて、肝心の『心の技術』を磨くことを怠っていたように思います。


謙虚さを欠いた、傲慢なゴルフをしてしまいました。


アマチュアらしからぬプレーだと反省しました。


ティショットのOBも痛いですが、カップを目の前にしてOBを打ってしまったときのダメージは、その何倍にもなります。


その試合は、その年の一番目標にしていた試合でした。


練習ラウンドでもなく、仲間達とのプライベートラウンドでもなく、目標としていた試合で起きてしまいました。



晴天
その日は今日のように快晴で、風もない絶好のゴルフ日和でした。


天候のせいにもできませんし、私は比較的悪天候も好きです。


そのホールをホールアウトした先にちょうど茶店があって、前が混んでいたので、少し休憩することになりました。


私はトイレに行くふりをして、誰にも見られない茶店の陰で、自分の頭に思いっきりゲンコツを3発落としました。


反省の意味もありますし、自分自身に気合いを入れ直す意味もありました。


そして、何より自分自身への怒りがこみ上げていたのだと思います。


ゴルフをプレーしていたら、いつも自分の下手さを痛感しますが、その日は特に感じました。


それまでいい流れでいっていたのに、そのたった一球の私の不用意なショットのせいで、いい流れを潰してしまいました。


そこから大きく崩れることはなかったのですが、結局そのホールの7が効いて、私の目指していった結果にあとワンストローク足りませんでした。


そのホールがもしダブルボギーだったら、何とかなっていたのですが、ゴルフに『タラレバ』はありません。


結果こそが全てです。


私は深く反省しました。


自分の大切な相棒であるSWに申し訳ないな・・・。と思いました。


いつも私を助けてくれているのに、私のせいで変なショットを打たせてしまったな・・・。と申し訳ない気持でいっぱいでした。


ホームランを打ってしまったSW自身も、きっと嫌な思いをしただろう・・・。と思いました。


OBゾーンに飛び込んでいったボールも、きっと無念だったに違いない・・・。と思いました。


クラブとボールに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。



YAMAHA RMX 116 WEDGE
ラウンドが終わりアテストをして、スコアカードを提出して、私はそのゴルフ場のバンカー練習場に直行し、1時間ほど反省を込めて練習しました。


練習でできないことは本番でもできないのがゴルフだと思いますし、練習では決して出ないミスが本番で出てしまうのもゴルフだと思います。


練習しながら、そのことを痛感しました。


帰宅後はすぐに全てのクラブを磨きました。


特にSWには申し訳ないことをしてしまった・・・。と思い、いつもの3倍くらい時間をかけて丁寧に磨き上げました。



YAMAHA RMX 116 WEDGE
ゴルフをしていれば、いい思い出もありますし、苦い思い出も必然的に増えてきます。


私は能天気な性格をしているのか、いい思い出ばかりが記憶に残りやすいです。


それでもゴルフを長く続けていると苦い思い出も蓄積されます。


苦い思い出はたくさんありますが、このバンカーでの出来事が私にとって特に苦い思い出です。


寝ているときも、その時の状況が何度か夢に出てきましたし、今でもはっきりと覚えています。


ゴルフを辞めてもずっと記憶に残り続けるだろうと思います。


決して忘れられません。


そのときのスコアカードを今でも大切に机の引き出しに保管していて、『7』という数字をいつでも見られるようにしています。


自分自身への戒めの為です。


ゴルフには色々な技術が必要になってきますが、その根幹ともいうべき、『心』をもっと磨いていこうと思いました。


謙虚さを忘れず、一打一打を大切にしていこう・・・。と思いました。


今日はバンカーの練習をしながら、その苦い記憶が蘇ってきました。


試打した、このヤマハのウェッジはとても好感がもてました。


私のような未熟なゴルファーにも、優しく接してくれました。


また何度でも試打したい魅力的なウェッジです。

                         
        

                         

コメント

非公開コメント
        

No title
バンカーからのOB、小生もよくやりました。その夜は、SWを磨き、抱いて寝た記憶があります。SWは一番すきなクラブです。昔は、アイアンを買い換える時には、必ずSWを見て決めたものです。バンカーからのショツトは、プロから、「入れるつもりで打て」と言われたのが、今でも教訓となっています。先日も、SWのお陰でゴルフ人生で最高のスコアがでました。齢68にして、70を切ることができました。SWだけは、大事にとってあります。SWは自分の手と思ってプレーをすることが大事と思っています。golfdaisukiさんも、SWがお好きなようで、親近感をもっていつも読ませていただいております。太字の文
はじめまして
人気のブログということで初めて拝見させていただきましたが、ギアについて詳細に書かれており、大変読み応えのあるブログで感動いたしました。
私も最近ブログを始めたばかりですが、このようにきっちりとした記事を書いていかねば、と身が引き締まる思いです。
今後も是非参考にさせていただきたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。


http://golfport.jp/
バンカーは楽しいですね
チンタ様。こんばんは。golfdaisukiです。
いつもありがとうございます。

私もSWが大好きですが、その時はとても申し訳ないと思いました。
あの苦い思い出は決して消えることがありませんが、いい教訓を得たと思っています。

バンカーも含め、アプローチの練習はとても楽しいですね。

これからもお互い、ゴルフをエンジョイしていきましょう!
それでは失礼いたします。
初めまして
沙田様。はじめまして。
golfdaisukiと申します。

この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せてくださいまして、まことにありがとうございます。

これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いです。

それでは失礼いたします。