ミズノ MP R5-L ウェッジ - ゴルフクラブ試打日記。


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2015年10月12日
  

ミズノ MP R5-L ウェッジ

                 
ミズノ MP R5-L ウェッジ
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ミズノ MP R5-L ウェッジ です。



ダイナミックゴールド
シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは58度、クラブ長さは35.25インチ、バランスはD3、シャフトフレックスはWEDGE です。



正面
ミズノのニューウェッジです。


MPはアイアンの印象があまりにも強いですが、アイアンの流れからなのか、ウェッジもいい物が多いです。


見た目の美しさを維持しながらも、機能性が高いウェッジが多いです。


軟鉄を採用しているのも、好感がもてます。


ミズノの軟鉄というだけで、贅沢な感じがします。



側面
全体的な形状はオーソドックスでありながらも、ところどころにメーカーの工夫が見られます。


こういった流れは、もう数年続いているように思います。



トゥ側の凹み
このトゥ側の凹みといいますか、削られているのには、どういう理由があるのでしょうか?


ヒール側に重心をもたせ、重心距離を短くしているのでしょうか?


ミズノのウェッジなので、きっと緻密な計算がされているのだと思います。



QUAD CUT GROOVES
バックフェースには浅い溝がありました。


これまでのモデルと共通するところです。


溝には『QUAD CUT GROOVES』という文字がありました。



ソール幅
ソール幅はノーマルです。


それほどワイドではないと思いました。


今はワイドタイプのSWをよく見かけますし、人気も高いのだと思います。


ワイドなタイプもいいですが、私は昔からこのようなノーマルな幅のほうが好きです。


ソールの幅は、人によって大きく好みが分かれるところだと思います。


トゥからヒールにかけて、テーパーになっているのではなく、むしろストレートなタイプです。



ソール形状
ソールの削りも、いい感じです。


ソール全体が丸みを帯びていて、抜けが良さそうです。


ヒール側が絶妙な感じで削られていたので、開きやすそうだな・・・。と思いました。



ネック長さ
ネックの長さも、きちんとキープされています。


上からぶつけていくイメージが出せました。


MPらしく、『首長(くびなが)美人』のウェッジです。


これがもし、『頭でっかちタイプ』だったとしたら、かなり難しくなるだろう・・・。と思いました。


アイアンでは頭でっかちタイプはよく目にしますが、ウェッジでは見かけません。


それだけ見た目は似ていても、クラブに求める機能が違っているからなのかもしれません。


このウェッジのオーソドックスな形状に、好感がもてました。



R5-L
『R5-L』とは、どういう意味なのでしょうか?


おそらく、違うタイプのウェッジもラインアップされているのだろう・・・。と思いました。



58 10
ロフトは58度で、バンスが10度ということなので、標準的なサンドウェッジのスペックといっていいと思います。


ハイバンスタイプは苦手に感じることもあるのですが、10度という数字を見ると、易しそうだな・・・。と思えてきます。


ローバンスでもなくハイバンスでもない、『標準的なバンス』という印象があります。



トップラインの厚さ
トップラインの厚さは平均的でした。



トップライン テーパー
テーパーになっていました。


適度な厚みをもたせ、重心を高くしながらも、テーパーにして、構えやすさにも配慮されているのかな?と思いました。


フォーティーンのウェッジを思い出しました。


こういった細かいところまで気を配っているところが、日本メーカーのいいところのように思います。


アイアンでもそうですが、ウェッジではトップラインが厚くなり過ぎてしまうと構えづらくなって、いいイメージも出せません。


ショットも乱れてしまいます。


このウェッジは、そういったところにも配慮されているのだと思いました。



オリジナルグリップ
このオリジナルグリップは、先日試打したアイアンと同じタイプでした。


ラバータイプで適度な柔らかさがありながらも、しっかりとしていて滑りにくくなっています。


私が好きなベルベットタイプではないですが、このグリップもなかなかいい感じでした。



ミーリングあり
フェース面にはミーリングがありました。


MPはアイアンにはミーリングを入れないけど、ウェッジにははっきりとしたミーリングがある印象があります。


このウェッジもそうでした。


やはり、ウェッジには効果的だけど、アイアンにはそれほど大きな効果は期待できないのでしょうか?


大きく目立つタイプではなく、とても控えめな感じのミーリングです。


構えたときにも邪魔しないだろうな・・・。と思いました。


フェース面のスコアラインに対して斜めに入っているミーリングも多いですが、このウェッジのミーリングは大きな円のようなミーリングでした。


どのようなタイプが一番効果的なのか解りませんが、メーカーによって特色が異なるのは面白いところです。



構え感
ボールを前にして構えてみると、とてもいい感じでした。


オーソドックスなタイプで構えやすいです。


MPなので、この構えやすさは予想できていたことではありますが、実際に構えてみて安心できました。


奇をてらったところは全くなく、いい意味での『見慣れた形状』です。


変えてはいけない部分は変えていない良さがあるな・・・。と思いました。


いいイメージが出せました。



開きやすい
開きやすいのも、大きな特長です。


私は開いて使うことが多いので、開きやすさをすごく重視しています。


このウェッジは、いい印象をもつことができました。


ピンチの場面でも、開いて使えば何とかなる・・・。ということを、これまでたくさん経験してきました。


開いて使わないと寄らない場面は多いので、開いて使うことができると積極的な気分になれます。


ボールの下をスパッと切っていくイメージも出せました。


フェース面を斜めに使っていくイメージももてましたし、スピンがしっかりと掛かってくれそうだな・・・。と思いました。


まずはスクエアな状態で打っていくことにしました。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』はソフトで、とてもいいです。


心地良い感触でした。


程良い感じの『衝突感』がありました。


一球一球、素晴らしい打感を楽しむことができました。



スピン性能
『スピン性能』は、今のウェッジの中でも高いほうだと思います。


食いつきがかなり強くて激スピンという感じはしなかったのですが、いい感じでボールが止まってくれました。


『適スピンタイプ』のウェッジといっていいでしょうか?


『食いつきで止める』というよりは『押して止める』タイプのウェッジだと思いました。


足(ラン)の計算がしやすいな・・・。と思いました。


止まりすぎたり、転がりすぎたり・・・。といったことが少なくなるような気がしました。



トゥ側
球もあがりやすくて、出球の高さもイメージしていた通りでした。


自然な感じでスーッと拾うことができました。


ソールも抜けやすくてガツンと止まることはありませんでした。


少々悪いライでも、開き気味にソールを使っていけば、かなりいい感じでボールを拾っていくことができそうだな・・・。と思いました。



バックフェース
『安定性』という点では、標準的といった印象をもちました。


寛容さというよりは『抜けの良さ』が易しさを高めてくれているように思いました。


ラインも出しやすいです。


構えやすさがあって抜けが良いので、実戦でもかなり勇気をもって突っ込んでいけそうな感じがしました。


アグレッシブな寄せができそうだな・・・。と思いました。


色々なウェッジを試打していると、これは『守りタイプ』だな・・・。これは『攻めタイプ』だな・・・。と印象が分かれるときがあります。


これはあくまでも感覚的なので、上手く表現できないのですが、そのように感じることがあります。


このウェッジは守りもできますが、どちらかというと攻めタイプのウェッジのように思いました。


積極的に寄せていけそうに感じましたし、適度にランが出るので、チップインも狙えそうだな・・・。と思いました。



距離感
距離感も合いやすいです。


構えやすい形状で、適度な重量があるので易しいです。


軽すぎないので、重力をかなり使っていけます。


落としどころを絞って運んでいくことができました。


出球の高さのイメージが合いやすいので、この距離感の出しやすさは必然的といえるのかもしれません。



操作性
『操作性』は良いです。


とても優れたマニュアルタイプのウェッジだと思います。


ソールに易しさを感じながら、色々なショットを楽しむことができました。


開いてフワッという球も打ちやすいです。



ヒール側
ハイテク感とベーシック感の両方を感じることができました。


全体的にバランスがとれたウェッジだと思いました。



ミズノ MP R5-L ウェッジ
球と遊ぶことができました。


楽しくて、あっという間に予定の時間を過ぎてしまいました。


また試打する機会がれば、是非試打してみたいと思いました。

                         
        
                         

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