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2015年10月10日
ONOFF FORGED WEDGE

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ONOFF FORGED WEDGE です。

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは58度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、バランスはD4、クラブ総重量は475gです。

オノフの新しいウェッジです。
軟鉄タイプで、とてもカッコいい仕上がりになっています。
オノフのブランドイメージに合う、センスの良さが感じられます。

今はキャビティタイプのウェッジも珍しくないですが、このウェッジはシンプルなフラットバックタイプです。
シンプルなところがまた魅力的です。
オノフにはウェッジのイメージはあまり無いのですが、こうして見る限り、ドライバーやアイアンなどと同じように、とても好感がもてます。

ソール幅は平均的です。
広すぎず、狭くもなく、見慣れた幅です。

ネックの長さはしっかりとあるので、親しみやすい感じがします。

リーディングエッジとトレーリングエッジが削られていて、いわゆる『面取り』してあるウェッジです。
最近はこのように細かなところまで工夫されたウェッジが多くなりました。
使い込んでいって、プレイヤー好みの『形』にするのではなく、最初から実戦でも使いやすいように工夫されています。

フェース面にはミーリングがありました。
近くでよく見ないと分からないくらい、とても細かなミーリングです。

トップラインの厚さはノーマルでした。

オリジナルグリップは、ベルベットタイプでとてもいいです。
ソフトでしっとりとしたフィーリングが楽しめます。
ただ、バックラインがあるのが気になりました。
私はバックラインが無いほうが好きですし、フェースを回して(開閉)して使うウェッジはバックラインが無いほうが使いやすいと思うのですが、これも人によって好みが分かれるところなのかもしれません。

ボールを前にして構えてみると、とてもいいです。
品の良い『日本顔』といったらいいでしょうか?
適度な大きさと丸っこさがあって、イメージを出しやすいです。
緊張せず、楽に構えることができました。

ただ、開いて構えたときに少し不満がありました。
バンスが邪魔をしているな・・・。と思いました。
このままで開いて使うには少し勇気が必要になってきます。
私は開いて構えても、フェースがスッとボールの下をさらってくれるようなイメージが欲しいのですが、このように浮いてしまうと、そのイメージが出せず、いつもの感覚が出せないように感じます。
昔たくさんミスショットをした記憶が蘇ってきました。
スクエアに構えているときはいいですが、こうして開いて構えると難しく感じられるタイプのウェッジです。
私は開いて構えることが多いですし、できるだけリーディングエッジが浮きすぎないタイプのウェッジが好きなのですが、このウェッジは違うように思いました。
普通に構えたときはとてもいい顔をしているので、色々と細工をしやすいマニュアルタイプのウェッジだな・・・。と思っていましたが、実際はちょっと違うように思いました。
日本顔の構えやすいウェッジが好きだけど、あまり開閉をせずに、バンスの強い利きを最大限有効に使っていきたい・・・。という方に合いやすいのではないでしょうか?
マニュアルタイプの顔をしていますが、実際はオートマチックタイプに近いのかな?と思いました。
もし、私がこのウェッジを使うとするならば、間違いなく『削り』を入れます。
ただ、このウェッジにも色々なバンスのバリエーションが用意されているのであれば、次はまたそちらを試してみたいと思いました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで、とても良いです。
軟鉄ウェッジのもつ、心地良いフィーリングを楽しむことができました。
柔らかくボールをターゲットまで運んでいくことができます。

『スピン性能』も、なかなかいい感じでした。
『激スピン』という感じではなくて、安定したスピン性能だと思いました。
ボールにしっかりとスピンを掛けてくれますし、掛かりが強すぎたり逆に弱くなったり・・・。といったことがあまりないだろう・・・。と思いました。
計算しやすいスピン性能といったらいいでしょうか?

球はとても拾いやすくて、よくあがってくれました。
イメージ通りでした。

顔がいいので、ラインも出しやすいです。
フェースを大きく開かずに打つのであれば、普通に易しいウェッジだと思いました。

距離感も合いやすいです。
顔の良さと、打感の良さ・音の響きが、距離感を作ってくれました。

『操作性』という点では、フェースを開きづらかったので、少し扱いづらい感じがしましたが、昔からこのようなタイプのウェッジには出会ってきて経験しているので、すごく難しいという感じはしませんでした。
このようなタイプでフェースを開いても全く問題ないという方もいらっしゃると思いますし、あまり開閉を普段からされない方にも扱いやすい一面があるのかもしれません。
大きく開くのではなく、小さく開くのであれば、それほどバンスが邪魔をしないように感じました。

オノフのウェッジにはあまり出会ったことがないのですが、全体的にいい印象が残りました。
私にはバンスが効きすぎているので、できればもっとバンスが小さいモデルを試してみたいと思いました。

このウェッジのバンスは12度ということで、ハイバンスタイプといっていいように思います。
一時期に比べ、最近はハイバンスタイプのウェッジが増えてきました。
逆にローバンスタイプは少なくなってきたように思います。

人それぞれ好みが分かれるところだと思いますが、今はそれだけバンスが見直されてきているのかもしれません。
ハイバンスタイプでも開きやすいウェッジもあるので、やはりバンスの形状も関係しているように思います。
先ほども書きましたが、私がこのウェッジを購入したら、すぐに『削り』を入れますし、グリップもバックライン無しに取り替えます。

それはあくまでも私の好みによるものなので、このままでも充分だ・・・。という方もいらっしゃると思います。
顔の良さや打感の良さは、さすがオノフだと思いました。

また機会があれば、違うスペックのウェッジも試してみたいです。
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