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2015年10月09日
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ヤマハ RMX 116 TOUR BLADE アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ヤマハ RMX 116 TOUR BLADE アイアン の7番です。

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は129g、バランスはD2、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は442gです。

ヤマハのニューアイアンです。
ミズノ同様、ヤマハのニューモデルに出会えるのも、秋の大きな楽しみのひとつです。
ヤマハも大好きなメーカーですし、これまでも素晴らしいクラブにたくさん出会ってきました。
こうして見ているだけでも、テンションが上がってきます。
軟鉄の風合いが感じられながらも、新しい形状になっています。
カッコ良く仕上がっているな・・・。と思いました。

ヒール側が少し凹んでいます。
これは重量配分など、緻密に計算されてのことでしょうか?
『116』とは、どんな意味があるのでしょうか?

『TOUR BLADE』の文字がありました。
これまでは『TOUR MODEL』をよく見かけましたが、このニューモデルは変わっています。
しかし、基本的にはツアー仕様のアスリートモデルなのだと思いましたし、それほど気にすることはないと思いました。

ヤマハらしく、いい感じにまとまっています。
バックフェースのデザインには新たな工夫が施されていますが、全体的なバランスは全く崩れていません。
ハイテクというよりも、ベーシックタイプのアイアンだと思います。

彫りも浅く、普通のハーフキャビティアイアンといっていいと思います。
『TOUR』という文字がありますし、おそらくこのアイアンが一番『アスリート寄り』のモデルだと思うのですが、今年はマッスルバックが発売されないのでしょうか?
ヤマハのアイアンはマッスルバックのイメージもありますが、今回は開発されないのかもしれません。
マッスルバックに敷居の高さを感じ、親しみにくい印象をもっておられる方がたくさんいらっしゃるのは事実だと思います。

ソール幅はノーマルだと思いました。
特に驚くようなことはありませんでした。
ヤマハのアイアンはどちらかというと『少しワイド』な印象もありますが、このアイアンはノーマルな感じです。
しかし、今のアイアンはワイド化が進んでいるので、そういった意味では狭いほうといえるのかもしれません。

リーディングエッジとトレーリングエッジが削られていて、抜けも良さそうです。
最近はこのようなタイプのアイアンが増えてきました。
より実戦的になっているのかもしれません。

ネックの長さは、やや短めでした。
こういったところも、今の傾向だと思います。
ウェッジではロングネックは今でもよく見かけますが、アイアンは少しずつショート化が進んできているように思います。
アイアンは重心を低くし過ぎると不格好になってしまったり、不自然さが出てしまったりすることがありますが、これくらいだと全く問題ありません。

フェース面にミーリングは見られませんでした。
ごく普通の見慣れたフェース面です。
ヤマハのアイアンにはミーリングのイメージがあるのですが、このニューモデルには見られませんでした。
かなり個性的な形状のミーリングもありましたが、このモデルに採用されていないということは、どういう理由なのでしょうか?
近くでかなり注意して見ないと分からないような、非常に細かなミーリングなのかな?と思い、再び見てみましたが、やはり見られませんでした。
私は数年間ヤマハのアイアンを愛用しているのですが、全体的なカッコ良さやフィーリングの良さ、操作性などもありましたが、『ミーリング効果』を期待して購入しました。
『フライヤー軽減』をアイアンに期待しました。
これまで使用してきて、それほど期待できないというのが、正直なところです。
もちろん、私の打ち方が悪いのかもしれないですし、しっかりとした効果を感じておられる方もいらっしゃるのだと思います。
しかし、私は今でもフライヤーを気にしています。
フライヤーを抑制する効果は期待できないのですが、とても気に入り愛着も湧いているので、もうしばらく使い続けると思います。

スコアラインの間隔が狭くなっているのが、これまでと変わっているように思いました。
この狭さを見ると、キャロウェイのアイアンを思い出します。
この間隔にも、何か特別な意味があるのでしょうか?
スコアラインを数えてみると『15本』ありました。
普通、7番アイアンだと『13本前後』が一般的だと思うので、ちょっと多いような気もするのですが、それほど気にしなくてもいいのかもしれません。
ただ、視覚的な変化は大いに感じました。
スコアラインは多ければ多いほどスピンが増えるということでもないと思いますし、ここの部分はルールで厳しく定められているところなので、ルール範囲内でのメーカーの工夫なのだと思います。

トップラインは標準的ですが、ほんのちょっとだけ厚めに見えました。
気になるほどではないな・・・。と思いました。

このオリジナルグリップはいい感じでした。
ラバーの柔らかさを感じながらも、適度にグリップ力があり、滑りにくくなっています。
グリップの模様が3層に分かれているのが面白いな・・・。と思いました。
右手と左手の役目に合わせたデザインになっているのでしょうか?
単なるデザインではなく、この『3層構造』には、おそらく大きな意味があるのだろう・・・。と思いました。
グリップはこれまで、ヘッドやシャフトに比べると、それほど注目されてこなかったように思いますが、まだまだ伸びしろは大きいと思いますし、これからも様々なタイプのグリップが登場してくるのではないでしょうか?
このグリップにはバックラインがありました。
私はバックライン無しが好きですが、バックライン有りを好まれる方も多いと思います。

ボールを前にして構えた瞬間、ゴツいな・・・。と思いました。
これまでのヤマハのアイアンに対する印象とは違っていました。
もちろん、大顔というのではなく、適度な大きさではあるのですが、形状的にゴツい印象をもちました。
最初のうちは、あまり好みの構え感ではないな・・・。と思っていたのですが、しばらく見ているうちに慣れてきました。
見とれるようなことはなかったのですが、違和感のようなものはありませんでした。
淡々と見ていました。
トップラインの厚さも少し目に入りましたが、気になるほどではありませんでした。
逃がしやすい顔をしているので、左へのミスを嫌う私は安心して構えることができました。
これまでのモデルはグースが利いている物もありましたが、このアイアンはかなり弱く見えました。
ストレートタイプが好きな私はラインが出しやすそうに感じたのですが、グースタイプを好まれる方には構えづらいところがあるかもしれません。
試打を開始しました。

かなりソフトな打感でした。
軟鉄アイアンですし、打つ前からソフトな打感は予想できていたのですが、予想以上でした。
何ともいえない、心地良い感触が手に残りました。
たった一球で笑みがこぼれてきました。
すごく柔らかくて、まるで『クッション』が効いているような感じがしました。
普段はフェースが球を押していく感じがするのですが、このアイアンはそれプラス、ボールからもフェースを押し返しているような感覚をもちました。
それくらい柔らかく感じました。
球を打つたび、心地良い感触を楽しむことができました。
一球毎の満足度が高いです。
ヤマハのアイアンは元々グッドフィーリングが当たり前ではありますが、このアイアンにはこれまでに無いような新たな工夫が施されているのでしょうか?
とても好感がもてました。

『球のあがりやすさ』は自然な感じです。
機能性アイアンがもつような弾道とはまた違っていて、最初から『予想していた通りの弾道』でした。
普段の感覚が活かせるあがりやすさです。
イメージに合致しやすい最高到達地点でした。
いい感じで上がってくれるので、グリーンを上から攻めていけそうだな・・・。と思いました。
『飛距離系アイアン』では、なかなかこのように感じることはできなくて、どうしても手前からいかざるを得ないと感じることも多いです。
グリーンを直接狙って止めるイメージがなかなか湧きません。
やはり、どれにも一長一短はあるのだと思いますが、私は飛びすぎずグリーンを直接ヒットしていきたいので、このようなノーマルなあがりやすさをもったアイアンには魅力を感じます。
自然に上がっていくので、タフな印象は無いですが、機能的でハイテクなアイアンを使い慣れておられる方には、少しタフに感じられるところがあるかもしれません。
人によって好みが分かれるところだと思います。

『安定性』はまずまずだと思いました。
もちろん、『アスリート仕様』ということになると思いますし、ミスに対しての許容性という点ではある程度のシビアさはあるのかもしれませんが、これまでのヤマハの『ツアーモデル』と比べても、易しいように感じました。
『難しい』という印象はありませんでした。
メーカー問わず、昔の『プロモデル』と呼ばれるアイアンは、かなりシビアで神経質な感じのする物が圧倒的に多かったのですが、今では『寛容さ』『親しみやすさ』のあるモデルが殆どです。
マッスルバックでも、昔と今では親しみやすさが格段に違うように思います。

『飛距離性能』という点では、ノーマルな感じです。
とはいっても、今は『飛んで当たり前』という時代なので、そういう面では『飛ばないアイアン』といえるのかもしれません。
飛ばすというよりも『縦の距離感』を大切にしていけるアイアンだと思います。
アイアンの飛びすぎを嫌う方には、このようなアイアンが合いやすいのではないでしょうか?

『操作性』は高く、左右どちらにも打っていくことができました。
構えたときに逃がしやすそうな感じがしたのですが、実際に打ってもその通りでした。
構え感と、実際打ってみたときの扱いやすさが一致しやすいので、すごく安心できます。
予想もしていなかったような動きをすることもないので、実戦的なクラブだな・・・。と思いました。

毎年ヤマハのニューアイアンに出会うことができ、とても嬉しく思っているのですが、ここ数年大きな違いはないな・・・。と感じていました。
バックフェースのデザインをちょっと変えただけで、機能的に特に変化は見られませんでした。
それはいいことでもあると思います。
変えてはいけない部分も、クラブにはたくさんあるのだと思います。
大きく変えすぎてマイナスになってしまったクラブもたくさんあります。

このアイアンは、いい意味で変化が見られました。
これまでのモデルをもう一度見直し、新たな工夫があるように思いました。

その一番の印象は『打感』です。
このソフトな打感は強く印象に残りました。
もちろん、これまでのヤマハのアイアンはグッドフィーリングな物が圧倒的に多かったのですが、このアイアンの存在感は打感にあると思いました。

フェース面のミーリングが見られなかったのも印象に残りました。
ヤマハのアイアンはミーリングのイメージがあるので、意外でした。
今回はどんなミーリングになっているんだろう・・・?と、期待していました。
しかし、他の多くのメーカーのアイアンがミーリングを採用していないですし、ウェッジほどの効果は期待できないのかもしれません。
私の願いといいますか、求めたいものである『フライヤー軽減』は、まだ現実的ではないのかもしれません。
それよりも、私自身がもっと練習を積んでラフに打ち込まないようにしなければいけないのかもしれません。
全てフェアウェイをキープできればいいのですが、そうもいかず、どうしてもラフに打ってしまいます。
逆手にとって、フライヤーを利用するくらいの気持ちでいったほうがいいのかもしれません。
しかし、フライヤーが掛かると思って掛からなかったときも、また厳しいものがあるのですが・・・。

構え感がもうひとつに感じたのですが、大きな不満はありませんでした。
できればもっと違う感じになると、さらに好感度があがるように思いました。
『球のあがりやすさ』『操作性の高さ』はイメージ通りで、最初から馴染んでいくことができました。

ヤマハらしく、いいアイアンだな・・・。と思いましたし、是非コースでも使ってみたいと思いました。
このモデルに好感がもてたので、姉妹モデルも試打する機会があれば試打してみたいと思いました。
メーカーのこだわりや工夫が感じられるアイアンでした。
コメント
No title
お久し振りです。
今回のYAMAHAはドライバー、アイアン共、昨年モデルから顔を変えてきたような気がします。
私も試打しましたがとにかく打感が良いですね。
FWが気になる一本です(^^)
2015-10-11 01:09 AJ7 URL 編集
今年のヤマハに注目したいですね
お久しぶりです。
今年のヤマハも期待できそうですね。
私はまだアイアンしか試打していないのですが、ドライバーやFWも試打してみたいと思いました。
これからもよろしくお願いします。
それでは失礼いたします。
2015-10-13 00:06 golfdaisuki URL 編集