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2015年09月12日
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カタナ VOLTIO III ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは カタナ VOLTIO III ドライバー です。

シャフトは Tour AD VJ-5 です。
ロフトは9度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはSR、トルクは5.6、シャフト重量は54g、バランスはD2、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は292gです。

カタナのとても美しいドライバーです。
これまで何度も目にしてきましたが、美しさがずっと受け継がれています。
この美しさは、『KATANAの個性』といっていいと思います。
金色のドライバーは、一昔に比べ少なくなってきているようです。
今は、このカタナとマルマンのマジェスティを思い出します。

シャロー系でありながらも、適度な厚みがキープされています。
こういったところも、これまでのモデルと共通しています。

このバックフェースのウェイトも、カタナらしいところです。
今は調整システムがポピュラーになって、この位置にウェイトが配置されているモデルはあまり見なくなりました。

ネックの長さは、しっかりあります。

整ったいい顔をしています。
形状的にもオーソドックスな感じがします。
少しだけ『被り顔』に見えたのですが、特に気にするほどでもないと思いました。
クラウンの仕上げも綺麗です。
これまでのモデルよりも色がきつすぎず、ほぼ『ワントーン』になっているのが良いな・・・。と思いました。

フェース面のデザインは、これまでと変わらないように見えます。

このオリジナルグリップも、ソフトなフィーリングで、好印象でした。
バックラインが入っていました。
私はバックラインが無いほうが好きなのですが、バックラインがあったほうがいいという方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
色々なクラブを試打していて、バックライン有りが今はとても多くなっていることに気づきます。
それだけニーズが高いからだと思います。

素振りをしてみると、長さを感じたせいか、少し持て余してしまいました。
やはり46インチという長さは、私には長すぎる感じがします。
46インチのドライバーを、これまでもたくさん試打してきていて、それほど長さを感じさせない物もありましたが、このドライバーは長さを感じました。
いつもよりも素振りを多くして、早く馴染めるよう心がけました。
シャフトのフレックスはSRでハードな感じはしませんでしたが、ナヨナヨしたタイプではなく、男前な感じがしました。

ボールを前にして構えた感じは、まずまずでした。
『顔』として見ていたよりも、こうしてボールを前にして構えたほうがつかまるイメージが強く出ました。
カタナのドライバーは『逃がし系』ではなく『つかまえ系』の印象がありますし、これまでもたくさん経験しています。
なので、ある程度慣れているつもりではありますが、今日は少しだけ緊張しました。
最近フックのミスが増えているからかもしれません。
少し警戒しました。
左へ巻いてしまわないよう、最初は抑え気味に打っていこうと思いました。
私は少し逃がすイメージが欲しいのですが、この構え感が好きな方は多いのではないでしょうか?
長尺で大型ヘッドだと、少し被せ気味にしないと、球がつかまりきらないのかもしれません。
試打を開始しました。

最初は少しダフってしまいました。
軽量感と長さを持て余してしまったように思います。
これはクラブのせいではなく、明らかに私のミスでした。
イメージよりも、もう少しコンパクトに振っていこう・・・。と思いました。
そのほうが、この長尺には合いやすいように感じました。
球数をこなし、ようやく馴染んできました。

『打感』は好感がもてました。
硬すぎず、適度なしっかり感がありました。
球の重さを感じとることができました。
とても弾きがいいのですが、ほんの一瞬、球を乗せて運ぶイメージを出すことができました。

『音』も好印象でした。
『はっきり系』の、心地良い音です。
大きすぎず高すぎず程良い感じです。
『異音』ではありませんでした。
インパクトが緩むこともなく、しっかりと振り抜いていくことができました。

球も適度にあがってくれ、タフな感じはしなかったのですが、イメージよりは少し抑えられているように感じました。
ロフト9度らしい弾道といえばそれまでなのかもしれませんが、これまでの物よりは少し低くライナー系に近い弾道でした。
球はしっかりと浮いてくれますが、高~くあがって途中から大きく失速する・・・。ということもなかったので、好感がもてました。

『安定性』は高いと思いました。
オートマチックタイプです。
スイートエリアも広く、寛容なタイプです。
球のつかまりもいいです。
自分では少し逃がし気味に打っていったつもりだったのですが、球は右に曲がることもなく、真っ直ぐ糸を引くように飛んでいきました。
曲がる気配を感じさせませんでした。

『飛距離性能』は、なかなかいい感じでした。
弾きがいいので、高反発モデルなのかな?と思っていたのですが、適合モデルなのだと訊きました。
『ルールギリギリ』の反発力をもっているのではないかな?と思いました。
ボールの初速も速いです。
フェースの弾き性能と、長尺によるヘッドスピードアップの相乗効果が期待できるドライバーといえるのかもしれません。

『操作性』という点では、あまり大きく曲げられるタイプではないと思いました。
曲げにくいタイプですが、何とか曲げてみようとトライしてみました。
どちらかといえば、私はフック系のほうが易しく感じられました。
右へ大きく曲げるのは難しく感じました。
『つかまえ顔』のドライバーですが、この大きさや長さを考えると、これくらいがちょうどいいのかな?と思いました。

カタナのニューモデルですが、これまでのモデルと、どこが大きく変わったのだろう?と思いながら、ずっと試打を続けていました。
これまでのモデルとの違いがなかなか分かりませんでした。
カタナのドライバーはあまり試打する機会が無いので、印象に残りづらいところもあるのですが、それを考慮しても、違いがよく分かりませんでした。
おそらく、かなりのハイテクが組み込まれていると思うのですが、あくまでも今回は『マイナーチェンジ』だな・・・。と思いました。

それは、このドライバーが優れていないということではなく、これまでのモデルがそれだけハイテク化が進んできているということの裏返しだと思います。
今度機会があれば、前のモデルと打ち比べてみたいと思いました。
そうでないと、なかなか違いが把握できないと思いました。

このような美しいドライバーもいいですし、また数年前のように黒くてシブいドライバーも見てみたいと思いました。
カタナのクラブはとても高価ですし、スペック的にもそれほどハードな感じはしません。
できればややハードめでアスリート色の強いクラブにも出会いたいと思いました。
コメント
No title
昔、私の知人にもいましたが、イメージとしては「お金を持っているシニア」ですね。
でも、お金は無くともシニアになったら、やっぱりゼクシオかな・・・?
2015-09-14 10:01 葬儀屋さん URL 編集
No title
いつもありがとうございます。
金色のドライバーは美しいですね。
高価なイメージもあり、なかなか手が出せないですが、魅力的です。
ゼクシオもいいですね。
最近試打していませんが、また試打してみたいと思いました。
これからもよろしくお願いします。
それでは失礼いたします。
2015-09-15 21:58 golfdaisuki URL 編集