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ミズノ MP-600&630 ドライバー
<左>MP-600 <右>MP-630
今日は、この2本のドライバーを試打しました。
試打クラブは ミズノ MP-600 と MP-630 ドライバー です。
<上>MP-600 <下>MP-630
<左>MP-600 <右>MP-630
どちらも『ノーマルポジション』で比較してみることにしました。
<左>MP-600 のスペック
シャフトは クワッド6 バットスティッフです。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は63g、トルクは3.6、バランスはD3、キックポイントは中調子、クラブ総重量は317gです。
<右>MP-630 のスペック
シャフトは エクサーMD-3 カーボンシャフト です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は63g、トルクは3.7、バランスはD3、キックポイントは中調子、クラブ総重量は315gです。
<左>MP-600 <右>MP-630
ミズノのドライバーの新旧モデルです。
どちらもすごく気に入っているドライバーです。
両方とも『460㎤』のヘッド体積ですが、なんとなく『MP-630』の方が少し大きく感じてしまいます。
『MP-630』の方が、『シャロー化』しているからでしょうか?
<左>MP-600 <右>MP-630
どちらも、『光沢感』『形状の美しさ』がたまらない、ミズノらしい美しいヘッドです。
『MP-630』は今年発売されたばかりの『最新ドライバー』ですし、『MP-600』も発売されてから数年が経っていますが、まったく古い感じはしません。
今でも『第一線』で活躍できる、充分過ぎるほどの性能をもったドライバーです。
私は今でも、この『MP-600』が大好きですし、私の周りにも愛用者がたくさんいます。
以前、ホームコースの『月例』に出場した時、私以外の三人は全員、この『MP-600』だったことがあり、彼らはとても凄い距離を稼いでいました。
<左>MP-600 <右>MP-630
素振りをしてみても、どちらも殆ど同じ感じのいい振りやすさでした。
なるべく近いスペックになるように試打クラブを選んだのですが、この2本で正解だと思いました。
この角度から見ても、やはり『MP-600』の方が、少しヘッドが引き締まって見えます。
MP-630
MP-600
ボールを前にして構えてみると、どちらもいいようがないほどの美しい顔ですが、敢えて好みを挙げるとするならば、私は『MP-600』の方だと思いました。
私はヘッドにはある程度の『立体感』を求めていきたいので、このような結果になったと思うのですが、『シャローヘッド』を好まれる方は、『MP-630』に魅力を感じられるのではないでしょうか?
どちらもすごくいいイメージを描くことができました。
ただ、何となく『MP-630』の方が、高くあがりそうな感じもしました。
試打を開始しました。
<左>MP-600 <右>MP-630
『打感』は、やはりこれまで感じてきた通り、どちらもすごくいい感じです。
何球打っても、この心地良さは色褪せることがありません。
とてもソフトな感触が時間が経つのを忘れさせてくれます。
どちらもかなりの好感触ですが、敢えて優劣をつけるとするならば、少し『しっかり感』が感じられた『MP-600』の方かな?と思いました。
こちらの方が、ほんの少し『打感』だけで、ボールの飛び出し方向を把握しやすい感じがしました。
<左>MP-600 <右>MP-630
『安定性』という点でも、やはりかなりのハイレベルの争いとなってしまい、なかなか優劣がつかない感じです。
どちらも球がバラけやすいタイプのドライバーではないと思います。
『スイートエリア』も広い感じがしますし、決して『シビア』な感じのするドライバーではないと思います。
おそらく新製品の『MP-630』の方が、『慣性モーメント』なども大きくなっているのだろうと予測がたつのですが、こうして試打していてもそれほど大きな違いを感じることはありませんでした。
ただ、私は叩いていきたいタイプなので、そういった観点から見て、より叩いていきやすいのは『MP-600』の方かな?と思いました。
<左>MP-600 <右>MP-630
『弾道の高さ』という点では、右の『MP-630』だと思いました。
どちらもとてもよく上げてくれるタイプのドライバーだと思いますが、この弾道の違いはひと目見て解るほどです。
こうしてこの角度から見比べてみると、『MP-630』の、その『シャローバック形状』は、とてもはっきりとしていると思います。
やはり今年はどのメーカーも『打ちやすさ』にシフトしていっているのだと思います。
必ずしも『シャローヘッド』『シャローバック』が易しいとは思いませんが、一般的にはこうすることで球はあがりやすくなり、余計な『サイドスピン』も減少するので、『直進性』も増してくるのだと思います。
どちらもとても球があがりやすくて好印象ですが、私の好みでいうと『MP-600』だと思いました。
ただ、これまで『MP-600』では球があがりづらい・・・・・。と感じておられた方もいらっしゃると思うので、そういった方には、この『MP-630』がとてもいい感じで高さをだしていけるのではないでしょうか?
<左>MP-600 <右>MP-630
『飛距離性能』という点でも、どちらもかなり高いレベルで、なかなか優劣がつかない感じがしました。
本来ならば、新製品の『MP-630』の方が、さすがは新製品だしよく飛ぶ・・・・。と書きたいところですが実際に比較してみても、それほど大きな差は見つけられない感じがしました。
私には『MP-600』の方が、楽に飛距離を稼いでいきやすい感じがしました。
『最大飛距離』では、なかなか差を見いだせなかったのですが、『平均飛距離』という点で考えてみると、私にとっては『MP-600』だと思いました。
<左>MP-600 <右>MP-630
『操作性』という点では、私には明らかに『MP-600』の方がいい感じがしました。
どちらも左右に曲げていくことが出来ましたが、『MP-600』の方が、より楽に感じられました。
どちらも『安定性』の高いドライバーなので、普通に打っていくならばそれほど曲がる感じはしなかったですし、この安定性を活かした方が得策だとは思うのですが、敢えて曲げていくならば、『MP-600』の方がチャレンジしやすい感じがしました。
両方ともミズノらしい、『高性能』『高機能』『高品質』なドライバーであり、実戦ではさらにその性能が活きてくるような気がします。
『チューニング機能』のバリエーションの多さでは、『MP-630』の方に軍配があがりますが、『基本性能の高さ』では、『MP-600』も決してひけをとっていないと思います。
今日はこの2本の素晴らしいドライバーを試打できて、とても楽しい一日でした。
コメント
チューニング機能について
大阪kojiです。こんにちわ。
今回の新・旧MPドライバーの比較レポートについても、とても楽しく拝見させて頂きました。
形状、打感、チューニング機能の違いなど大変参考になりました。
この1年、MP-600をエースDRとして使用してきた感想を申し上げますと、個人的には『チューニング機能はそれほど必要ないのでは?』でした。
このシリーズは単体(ノーマル)として充分優れたドライバーだと思いますので、チューニングによる対処療法を行うより、ノーマルポジションでストレートボールを打ちこなせるように練習に打ち込む方が上達の近道のように思います。
(下手くその私が偉そうに失礼しました・・・。)
あと気になりましたのが、今回golfdaisuki様が試打されたMP-600には『QUAD』シャフトが挿してあったのですね。私もQUADシャフトが好きで、セカンドDRの『S-1』は以前申しましたように『QUAD 6』ですが、所有しているMP-600は『エクサー』シャフトです。
いつか機会があれば、ミズノ純正の『QUAD』シャフトと『エクサー』シャフトの同じクラブでのフィーリングの違いもレポート下さると幸いです。
次回のレポートも楽しみにしています。
では失礼します。
2009-11-24 13:54 大阪koji URL 編集
MP-600はいいドライバーですね。
いつもありがとうございます。
この度、MP-600とMP-630の比較をしてみたのですが、新製品のMP-630の良さを充分実感しつつも、改めてMP-600の良さを再認識しました。
やはりMP-600はいいドライバーですね。
仰るとおり、これ自体が優れたドライバーなので、チューニング機能はあまり必要ないのかもしれませんね。
「単体(ノーマル)として充分優れたドライバーだと思いますので、チューニングによる対処療法を行うより、ノーマルポジションでストレートボールを打ちこなせるように練習に打ち込む方が上達の近道のように思います。」
と書かれてますが、私も全くの同感です。
それと今度『QUAD』と『エクサー』の違いについても機会がありましたら、また記事にさせて頂きたいと思います。
この度は貴重なご意見を頂きまして、誠にありがとうございます。
これからもよろしくお付き合いくださいませ。
それでは失礼致します。
2009-11-25 02:07 golfdaisuki URL 編集
MP630(FT無)は・・・
昨年10月から20数年ぶりにゴルフ再開しましたアラ還ゴルファーです。
バックの中は、ヒロホンマのパーシモン(ボロンシャフト)の1,4Wと
アイアンはPRGRのCT510(ボロンシャフト)2I~SW(~_~;)
当時は最高の相棒でしたが・・・・
練習場に行ったら、今浦島(^^♪
パーシモンなど・・・誰一人おらず・・・・
新たにクラブを選ぼうにも、最近のクラブ事情がわからず・・・・・
こちらを拝見し、MP600(10.5)とF-60の3W、5Wという組み合わせにしました。
(すべてメーカーのデフォルトでSRシャフト)
4月ぐらいにはコース再デビューと考えて、現在はひたすら練習場に通っております。
還暦も、とうに過ぎましたが・・・いまだ昔の夢が捨てられず・・・(~_~;)
F-60の打感は申し分なく、満足していますが・・・
MP600は現在、鉛調整でヘッドバランスD5(ポジション3-5)の状態(~_~;)
FWに比べて、打感は、なんとも頼りなく・・・飛距離も3Wと約10Yぐらいの差(~_~;)
近頃のクラブ性能は素晴らしく・・・コントロールし易さにはびっくりしています。
昔の人間なので、クラブに合せて振るのは得意(?)なんですが・・・・・
本題ですが、
現在DRを変えようと・・・
色々こちらを参考にさせていただきながら思案中です。
このたびMP630(ファーストトラック無し)をミズノ様よりお借りしました。
シャフトFUBUKI-S、9.5度、D2、445cc
H/S42~45では、その打感と安定した中弾道は素晴らしいものがありました。
構えた感じはヘッドがシャロー(?)で460㏄とほぼ変わらない感じですが・・・
シャフトトルクが、今、使用しているMP600と変わらないせいか、Sシャフトでも、
全く違和感はありませんでした。(白いシャフトは個人的に好きではない(~_~;))
距離はキャリーで多分10Yほど伸びてます(200Yの先はネットで詳細不明)
コントロールもし易い、良いクラブとは思いますが・・・
長いブランクもあり・・・・今の自分の判断に、もうひとつ自信がありません
以前に試打したクラフトS1(カイリ60-Sシャフト)との間で揺れ動いています。
golfdaisuki様の試打感を見て決めようかと(^^♪
今後アイアンも替えたいので、これからもこちらを楽しみにしています。
頑張ってください。
2010-02-11 19:30 nicol URL 編集
nicol様。はじめまして
この度は私の記事を読んで下さり、またコメントを寄せて頂きまして誠にありがとうございます。
20数年ぶりのゴルフ再開おめでとうございます。
そして、さぞ驚かれたことでしょう。
その間の道具の変遷はすさまじいものがありますね。
私もパーシモンの頃からゴルフを楽しんでおりますが、『メタル』が登場したときの驚きは今でもよく覚えておりますし、ボールも『糸巻き』から『ツーピース』『スリーピース』『フォーピース』・・・。というようにどんどん進化していきました。
パーシモンの頃と、今のチタンドライバーとでは、打ち方もまるで違ってきていますね。
昔のパーシモンは、ある意味『曲がって当たり前』という感じがしていましたが、今のクラブは本当に曲がりにくくなりましたね。
おまけによく飛ぶようになりました。
ただ、『打感』については、『芯』を喰ったときのあの感触は、今でも『パーシモン』を超えるチタンドライバーは登場していないと思います。
その点だけは、パーシモンのほうが優れている点だと思います。
新しいクラブも『ミズノ』で揃えられたようですね。
私も大好きなメーカーです。
今回新しく発売された『MP-630』は、私もすごく興味を持っておりまして、先日試打クラブを借りようとしたら、他の打席の方に『貸出中』ということだったので、試すことができませんでした。
今度機会があれば、試打したいと思いますし、またここでレポートさせて頂きたいと思います。
これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間のあります時はまたお付き合い下さいませ。
それでは失礼致します。
2010-02-12 02:18 golfdaisuki URL 編集
音の違いについて
教えてほしい点がありメールしました。
MP-600と630についてですが、音の違いはどうでしょうか?先日、コースで600の音を聞いて非常にいい音がしていました。私は、ドライバーは音が一番重要と思っています。ぜひ、音の違いについて詳細に教えて頂ければ助かります。よろしくお願いします。
2010-03-07 16:16 yasu URL 編集
yasu様。初めまして
この度は私の記事を読んで下さり、またコメントを寄せて頂きまして誠にありがとうございます。
さて、今回は『MP-600』と『MP-630』の音の違いについて、ご質問を頂戴しておりますが、私もyasu様と同じく『MP-600』の音には大変好感を持っております。
『MP-630』の音も、大変いい印象が残っており、気持ちよく打てた記憶があります。
それでこの音の違いについて詳しく説明を・・・・。ということですが、正直申しましてなかなか表現しづらい部分を今は感じております。
どちらの音が高くて、もう一方が低い・・・・。とか、どちらが響きやすい・・・。などと区別はしづらい感じがします。
ひとつ言えるのは、『MP-600』の音を大変気に入っておられるようなので、おそらく『MP-630』の音にも好感を持たれるのではないでしょうか?
両方とも、大変素晴らしい音を持ったドライバーだと思います。
なんだか曖昧なお答えになってしまい、申し訳ないのですが、どちらもそれほど大きな違いはないような気がします。
『MP-630』は、今でも試打クラブが簡単に借りられると思うので、是非一度ご自身でその音を聞いてみられたらいかがでしょうか?
音の好みも人それぞれだと思いますので、それがベストだと思われます。
yasu様はドライバーの音をとても大切にしておられますが、私も全くの同感です。
いくら飛んでも、また曲がりにくくても、音が良くないと全てが台無しですね。
私もこれまで色々なドライバーを試打していて、音に好感を持てない物に出会うこともありますが、そういったクラブは二度と手にすることはありません。
いい音を耳にしていないと、打っていても楽しくはないですね。
今回は、せっかくコメントを寄せて下さったのに、明解なお答えが出来なくて申し訳ありませんでした。
これからもお時間のありますときは、また私の記事にお付き合い下さいませ。
それでは失礼致します。
2010-03-08 02:18 golfdaisuki URL 編集