BUCHI SP101 WEDGE - ゴルフクラブ試打日記。


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2015年08月08日
  

BUCHI SP101 WEDGE

                 
BUCHI SP101 WEDGE
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは BUCHI SP101 WEDGE です。



ダイナミックゴールド
シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは56度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは元調子 です。



正面
久しぶりに出会った、BUCHIのクラブです。


ウェッジも久しぶりです。


このメーカーのクラブに出会うことは少ないのですが、とてもいい思い出が残っていて、今日は久しぶりに出会うことができて、テンションが上がりっぱなしでした。


特にMT201というアイアンのイメージがとても強いです。



側面
オーソドックスなタイプです。


正統派といっていいと思います。


余分なところが見られません。


必要な所以外は全て削ぎ落とされているような感じがします。


どの番手のクラブも好きですが、私は特にウェッジの練習が大好きで、季節に関係なく一年中楽しんでいます。


これまで、たくさんの素晴らしいウェッジに出会ってきました。


なのでウェッジに対する、それなりの嗅覚は持ち合わせているつもりです。


今日は、その私の嗅覚が、このウェッジの良さを嗅ぎ取っているようでした。


いつもよりも強い感覚です。



ソール幅
ソール幅はSWとしては、標準的な部類だと思いました。


しかし、今はワイドソールタイプが多くなっているので、そういった意味では『広すぎないタイプ』といっていいのかもしれません。


SWにはソールの広さを求めておられる方はたくさんいらっしゃると思います。


そういった方には、このウェッジはやや狭く感じられるかもしれません。


私はこれくらいの幅に好感がもてるのですが、こういったところは人によって好みがはっきりと分かれるところなのかもしれません。


ソール幅は普通だと思いましたが、微妙に『削り』が効いているな・・・。と思いました。


いい味が出ている・・・。と思いました。


ウェッジに限ったことではないですが、特にソールを使うクラブであるウェッジは、ソールの形状が性能を左右することがあると思います。


ソールの形状も、人によって好みが分かれるところだと思います。


このソールをパッと見て、このウェッジは易しそうだな・・・。と思いました。


上手く抜けて(滑って)くれそうな形状をしていました。


『ソールの顔』も、いい感じでした。



ネック長さ
ネックの長さは、ウェッジではこれくらいは欲しい・・・。という長さが、しっかりとキープされていました。


適度なロングネックです。


重心の高さも、いい感じだろうな・・・。と思いました。


上から潰し気味に入れる・・・。カットに入れる・・・。スッと抜いていく・・・。など、色々なイメージが出せました。


グースの利きも強くないので、私好みのウェッジです。



ミーリング無し
フェース面にはミーリングはありませんでした。


特に変わったところはありませんが、いい味が出ているな・・・。と思いました。


フェース面を見て、テンションが上がるタイプと、そうでないタイプに分かれるのですが、このウェッジは前者のタイプです。



トップライン
トップラインの厚さは標準的です。


厚くもなく、薄くもなく・・・。といった感じです。


ちょうどいい厚さに収まっています。



HIMEJI JAPAN
ヒール側には、『HIMEJI JAPAN』の文字が刻まれていました。


メイドインジャパンというだけでも、そのクラブに対する好感度が上がっていくのに、『クラブの聖地』ともいうべき兵庫県姫路市というだけで、プレミア感まで出てきます。


兵庫県には素晴らしいメーカーがたくさんあります。


以前も書きましたが、ゴルフクラブに限らず日本のメーカーの品は国内外共に人気があります。


日本のメーカーが海外で現地生産することも多いですが、海外の方は日本のメーカーというだけでなく、『日本製』を求めておられることが多いのだそうです。


海外(現地)で生産するよりも、日本で作られた物のほうが精度の高さや耐久性などが高く、信頼性が格段に違うのだと訊きました。


日本人が日本で作ることにより、その物の価値がさらに上がっていくのだそうです。


信頼が大きな財産になっているのだと思います。


たとえ輸送費を払ってでも、信頼できる日本製を使いたい・・・。という海外の方は、たくさんいらっしゃるのだそうです。


普段日本に住んでいると、そのようなことはあまり意識したことがありませんが、それだけ日本製品の品質の高さや信頼性の高さがあるのだと思います。


そういったことを考えてみても、このウェッジを手にしているだけで、すごく贅沢な気分になってきます。


『作り手の誇り・こだわり』が感じられるクラブを使うことは、私たちゴルファーにとって、とても幸せなことだと思います。


ピリッと気が引き締まります。


クラブに対して思い入れがもてるからこそ、ゴルフの楽しさも広がるのだと思います。



羊
トゥ側には三匹の羊が描かれていました。


とても可愛いです。


羊がBUCHIのトレードマークなのでしょうか?



構え感
とても構えやすいです。


この構えやすさは、ある程度予想できていました。


BUCHIのクラブの顔は、私は大好きです。


顔の好みがとても合います。


少しだけグースが利いていましたが、気になるほどではありませんでした。



開きやすい
フェースも開きやすいです。


私はウェッジを開いて使うことが多いので、『開きやすさ』はとても大きなポイントです。


普通に構えてみて構えやすくても、開きづらいウェッジは購入したいとは思いませんが、このウェッジはとてもいいです。


何といっていいのか分かりませんが、『ほのぼのした感じ』といったらいいでしょうか?


とても安心できる顔をしていました。


私は色々と細工をして遊ぶのが好きなのですが、このウェッジはそれがとても易しそうに感じました。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』はソフトで、とてもいい感じです。


心地良い感触が手に残ります。


微妙なニュアンスを出していきやすいフィーリングです。


一球たりともアバウトに打っていくことなく、しっかりとこちらの思いを伝えて、それを上手く返してくれる感じがしました。


『対話のできるウェッジ』といったらいいでしょうか?


ウェッジ好きの私にはたまらないものがありました。



スピン性能
スピン性能も、なかなか高いと思いました。


食いつき感が凄いとか、強烈にスピンが掛かる・・・。という感じではなかったのですが、いい感じでボールが止まってくれました。


『フワッ』という感じでボールの勢いを殺していける感じがしました。


いわゆる『死に球』で寄せられるウェッジです。


スッと、ボールをすくっていける感じ・・・。といったらいいでしょうか?



トゥ側
球はとてもあがりやすいです。


56度のウェッジとは思えないほど、出球が高く感じられました。


この球の浮きやすさは、ソールの削りが大きく影響しているのではないかな?と思いました。


抜けの良さが、球の高さにつながっているように感じました。


ロブショットもとても易しく打てました。


ゴルフクラブは『14本以内』という本数制限があるので、本当はロブウェッジを入れたいけど入れられない・・・。という方は、結構いらっしゃるのではないでしょうか?


それほど使う場面は多くなくても、一本入っているだけで安心できる・・・。という方は多いと思います。


そういった方には、是非このウェッジを試していただきたいと思いました。


開きやすくて、ボールも拾いやすく出球の高さを出していけるので、ロブ系の球がとても易しいです。


勢いを上に逃がしていけるので、転がしたくないときに、すごく重宝するだろうな・・・。と思いました。


転がすよりも、上げるほうが寄せるイメージが出しやすい・・・。という方にも、試していただきたいと思いました。


ただ、グースタイプのウェッジを好まれる方には合いづらいところがあるかもしれません。



バックフェース
『安定性』という点では、まずまずかな?と思いました。


それほど『易しさ』を追求して作られたウェッジではないと思いますが、自分のイメージを伝えやすいということでいえば、イージーなタイプといえるのかもしれません。


今はウェッジもキャビティタイプが増えてきましたし、そういった意味では、このウェッジはある程度の『正直さ』はあると思うのですが、正直で反応がいいからこそ感じられる易しさもあると思います。


こちらがミスしたのを解っているのに、それが弾道に表れにくいクラブはドライバーを始め、今はたくさんあります。


人によって好みが分かれるところだとは思いますが、私は寛容すぎるタイプよりも、こちらのミスは正直に伝えてくれるクラブを永く使っていきたいと思っています。


そういった意味でも、このウェッジは好感がもてました。



操作性
『操作性』はかなりいいです。


先ほども書きましたが、フェースを開いて使いやすいので、ショットのバリエーションが増やせます。


今はウェッジもドライバーのように『オートマチックタイプ』が見られるようになりましたが、このウェッジは反対で完全に『マニュアルタイプ』です。


色々な『ワザ』を試すことができます。


普通のショットもいい感じですが、特に『ロブ系』が易しいので、そこに魅力を感じました。


ちょっとフェースを開いて、ボールの下を『チョコン』と拾っていく感じ・・・。といったらいいでしょうか?


『難しすぎずシビアではないロブショット』が易しく打てるウェッジだと思いました。



距離感
距離感もすごく合いやすいです。


今のSWのロフトは『56度』と『58度』が、ほぼ大半を占めていると思います。


勿論、他のロフト(例えば57度や60度など)もありますが、概ね56度と58度になるように思います。


58度を使っておられる方はとても多いと思いますが、それを56度に変えただけで、すごく易しくなって、キャリーが合いやすくなった・・・。という方は多いのではないでしょうか?


たった2度ですが、この2度が大きな違いで、易しさが大きく変わってきます。


ロフトが寝ている58度は、いわゆる『点』になりやすいので、難しさが顔を出してしまうこともあります。


訊くところによると、このウェッジは58度も用意されているようなのですが、今度56度に変えてみようかな?という方には、このウェッジの56度も試していただければ・・・。と思いました。



BUCHI SP101 WEDGE
すごくいいウェッジだと思いました。


今はウェッジも色々なタイプが増えてきました。


その多くがフェース面とソールに工夫を凝らしています。


私がゴルフを始めた頃は、このようなことはなかったので、クラブの進化をすごく感じます。



BUCHI SP101 WEDGE
上手く打てなければ『腕』のせい・・・。といわれることが多かったのですが、今は『クラブのせい』といわれるようになってきたような気もします。


プレイヤーの好みなどにとことん合わせてくれるクラブがたくさんあります。


できるだけクラブに仕事をさせるような考え方になったのかもしれません。



BUCHI SP101 WEDGE
マニュアルタイプで、すごくいいウェッジだと思いました。


先ほども書きましたが、とにかく球がフワッと上がってくれるので、『死に球』で寄せていきやすいクラブです。


ラウンドしていると、時には『死に球』でないと、寄せるイメージが出せない場面に遭遇することは結構あります。


ランニングアプローチやピッチエンドラン、普通のピッチショットでは強くオーバーしてしまい、寄せられないことは多いです。


それは特にグリーンをオーバーしてしまったときなのですが、このウェッジはそんな厳しい場面でも、勇気を与えてくれそうだな・・・。と思いました。



BUCHI SP101 WEDGE
派手なデザインではなくシブい感じがしますが、優秀なウェッジだと思いました。


目立たないところに、様々な工夫が施されているように感じます。



BUCHI SP101 WEDGE
『剛』と『柔』でいえば『柔』。


『動』と『静』でいえば『静』。


そんな感じがしました。



BUCHI SP101 WEDGE
BUCHIというメーカーは大手有名メーカーほどの知名度は無いのかもしれませんが、優れたクラブを作るメーカーのひとつです。


最近、私の周りで大手有名メーカーのウェッジから、『地クラブ』と呼ばれるメーカーのウェッジに変えている人が多くなりました。


成績が上がっている人もいますし、アプローチが面白くなった・・・。という人も増えてきました。


ドライバーなどもそうですが、必ずしも大手有名メーカーのほうが優れているということはなく、逆に地クラブメーカーのほうがいいと感じることも少なくありません。


特に『品質の確かさ』『精度の高さ』という点では、大手有名メーカーでは太刀打ちできないところもあるように思います。


ロット数が多くないので、価格は少し高めになってしまうことも多いですが、『精度の高さ』や『品質』『安心』を同時に買うと思えば、決して高くはないのかな?と思います。


今日は日本メーカーの、このウェッジに魅了された日でした。



アプローチ練習場
暑さが厳しいせいか、最近はアプローチ練習場で練習される方があまりおられないので、今日は打席で試打した後、アプローチ練習場でも、このウェッジをたっぷりと堪能することができました。


人口のマットよりも、実際の芝のほうが活きる感じがしました。


草(芝・ラフ)と仲良くしてくれるウェッジだな・・・。と思いました。


上手く対応してくれました。


草とケンカするタイプではないので、穏やかな感じで寄せることに集中することができました。


そういった意味での大らかさを感じました。


購買意欲が刺激されましたし、練習後のアイスコーヒーが格別でした。

                         
        

                         

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