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2015年06月27日
ツアーエッジ エキゾティクス XCG-7 Beta ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ツアーエッジ エキゾティクス XCG-7 Beta ドライバー です。

シャフトは MATRIX です。
ロフトは9.5度、シャフトフレックスはS、シャフト重量は72g、トルクは3.5、クラブ総重量は326g です。

とてもカッコいいツアーエッジのドライバーです。
以前試打したドライバーと、すごくよく似ています。
『瓜二つ』といっていいほど似ています。
このドライバーは『Beta』ということなので、マイナーチェンジモデルなのかな?と思いました。

形状自体も大きな違いは無いようです。
全体的なデザインも、よく似ています。

見慣れた感じのネックの長さです。

9.5
ネックには調整システムが搭載されていて、試打するのは、この『9.5』のポジションです。

8.5

10.5

11.5 12
他にも、8.5度から12度までロフトを変えられるようです。

9U 10U

11U
Uは『アップライト』ということなのかな?と思いました。
ライ角を調整できるのでしょうか?

このオリジナルグリップも、ソフトでいい感じです。

以前試打したドライバー同様、この艶消しな感じがとてもいいです。
黒というよりは、『濃いシルバー』といったほうが近いです。

トゥ側

ヒール側

トゥ側とヒール側の出っ張りや、バックフェースの凹みも前に試打したモデルと共通していますが少し形が違うようです。
やはり、同じコンセプトで開発されたんだな・・・。と思いました。

シャローバック形状です。
フェース高が高く、シャローバックになっています。
こういったタイプのドライバーも、たくさん出会ってきました。
シャローバックはともかく、フェース高が高いのはとても好感がもてます。
ある程度ディープなほうがフェースを縦に使えるので、安心感があります。
シャローフェースは少し気を遣うこともあります。

まずまずの顔だと思いました。
どちらかというと『つかまえ系』の顔をしているように見えました。
フッカーの私は少し逃がし系のほうが安心できるのですが、これくらいでも特に問題ないと思いました。
フェースが被っているドライバーでも、苦手意識が芽生えてしまうモデルもあれば、それほどでもないモデルもあります。
このドライバーは後者のほうです。
しかし、もし調整できるのであれば、もっと逃がし気味の顔で試してみたいという気持ちはありました。

素振りをしてみても、なかなかいい感じです。
結構しっかりしていると思いました。
ヘッドの利きもいいですし、シャフトもグラつく感じはしません。
『振っていけそうな』ドライバーです。
以前試打したドライバーもそうですし、ツアーエッジは結構しっかりめのクラブを発表しているように思います。
他のメーカー(特に国内メーカーや海外メーカーの日本市場向けモデル)は、かなりソフトめのスペックになっていることが多いので、このようなしっかりとしたスペックだと新鮮に感じます。
フレックス表示の『S』は、かなり幅広く使われていますが、これくらいが本来のSのような気もします。
『S』は『スティッフ(硬い)』という意味ですが、このシャフトは『硬い』というよりは『しっかりとした』という印象のほうが強いです。
余計な気を遣うこともないので、すぐにタイミングが合いました。

ボールを前にして構えた感じは、まずまずでした。
やはり球がつかまりそうだったので、少し右を向いて回していこうと思いました。
普通に構えると、苦手な方向へ曲がってしまいそうな感じがしました。
フェース面も見えすぎず、球があがり過ぎるイメージはありませんでした。
高い弾道というよりは『強い弾道』をイメージできました。
『横のイメージ(左右の幅)』よりは『縦のイメージ(高さ)』のほうが出しやすいドライバーだな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』はマイルドな感じで好感がもてました。
響く感じがしないのがいいと思いました。
嫌な衝撃も手に残りません。

『音』も小さめで、小気味いいです。
邪魔をしない音です。
このようなフィーリングは少し意外でした。
もう少し『派手め』な感じかと思っていたのですが、実際はそうでもありませんでした。
しかし、以前試打したドライバーを思い出せば、これも当然なのかな?と思いました。

『球のあがりやすさ』は普通だと思いました。
特別あがりやすい感じはしなかったのですが、タフなタイプで球がドロップする・・・。という印象もありませんでした。
ちょうどいいところでの『さじ加減』ができているのかもしれません。
中弾道といったところだと思います。
しかし、ヒッタータイプの方に合いやすいタイプなのは間違いありません。
クラブの重さも、今のドライバーの中では重いほうだと思います。
ある程度のパワーがあったほうがいいのかもしれません。

『安定性』は、結構高いな・・・。と思いました。
シビアな感じはしませんでした。
ラインも出しやすくイージーだと思いました。
構えたときの印象ほどつかまり過ぎないのもいいと思いました。
私の場合、ちょっと油断するとフックを打ってしまいそうだったのですが、シャフトが動きすぎて巻いてしまうこともなかったので、ラインの幅から大きく逸れることはありませんでした。
『叩けるイージー系』といったらいいでしょうか?

『飛距離性能』は、いい感じでした。
つかまりが良く、力強い球が打てます。
どんどん振っていきたい方に合いやすいドライバーだと思います。
やはり、ヒッタータイプ向けのドライバーだな・・・。と思いました。
今は結構ターゲットを広くしている・・・。といいますか、なるべく幅広い層を1つのクラブでカバーできるような作り方がされていることが多いと思うのですが、時にはそれが『曖昧さ』につながってしまうこともあり、はっきりしないこともあります。
このドライバーは結構はっきりしていて、個性が感じられます。

『操作性』という点では、まずまずでした。
左右に曲げることも難しくはなかったのですが、あまり細工をしたい感じにはなれませんでした。
シャロー感を感じたからなのかもしれません。
あまり意図的に曲げるイメージが出せませんでした。

今の多くのドライバーは『460cc』だと思います。
このドライバーは、少しヘッド体積が抑えられているそうなのですが、私には小顔に見えませんでした。
これまでたくさん出会ってきた『460ccのドライバー』だと思っていました。
『ディープさ』よりも『シャローさ』のほうが強く感じられたからかもしれません。
ヘッド体積を少し抑え気味にしていながらも、小さく見せないような技術があるのかな?と思いました。
小顔でコンパクトにまとまったタイプが苦手だ・・・。という方も、このドライバーは安心できる・・・。という方も多いのではないでしょうか?

『振れる』『叩ける』ドライバーだな・・・。と思いました。
最近は気を遣わないといけないようなドライバーも多いので、このようなしっかりしたモデルに出会うと、新鮮に感じますし、印象にも残りやすいです。
今は『似たようなタイプ』のドライバーが多いです。
このドライバーは明らかに『個性』を感じました。

今日は何も調整せずに『9.5度』のままで試打したのですが、せっかく調整機能が付いているので、また試打する機会があれば色々と調整してみたいと思いました。
この9.5度のままでは球があがりづらくて難しい・・・。という方でも、1度寝かせるだけですごくあがりやすくなるのであれば、安心できます。
スペックを選び間違えた・・・。ということが無くなるのかもしれません。

調整機能付きのドライバーでロフトなどを変えると『見え方』が大きく変わりすぎてしまい、構えづらくなって、結局元のままに戻した・・・。という声を聞いたことがあります。
フェースアングルなども変えずに、元のままが一番良かった・・・。という声も聞いたことがあります。
私は調整機能付きドライバーを購入したことがないので、よく分からないのですが、やはり調整機能にもメリットデメリットがあるのかもしれません。
このドライバーはどうなのでしょうか?

私は調整機能よりも、このドライバーがもつ『基本的性能の高さ』に魅力を感じました。
しっかりしたドライバーだと思いました。
これまで様々な調整機能付きドライバーを試打してきて、中には調整機能だけが一人歩きをしていて、肝心の基本性能がおろそかになっていると感じた物もありました。
私はそういったドライバーには全く魅力を感じず、二度と手にしていません。
しかし、このドライバーはそういった印象はありませんでした。
しっかりと『芯』のあるドライバーだと思いました。

ツアーエッジのクラブはまだそれほど多く出会ってきてはいないのですが、また機会があれば何度でも試打してみたいと思いました。
また試打してみたいな・・・。と思わせてくれるドライバーでした。
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