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2015年06月10日
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マグレガー マックテック NV301 ワンピース リミテッドエディション ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは マグレガー マックテック NV301 ワンピース リミテッドエディション ドライバー です。

シャフトは NV301 です。
ロフトは10度、クラブ長さは44.75インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は51g、トルクは5.0、バランスはD1、クラブ総重量は304gです。

久しぶりに出会った、マグレガーのドライバーです。
なかなかニューモデルに出会わないので、どうなっているのかな?と、ずっと思っていました。
マグレガーは指折りの老舗メーカーです。
マグレガーのドライバーは、やはりパーシモンドライバーのイメージが今でもありますが、チタンになってからも存在感を放ち続けて欲しいです。

赤いヘッドが美しいです。
形状自体もディープなタイプです。
先日試打したドライバーもそうですが、最近はディープタイプも少しずつ復活してきているようです。

ネックの長さは標準的です。
今はショートタイプも多いので、少し長く見えますが、やはりノーマルなタイプです。
ネックには調整システムは搭載されていませんでした。
調整システムも、一時期に比べると落ち着いたような気もします。
まだまだ調整システムが搭載されたドライバーが登場してくると思いますが、これ以上は複雑化しないような気もしますし、メーカーによって『ある』『ない』の区別ができるようになるのかもしれません。
ドライバーを購入するとき、調整機能があるかどうかを重要視しておられる方も多いと思いますが、私はそれほど重要視していないので、特に不満はありませんでした。

トゥ側には『ONEPIECE』の文字が入っていました。
私は漫画を読まないので内容は殆ど知らないのですが、大人気だということは知っています。
色々なグッズにも使われているようです。
ゴルフ用品にも採用されています。
しかし、ゴルフクラブとのコラボはとても珍しいと思いました。
私はよく分かりませんが、ワンピースファンの方にはたまらないドライバーといえるのではないでしょうか?
ゴルフクラブと漫画のコラボは、おそらく初めてではないでしょうか?
コラボされていても、全体的なデザインが崩れていないのがいいな・・・。と思いました。

ONEPIECEのマークもいいですが、私はやはりこのMacGregorの文字に魅力を感じます。
パーシモンからメタル・チタンへと時代は流れても、この文字は不変です。
他のメーカーはロゴを変えていることもありますが、やはり昔からのファンとしては、いいものはずっと残して欲しいと思っています。
『マックテック』よりも、私には『マグレガー』です。
私がゴルフを始めたときからの憧れのメーカーです。

ヒール側にはウェイトが2つ配置されていました。
とてもよく目立ちますし、前のモデルとも共通するので、マックテックらしい感じがします。
ここの位置にウェイトがあるということは、球のつかまりを良くしているのではないでしょうか?
近くでよく見てみると、右側には『7』、左側には『10』の文字が刻印されていました。
他にも、色々な重さが用意されているのでしょうか?
昔はウェイトを交換するだけで、すごく画期的なシステムだと思いましたが、調整機能がどんどん複雑化していって、今ではすごくシンプルに感じられます。
調整の多様化は難しいのかもしれませんが、シンプルだからこそいいところもあるように思います。
あまり便利になりすぎても、迷いなどが生まれてくるのかもしれません。

ソールには溝のようなものがありました。
これはやはり飛距離に関係しているのでしょうか?
メーカーによって溝のある位置も違ったりしますが、溝のあるドライバーが珍しくなくなりました。

バックフェースのアクセサリーもオシャレです。
マックテックのマークのようです。

ソールには小さな文字で、『ULTIMATE CUP FACE』と記されていました。
『究極のカップフェース』ということでいいのでしょうか?
『ULTIMATE』という言葉を使うあたり、かなり自信があるようにうかがえます。
深い研究がされているのだと思います。

ディープバックタイプです。
はっきりとしたディープです。
今はセミディープタイプも多いですが、このドライバーはディープです。
適度な厚みがあって、力強さを連想させます。
シャロー系のドライバーもいいですが、やはりディープタイプには何ともいえない魅力があります。
設計自由度が高いチタンが今は使われているので、シャロータイプも作れますが、もしパーシモンで今のようなシャローヘッドドライバーを作ったらどうなるんだろう?と、ふと思ってしまいました。
かなり重くなって、振りづらくなってしまうかもしれません。

とてもいい顔をしています。
いわゆる『コラボドライバー』ですが、奇をてらった感じは全くしません。
正統派なドライバーです。
コンパクトなタイプで、今どき珍しいな・・・。と思いました。
今は投影面積が大きくてプレイヤーに安心感を与えるタイプのドライバーが多いですが、このドライバーは違います。
小顔好きの方はとても魅力的に感じられるのではないでしょうか?
ほんの少しだけフェースが被っているかな?と思ったのですが、これくらいであれば気にする必要はないくらいのレベルでした。
むしろ逃がすイメージも出しやすいのではないかな?と思いました。

クラウンマークの代わりということではないと思うのですが、文字が記されていました。
『ONEPIECE LIMITED EDITION』の上に、『PORTGAS・D・ACE』と記されていました。
どういう意味なのでしょうか?
よく解りませんが、何か意味があるのだと思います。
こうして見ていると、クラウンマークの代わりに文字でもいいな・・・。と思いました。
ただし、あまり目立ちすぎなければの話ですが・・・。
このドライバーの場合は好感がもてます。

クラウンのトゥ側とヒール側には、この独特な模様があってカッコいいです。
これは漫画ワンピースのイメージに合う模様なのでしょうか?

このオリジナルグリップは少し変わっています。
しっとりというよりは、ややまとわりつくといいますか、粘着タイプのグリップです。
ドライバーでこのようなタイプのグリップが採用されるのは珍しいような気もします。
パターでは時々見かけます。
ソフトなグリップですが、あくまでも私の好みとしては、違うタイプのグリップのほうが好きです。
しかし、このグリップでも大きな不満はありません。
今はレギュラータイプが多いですが、このグリップは太めでした。
太いグリップのほうが手首の動きを抑えていきやすいので好きだ・・・。という方も多いのではないでしょうか?

ヘッドだけでなく、グリップにも『ONEPIECE』の文字が記されています。
細部にまでとことんこだわって作られています。
ゴルフクラブの中で、グリップが一番の消耗品ですが、代替のグリップは用意されているのでしょうか?
せっかく気に入って使っていても、グリップを交換しなくてはならなくなったときに、同じグリップが無くて普通のグリップになってしまっては、テンションも下がってしまいます。

グリップもすごく凝っているので、グリップエンドにもドクロのマークが入っているのかな?と思っていましたが、ここの部分は普通でした。

まだ新品だということもあると思いますが、綺麗なフェース面です。
使っていくうちにどのようになっていくのかが興味あります。
結構打球痕は残りやすいフェースのように見えます。
『使い減り』するのではなく、使っていけばいくほど魅力が増していくクラブが理想です。
しかし、最近はそういったクラブになかなか出会えません。
このクラブはどうなのでしょうか?

素振りをしてみると、なかなかいい感じでした。
フレックスが『SR』ということで、もっと頼りない感じかな?と思っていましたが、そうでもありませんでした。
すごくしっかりしたシャフトという感じもしなかったのですが、タイミングもとりやすくて、すぐに馴染むことができました。
好感のもてるSRです。
ここ何年も、本当に『S』だろうか?と思えるような『軟らかいSシャフト』にもたくさん出会ってきましたが、このシャフトは『本来のSR』だな・・・。と思いました。
決してハードなタイプではないですが、『頼りなさ』『動き過ぎ』は感じませんでした。
ヘッドがディープなタイプなので、シャフトもしっかりめかな?と思っていましたが、そうでもありませんでした。
いい感じの『ミスマッチ感』があるな・・・。と思いました。

ボールを前にして構えてみても、好感がもてました。
少しつかまりそうかな?と思いましたが、苦手意識は芽生えませんでした。
変なクセはありませんでした。
人気漫画とコラボしたクラブですが、デザインだけでなく中身もしっかりしたタイプだということが解りました。
顔を見ただけのときは感じなかったのですが、こうして構えてみると少し『プル角』が利いているな・・・。と思いました。
それも『つかまり』のイメージが出た要因のような気がします。
今のドライバーの中では小顔なタイプですが、シャフトの長さが適正なおかげで、小さく見えなかったですし、何よりボールが遠すぎないのがいいと思いました。
『ドロー』『フェード』でいえば、ドローが出そうな雰囲気があったのですが、まずは右から回さすそのまま真っ直ぐに打っていくことにしました。
試打を開始しました。

『打感』は、ややしっかりめですが硬すぎず、好感のもてるフィーリングです。
しっかりとインパクトを感じとっていくことができました。
左手首に少し衝撃が残ったのですが、これくらいであれば特に問題ないレベルです。

『音』もいい感じでした。
はっきりとした爽快感のある音です。
大きすぎないですし、甲高くもありません。
しっかりとした重厚感がありました。
何といいますか、周りにこちらの存在感を示してくれそうな音だな・・・。と思いました。

『あがりやすさ』という点では、どちらかというと『ライナー系』が打ちやすいタイプだと思いました。
ロフトは10度ということですし、シャフトもハードなタイプではありませんが、やや高さを抑えた強い球が打ちやすいタイプです。
『10度』『SR』というスペックですが、明らかにヒッター向けのドライバーだと思いました。
タフ過ぎて球がドロップする・・・。ということは無かったのですが、今のドライバーの中ではしっかりとしたほうだと思います。

『安定性』は、まずまずだと思いました。
それほどシビアな感じはしなかったのですが、結構正直な印象を受けました。
いい意味で誤魔化されないドライバーだな・・・。と思いました。
『曲がりにくさ』があるタイプではありませんでした。
そういった意味では『一昔前』のドライバーといった印象も受けます。
構えたときにイメージで出ていましたし、私がフッカーだというのもあると思うのですが、一球目から予想通りフック系の球がでました。
実際に打ちにいくと、シャフトも結構動くタイプだな・・・。と思いました。
もう少し先の動きが抑えられていればもっと曲がりの度合いは小さくなるような気がしました。
ヘッドはコンパクト感がありますし、自然と曲がりやすい感じもしました。
ドライバーに高い直進性を求めておられる方には、やや合いづらいところがあるかもしれません。

『飛距離性能』という点では、いい感じでした。
今はハイレベルなドライバーが多いので、正直驚くようなことはなかったのですが、ポテンシャルは高いな・・・。と思いました。
ボールの弾きもいいですし、弾道も力強いです。
先ほども書きましたが、ボールが無駄に高くあがりすぎないのもいいです。
高~くあがる球というのは、意外と飛んでいないことも多いです。
このドライバーはコースでも、いい感じでボールを飛ばしていけそうだな・・・。と思いました。

『操作性』は高いな・・・。と思いました。
左右に曲げるのも難しくありませんでした。
つかまえるイメージのほうが強く出ましたが、逃がすことも難しくないドライバーです。
特に極端なことをしなくても右に曲げていくこともできました。
私はフックボールのほうが易しく感じましたが、スライスが出にくいタイプのドライバーではありませんでした。
今は大きく曲げづらいドライバーも多いですが、このドライバーはそれらとは違うタイプだと思いました。

この独特なデザインが目を惹きますが、肝心の中身もしっかりとしているな・・・。と思いました。
これまで、デザインはすごく目立っているけど、性能的に魅力を感じなかったドライバーにたくさん出会ってきました。
デザインに負けてしまっているクラブはたくさんありました。
そのせいか最初は、このドライバーにもそれほど期待はしていなかったのですが、いい意味で予想を裏切られました。

研究に研究を重ね開発された『NV301』というドライバーに、ワンピースのデザインを施しているのだと思いました。
あくまでも『性能』『品質』重視で、その後にデザインが付いてきているのだと思いました。
デザインを抜きにした全体的な質感では、これまでのマックテックの流れをいっているように思います。

先日試打したドライバーもそうですが、最近は赤いヘッドのドライバーも多く見かけるようになりました。
パーシモンの頃から採用されているので、赤という色は完全に浸透していると思いますし、この色が大好きだ・・・。という方は多いのではないでしょうか?
私は、できれば黒やとても美しいマリンブルーを見てみたいと思いました。
赤は意欲を高めてくれる色ですが、ブルー系は落ち着きをもたらしてくれたり、冷静さや集中力を高めていけたりする色だと思います。
私が求めたいものを青という色が補ってくれているように感じることもあります。

とても珍しい、漫画とのコラボドライバーですが、基本性能はしっかりとしていると思いました。
決して『企画物』ではない、芯が通っている感じがしました。
このドライバーは好感がもてたので、もしラインアップされているのであれば、FWやUTなども試してみたい・・・。と思いました。

また機会があれば試打してみたいと思いました。
久しぶりのマクレガーでしたが、これからも期待していきたいです。
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