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2015年06月07日
muziik On The Screw ウェッジ

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは muziik On The Screw ウェッジ です。

シャフトは N.S.PRO 950GH です。
ロフトは50度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS、キックポイントは中調子 です。

とてもオシャレな感じのするムジークのウェッジです。
これまで、ドライバーとFWを試打したことがあるのですが、ウェッジは初めてです。
ムジークのクラブを手にした経験が浅いので、まだ特徴がつかめていません。
ただ、先日マイドライバーのグリップをムジークに変えてみたのですが、これがとてもフィットしています。
これからの梅雨シーズンに備えて、雨にも強いタイプに替えたのですが、気に入っています。

形状的にはオーソドックスなタイプだと思いました。
奇をてらった感じはしません。
ムジークといえば、ドライバーのあの独特なデザインが印象的ですが、このウェッジはそれと比べると少しおとなしめです。

しかし、このウェイトがよく目立っています。
色がブルーなのも共通しています。
見た目のインパクトがとても強いですし、オシャレです。
ここの位置にあるということは、重心を低くする為でしょうか?
ウェッジはある程度高重心なほうがスピンもほどけにくいですし、扱いやすい感じもするのですが、あえてこうしているということは、それなりの理由があるのだと思います。
ドライバーやFWは『一つ目』だったけど、このウェッジは『二つ目』だな・・・。と思いました。

この凹み部分は、それほど深くありませんでした。

ロフトが50度ということは、私の感覚ではPWとAWのちょうど中間にあたるのですが、そういったことで考えてみると、明らかにワイドな感じがします。
何となくですが、滑りが良さそうなソールだな・・・。と思いながら見ていました。

ネックの長さは、普通でした。
短くなく、しっかりとキープされていました。
ショートネックタイプかな?と思っていたのですが、違っていました。
この角度から見ても、少しグースが利いているのが解ります。

フェース面にはミーリングは見られませんでした。
ノーマルなフェース面です。
高級感のある、美しいフェース面です。

トップラインの厚さは、ノーマルです。
厚すぎず、ちょうどいい感じです。

リーディングエッジが削られているのがよく解りました。
最近のウェッジやアイアンの多くが、このようなタイプだと思います。
昔は使い込んでいって、自然に削れていくものでしたが、今は最初から、購入前から既に削られています。
それだけ、クラブとの付き合う期間が短くなったのかもしれません。

ボールを前にして構えてみると、いい感じでした。
変なクセもなく、楽に構えることができました。
少し大顔に見えました。
私の感覚では『セミラージサイズ』になります。
私の好みでいいますと、できればもうちょっと小顔のほうが好きなのですが、小顔タイプがあまり好きじゃない、少し大きめがいい・・・。だけど大顔なウェッジは苦手だ・・・。という方にはちょうどいい大きさといえるのではないでしょうか?
グースの利きも少し目立ちますが、これくらいであれば特に緊張もしないですし、普通に打っていけそうだな・・・。と思いました。
『構え感』ということだけでいいますと、必ずしも私の中での『ど真ん中のストライク』ではないのですが、今はこのようなタイプの人気も高いのだと思います。
マニュアルタイプというよりは、オートマチックっぽい感じもしたので、まずは細工をせずに普通に打っていこう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

打感はソフトで好感がもてました。
フェース面を見たときに、これは柔らかそうだぞ・・・。と思っていたのですが、実際もその予想を裏切らないグッドフィーリングでした。

スピン性能は、なかなか高いな・・・。と思いました。
それほど『激スピン』という感じはせずに、少し足(ラン)がでましたが、そこそこ止めやすいタイプです。
止まりすぎると距離感が合いづらいから難しい・・・。という方には、これくらいのスピン量がちょうどいいのかもしれません。
食い付いたり、滑ったり・・・。といった一球一球の精度の違いも起こりにくいような感じがしました。
平均レベル以上の『安定したスピン』を出しやすいウェッジなのではないかな?と思いました。
『止め』で距離感を出すのではなく、多少『流し気味』で距離感を合わせやすいウェッジといえるのではないでしょうか?

ボールもあがりやすくて、いい感じです。
球も拾いやすいです。
私はグースタイプが苦手に感じることも多いのですが、このウェッジのグースは控えめな感じなので、特に難しく感じることはありませんでした。
ただ、これよりももっと強くなってしまうと、緊張感が増していったかもしれません。
あくまでも私の感覚ですと、ストレートタイプのウェッジでは、スコアラインの下から2本目と3本目で拾っていく感じでボールを運んでいけるのですが、グースタイプだとタイミングが少し変わってくるので、『フェース面全体』といいますか、少しアバウトに打っていきたくなります。
このウェッジは、そこまでアバウトに感じることもありませんでした。

『安定性』は普通だと思いました。
特に易しさが全面に押し出ているタイプではないと思いますが、難しく感じることもありませんでした。
ラインも出しやすいウェッジだと思いました。

距離感も、最初は少しばらついてしまったのですが、すぐに修正することができました。
いったん慣れてしまえば特に難しく感じることもありませんでした。
いつもよりも、少し上から潰して打ちたくなりました。
このウェッジは私が使い慣れているシャフトとは違うので、いつもの感覚で打つようにはいきませんでしたが、大きな不満はありませんでした。

『操作性』はまずまずだと思いました。
最初は細工をせずに自然な感じで打っていったのですが、球数をこなしていって慣れてきたら少し細工をしてみました。
結構いい感じで付き合ってくれました。

今はアイアンのロフトが立っていることが多くなったので、必然的にウェッジのロフトのバリエーションも増えてきているように思います。
このウェッジのように『中間ロフト』も、よく見かけるようになりました。

ウェッジに『S』や『A(あるいはPS)』などといった表示がされなくなって、かなりの月日が経ちました。
ウェッジをロフトで呼ぶ時代になりました。
昔はアイアンとウェッジはセット販売が当たり前でしたが、今は別売りが当たり前になっています。
それだけウェッジに対する存在感や求めるものも大きくなっていると思います。
セットで購入するのではなく、ウェッジを別に選ぶ楽しみがあるといっていいのかもしれません。

『セミグース』『セミラージ』という、『2つのセミ』があるウェッジだと思いました。
こういったタイプが今のトレンドのような気もします。
『完全なストレート』ではなく、『ちょっとグース』。
『小顔』でもなく『大顔』でもない、『やや面長』。

とてもインパクトのあるデザインですが、試打してみてすごくオーソドックスでいいウェッジだな・・・。と思いました。
よく考えて作られているんだな・・・。と思いました。
大手有名メーカーの大量販売されるウェッジとはまたちょっと違う雰囲気がありました。

ピカピカ光るタイプではなく、艶消しタイプだったのも好感がもてました。
コースで使うときに眩しさを感じてしまうとイメージが出しづらいときもあるので、このような艶消しタイプのほうが、私は好きです。
もし、『黒染めタイプ』があれば、是非そちらも試してみたいと思いました。

初めて手にしたmuziikのウェッジでしたが、いい印象のまま試打を終えることができました。
今はグリップのイメージが強いですが、クラブもいい感じだな・・・。と思いました。
また試打することがあれば、試打してみたいと思いました。
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