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2015年06月06日
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MaxSoul Superior S03 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは MaxSoul Superior S03 ドライバー です。

シャフトは オリジナルシャフト です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は75g、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は310g です。

とてもカッコいいマックスソウルのドライバーです。
これまで、それほど多く試打してきたわけではないのですが、いい印象が残っていますし、興味深いメーカーのひとつです。
それほど知名度は高くなくても、いいクラブを作るメーカーが日本にはたくさんありますが、マックスソウルもそのひとつだと思います。

ディープな感じのヘッドです。
赤い色とよく合っているな・・・。と思いました。
全体的な質感も良く、チープな感じは全くしません。
きっと高価なクラブなんだろう・・・。と思いながら見ていました。

ネックの長さは標準的だと思いました。
しっかりと長さはキープされていますが、それほどロングだとは思いませんでした。
程良い感じの長さだと思います。

ソールには溝がありました。
とても浅い溝です。
これも飛距離に関係しているのでしょうか?
最近は溝があるドライバーやFWが多くなりました。
今は、この溝がトレンドなのでしょうか?

その溝には『Great Design S03D』と記されていました。
『偉大なデザイン S03D』ということでいいのでしょうか?
よく解りませんが、メーカーの自信がうかがえます。

トゥ側が大きく凹んでいました。
とてもよく目立っています。
この大きな凹みも、空気力学に基づくものなのでしょうか?
細部にまで、色々な工夫が施されているようです。

独特の赤ら顔です。
最近、赤いヘッドをよく見かけるようになりました。
それだけ、たくさん支持があるのだと思います。
パーシモン時代から赤くペイントされたドライバーは普通にありましたが、メタルやチタンに変わって殆ど見なくなったので新鮮に見えます。
赤いヘッドにも好感のもてるものと、そうでないものとに分かれますが、このドライバーは前者です。
いい雰囲気がありました。
色のインパクトが大きいですが、形状自体はオーソドックスで奇をてらったところがないのがいいです。

素振りをしてみた感じは、なかなかいい感じでした。
硬いとか重いという感じはしませんが、結構しっかりとしているな・・・。と思いました。
タイミングもすぐに合いました。

とても『男前』のディープヘッドです。
今はシャロー全盛の時代といっていいと思いますが、最近は少しずつディープなタイプも復活してきたように思います。
昔のディープよりもハードルを上げていない感じがします。
このようなディープなタイプを敬遠される方もいらっしゃるかもしれませんが、最近は親しみやすいタイプも多くなったので、まずは試していただきたいと思っています。

このオリジナルグリップも、いい感じです。
すごくソフトという感じではありませんが、適度にグリップ力もありますし、手に馴染みやすいです。
このグリップのパターンは、これまでも見てきたような気がします。

フェース面のデザインも個性的でした。

近くで見ると、溝が無いのが解ります。
スリクソンのドライバーを思い出しました。
最近は、このようなタイプのフェース面も見かけるようになりました。
このフェース面にも、大きな意味があるのだと思います。

構えやすいです。
オーソドックスな感じです。
落ち着いて構えることができましたし、いいイメージも出せました。
私はできれば黒かブルー系、あるいはパーシモンカラーがいいな・・・。と思うのですが、この赤い色もなかなかいい感じです。
赤い色は『やる気スイッチ』をオンにする色だと、以前聞いたことがあります。
テンションを上げていける色なのかもしれません。
赤い色もいい感じですが、この自然な形状が安心感を与えてくれたように思います。
これがもし異型だったとしたら、かなり違和感もあったかもしれません。
このドライバーの構え感は、これまで出会ってきた同じような『赤ら顔ドライバー』の中でも、かなり優秀だと思いました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで、いい感じでした。
打つ前は、少し硬い感じなのかな?と思っていましたが、そうでもありませんでした。

『音』も、はっきりとした感じですが、大きすぎずいい感じでした。
インパクトが緩むこともありませんでした。

『球のあがりやすさ』は普通だと思いました。
ディープな印象もありますが、それほどタフな感じはしませんでした。
ロフトが10.5度というのも関係していると思います。
最近は10.5度でも、タフなドライバーも見かけるようになりましたが、このドライバーはそこまでタフな印象はありませんでした。
装着されているシャフトも、上げやすいタイプだと思いました。

『安定性』は、まずまずだと思いました。
一球目から真っ直ぐ糸を引くように打つことができたせいか、難しく感じることはありませんでした。
シビアな印象はそれほどありませんでした。
ただ、『曲がりにくい』『超ワイドスイートエリア』タイプだとは思いませんでした。
ドライバーには『曲がりにくさ』や『打点のブレを見逃してくれる寛容さ』を求めておられる方には、少し合いづらいところがあるかもしれません。
こうして見ても、かなりディープな感じもしますが、見た目の印象以上に難しすぎないドライバーだと思いました。

『飛距離性能』は優れていると思いました。
最初の数球は、やや『様子見的』な感じで打っていったのですが、思っていた以上に強くていい球が出ました。
フェースの弾きも良くて、優秀なドライバーだと思いました。
球質も軽すぎない感じで、高くフケずに推進力が感じられました。
ソールの溝も、大きく影響しているのかもしれません。

『操作性』も、いい感じでした。
左右に曲げるのも易しいです。
どちらか一方に・・・。というのではなく、均等に曲げてくれました。
このクセの無さが、さらに好感度を高めました。
私は曲げる練習が大好きなので、とても楽しむことができました。

タフ過ぎないですが、ヒッター向けのドライバーであることは間違いないと思います。
ポテンシャルの高さは感じるので、ある程度HSのある方だと、かなりいいパフォーマンスが期待できるのではないでしょうか?
シャロータイプのドライバーもいいけど、そろそろディープなタイプに戻したい・・・。という方は、是非試してみられてはいかがでしょうか?
この試打したモデルは10.5度のロフトでしたが、タフ過ぎない感じに仕上がっています。

飛んでいくボールを見ながら、この力強い弾道は、黒いヘッドのほうがイメージが合うな・・・。と思いました。
赤い色もいい感じですが、色のイメージと、弾道のイメージが合いやすいのは、黒のほうだと思いました。
ただ、赤い色も人気がありますし、これからも違うメーカーを含め、増えていくのではないでしょうか?

ちょっと前の、良かった頃のディープタイプのドライバーとイメージが重なりました。
昔ほどタフ過ぎず、それでいて飛距離性能が長けていて、実戦向きなところが似ているな・・・。と思いました。
最近は『頼れるシャロー』も増えてきましたが、この独特の力強い弾道は『ディープならでは』といった感じがします。
シャローにはシャローの、そしてディープにはディープの良さがあるのだと、改めて感じました。

とても楽しく試打することができました。
予定よりも、少し多く打ってしまいました。
このドライバーは赤色だけなのでしょうか?
それとも違う色もラインアップされているのでしょうか?
私は黒を打ってみたいと思いましたし、白いヘッドで試してみたいという方も多いのではないでしょうか?
また機会があれば、何度でも試してみたいと思いました。
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