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2009年11月19日
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タイトリスト MB アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは タイトリスト MB アイアン の7番 です。

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは35度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は129g、バランスはD2、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は442gです。

タイトリストの新しい『マッスルバックアイアン』です。
毎度の事ながら、この美しさには見とれてしまいます。
『ミラーアイアン』といってもいいでしょうか?
かなり光沢があるデザインですし、鏡のようにピカピカ輝きながら、一片の曇りもないような気がします。
タイトリストのアイアンは昔から『名器』と呼ばれるアイアンがありますが、このアイアンもそういった雰囲気を感じます。

『ソールの幅』は、これまでのタイトリストのマッスルバックと同等な感じがしました。
『ワイドソールアイアン』全盛の今では、かなり珍しい感じがしますが、それだけ対象となるゴルファーが絞られているのだと思います。
細いな・・・・。と思うと同時に、昔はこれくらいの幅のアイアンばかりだったので、何となく懐かしくなってきます。

『ホーゼル』も当然ながら、しっかりとついていますが、それほど長くない感じがしました。
いつもの感覚よりは、少し短めな感じがします。
少し重心を下げて、上がりやすくしているのでしょうか?

素振りをしてみても、すごく振りやすい感じがしました。
これまで通りの普通な感じで振れているので、すごく楽な感じがします。
『よそ行き』でなく、『普段着』のままでいられる感じなので、とてもリラックスできました。

ボールを前にして構えてみても、予想通りすごくいい感じで構えることが出来ました。
これまでの名器と呼ばれたアイアンと遜色ありません。
ボールが大きく見えるので、すごく打ちやすそうな印象を与えてくれます。
すごく構えやすいので、自然と肩の力が抜けてきました。
『ボールの芯』と『アイアンの芯』が自動的に上手くコンタクトしてくれるような感じがしてきます。
構えづらいアイアンだと、こうして構えたときに緊張してしまうことがあるので、余計なところに力が入ってしまい、それがミスにつながることもこれまで多々ありましたが、今日はそれが感じられません。
いい意味で『脱力系アイアン』といえるでしょうか?
いいイメージがどんどん鮮明になってきましたし、自然と集中力も増してくる感じがしました。
試打を開始しました。

まず感じたのが、その『球のあがりやすさ』です。
予想よりもあがりやすい感じがしました。
これまでの、こういった『マッスルバック』で『ソールが薄いアイアン』のイメージで打っていったのですが思っていた以上に球が高くあがる感じがしました。

勿論、この『ノーマルロフト』ということもあるのだと思いますが、やはりこの『ホーゼル長さ』が影響しているのでしょうか?
少し短く見えていましたし、重心が下げられているのでしょうか?
それほど『高重心』過ぎる感じがしませんでした。
先日試打した、『ミズノ MP-68』も、美しいマッスルバックですが、ほんの少し『ソール幅』が前のモデルよりも広い感じがしましたし、実際に打ってみても球があがりやすい感じがしていました。
このアイアンも少し『低重心化』が図られているのでしょうか?
見た目以上に打ちやすいアイアンだと思いました。
やはり『打ちやすさ』が今のトレンドなのでしょうか?
このアイアンを試打しながら、そんなことを考えていました。

『タフ』な感じは全くしませんでしたし、見た目以上に球があがりやすいアイアンだという印象を持ちました。
これまでの『ロングホーゼルマッスルバック』を苦手とされてきた方でも、意外と打ちやすく感じられる方も多いのではないでしょうか?
『MP-68同様』、見た目の印象をあまり変えずにいながら、実は少し打ちやすくなっている・・・・。
そんな画期的なアイアンといってもいいのではないでしょうか?
名器『660』を使ってこられた方は、かなり印象が変わった感じがするのではないでしょうか?

『打感』は勿論、言うことがありません。
適度な『柔らかさ』『厚み感』がとても心地良いです。
打っていて、すごく楽しくなってくるので、次から次へと打ってしまいました。
本来ならば一球ごとに、ボールの後ろに立ってターゲットを決め、そこに『フェース』を合わせ、スタンスを決め、ワッグルをしながらタイミングをとって・・・・・。
といった一連のルーティーンをするのですが、今日はそれを省略してしまい、どんどん打ち続けてしまいました。
夢中で何球も何球も打ち続けてしまいました。
食べ始めた『ピーナッツ』や『柿の種』のように一度始めてしまうと、なかなか止められない自分がいました。
いくらいい打感だからといって、練習が少し横着になったと反省しました。

『安定性』という点でも、私はいい感じがしました。
こういった『飛び抜けた構えやすさ』をもったクラブというのは、自分の出したいラインに球を運んでいけるので、ボールの飛んだ方向が不安にならなくなり、私の悪い癖である『ヘッドアップ』を自然としなくなり、内容の濃いショットを打つことができました。
勿論、『スイートエリア』は、これまでの『マッスルバック』同様だと思いますし、それほど広くはないのかもしれませんが、今日はそんな難しさを感じることなく、気持ちよく試打を続けていくことができました。
『ワイドスイートエリア』とか、『超・低重心』といった『大柄』なアイアンよりも、私はこれくらいの『小柄』なアイアンの方が打点もブレにくいですし、球をまとめやすい感じがします。
決してミスを見逃してくれるアイアンではないのかもしれませんが、それほどナーバスになる必要はないと思いました。
今日はたまたま調子が良かっただけかもしれませんし、マグレが続いただけだとは思うのですが、このアイアンに対する『シビアさ』を殆ど感じることがありませんでした。

『操作性』という点でも、やはりすごくいい感じで色々な球を打つことができました。
自分の意志をかなりボールに伝えやすくしてくれるアイアンだと思います。
ボールが何処に飛んで行ってしまうか解らないアイアン・・・・。というのは、使っていてもすごく不安になってくるものですが、このアイアンにはそういった事は感じませんでした。
自分のイメージと手の感覚でボールを運んでいきやすい『マニュアルタイプ』のアイアンだと思います。
決して『ハンドルの遊び』が大きいアイアンではありませんが、敏感過ぎる感じもしませんでした。

『飛距離性能』という点では、やはりこの『ロフト』や『シャフト』ですし、それほど多くは望めないのかもしれません。
飛ばしたい方には、向かないアイアンなのかもしれません。
ただ私は打っていて、落としたいところまで確実にボールを運んでいってくれるので、すごく楽な気分で打っていくことができました。
『飛距離』よりも『安心』を買っていけるアイアンといってもいいのではないでしょうか?
自分の『勘』が届く距離までしかボールを運ばないので、よりアグレッシブなゴルフができるような気がします。
自分のイメージよりも飛ぶアイアンは、打っていても不安に感じることがありますが、今日はそんな事を全く感じることはありませんでした。

私もそうですし、私の周りには『タイトリストアイアンのファン』が多いです。
ドライバーからパターまで、全てがタイトリスト・・・・。という人もいますし、ゴルフを始めてからタイトリストのアイアンしか使ったことがない・・・・。という人もいます。
そういった根強いファンを持っているタイトリストですが、やはりこの『美しさ』に、その大きな要因があるような気がします。
美しいクラブを打っていると、自然とこちらも気合いが入ってテンションも上がってきます。
クラブの美しさに負けない、いいスイングをしよう・・・。と、自分も頑張れる気がします。

アイアンらしい『シャープさ』を持っています。
『切れ味の鋭さ』を感じさせてくれます。
やはりアイアンはこうでなくてはいけません。
メーカー、生産国問わず、私はこういったアイアンが大好きです。
美しいけど難しい・・・。とは解っていても、目にするとついつい手が伸びてしまうアイアンです。

ゴルフを始めた頃から、このようなアイアンにばかり接してきたので、どことなく懐かしさを感じました。
昔のアイアンは、かなり『タフ』な物が多かったですが、このアイアンもそうですし今のアイアンは、かなり打ちやすくなっているような気がします。
それでいて、『見た目の美しさ』は全然変わっていないのだからとても喜ばしいことだと思います。
先日試打した『CB』もすごく好印象だったのですが、このアイアンは『CB』が打てる方ならば、意外と打ちやすく感じられる方も、きっと多いのではないでしょうか?
ハードルが高すぎるアイアンではないような気がします。

『全く妥協を許さない』といったタイプのクラブに見えますが、実際に打ってみると意外とそうでもないような気がしました。
勿論、この外見通り、ある程度の練習量は要求されるかもしれませんが、敬遠すべきアイアンではないような気がしました。
『ミズノ MP-68』同様、とてもいい印象のまま試打を終えることができました。
最近は『マッスルバック』を発表してくれるメーカーの数があまり多くありませんが、私は『ミズノ』や『タイトリスト』などには、とてもありがたい気持ちを持っています。
『易しさ志向』が強い今とあっては、確かに『売れ筋商品』とはいえないのかもしれませんが、我々のような『コア』なファンの為にも、こうして新製品を発表してくれているメーカーはとてもありがたいと思っています。
今日は時間が足りずに思っている球数の半分くらいで帰らなければなりませんでしたが、本当はもっともっと打ち続けていたいと思いました。
後ろ髪を引かれるような気分でした。
またすぐにでも手にして、このアイアンの好感触を味わいたいです。
コメント
かっこいいですね~
毎日、楽しく拝見させて頂いております。
今日は、タイトリストMBと言うことで、私の連れが前のモデルのZ-MBを使用しており、練習場で何度も借りて打たせてもらっています。
正直、私が以前使用していたミズノのMP-68カットマッスルに比べ、断然打ちやすさ/飛距離とも上だったと感じています。
今は、キャロウェーのXフォージドを使っている私ですが、今度アイアンを交換する時は、絶対にタイトリストのMBと決めています。
今回の試打日記を読み、ますます私の購買意欲を掻き立てていただきありがとうございました。(笑)
さて、話しはぜんぜん変わりますが、今年も年末が近くなり、おかげさまで私の働いている会社でもボーナスの時期になりました。
私の連れが、12月はじめに日本へ一時帰国するため、その時に来年に備え、新しい私の相棒をお願いしました。
前々から、お話しさせてもらっていたタイトリストの909Hの21度(シャフトDGのHL)を筆頭に、タイトリストのFWをF2の15.5度、18.5度をフジクラランバックス7X07で揃え、ボーケイTVD58度バウンス8度(シャフトDGのS200)の計4本をお願いしました。
FWは、私の連れが前のモデルを持っているので、何度も試打をしてその高性能ぶりは良く知っています。
ウエッジは、タイではTVDシリーズが売っていないため、この機会にと思って勢いで頼んでしまいました。
私の腕前は、まだまだ未熟者ですが、やはり道具を新調する度に、今まで忘れかけていたやる気と、道具とのコミュニケーションの重要さを再認識できる良い機会だと思っています。
はたから見ると、ただのミーハーと思われがちですが、この価値観はきっとgolfdaisukiさんには分かってもらえると思います。
それでは、また為になる試打日記楽しみにしています。
書き忘れましたが、前回のエポンシリーズ大変参考になりました。どうもありがとうございます。
2009-11-20 16:00 タイ在住ゴルファー URL 編集
タイトリストのクラブはいいですね
日本はかなり寒くなりましたが、そちらはいかがですか?
タイトリストのアイアンはいつもいいものが多いですね。
909Hユーティリティやウェッジなども、いいクラブばかりですね。
タイ在住ゴルファー様のお気持ちは私にも解る気がします。
今はいいクラブがたくさんあるので、我々ゴルファーには『嬉しい悲鳴』といえるのかもしれませんね。
これからも記事を書いていきたいと思いますので、よろしくお付き合い下さいませ。
それでは失礼致します。
2009-11-20 21:52 golfdaisuki URL 編集
No title
これと三浦技研 MB-5003と新溝Xプロトとまだ悩んでますが・・・
三浦とタイトを比べた時の印象を教えて頂けると幸いです。
2010-02-11 02:52 mars URL 編集
どうも申し訳ございません
この度はコメントを寄せて頂きまして、ありがとうございます。
さて、今回はアイアンについてのご質問を頂戴しておりますが、
「三浦とタイトを比べた時の印象を・・・。」
と書いておられますが、三浦技研はおそらく『MB-5003』のことだと思うのですが、タイトとはどのアイアンのことを指しておられるのでしょうか?
今回はせっかくご質問頂いたのに、その内容を私が理解できなくて申し訳ございません。
この度は誠に勝手ながら、お答えを遠慮させて頂くことにしました。
どうも申し訳ございません。
それでは失礼致します。
2010-02-12 01:50 golfdaisuki URL 編集
美しすぎる MB710
良い意味で感覚的で、ゴルフに対する愛情が伝わってくるこの試打日記を楽しみに読ませて頂いております。
軟鉄の魅力についても素晴らしい文章力!?で表現されていますね。私も、ここでMB710について知り、その顔に惚れ、つい昨日購入しました。
打感は気持ちいいとしか言い様がありません。
キャビティから始め、キャビティしか知らなかった私ですが、MBを打って初めてアイアンの気持ち良さを知りました。これから打ち込んでミート率をいきたいと思います。そこで失礼ながら、キャビティとの打ち方の異なる点がございましたら、ご教示下さい(私が直前まで使っていたアイアンはテーラーメード2007年モデルのR7-XR Sシャフトです)。
MB710の魅力を余すことなく伝えて頂きまして有難うございました。これからも楽しく読ませて頂きます。
2011-05-29 14:39 kazu URL 編集
MB710はとても素晴らしいアイアンですね
この度はコメントを寄せて下さいましてありがとうございます。
そしてMB710のご購入おめでとうございます。
私もこのアイアンはすごく欲しいと思っているアイアンです。
さて、今回はキャビティとマッスルバックの打ち方の違いについてのご質問を頂戴しておりますが、私は特に打ち方を変えていることはありません。
キャビティだから、多少甘めに・・・。だとか、マッスルバックだからしっかりと『芯』に当てていこう・・・。などと考えたこともありません。
あくまでも構えた時の『顔』の雰囲気を大切にしています。
キャビティでもマッスルバックでも、構えたときに美しい顔をしていると、それだけでいいイメージがどんどん増幅していきますし、それがナイスショットを呼んでくれる『呼び水』になってくれますね。
それにスチールシャフト(特に使い慣れたDG)が挿してあると、打つ前からすごく成功率が上がるような気がしています。
アイアンについての打ち方も、人それぞれ感じ方や考え方があると思いますし、人によってはキャビティはこう・・・。マッスルバックはこんな感じ・・・。などと使い分けておられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、私は昔から変えたことはありません。
キャビティだろうが、マッスルバックであろうが、構えたときの印象がとても大切だと私は思っています。
構えたときに、いかにいいイメージを頭に描いていけるかが勝負だと思っております。
イメージがあやふやな時はショットの成功率も下がってしまいますが、鮮明に色濃く描いていけているときは、集中力も高まっているときですし、細かいことを気にせずに振り切ることだけに集中できますね。
スイングの形などにこだわることも、上達していくうえで、すごく重要だと思いますが、時にはその考えを一旦置いておいて、ボールにどのような軌道を描かせていくか・・・。とか、どんな球質のショットを打っていくか・・・。どこに落としていくか・・・。などといったことを考えていかれると、自ずとスイングも決まってくるのではないでしょうか?
『スイング主体』から『ボール主体』に考えをシフトしていかれると、また違った発見があるのかもしれないですね。
これまで何度も記事に書いてきておりますが、最近のマッスルバックは難易度も下がってきていて、決して昔のようなタフな感じではありません。
なので、これからも練習を積まれ、kazu様が生まれながらに持たれている繊細な感覚をより磨いていっていただけたら・・・。と思っております。
MB710は、とても素晴らしいアイアンですね。
これからもずっと長く使っていける高性能なアイアンです。
kazu様が今後上達していかれるうえで、ずっと付き合ってくれる頼もしい相棒となってくれる極上のアイアンです。
アイアンショットの精度を高めていくには、日頃の素振りも欠かせないですが、練習場では『ハーフショット』を数を増やしていかれるのが、とても効果的ですね。
『パンチショット』の練習もすごくいいと思います。
大切なのは、決して『上げようとしないこと』だと私は思っています。
低いライナーを打つイメージをもたれることが、ステップアップの第一歩となるのではないでしょうか?
高い球を打たれるイメージは、あまり持たれないほうがいいように思います。
自然とクラブ(ロフト角)が上げてくれます。
マッスルバックのアイアンを購入されたのですから、ショットの精度がかなり高い方だとお見受けしましたが、敢えて書かせていただきました。
これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間がございましたらまた是非お付き合いくださいませ。
それでは失礼いたします。
2011-05-29 23:36 golfdaisuki URL 編集
ご教示感謝致します。
早速取り入れさせて頂きたいと存じます。
多少なりともイメージ通り飛ぶようになったら、またご報告させて頂きます。
2011-06-02 22:33 kazu URL 編集
お互い頑張っていきましょう!
再びコメントを寄せて下さいまして、ありがとうございます。
kazu様は上達志向の強い方ですので、おそらくこれからも順調にレベルアップしていかれると思います。
これからもお互いレベルアップを目指しながら、ゴルフをエンジョイしていきましょう!
それでは失礼いたします。
2011-06-02 23:37 golfdaisuki URL 編集