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2015年05月17日
コブラ FLY-Z アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは コブラ FLY-Z アイアン の7番 です。

シャフトは XP95 です。
ロフトは30.5度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は95g、トルクは2.3、キックポイントは先中調子 です。

コブラの新しいアイアンです。
久しぶりにコブラのアイアンに出会って、少し印象が変わったな・・・。と思いました。

バックフェースにある、このアクセサリーのようなものが、よく目立っていました。
昔試打した、テーラーメイドのバーナーアイアンを思い出しました。
同じような効果が期待できるのでしょうか?
何らかの意味があるのだと思います。

全体的な輪郭も丸っこくて、やや面長なタイプです。
海外メーカーらしいアイアンだと思いました。
フィーリングよりも、まずは機能性を重視しているのかもしれません。

彫りの深さも充分あります。
私はポケットキャビティを購入したことはまだ無いのですが、このポケットの大きさに安心感をもたれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ワイドソールです。
このソール幅は、予め予想していました。

ソールにはとても浅い溝がありました。
テーラーメイドのアイアンを思い出しました。
このアイアンの溝も、飛距離性能を向上させる為のものなのでしょうか?
溝には『SPEED CHANNEL』と記されていました。
今のアイアンは昔では想像もつかないくらい、様々な機能が付け加えられています。

ネックは短めです。
結構太さもあるので、『寸胴』的な感じがします。
どっしりした印象を受けます。

トップラインは厚めでした。

このオリジナルグリップも、なかなかいい感じです。
なかなか見ない模様(パターン)になっています。
今日は天気が良かったのですが、もし雨の日だったらどうなっていたかな?と思いました。
結構滑りやすくなるんじゃないかな?と思いました。

ヒール側

トゥ側
ヒール側とトゥ側には、それぞれウェイトのようなものが見られました。
トゥ側とヒール側の重量を増すことにより、慣性モーメントを高めているのでしょうか?

フェース面にはミーリングはありませんでした。

ボールを前にして構えた感じは、まずまずでした。
トップラインの厚さも目立っていて、グースの利きもありますが、許容範囲内だと思いました。
正直、私が求める顔とは異なるのですが、このようなタイプのアイアンはたくさん経験していますし、強い苦手意識は芽生えませんでした。
気持ちがすごく盛り上がることはなく、淡々としたところもあったのですが、緊張せずに構えることができました。
ヘッドが大きすぎないのがいいと思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、なかなかいい感じでした。
予想していたよりも、いいフィーリングでした。
いい意味で予想を裏切られました。
バックフェースのアクセサリーのようなものが、よく効いているのでしょうか?

球はあがりやすくて、タフな感じは全くしませんでした。
重心がかなり低く、深さもあるのだと思います。
昔の高重心アイアンは、上げる為に結構コツのようなものがありましたが、このアイアンもそうですし、最近のアイアンは、いい意味で『アバウト』的に打っていけるように思います。
ボールをサラッと拾うような感じで、ボールがあがっていく印象をもちました。

『安定性』は高いと思いました。
左右にブレる感じはしませんでした。
決して『曲がりづらい』というタイプだとは思いませんが、かなり大らかさをもったアイアンだと思いました。
フェースターンをあまり意識せずに打っていきたい・・・。という方にも、易しく感じられるではないでしょうか?

『飛距離性能』は優れていて、今のアイアンらしい感じがします。
主流といえるように思います。
『番手感覚』を失わせるアイアンといえるのかもしれません。
よく飛ぶので、どうしても『アバウト感』の中で合わせていかなくてはいけないように思いました。
やはりメリットがあればデメリットもあるのは仕方ありません。
『表裏一体』だと思います。

『操作性』はまずまずでした。
あまり大きく曲げられる感じはしなかったのですが、左右に曲げることができました。
トゥ側とヒール側にウェイトのようなものがあったからでしょうか?
フェースターンのタイミングは少し取りづらい感じがしました。
時々タイミングがズレて、右に抜け気味の球が出てしまいました。
慣れるまで数球を要しました。

コブラらしい、といいますか、海外メーカーらしい機能性溢れるアイアンでした。
様々な工夫が施されているのが外見からも解りましたが、実際に打ってみても、その印象が変わることはありませんでした。

まだまだ、このようなタイプのアイアンが続くと思いますが、そろそろまた違った形のアイアンに出会いたいと思いました。
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