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2015年05月10日
A DESIGN GOLF A GRIND HYBRID

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは A DESIGN GOLF A GRIND HYBRID の4番 です。

シャフトはATTAS 5GoGo です。
ロフトは23度、クラブ長さは38.5インチ、シャフトフレックスは7S、シャフト重量は76g、トルクは2.9、キックポイントは中調子 です。

とてもいい雰囲気がある A GRIND のハイブリッドです。
先日、初めてアイアンを試打する機会に恵まれたのですが、今日は、このアイアン型のハイブリッドに出会うことができました。
ハイブリッドも今は多様化していて、様々なタイプがあります。
私はこのクラブのようにアイアン型が好きです。

形状自体はとてもシンプルです。
あまり知らないメーカーのクラブですが、奇をてらったこともなく、オーソドックスな感じで好感がもてました。
中空タイプで、球があがりやすくなっているんだろうな・・・。と思いました。
少し面長な感じもしますが、これは仕方のないことかもしれません。
小顔なアイアン型ハイブリッドに、これまで出会ったことがありません。
ある程度面長にしたほうが、打ちやすくなるのでしょうか?

ソール幅は広めですが、アイアン型ハイブリッドとしては、標準的なほうだと思います。
『4』の刻印がされていましたし、番手的にも、そのまま『4番アイアン』の代わりで使っていけそうです。
私は今も普通の4番アイアンを使っていますが、アイアン型ハイブリッドの4番を求めておられる方も多いのではないでしょうか?

ネックはやや短めでしたが、しっかりとキープされていました。
アイアンという感覚で見ると短く見えますが、ハイブリッドということで考えてみると、これくらいが標準といえるのかもしれません。
やはり『アイアン感覚』で打っていくには、ある程度のネックの長さが欲しいところです。
イメージも出しやすくなります。
このクラブは好感のもてる長さがありました。
こうして見てもグースの効きが目立っていました。
面長でグースになっているのが、今はセットになっているようです。
小顔でストレートなタイプはアイアン型ハイブリッドとして成立しにくいのでしょうか?

フェース面にはミーリングはありませんでした。
見慣れた感じのフェース面です。

トップラインは厚めでした。
私はもっと薄いほうが好きですが、これも仕方ないのかもしれません。
適正な重量配分がなされているのだと思います。
この厚みが、タイトリスト712Uと違うところです。

素振りをしてみても、いい感じです。
アイアンとして打っていきたいので、できればスチールシャフトが装着されたモデルを・・・。と思っていたのですが、今日はこの一本しかなかったので、このまま試打することにしました。
何度か試しているシャフトですし、適度にしっかりしていてクセがないので、すぐに慣れることができました。
暴れる感じがしないので、気を遣わなくて済みそうだな・・・。と思いました。
『やや軽めの4番アイアン』というイメージで振っていくことにしました。

ボールを前にして構えてみても、なかなかいい感じです。
大きなクセもなく、アイアンの感覚で構えることができました。
これまでもたくさんアイアン型ハイブリッドに出会ってきましたが、アイアン感覚で構えることができたクラブはとても少ないです。
今思い出してみても、すぐに浮かぶのがタイトリストやキャロウェイくらいです。
私はアイアンが好きですし、ハイブリッドはアイアンの感覚で打っていきたいので、このクラブには好感がもてました。
それほどシャープな感じはなく、丸っこいところもあって、易しそうな雰囲気もあります。
親しみやすそうなので、多くの支持を集めるのではないかな?と思いました。
試打を開始しました。

『打感』はまずまずでした。
中空らしいフィーリングだな・・・。と思いました。
硬すぎず、ソフトな感じもしました。
予想していた打感でした。

『音』はおとなしめで良いと思いました。
こういったタイプのクラブでは『異音』は考えにくい感じがします。
この音も、ある程度予想していました。
いい意味で、予想通りのクラブだな・・・。と思いました。
『予想を』というよりは、期待を裏切らないフィーリングといったほうがいいのかもしれません。

『球のあがりやすさ』は普通だな・・・。と思いました。
特別あがりやすくなっているとは思いませんでした。
これまでたくさん出会ってきたアイアン型ハイブリッドらしいあがりやすさです。
シャフトなどにもよると思いますが、どちらかといえばヒッタータイプの方に合いやすいのではないでしょうか?
ハイブリッドとしてはロフトが寝ている『4番』という番手ですが、ある程度HSがないと浮きづらいかもしれません。
『FW感覚』で打ちたい方よりも、『アイアンの延長』として打っていきたい・・・。
高~く上げて運んでいきたい・・・。というよりも、多少抑えめな感じでラインを出していきたい・・・。という方に合いやすいように思います。

『安定性』という点でも、標準的だな・・・。と思いました。
それほど易しさが際立っている感じはしなかったのですが、難しすぎないと思いました。
易しすぎず、難しすぎず・・・。といったところでしょうか?
クラブにはとにかくミスヒットに対しての寛容さを求めていきたい・・・。という方には、やや合いづらいところがあるかもしれませんが、『スタンダード感』を求めたい方には、親しみやすいところがあるのではないでしょうか?

『飛距離性能』も標準的だと思いました。
特別すごく飛ぶという印象はありませんでした。
飛びすぎないので、計算しやすいというのがメリットといえるのかもしれません。
暴れる感じがしないので、グリーンを狙っていけそうだな・・・。と思いました。

『操作性』という点では、まずまずだと思いました。
球を曲げるのも難しくありませんでした。
左右どちらにも曲がってくれました。
ただ、これだけ長い番手(4番)では、あまり極端にやってしまうとコントロールしづらくなるので、ほどほどがちょうどいいように思いました。

全体的に見て、いい意味で『スタンダード』だと思いました。
特別ここが秀でている・・・。というところは見られませんでした。
まだ馴染みの無いメーカーの、初めて手にしたハイブリッドですが、すごく標準的だと思いました。

驚くようなところが少ない分、『馴染みやすい』ということになります。
これまで経験してきたことがそのまま活かされやすいように思いました。

今まで、驚くようなクラブに出会うこともありました。
奇をてらいすぎて、クラブの本質から離れてしまっているんじゃないかな?と思えるクラブもありました。
アイデアは面白いものの、そのクラブに魅力を感じることができなかったこともたくさんありました。

このハイブリッドは、それらとは真逆だと思いました。
すごくシンプルでオーソドックスな感じがするので、『既視感』のようなものもありますが、すぐに馴染むことができました。
慣れるまで球数や時間を要すこともありませんでした。
この親しみやすさは大きな武器だと思います。
特に今はハイブリッドの重要性が増している時代だと思います。
このクラブのようにアイアン型もあれば、ウッド型・中間型もあります。
バリエーションが増えてきました。
プロアマ問わずハイブリッドクラブが、現代ゴルフにおけるスコアメイクの鍵を握っているのは間違いないと思います。

そういった時代には、やはり『親しみやすいクラブ』のニーズが高まるように思います。
ハイテク過ぎてイメージが出せないクラブよりも、シンプルでプレイヤーのイメージが出しやすいクラブ。
ミスしても、それを計算に入れやすいクラブが実戦向きといえるのではないでしょうか?
先日試打したアイアンも、いい印象が残りましたが、どちらかというと、このハイブリッドのほうが興味をもちました。
今度機会があれば、是非コースでも試してみたい・・・。と思いました。
コースでも、結構融通が利くんじゃないかな?と思いました。
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