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2015年05月02日
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RODDIO アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは RODDIO アイアン の7番 です。

シャフトは ダイナミックゴールドCPT です。
ロフトは30度、クラブ長さは37ンチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは中調子 です。

二度目のロッディオアイアンです。
先日、とてもカッコいいマッスルバックアイアンを試打することができたのですが、今日はキャビティアイアンです。
全く正反対のような感じもしますが、幅広いタイプのクラブを作ることが、今メーカーに求められているのだと思います。

かなり大らかそうなアイアンです。
全体の輪郭も丸っこくなっています。
今はこういったタイプのアイアンをよく見かけます。
RODDIOは日本のメーカーだと訊いたことがあるのですが、こうして見ていると、海外メーカーのアイアンのように見えてきます。
シャープさはありませんが、この全体的な雰囲気を好まれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

彫りの深さも、じゅうぶんあります。
オーソドックスなポケキャビといっていいように思います。

ワイドソールです。
このアイアンの形状に合った広さです。
これだけソール幅があると、ヘッドを急角度で下ろしていく・・・。というよりも、なだらかに滑らせてヒットするイメージも出しやすくなります。
今のアイアンの特徴といえるのではないでしょうか?
私はビギナー時代、アイアンでダフるくらいならはトップ球を打て・・・。と先輩から強く言われてきました。
それだけ当時のアイアンで、ダフりは禁物だったのだと思います。
しかし、今はアイアンが大きく変わって、多少ダフり気味でヒットしてもいいようになってきているのかもしれません。
アイアンの進化がダフりに寛容になってきたのだと思います。
このアイアンのソールを見ていたら、そのように感じました。

ショートネックです。
この長さも、このようなタイプのアイアンの特徴のように思います。
ソール幅もそうですし、かなりの低重心に見えます。
おまけにポケット部分も大きいので、重心も深そうな印象を受けます。

フェース面にミーリングはありませんでした。
ロッディオのアイアンは、まだ2つめなので、傾向なども解らないことが多いですが、比較的オーソドックスな印象をもちました。
このアイアンのように機能性に優れたアイアンもいいですが、先日試打したマッスルバックのカッコ良さも捨てがたいな・・・。と思いました。
『難しい』『易しい』は別にして、思わず見とれてしまうようなクラブを手にするのも、ゴルフの楽しみのひとつだと思います。
何かこう、気持ちの入り方が違います。
しかし、一般的にマッスルバックは敬遠されていると思いますし、イージー系のクラブのニーズのほうが高いのは事実だと思います。
ゴルファーは自分自身が使うクラブを選ぶ権利がありますが、大切なのは『惚れられるクラブを選ぶ』ということではないでしょうか?
惚れたクラブを使うからこそ、ゴルフがより楽しくなります。
長い時間を共有していると、そこから信頼感が生まれてきます。

ボールを前にして構えてみると、私が好むタイプとはちょっと違うところもあったのですが、この構え感はある程度想定済みでした。
見とれることは無かったのですが、これまでもたくさん経験しているので、強い苦手意識は芽生えてきませんでした。
ただ、グースの利きが強いので、そこに注意していこう・・・。と思いました。
ラージサイズなので、船に例えると『大船』のような印象をもちました。
左右に鮮明なイメージが描ける・・・。ということはなかったのですが、この大らかそうな雰囲気を活かしていけたらいいな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』はまずまずだな・・・。と思いました。
何といいますか、『ライト』な感じでした。
球を乗せて運ぶ・・・。というイメージよりも、バーンと弾く感じのようが強いな・・・。と思いました。
私がアイアンに求めたい打感とはちょっと違うのですが、このようなフィーリングのアイアンが今はとても多いですし、好感を持っておられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

球はとてもあがりやすいです。
弾道も高めでした。
かなりの低重心・深重心が上手く作用しているのではないでしょうか?
タフな感じは全くしませんでした。
これまでロッディオのクラブはドライバーなどもそうですし、ややしっかりめといいますか、タフなところもあったように思いますが、このアイアンにはそういったことは感じませんでした。
見た目通りのイージー系のアイアンです。

安定性も高いです。
ポケットキャビティらしい易しさが充分楽しめます。
慣性モーメントも、かなり大きいのではないでしょうか?
少々の打点のブレにも動じない、大らかさがありました。
私にはちょっとグースが利きすぎているところもあったのですが、ラージサイズがそれを上手く消してくれているのかもしれない・・・。と思いました。
ただ、もうちょっとグースが弱ければ、もっと楽に打っていけたように思います。

『飛距離性能』も優れていました。
この飛びも、予め予想できていました。
同じようなタイプのアイアンに、これまでたくさん接してきたからだと思います。
今はこのように飛ぶタイプでないと、なかなか受け入れられないのかもしれません。
弾道も高く、弾きもいいので、かなり距離が期待できるアイアンです。

『操作性』という点では、普通だと思いました。
左右に曲げることもできたのですが、できればあまり細工をしたくないタイプのアイアンです。
このアイアンのもつ安定性の高さを武器にしていきたいと思いました。

ロッディオのキャビティアイアンは初めてだったので、どういったタイプなのか、よく解らず手探り状態で試打をしていったのですが、比較的オーソドックスなタイプだな・・・。と思いました。
ロッディオのクラブは大手有名メーカーと比べて、それほど多く出会うことはないのですが、特徴は似ているように思いました。
つまり今は、このようなタイプのアイアンが求められているのだと思います。
時が経てば、また違うタイプのアイアンが求められるようになるのかもしれません。

ロッディオのクラブはとてもオシャレなイメージが強いですが、このアイアンも同様で、しかも『洋風』な感じがしました。
私はオーソドックスで和風タイプの軟鉄アイアンを好むのですが、このようなアイアンもいいな・・・。と思いました。

ロッディオのクラブは、かなり高価な物が多いので、このアイアンはどうなのかが気になります。
もちろん、クラブは装着されるシャフトによって値段が大きく変わってきますが、このアイアンの場合はどうなのでしょうか?
全体的な雰囲気からすると、何となくですが、そこまで高価ではないんじゃないかな?と思うところはありました。
これまで試打してきたドライバーやFWなどとは、少し違う印象がありました。

ラージサイズでグースの利きも比較的強い。
打感もまったりとした感じではなく、どちらかというとバーンと弾いていく感じ。
『乗っかり感』よりは『弾き感』のある打感です。

飛距離性能も高く、操作性よりも安定性が秀でている感じ・・・。
そんなタイプのアイアンでした。

気むずかしさのようなものは全く感じなかったので、まだゴルフキャリアの浅い方やビギナーの方にも親しみやすいアイアンといえるのではないでしょうか?
中級者・上級車の方にも是非試していただきたいと思いました。
球を操作して攻めていく・・・。という感じではなく、どちらかというと大らかさがあって、いい意味での『アバウトさ』で攻めていけるタイプのアイアンだと思います。
ある程度の曲がり幅を想定しておいて、あとはオートマチック的にドーンと打っていけるように感じました。
細かいことを気にしなくていいので、ゴルフがシンプルになるように思いました。

訊くところによると、ロッディオはまだアイアンを多く発表しているようではないのですが、これからも素晴らしいアイアンをたくさん発表して欲しいと思いました。
今回はポケットキャビティ。前回はマッスルバックだったので、次回はとてもカッコいいハーフキャビティがいいな・・・。と思いました。
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