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2015年04月25日
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リョーマゴルフ Ryoma D-1 MAXIMA BEYOND POWER Special Tuning ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは Ryoma D-1 MAXIMA BEYOND POWER Special Tuning ドライバー です。

シャフトは BEYOND POWER です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは46.5インチ、シャフトフレックスは∞、シャフト重量は49g、トルクは5.2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は285gです。

リョーマの新しいドライバーです。
見た目は、一昨年試打した Ryoma D-1 MAXIMA TYPE-V ドライバー にそっくりですが、何やら特別な工夫が施されているようです。

こうして見ても、やはりD-1 MAXIMA TYPE-V ドライバーそのものだな・・・。と思いました。
外見では区別がつきません。
D-1 MAXIMA TYPE-V ドライバーは大好きなドライバーで、とても強く印象に残っています。
その年のドライバー・オブ・ザ・イヤーにも輝きました。
構えた感じはちょっと独特な感じがありましたが、『飛距離性能の高さ』と『曲がりにくさ』が際立っていました。
2年が経過していますが、全く色褪せていないですし、さらに輝きを増しているドライバーです。
ここ数年での印象深いドライバーの『トップ3』に入っています。
購買意欲も強く刺激されています。

このソールのウェイトも同じ位置にあります。
専用の工具を使えば交換できそうです。
色々な重さのウェイトが用意されているのでしょうか?

ヒール側には『Special Tuning』と記されていました。
やはり特別仕様なのだと思いました。
その下には、とても薄い文字なので写真では見えづらいのですが、
『NON CONFORMING TO R&A/USGA SLE RULE』と記されていました。
つまり、高反発仕様で、ルール適合ではないということです。
以前も書きましたが、私は高反発モデルがあってもいいと思っています。
私は競技に出場しているので使うことは無いですし、購入することもありませんが、競技に出場されない方はとても多いと思います。
プライベートでゴルフを楽しんでおられる方は、競技ゴルファーよりもはるかに多いと思います。
そういった方々には、やはり『飛びの魅力』を求め、『ルールに縛られすぎないクラブ』を使用することがあってもいいのではないか?と思っています。
安全上問題があるとか、その他何か特別な理由があれば、ルールでの縛りは必要になってくると思うのですが、そうでなければ、もっと寛容であってもいいと私は思っています。
特に、競技に出場されないベテランゴルファーの方には、高反発モデルはとても魅力的な存在ではないでしょうか?
高反発&長尺化が、やはり飛距離性能には欠かせないような気もします。
プライベートで楽しむゴルフは、R&AやUSGAが決めたルールに全て従う必要は無いのではないかな?と思っています。
高反発モデルは、このドライバーのように、SLEルールには適合していないことが明らかに解るようにしてあれば、それでいいと思います。
大切なのは、競技の時に使わないということです。
せっかくゴルフ場まで行って、準備もしたのに『失格』ではやりきれません。

このシャローバック形状も、リョーマ独特な感じです。
最近はもっとシャローな物も多いので、少し厚みがあるようにも見えますが、やはり私の感覚ではシャローな部類に入ります。
重心深度も深そうで、球があがりやすいんだろうな・・・。と思いながら見つめていました。

ネックの長さも、しっかりとキープされています。

この独特な顔も、懐かしいな・・・。と思いました。
ヘッド後方が伸びているのが特徴的です。
私はあまり伸びていないタイプが好きなのですが、この『後方の出っ張り』が直進性の高さにつながっているのだと感じたことを覚えています。
リョーマは『飛び』もそうですが、『曲がりにくさ』がとても強い個性のように思います。

素振りをしてみて、かなりシャフトが軟らかいのを感じました。
全体的な重量も軽めです。
この振り感が、これまでのモデルとの一番の違いです。
D-1 MAXIMA TYPE-Vはもっとしっかりとしていた印象がありましたが、このドライバーは全く違います。
『高反発仕様』に加え、このシャフトが大きなウリなのではないでしょうか?
かなり軟らかいので、以前試打したこともあるPharaohのドライバーを思い出しました。

シャフトには『Flex ∞』と記されていました。
これは『無限大』ということでいいのでしょうか?
とても珍しいと思いました。
もし無限大ということならば、このひとつのフレックスで全てのゴルファーをカバーしているということなのでしょうか?
例えば『30台』の方から、『50を超える方』のスイングスピードにも対応できているということなのでしょうか?
そうだとすれば、とても画期的なことだと思います。
シャフトで悩むことが少なくなるかもしれません。
深い研究の末に製品を発表するリョーマのことだから、おそらく特別な意味があるのだろう・・・。と思いました。
正直、私に軽すぎましたし軟らかすぎたので、気をつけなければいけないな・・・。と思うところはあったのですが、軟らかいシャフトはスイングの修正にとても役に立つので、今日は試打半分、練習半分という気持ちで打っていこう・・・。と思いました。
ちょっと大袈裟かもしれませんが、『試練』の意味もあるかな?と思いました。
シャフトは軟らかいですし、軽さもありますが、不思議とそれほど頼りない感じはしませんでした。

ボールを前にして構えてみても、いい感じです。
久しぶりのリョーマでしたが、リョーマはこんな感じだったな・・・。と思いました。
見とれるようなことはなかったのですが、この構え感から強烈な飛びを経験しているので、こうして構えているだけで、いい思い出が蘇ってきます。
少し『つかまえ顔』にも見えたのですが、これだけの大型ヘッドには、これくらいがセットのような気もします。
左へ引っかけるのが私はとても怖いのですが、これくらいであれば、特に気にする必要もないな・・・。右から大きく回していく必要もないな・・・。と思いました。
気持ちよく真っ直ぐ振り抜いていこう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで、とても良いです。
グッドフィーリングです。

『音』も好感がもてます。
大きすぎず、爽快感を楽しめる音です。
インパクトを邪魔することはありませんでした。
昔の高反発ドライバーは、音も独特な物が多くありましたが、今はすごく改善されているように思います。
やはり音はとても重要なファクターです。

球はあがりやすいです。
イメージしていたよりも、高くあがっていきました。
装着されているシャフトの影響も大きいのではないでしょうか?
一桁台ロフトのタフさを感じませんでした。
今は『ロフトアップ』の動きも盛んになっていて、それもいいことだと思いますが、このドライバーはまずは『そのまま』で試してみるのがいいように思いました。
『浅重心モデル』と『深重心モデル』との大きな違いかもしれません。
このドライバーは一桁ロフトですが、重心の深さによる易しさのようなものを感じました。
浅重心も深重心も、どちらにもそれぞれ長所があって、メーカーが分かれると思いますが、性格が尖っていなくて丸いのは重心が深いモデルに多いように思います。
このドライバーも、まさにそんな感じがします。
親しみやすいクラブです。

『安定性』も高いと思いました。
打ち出した方向に、そのまま飛んでいきました。
途中から左右にブレることもありませんでした。
構えたときに、『最初の方向取り』ができていれば、後は問題ないタイプだと思いました。
シャフトがかなり軟らかいですし、全体的な重量も軽いので、打つ前は少し暴れやすいかな?と思っていましたが、実際はそうでもありませんでした。
ただ、ちょっと強めに振っていくと、少しイメージしたラインよりは多少左右にずれる感じがしました。
しかし、それはこのクラブ云々ではなく、あくまでも私がこのシャフトをつかみ切れていない未熟さからくるのだと思いました。
これだけ軟らかいので、あまり振りすぎず『タイミング重視』で、ちょうどいいように感じました。

『飛距離性能』は、かなり高いです。
これは以前ルール適合モデルを試打しているので、飛距離性能の確かさは、予め解っていました。
高反発モデルということで、初速もかなり速くなっているのでしょうか?
ボールにターボエンジンが掛かったようにあっという間に飛び去っていきました。
以前試打したルール適合モデルも、かなり飛距離性能に長けているので、この高反発モデルよりも大きくは劣らないように思いました。
予想していたよりも高くあがっていったので、できればもう少しライナー系でもいいかな?と思いました。
スピンの少ない棒の球が打ちやすいのは、適合モデルだと思いました。

『操作性』は、それほど高くはないかな?と思いました。
あまり大きくは曲げられず、どうしても直進性が勝ってしまうように感じました。
とりあえず左右に曲げることはできましたが、シャフトが違うタイプでもっとしっかりしていれば、さらに『直進性』が高まっていたように思いました。
ルール適合モデルを試打したときは、もっと『曲がりにくい』印象があったのですが、このドライバーはそれよりは少し曲げやすいかな?と思いました。
シャフトの性能にも関係があるように思いました。
ただ、基本的には『曲げにいかない』タイプのドライバーだと思います。

リョーマのクラブには出会うことは、それほど多くないのですが、やはりいいな・・・。と思いました。
初めて試打したモデルよりも、今のほうがいいです。
確実に改良されていると思います。
訊くところによると、ヘッドだけでもかなり高価なので、親しみづらいところはありますが、それも仕方ないのかな?と思いました。
高品質・高性能に加え、精度の高さを求めていくのであれば、仕方ないのかもしれません。

私は普段、高反発仕様モデルを全くといっていいほど手にしないですし、試打することもありません。
一時期に比べ、今は結構見かけるようになりましたが、それでも手にしないことが多いです。
『公式ルール』に適合していないので、自分には使えない・・・。というのが一番の理由だと思います。
自分が使えないクラブなので、試打しても仕方ないかな?と思っているのかもしれません。

しかし、今日はリョーマのドライバーということで試打してみました。
やはり高性能だな・・・。と思いました。
私が使うことができないクラブ。私には縁遠いクラブ。
ということが解っていても、今日は楽しむことができました。

とても素晴らしいドライバーだと思いましたが、私はこのドライバーを購入することはないので、次のルール適合モデルに早く出会いたいと思いました。
どんなクラブに出会えるのか、今からとてもワクワクしています。
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