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2015年04月06日
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マスダゴルフ CB-01アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは マスダゴルフ CB-01アイアン の7番 です。

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは30度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。

とてもシブくてカッコいい、マスダゴルフのニューアイアンです。
マスダゴルフのアイアンといえば、以前試打したマッスルバックを思い出すのですが、このキャビティアイアンも、いい雰囲気があります。
落ち着いた感じがします。

フェース高もそれほど高くなく、輪郭も適度に丸みを帯びています。
それほどシャープな感じはしませんでした。
親しみやすくなるように作られているのかな?と思いました。


彫りの深さは、じゅうぶんあります。
最近はポケキャビも多いですが、このアイアンはシンプルなフルキャビといっていいと思います。
シンプルなクラブは好きなので、このアイアンにも興味がどんどん湧いてきました。
よく見ると、微妙にアンダーカットが入っていました。

ソール幅は少し広く見えましたが、これくらいが今はノーマルといえるのかもしれません。

ネックは、やや短めです。
こうして見ても、グースが強いのが分かりました。
私が苦手にしているタイプです。
最近は、ここまで強いグースのアイアンは珍しいように思います。
マスダゴルフは本格的でこだわり抜いたイメージがあるので、このグース形状にも、大きな理由があるのだと思います。

トップラインは少し厚めでした。

ホーゼルに記されている、この『JAPAN MADE』の文字が、このアイアンの質の高さを感じさせますし、やる気もアップします。
やはり日本製にはたまらない魅力があります。
性能の高さや美が感じられるところなどもありますが、やはり何といっても『精度の高さ』が大きな魅力です。
海外製のクラブにも素晴らしいものはたくさんありますが、やはり日本製は信頼できます。
ゴルフクラブに限ったことではありませんが、日本製というだけで、その製品のポイントはグッとアップします。

リーディングエッジとトレーリングエッジには削りが入っていて、抜けも良さそうです。
全体的に丸みを帯びているな・・・。と思いました。

フェース面にミーリングはありませんでした。
ごく普通の、美しいフェース面です。

ボールを前にして構えてみると、正直苦手意識が先行してしまいました。
やはりグースネックがすごく目立っています。
私にはなかなか打ちこなせないネック形状です。
左に巻いてしまいそうですし、ダフりそうな印象ももちました。
ダフりを警戒し過ぎると、今度はトップが出てしまうかもしれない・・・。と思いました。
グースの利きは強いですが、面長なタイプなので、それぞれが上手く相殺されているのかな?と思いました。
いずれにせよ、私には難しいタイプのアイアンでしたが、マスダゴルフのアイアンということで、このまま試打することにしました。
こうして構えてみると、構えやすいクラブというのは、例えば真っ暗な夜道を歩かなければならないときに、懐中電灯で足下を照らして歩くようなものだな・・・。と思いました。
これから打つボールの方向性や落としどころをある程度把握できるので、安心できます。
対して、構えづらくてイメージが出せないクラブは、夜道で何も持たずに歩くようなものかもしれない・・・。と思いました。
どこに飛んでいくか分からないですし、ある程度『行き当たりばったり』のところがあります。
少し怖い感じもしますが、今日は練習場で良かったな・・・。と思いました。
これがもしコースだったとしたら、このままフリーズしてしまうかもしれない・・・。と思いました。
人によって好みが分かれるところだと思いますが、やはり構えやすいクラブのほうが安心できます。
私はストレートタイプが好きですが、今主流のセミグースではなく、昔ながらの強いグースを好まれる方には、とても構えやすいアイアンといえるのではないでしょうか?
私は左に巻いてしまいそうなイメージが一番強く出たので、そこに気をつけていこう・・・。と思いました。
いつもはプラスイメージばかりが頭に浮かんでくるのですが、今日はそうもいかなかったので、少し苦戦するかな?と思いました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで、良いと思いました。
軟鉄らしい、ソフトなフィーリングでした。
このアイアンの美しさにマッチする打感の良さだな・・・。と思いました。

球はあがりやすいです。
タフな感じはしませんでした。
外見から予想できていた球のあがりやすさでした。

『安定性』も高いです。
かなり寛容な感じがします。
今はゴチャゴチャした感じのアイアンも多いですが、このアイアンはシンプルさがありながら、機能性も決して劣っていないと思いました。
マスダゴルフのアイアンは難しそう・・・。と敬遠しておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、このアイアンはそんなことは全くないので、是非試していただきたいと思いました。
ただ、このようなグースタイプを好まれる方に限りますが・・・。

『飛距離性能』はまずまずだと思いました。
私の中では飛ぶアイアンになるのですが、今はもっと飛ぶアイアンがたくさんあるので、それらと比べると距離で目立つ感じはしませんが、今のニーズに応えているアイアンだと思います。
少し軽めに振って距離を稼いでいきたいアイアンです。

『操作性』は少し難しく感じました。
しかし、これは私がグースタイプを苦手にしているからだと思います。
グースタイプを好まれる方は、とても扱いやすいのではないでしょうか?

全体的にとても美しい仕上がりで、丁寧に造られているのがよく分かります。
雑な感じやチープな感じは全くしませんでした。
しかし、一番の特徴はやはり『グースネック』だと思います。
ここにもメーカーの強いこだわりがあるのだと思います。

昨年試打したウェッジも、強いグースが印象的でした。
私はマスダゴルフのクラブに接した経験がそれほど多くないので、よく分からないところもたくさんあるのですが、マスダゴルフはずっとグースネックにこだわっているのでしょうか?
以前も書きましたが、昔から『名器』と呼ばれるクラブにはグースネックが多いです。

真っ直ぐなところをわざわざ曲げる工程を足しているので、大きな意味があるのだと思いますし、優れた構造だとは思うのですが、私にはやはり敷居の高いクラブになってしまいます。
構えただけで緊張しますし、どうしても馴染めません。
このアイアンでもしストレートタイプがあったとしたら、是非試してみたいと思いました。

今は各メーカーのアイアンの個性も小さくなっていて、目立つ存在は少ないです。
そういったことを考えてみても、このアイアンはとても個性的です。
ここまでグースの強いアイアンは最近では珍しいですし、大きな理由もあるのだと思います。
昔からグースタイプのアイアンのニーズは高いですし、このアイアンも人気が高まるのではないでしょうか?
私には馴染みづらいアイアンなので、また次のモデルに期待したいです。
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