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2015年04月05日
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キャスコ パワートルネード8 ユーティリティ

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは キャスコ パワートルネード8 ユーティリティ のU3番 です。

シャフトは マッハサヌキ です。
ロフトは19度、クラブ長さは41インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は53g、トルクは4.6、バランスはD1、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は331gです。

パワートルネードのニューモデルです。
キャスコのユーティリティである、パワートルネードはとても優れていて、昔から大人気でした。
今はたくさんのユーティリティが発売されていますが、このパワートルネードは易しさと構えやすさの両立がハイレベルで出来ています。
その後継モデルを手にすることができて、とても嬉しく思いました。

全体的に丸みを帯びていて、とても易しそうです。
これまでのモデルと共通するところです。
デザインは少し変わりましたが、基本的なコンセプトは変わっていないようです。

ネックの長さは、やや短めでしたが、今はこれくらいが標準といえるのかもしれません。
調整機能が付いていないので、スッキリしていて好感がもてます。
調整することよりも、見た目のすっきり感や振りやすさを重視しているように思います。

ヒール側が出っ張っているのが珍しいです。
これもパワートルネードの特徴といっていいのかもしれません。
他のクラブでは、なかなか見られません。

ユーティリティとして、オーソドックスで、いい顔をしています。
これまでのパワートルネードのイメージにピッタリと合います。

しかし、このクラウンの模様が気になりました。
これはどういった意味があるのでしょうか?
視覚効果を狙ったものだとは思うのですが、これがショットにどう影響するのか、興味があります。
黄色でよく目立っているので、かなり強調させたい感じがします。

ソールのヒール側には『FORGED SUPER HYTEN FACE』と記されていました。
打感の良さと、弾きの良さを連想させます。

この独特なソール形状が印象的でした。
芝の上でも、よく滑ってくれそうです。

このように最下部が尖っているので、かなり芝の抵抗を受けにくいんだろうな・・・。と思いました。
このようなソール形状のクラブには、これまでも出会ったことがあります。

トゥ側にあるアクセサリーがとてもオシャレです。
こういった工夫は、これまでのキャスコのクラブに見られました。

セミシャローバック形状といっていいでしょうか?
とてもオーソドックスで見慣れた厚さです。

このオリジナルグリップも、いい感じです。
適度にソフト感があって、手に馴染みやすいです。

素振りをしてみても、かなりソフトなスペックに仕上がっていると思いました。
ハードな感じはしませんでした。
これまでのパワートルネードユーザーの方にも、そのまま受け入れられそうです。
海外メーカーのクラブとは、またちょっと違う『和の易しさ』のようなものを感じました。
いい雰囲気のあるクラブだな・・・。と思いました。

ボールを前にして構えてみても、いい感じです。
素直にスッと構えることができました。
いいイメージも出すことができました。
やはりクラウンにある黄色い模様が、よく目立っていました。
おそらく『ジャストミート』のイメージを出しやすくする為の模様ではないかな?と思ったのですが、あくまでも私の好みとしては無いほうがいいな・・・。と思いました。
すごく邪魔になる・・・。ということもなかったのですが、少し気持ちが分散してしまったような気がしました。
ただ、苦手意識のようなものは芽生えませんでした。
肩に力も入らず、リラックスすることができました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトでした。
あまり手応えがない感じです。
好感がもてました。

『音』は少し高めですが、キンキンする感じでもなく、むしろおとなしめでした。
すごくはっきりした・・・。というよりは、ややこもった感じの音でした。
個性的な感じもしましたが、この音にも好感がもてました。

球はとてもあがりやすいです。
敷居の低いユーティリティです。
形状は本格的でクセのない顔をしていますが、タフなタイプではないので、かなり幅広い層に対応できていると思います。

『安定性』は、まずまずだと思いました。
高い直進性があるという感じはしませんでしたが、普通に打っている限り、大きく暴れるようなこともありませんでした。
シビアな感じは全くしませんでした。
直進性が強すぎない・・・。という表現がピッタリなのかもしれません。

『飛距離性能』も、なかなかいい感じでした。
ある程度予想していたところまで、確実にボールを運んでくれました。
性格が尖った感じはしなかったので、『飛んだり飛ばなかったり』ということが少ない印象をもちました。
『確実性のある飛距離性能』といったらいいでしょうか?
計算しやすい感じがしました。

『操作性』はまずまずでした。
クセのない形状ですし、左右に曲げるのも易しく感じました。
どちらかといえば、あまり細工をせずにドーンと大らかに打っていきたい感じがしました。
セミオートマチック的な印象をもちました。

優れたユーティリティを作るメーカーはたくさんありますが、キャスコもそのうちのひとつです。
パワートルネードのおかげで、ロングアイアンの距離が易しくなった・・・。という方はとても多いのではないでしょうか?
他のメーカーのユーティリティは、どちらかといえば『プロユース』的な開発のされ方をしていることも多いですが、このパワートルネードは、はっきりとアマチュアゴルファーがターゲットになっているように思います。

もちろん、プロも使うことができますが、かなり受け皿が大きくて、幅広い層の支持を集められそうです。
球も拾いやすく、自然と高くあがっていきます。
ユーティリティで19度といえば、ある程度HSがある方が使うイメージもありますが、このクラブは敷居が高すぎないので、19度の易しいユーティリティを探しておられる方に、是非試していただきたいと思いました。

他にも色々な番手(ロフト)が用意されているようですが、ユーティリティをあまりバッグに入れない私は、これ一本で充分だな・・・。と思いました。
あとはアイアンでカバーしていきたい・・・。と思いました。

カッコいいクラブですが、性格が尖っている感じは全くしませんでした。
このイージーさは、コースでも大きな武器になるな・・・。と思いました。
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