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2015年04月02日
つるや アクセル ZX HM ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは つるや アクセル ZX HM ドライバー です。

シャフトは Speeder です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはS、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は289gです。

久しぶりに出会った、つるやのドライバーです。
殆ど出会う機会がないので、印象が薄いところもあるのですが、今日は久しぶりに出会うことができて嬉しく思いました。
こういう質感だったな・・・。と思いました。

形状的には、今の流れを汲んでいるように思います。
シャローな感じもしますが、それが強すぎず適度な厚みもあるように思います。

ネックの長さは標準的な感じがします。

ネックには調整システムが搭載されていました。
今のトレンドはしっかりと押さえてあるようです。

『9.5』と表示されていました。
ロフトを調整できるようです。
何度から何度まで調整できるのでしょうか?

ヒール側には『T.C.S.II』と記されていました。
どういった意味があるのでしょうか?

このアクセサリーのようなものはウェイトの役目を果たしているのでしょうか?
それとも単なるアクセサリーなのでしょうか?

『DUAL IMPACT Technology』と記されていました。
これは、歴代のつるやのドライバーに見られたところです。
メーカーの技術力が結集されているのだと思います。

今はシャロー系が全盛なので、このドライバーが少し厚めにも見えますが、こうして見ると、やはりセミシャローな感じがします。

独特な顔をしています。
つるやらしいな・・・。と思いました。
正直、美顔だとは思わなかったのですが、機能性を追求していったら、このような顔になったのかもしれません。
見とれることもなく、淡々と見つめていました。
気持ちがぐっと盛り上がることはありませんでしたが、強い苦手意識のようなものが芽生えることもありませんでした。
『淡々』という言葉がピッタリでした。

このオリジナルグリップは、なかなかいい感じです。
あまり見かけないグリップパターンになっています。
ここにもメーカーのこだわりがあるように見えました。

まずまずの構え感でした。
ヘッド後方がよく伸びていました。
『今風(いまふう)の顔』だな・・・。と思いました。
どちらかといえば、つかまりやすそうな印象をもちました。
試打を開始しました。

『打感』は、すごくソフトというよりは、ややしっかりめな感じでした。
好感のもてる打感でした。
手に嫌な衝撃が残ることもありませんでした。

『音』は、おとなしめでしたが、小気味いい感じで好印象でした。
やや高めの音で、気持ちよく振っていくことができました。

『球のあがりやすさ』は、まずまずでした。
タフな感じはしませんでしたが、今は高弾道系のドライバーも多いので、それらと比べると、ややしっかりめなタイプなのかもしれません。
高く打つこともできましたが、高くあがって終わり・・・。ということもなく、しっかりと前に運んでいってくれました。
ヒッター向けのドライバーだと思いました。

『安定性』という点では、高いと思いました。
少々の打点のブレにも対応してくれる大らかさを感じました。
球筋もブレにくい感じがしました。

『飛距離性能』は、いい感じでした。
ボール初速も速いです。
強く伸びのある球を打つことができました。

『操作性』という点では、少し難しいと思いました。
あまり操作したくないタイプです。
できるだけ細工をせずに自然に振っていきたいドライバーです。

久しぶりに出会ったつるやのドライバーですが、なかなかいい感じだな・・・。と思いました。
購買意欲が刺激されることは無かったのですが、上手くまとまっているドライバーだと思いました。

ヘッドには様々な最新テクノロジーが搭載されているだろうとは思うのですが、それを強く感じとることはできませんでした。
何年か前に出会ったドライバーよりも、すごく進化しているとは思えませんでした。

ヘッドよりも、装着されているシャフトの印象のほうが強く残りました。
このドライバーの主役はヘッドではなく、明らかにシャフトだと思いました。
高いポテンシャルの比率は、シャフトのほうが圧倒的に高いように感じました。
ヘッドも仕事をしていると思いましたが、それ以上にシャフトのほうが仕事をしているように感じました。

つるやのドライバーをあまり手にしたことがないのでよく分かりませんが、ずっとこのような質感なのでしょうか?
もう少しカッコいいデザイン、高めの質感でもいいんじゃないかな?と思いました。
すると、もっと興味がもてたような気がします。
なかなかいいドライバーだな・・・。と思いましたが、試打していて、気持ちが揺れ動くことはありませんでした。
最初から最後まで、ずっと淡々としていて、抑揚がありませんでした。

今度はいつ、またつるやのドライバーに出会えるか分かりませんが、これからも期待したいと思いました。
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