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2015年03月13日
ミズノ JPX 850 フェアウェイウッド

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ミズノ JPX 850 フェアウェイウッド の3番 です。

シャフトは オロチ カーボンシャフト です。
ロフトは15度、クラブ長さは43インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は50g、トルクは4.5、キックポイントは中調子、クラブ総重量は312gです。

ミズノJPXシリーズのFWです。
先日ドライバーを試打しましたが、今日はFWを試打する機会に恵まれました。

ドライバーはウェイトが移動できるシステムになっていましたが、このFWにはありません。
ヘッド体積の小さいFWには、それほど効果が期待できないのでしょうか?

その代わりかどうか解りませんが、ソールにはとてもよく目立つ溝がありました。
溝のあるFWはよく見かけるようになりましたが、このクラブの溝は変わっています。
『段々』になっています。
この溝を見ていて何となく、昔、観光で訪れたことのある、宮崎県の『鬼の洗濯板』を思い出しました。
とても印象に残りやすい溝です。
この溝にも、ミズノの深い研究が込められているのでしょうか?

溝の深さも、結構あります。
溝の効果も期待できそうです。

ネックの長さは結構あります。
今はショートタイプも多いので、このFWが少し長く見えます。
ドライバーにはあった、ネックの調整システムがありません。
やはりウェイトと同じ理由で、FWにはそれほどの効果が期待できないからなのかな?と思いました。
それとも、あまりゴチャゴチャした感じを良しとしない、メーカーのこだわりなのかな?と思いました。

フェース面のデザインも個性的です。
最近はフェース面にも、溝が無いものが多いですが、このFWにはしっかりと溝がありました。

シャローバック形状です。
見慣れた感じがします。

このオリジナルグリップの『パターン』も、少し変わっています。
実際に握ってみても、滑りにくいタイプだな・・・。と思いました。

とてもいい顔をしています。
この整った顔はミズノらしいです。
『MP』『JPX』にかかわらず、ミズノに異型は似合いません。
昔、出会ったことがありますが、すごく違和感がありました。
このFWの顔はとても好感がもてます。
ブルーもとても美しいです。
ヘッドには適した色だと思います。
ミズノのイメージにも合っています。
この美しいブルーとクラウンマークが、よく映えているな・・・。と思いました。

素振りをしてみると、シャフトがかなり軟らかいです。
フレックスが『SR』ということもあると思うのですが、おそらく『S』でも、かなり軟らかく感じただろうと思います。
タイミングも少し取りづらい感じがしました。
遅れてくる感じがしました。
最初のうちはあまり振りにいかず、『様子見』的な感じでいこう・・・。と思いました。

ボールを前にして構えてみても、とてもいい感じです。
ラインもイメージしやすいです。
青という色は、集中力を増してくれる色だな・・・。と、改めて思いました。
『赤系』の色もよく見かけますが、私は『青系』のほうが好きですし、いい思い出がたくさんあります。
シャロー感を感じたせいか、球があがりやすそうな印象を受けました。
逃がすイメージも出せたのですが、どちらかというとつかまるイメージのほうが強く出ました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで良いと思いました。
フェースの弾きも感じられました。

『音』は、はっきりしていますが、大きすぎず高すぎず、ちょうどいい感じでした。
音で弾道を作っていけるタイプだな・・・。と思いました。

『球のあがりやすさ』という点では、打つ前に予想していたよりは、結構しっかりとしている印象をもちました。
かなりシャロー感がありますし、今は球のあがりやすい3Wが多いので、このクラブもそのようなタイプだろう・・・。と思っていました。
しかし、実際はちょっと違う印象をもちました。
ソールに溝があって、それが『低スピン効果』を発揮しているのでしょうか?
それが、この弾道の要因になっているのかな?と思いました。
これまでのJPXのFWとはちょっと印象が違いました。
見た目はイージー系ですが、結構アスリート色が強いFWだと思いました。
勿論、すごくタフで球があがりにくい・・・。という印象は無いのですが、予想していたよりは、しっかりとした印象をもちました。
ティアップはともかく、直打ちでは、ある程度HSが無いと球が浮きづらいかもしれません。

『安定性』はまずまずでした。
ヘッド自体はそれほど難しい印象はなかったのですが、装着されているシャフトが私には難しく感じられました。
暴れてしまうので、なかなか振りにいくことができませんでした。
タイミングがなかなか揃いませんでした。
できれば違うシャフトでも試してみたいな・・・。と思いました。

『飛距離性能』は、なかなかいい感じでした。
低スピン性能があって推進力もありますが、少しクセがあるので、ショットの成否にバラつきが出てしまいました。
ヘッドのもつポテンシャルと、シャフトのもつポテンシャルが少し合っていないかな?と思いました。

『操作性』は普通だと思いました。
球がつかまりやすい感じもしますが、『つかまり専門』という感じはなく、逃げやすい性格も持ち合わせていると思いました。
なので、スライスに悩んでおられる方には、少し難しく感じられるかな?と思いました。

見た目の印象と、実際に打ってみたときのギャップがあるFWだと思いました。
シャフトは、かなりソフトスペックだと思いますが、ヘッド自体は結構しっかりしている感じがしました。
昔は『シャロー=頼りない』という印象もありましたが、今は必ずしもそうとはいえないと思います。
このクラブがまさにそうです。
しっかりとした印象がありますが、それはあくまでも『見た目の印象に対して』という部分が大きいです。
球があがりづらくて、敷居が高いタイプではありません。

ティアップして打つと、かなり高くあがったので、ティショットで多用するのもいいのかな?と思いました。
違う番手でも試してみたいと思いましたし、できれば違うシャフトでも試してみたいと思いました。

同じミズノでも、私はどちらかというと『JPX』よりは『MP』のほうが慣れ親しんだ感があります。
JPXは『試打だけ』ということも多いです。
MPと比べると、JPXは『機能性』があり、メーカーも色々と試すことができるイメージがあります。

だからといって、JPXがMPよりも劣っているとは思いません。
MPよりもJPXのほうが好きだ・・・。という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
昨年秋に出会った新しいMPよりも、私は今年のJPXのほうがいい印象があります。
特にドライバーはJPXのほうが気に入りました。
『飛距離』という点でも、完全にJPXのほうが上だと思います。
このFWも、シャフトを変えればもっともっと親近感が増すだろう・・・。と思いました。
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