Post
≪フォーティーン GelongD アイアン | HOME | テーラーメイド AEROBURNER フェアウェイウッド≫
2015年03月05日
PR
キャロウェイ XR ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは キャロウェイ XR ドライバー です。

シャフトは XR です。
ロフトは9度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は56g、トルクは5.7、バランスはD0、キックポイントは先調子、クラブ総重量は304g です。

キャロウェイXRシリーズのドライバーです。
キャロウェイらしく、黒いヘッドがカッコいいです。
そういえば、キャロウェイで白いヘッドは見たことが無いな・・・。と思いました。

ニューモデルではありますが、形状自体はオーソドックスです。
これまでのキャロウェイのドライバーに共通するところです。
『X』とあるので、X HOTの後継機種なのかな?と思いました。

ネックには調整システムが搭載されていました。
このシステムもすっかり認識され、成熟したように思いますが、それほどニーズがあるのでしょうか?
一応調整はしてみたけど、結局は元のままで使っている・・・。という方も多いのではないでしょうか?
このようなシステムは、私たち『ラストユーザーの為』という印象がありますが、実はそれよりも、搭載されていたほうが『売りやすい』という、『売り手側の事情』があるのではないかな?と思いました。
キャロウェイでは出会った記憶が無いですが、調整機能は付いていても、肝心のヘッドの性能が大きく劣ったモデルに出会ったことがあります。
そういったクラブには魅力を感じません。

試打するのは、この『N』と『S』のポジションです。
磁石を思い出しました。
『ノーマル』と『スタンダード』というのかな?と思いましたが、『北』と『南』だったら面白いな・・・。と思いました。

ネックの長さは、しっかりとキープされていました。
調整機能が付いているからでしょうか?

ソールのフェース寄りには、『R・MOTO TECHNOLOGY』と記されていました。
これは以前試打した『BIG BERTHA ALPHA 815 ドライバー』にも見られました。
キャロウェイ独自の工夫なのでしょうか?
BIG BERTHA ALPHA 815が、かなりパーツが組み込まれていたので、このXRがとてもシンプルに見えます。

シャローバック形状です。
今、主流の形です。

独特な顔をしています。
形状自体はキャロウェイらしいのですが、クラウンの色や質感が、これまでのキャロウェイでは見られませんでした。
珍しいと思いましたし、ここに何かの理由があるのだろうと思いました。
ただ、正直あまり好感はもてませんでした。
少しチープに見えてしまいました。

クラウンマークは、これまでのキャロウェイらしいところではありますが、その周りの突起物がよく目立っています。
これにもおそらく理由があるのだと思います。
これを付ける為に、この質感にしているのかな?と思いました。
新しい技術なのだろう・・・。とは思ったのですが、気持ちが盛り上がってきませんでした。
淡々とした感じで見つめていました。

このやや硬めのグリップも、キャロウェイらしいところです。
ここしばらくは、ずっと同じようなタイプのグリップが続いています。
私がすごく好きなタイプではないのですが、おそらくキャロウェイファンの方たちから、大きな支持を得ているのだと思います。

素振りをしてみると、ソフトスペックなドライバーだと思いました。
シャフトは、すごく柔らかいです。
中央から先にかけて、かなり動く感じがします。
タイミングが合うようになるまで、少し球数をこなしていかなければならないだろう・・・。と思いました。
このシャフトが、おそらく純正なのだと思います。

ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じでした。
つかまり過ぎず、右に逃がしていくイメージを出すことができました。
艶消しな感じのクラウンなので、おそらく晴れの日でも眩しくないだろうな・・・。と思いました。
ただ、それほど気持ちが盛り上がることはありませんでした。
違和感は特に無かったのですが、魅力的に感じることもありませんでした。
試打を開始しました。

『打感』は好感がもてました。
硬すぎず、適度なしっかり感がありました。

『音』も好感がもてました。
はっきりとしていて、いいと思いました。
心地いい音が、インパクトを揃えてくれるように感じました。

『球のあがりやすさ』は普通だと思いました。
だいたいイメージした通りの高さにあがっていきました。
タフな印象はありませんでした。

『安定性』という点では、今のドライバーの中でも、平均的なほうかな?と思いました。
『高い直進性がある』とか『曲がりにくい』という印象は無かったのですが、シビアな感じもしませんでした。
今のドライバーらしい、イージーさも持ち合わせているドライバーだと思いました。
カッコいいデザインですし、『アスリート色』を感じますが、敷居が高いとは思いませんでした。

『飛距離性能』も、なかなかいい感じです。
キャロウェイなので、ある程度ハイレベルなのは予想していたので、特に驚くことはありませんでした。
フェースの弾きもいいですし、高いパフォーマンスを発揮してくれました。
シャフトがやや頼りない感じがしますが、結構叩けるヘッドだと思いました。

『操作性』は普通だと思いました。
左右に曲げることもできました。
『曲げづらい』と感じられるタイプのドライバーではありませんでした。
ただ、慣れるまで少し球数を要しました。

ネックに調整機能は付いていますが、全体的にはシンプルな印象が残りました。
やはり、以前試打した BIG BERTHA ALPHA 815 ドライバー の印象がまだ強く残っているからなのかもしれません。

クラブヘッドの調整機能を最大限利用して、色々なポジションで使っていきたい・・・。という方は、このシンプルなヘッドは物足りないところがあるかもしれません。
しかし、私はゴチャゴチャした感じがないので、好感がもてました。
すっきりしていて、いいな・・・。と思いました。

ヘッドの調整機能はとても素晴らしいシステムですが、それよりもまずは、『合ったヘッド』と『合ったシャフト』のコンビネーションが大切なのは言うまでもありません。
その2つをクリアして、初めて調整機能が活きてくるのだと思います。
いくら調整機能を使っても、振りづらいシャフトでは、あまり効果が期待できません。

このドライバーには、色々なシャフトがラインアップされているのでしょうか?
海外仕様モデルであれば、もっとシャフトもしっかりしているのかもしれません。
クラウンの突起物も、おそらく何らかの効果が期待できるのだと思いますが、その効果を私ははっきりと感じ取ることはできませんでした。

キャロウェイらしい高性能なドライバーだとは思いましたが、特に驚くほどではありませんでした。
これくらいはやってくれるだろう・・・。という予想の中にいたような気がします。
クラウンのデザインがすごく気になったせいか、購買意欲が刺激されることはありませんでした。
キャロウェイも、新しいモデルがどんどん出てくるので、私はそちらに期待したいと思いました。
コメント