アキラプロダクツ ADR アイアン - ゴルフクラブ試打日記。


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2015年02月28日
  

アキラプロダクツ ADR アイアン

                 
アキラプロダクツ ADR アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは アキラプロダクツ ADR アイアン の7番 です。



Speeder
シャフトは Speeder です。

ロフトは28度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはR です。



正面
アキラのニューアイアンです。


先日、マッスルバックアイアンを試打しましたが、このアイアンは全く違うタイプのアイアンです。


ある意味、今のアイアンらしいといえるのかもしれません。


バックフェースのデザインがとても綺麗で、目を惹きます。


派手すぎず、それでいて存在感があります。


センスの良さを感じさせます。


大きさや形状を見ても、いわゆる『イージー系アイアン』だと解ります。


『ADR』とは、どんな意味があるのでしょうか?



側面
今の主流ともいえるポケットキャビティです。


この形状の優秀さは、多くの方が実感しておられると思います。


球があがりやすくなって、敷居が下がりました。


これまでアイアンにあった、シビアさも緩和されたように思います。


全体的に見てもラージサイズで輪郭が丸く、シャープな印象はありません。


このようなタイプのアイアンは、これまでもたくさん出会ってきました。



彫りの深さ
彫りの深さも、しっかりとあります。


見慣れた感じがしますが、最初見たときはびっくりしました。


しかし、今は多くの支持を集めていると思います。


コースや練習場でも、多く見かけるようになりました。



トップラインの厚さ
トップラインは、やや厚めですが、極端に厚いとは思いませんでした。


トップラインが厚すぎたり、シャープさが欠けていると、構えたときにイメージがぼやけてしまうことがあるのですが、これくらいであれば、それほど影響はないだろう・・・。と思いました。



ソール幅
ワイドソールです。


このようなアイアンの特徴といっていいと思います。



ネック長さ
ネックも短めです。


ワイドソールとショートネックがひとつのセットになっているようです。


同じようなアイアンにも、これまでたくさん出会ってきました。



オリジナルグリップ
このオリジナルグリップは、いい感じです。


しっとりと馴染みやすくて、適度に滑りにくくなっています。



L CUP FACE & WEIGHT FLOW DESIGN
バックフェースには、小さな文字で『L CUP FACE & WEIGHT FLOW DESIGN』と記されていました。


何やら特別な技術が組み込まれているようです。


『カップフェース』というと、『飛ばしの為の工夫』といったイメージがあるのですが、このアイアンもそのようになっているのでしょうか?



ミーリング無し
フェース面にはミーリングは見られませんでした。


これはある程度予想していました。


これまでの経験から、ミーリングは軟鉄アイアンに施されているイメージがあります。



構え感
ボールを前にして構えてみると、かなり大きく見えました。


やはり『セミ・ラージ』というよりは『ラージサイズ』だと思いました。


グースの利きも目立っていました。


私はグースが強いタイプはあまり得意ではないのですが、これくらいヘッドが大きくなると、ある程度グースが利いていたほうが易しくなるような気もします。


ただ、ヘッドは大きいのですが、左に巻いてしまいそうな雰囲気がすごくしていました。


少し緊張しました。


私が得意なタイプではないので、あまり見つめずに、少しボヤけるような感じで構えました。


ヘッドの大きさよりも、ボールに集中していこう・・・。と思いました。


ヘッドは大きくて近く見えるのですが、何となく『距離感』を感じました。


やや馴染みづらいタイプだったからなのかもしれません。


気持ちが少し逃げていたのかもしれません。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』は、まずまずだと思いました。


しっとりと乗る感じではなく、どちらかというとバンと弾く感じでした。


手応えは軽めでした。


このフィーリングは、これまでもたくさん経験したように思います。



トゥ側
球はとてもあがりやすいです。


弾道も高いです。


この弾道の高さは、ヘッドにたくさんの工夫がされているからだと思うのですが、装着されているシャフトにも理由があるように感じました。


少し抑えて打ってみよう・・・。と思ったのですが、なかなか上手くいきませんでした。


どうしても高くあがってしまいました。


これがもしスチールだったら、もっと抑えて打つことができただろうな・・・。と思いました。



バックフェース
『安定性』は高いです。


ミスには、かなり寛容なアイアンだと思いました。


『フェース面の全て』とまではいきませんが、かなりの部分が『スイートエリア』といえるような気がしました。


スイートエリアというよりは、『高反発エリア』といったほうがいいのかもしれません。


一球目はかなりトゥ側で打ってしまったのですが、それを感じさせない直進性がありました。


自分ではミスしているのが解っているのですが、それを感じにくい印象をもちました。


外見からくる印象通りの、かなり優れたイージータイプのアイアンだと思いました。



飛距離性能
『飛距離性能』も、かなり優れています。


『番手感覚』がありません。


自分が今、何番アイアンを手にしているのか解りづらくなりますが、こういったことは、これまでもたくさん経験しています。


経験していますが、どうしても馴染めないところがあります。


今はアイアンにも距離が求められている時代だと思いますし、このアイアンはそのニーズにしっかりと応えていると思います。


寛容さと飛距離性能は、今はセットになっているように思います。


高い弾道で、しっかりとキャリーを稼いでいけるタイプのアイアンです。


上げようとしなくても上がりますし、低く打とうと思っても『高くあがってしまうアイアン』といった感じがしました。


『縦と横』のオートマチック感を感じました。



操作性
『操作性』という点では、正直難しいと思いました。


なかなか思うようにいきませんでした。


曲げることはできたのですが、かなり極端にやってしまったので、それがミスにつながってしまいました。


コースでは絶対に打ちたくない球を打ってしまいました。


やはり、このようなタイプのアイアンは細工をせずに、大らかにドーンと打っていくほうがいいのかもしれません。



ヒール側
大らかさと飛距離性能に長けたアイアンだと思いました。


ヘッドの大きさも印象に残りました。


私が好むタイプのアイアンではないのですが、このようなタイプのアイアンもニーズが高いのだと思います。



AKIRA PRODUCTS ADR アイアン
これまで、同様のアイアンにたくさん出会ってきたので、正直それほど真新しさといいますか斬新さを感じることはなかったのですが、アキラの高い技術が組み込まれているのだろうと思います。


『感覚』よりも『合理性』を優先したアイアンだと思いました。



AKIRA PRODUCTS ADR アイアン
かなりイージーなタイプだと思いましたが、こちらの感覚が伝わりづらい感じがして、正直少し難しく感じました。


易しいはずなのに、たまに逆球が出てしまいました。


それは明らかに私の技量不足からくることではあるのですが、馴染みづらい感じがしました。



AKIRA PRODUCTS ADR アイアン
ヘッドのサイズや形状などもそうですが、全体的な軽さなども、難しく感じた要因のような気がしました。


今回試打したアイアンはカーボンシャフトが装着されていましたが、軽量スチールもラインアップされていると訊いたので、また機会があればそちらも試してみたいと思いました。



AKIRA PRODUCTS ADR アイアン
アイアンには距離感よりも飛距離性能。


操作性よりも寛容さ。


敏感さよりも、いい意味での鈍感さ。


低弾道よりも高弾道。


を求めていきたい方には、かなり魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?



AKIRA PRODUCTS ADR アイアン
全体的にかなりソフトスペックなので、かなり軽めに振っていく感じがちょうどいいのかな?と思いました。


私はできればもっと振っていきたいほうなので、少し物足りなさが残ってしまいましたが、このようなタイプのアイアンも人気が高いです。


今はクラブのバリエーションが豊富なので、人それぞれの細かな好みに対応できていると思います。


『選ぶ楽しみ』があります。



AKIRA PRODUCTS ADR アイアン
アキラのクラブは、それほど多く出会うわけではないのですが、いい印象も残っています。


特にウェッジは秀逸です。


今回は私にとって『ストライクゾーン』のクラブではありませんでしたが、これからもアキラのクラブにはどんどん接していきたいと思いました。

                         
        

                         

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