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2015年02月26日
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ロマロ Ray MC アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ロマロ Ray MC アイアン の7番 です。

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは32度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は129g、トルクは1.6、バランスはD2、キックポイントは手元調子 です。

ロマロの新しいアイアンです。
ロマロのアイアンは、それほど多く接することはないですが、初めて出会ったアイアンがすごく良かったので、その好印象が今でも続いています。
このアイアンもロマロらしく、軟鉄の風合いが感じられ、とてもいいです。

オーソドックスなフルキャビティといったところでしょうか?
こうして見ても、それほど小顔な感じはしません。
トゥ側が凹んでいるところは、ロマロの特徴といっていいと思います。
これまでのモデルにも共通しているところですが、どのような効果が期待できるのでしょうか?

『MC』とあるので、『マッスルキャビティ』という意味なのかな?と思っていたのですが、マッスルキャビティというような形状ではありません。
おそらく違う意味なんだろう・・・。と思いました。
2つのバーのような物が、よく目立っています。
ヤマハのアイアンを思い出しました。

彫りの深さも、しっかりとあります。
最近はポケキャビやアンダーカットキャビティを多く見てきたせいか、このような普通のキャビティがシンプルに見えます。
今はアイアンの形状も複雑化してきていますが、私はシンプルな形状のアイアンが好きです。
使用後の掃除も簡単に行えるものがいいです。
私はラウンド後や練習後に、クラブを磨くのがとても好きです。
クラブを磨きながら、その日の反省もしますし、次はこうしてみよう・・・。などと色々な考えを巡らせます。
私にとって、至福の時です。

ソール幅は少し広く見えますが、今のアイアンの中ではノーマルだと思いました。
今はワイドソールがたくさんあります。
私はソールが広すぎると難しそうな印象を受けるのですが、これくらいであれば、何の苦手意識も芽生えてきません。

ネックの長さはきちんとキープされています。
ちょうどいい感じの長さです。

フェース面にミーリングは見られませんでした。
ごく普通の見慣れた感じのフェース面です。

ボールを前にして構えた感じは、ちょっと私の好みとは違っていました。
軟鉄の風合いが感じられとても良かったのですが、やや『面長』な感じがしました。
『セミ・ラージサイズ』といっていいように思います。
私の好みでは、もうちょっと小顔でフェースターンしやすいイメージが欲しいのですが、このアイアンは違っていました。
トップラインも少し厚く見えましたし、グースの利きも少し目立ちました。
私が好む顔ではありませんが、今はこのようなタイプのアイアンも多いですし、ニーズも高いのだと思います。
これくらい大きく見えたほうが安心感がある・・・。という方も多いのではないでしょうか?
私の『得意系』ではないものの、これまでもたくさん経験しているので、強い苦手意識は芽生えませんでした。
すごくいいイメージは出せなかったのですが、これまで通り、普通に打っていこう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで、いい感じでした。
適度な柔らかさと、程良い『球の重さ』を感じ取ることができました。

球はあがりやすいです。
色々な工夫が詰め込まれすぎていない、『自然なあがりやすさ』といった感じがします。
タフな印象はありませんでした。
しかし、今はアイアンもたくさんの工夫が施され、球があがりやすくなるようになっている物がたくさんあります。
そういった『機能性アイアン』を使い慣れておられる方には、少しあがりづらく感じられるかもしれません。
難しいタイプのアイアンではありませんが、それほどたくさんの『お助け機能』があるようには思いませんでした。

『安定性』も、なかなかいい感じです。
スイートエリアも広く感じました。
ただ、私には『面長感』が強く感じられたせいか、『フェースターン』のタイミングが少し遅れて、右に抜ける感じもしました。
大きく抜けるのではなく、ほんのちょっとしたタイミングの違い・・・。といったところなのですが、少し工夫が必要だな・・・。と思いました。
フェースローテーションが大きい私は、やはりもうちょっと小顔なほうが易しいな・・・。と思いましたが、これは人によって好みが分かれるところだと思います。

『飛距離性能』も、なかなかいい感じです。
結構飛ぶ感じがしますが、今のアイアンは飛距離性能がすごく進化しているので、そういったことを考えると、それほど秀でてはいないのかもしれません。
アイアンには飛距離を最優先しないけど、大きく後れをとりたくない・・・。という方にはちょうどいいのかもしれません。
これ以上飛びすぎてしまうと、距離感が出しづらくなってしまうような気もしました。

『操作性』は、少し難しく感じました。
最初の数球は、方向性を出すのにも少し苦労しました。
最初から右に抜けていったので、少しずつ工夫していきました。
このような『面長(おもなが)』なタイプは、フェースローテーションが小さめな方のほうが打ちやすいのかもしれません。
球数をこなして、ある程度慣れてくると、左右に曲げることも容易にできました。
『最初からすぐ』というのではなく、私には少し『準備期間』が必要だと感じました。

ロマロらしく、いいアイアンだな・・・。と思いました。
アイアンのタイプが私の好みとはちょっと合っていないところもあったのですが、全体的にバランスが取れているように感じました。
易しさがありながらも、それがある一部分にだけ特化していないので、バランスが崩れていないように感じました。

形状による工夫は見られますが、ハイテク過ぎない『ベーシックなアイアン』だと思いました。
『見た目通りの性能』だと思いました。

ロマロのアイアンには、まだそれほど多く出会ってきてはいないのですが、これからもたくさん試打していきたいです。
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