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2015年02月24日
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ホンマ TOUR WORLD TW727 M アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ホンマ TOUR WORLD TW727 M アイアン の7番 です。

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、バランスはD2、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は447gです。

惚れ惚れするほどカッコいいホンマの新しいマッスルバックアイアンです。
昨年、ホンマ TOUR WORLD TW717 M アイアンというマッスルバックに出会ったのですが、このアイアンもいい雰囲気があります。
来年は『737』になるのでしょうか?

ホンマは、これまでも色々なタイプのアイアンを発表していますが、やはり私の中ではマッスルバックのイメージが強いです。
ホンマには、楽しい思い出がたくさんあります。
ホンマのアイアンは正統派のイメージが強いですが、このアイアンもその流れを汲んでいます。
シャープで、とてもカッコいいです。

ソール幅は、今のアイアンの中では狭いほうかもしれませんが、昔のアイアンの印象が強く残っている私には、やや広く見えました。
同じマッスルバックアイアンでも、昔と今とではソール幅が、かなり違うように思います。

ネックの長さはしっかりとありますが、それほど長くはありません。
昔のようなロングネックタイプとは、ちょっと違います。
こういったところを見ると、やはり今のアイアンなんだな・・・。と思います。

フェース面にはミーリングはありませんでした。
ホンマらしく、美しい仕上がりになっています。

ヒール側

トゥ側
ヒール側とトゥ側には、それぞれ『切れ込み』のような凹みが見られました。
これにはどのような効果が期待できるのでしょうか?
空気抵抗の関係でしょうか?
それとも見た目の印象をちょっと変える為だけのものなのでしょうか?

このオリジナルグリップも、何度か手にしていますが、いい感じです。
適度なしっとり感がありながら、滑りにくくなっています。

トップラインはノーマルな感じがします。
特別薄いという感じはしませんでしたが、今はマッスルバックやハーフキャビティなどでも、結構厚みのあるものが増えてきました。
そういった意味でいうと、このアイアンはとてもオーソドックスな感じがします。
私は厚すぎるタイプはあまり好きではないので、このアイアンの適度な厚みに好感をもちました。

『最高レベル』の構えやすさです。
思わず見とれてしまいました。
しばらくじっと見つめてしまいました。
すぐに打っていきたい・・・。という思いと、しばらく見つめていたい・・・。という思いが、私の中を交錯して、結局しばらく見つめていたい・・・。という思いが勝って、一旦打席を外して席に座り、この美しい顔を見つめていました。
今はマッスルバックも少しずつ増えてきて、メーカーそれぞれの顔がありますが、このホンマの727マッスルバックは、かなりの美顔です。
ずっと見ていて、ため息が出てしまいました。
この美しさは何だろう?さすがはホンマだな・・・。と思いました。
数年前までは、ホンマのイメージはかなり親しみづらいものがあり、新しく『TOUR WORLD』というアスリート向けのブランドが誕生しました。
それから、だんだんと親近感も増していったのですが、どこか心の中に
まだまだだな・・・。という思いがありました。
特に大きな不満はなく、どれも素晴らしいものばかりだったのですが、どこか物足りなさのようなものを感じました。
しかし、このTW727 M アイアンを見て、ホンマが『完全復活』したような印象をもちました。
昔のいい頃に戻ったような気がしました。
これならば、ホンマは大丈夫だな・・・。と思いました。
すごくいいイメージがどんどん出てきました。
殆ど真っ直ぐのイメージは無く、左右に曲げるイメージを強く出すことができました。
ずっと目尻が下がりっぱなしでした。
ワクワク感が止まりませんでした。
試打を開始しました。

柔らかくて、とてもいい打感でした。
フェースへのくっつき感がすごくあります。
乗せて運ぶイメージを出せました。

球も自然な感じで上がってくれました。
『スタンディングロフト』と『超低重心』という『ハイテク感のある上がりやすさ』とは違う、ナチュラルな上がりやすさです。
昔ながらの高弾道です。
出球の高さのイメージがピタリと合いました。
これならばホームコースの砲台グリーンでも、しっかりと止めていけるだろう・・・。と思いました。

『安定性』という点では、このような形状なので、それほど高いとはいえないのかもしれません。
アイアンに『曲がりにくさ』や『安定性』を求めておられる方には、合いづらいところがあるかもしれません。
何球か続けて打っていったのですが、真っ直ぐという球は殆どありませんでした。
左右どちらかに微妙に曲がっていく感じがとても自然に感じられました。
このような反応のいいアイアンだと、『フェース面の管理』がしやすいです。
『フェース面の向き』などもそうですし、かなりミスヒットしても、それを殆ど感じさせないようなアイアンも今はたくさんありますが、私はこのように反応が良くて、ミスしたらそれをはっきりと感じ取ることができるアイアンに魅力を感じます。

『飛距離性能』という点では、ノーマルな感じがします。
今はこのようなノーマルなタイプのアイアンは、かなり少ないように思います。
今のアイアンの中では、明らかに飛ばないほうだと思いますが、アイアンに『飛びすぎない』ということが大切だ・・・。という方には、とても合いやすいのではないでしょうか?
いくら飛んでも、それをコントロールできなければスコアメイクは難しくなりますが、このアイアンだと『飛びすぎない』という安心感があり、距離感も出しやすいので、アグレッシブにグリーンを攻めていけそうです。
アイアンに『飛びの性能』を求めておられる方には、やや物足りないところがあるかもしれません。

『操作性』は今の全てのアイアンの中でも、『最高レベル』です。
先ほども書きましたが、左右どちらかに微妙に曲がる球が打ちやすく、オートマチック的に真っ直ぐ打つ感じはしませんでした。
最近はとりあえず左右に曲げることはできるけど、大きく曲げることは難しい・・・。と感じられるアイアンが増えてきました。
このアイアンとは真逆のタイプです。
私は曲げる練習が大好きなので、すごく楽しめました。
飛んでいくボールを目で追いながら、とても美しく見えました。

すごくいいアイアンだな・・・。と思いました。
昨年の717Mもすごくいいですが、どちらかというと私はこのニューモデルの727 M のほうが、より魅力を感じました。
球を打っているのがとても楽しくて、試打ということを忘れて、ひたすら打ってしまいました。
一球でも多く球を打ちたい・・。と思いましたし、このアイアンの美しい顔を記憶に残しておきたい・・・。と思いました。

ホンマのマッスルバックで『727』というネーミングは、私にとって特別なものがあります。
私が初めて購入したアイアンが、ホンマ(ヒロホンマ)の『PP-727』というマッスルバックアイアンでした。
このアイアンには姉妹モデルがあって、『717』と『737』がありました
私の周りでは『737』の人気が一番高く、その次は『717』でした。
『727』を使っているのは私だけでした。
しかし、私はすごく愛着をもっていて、10年以上使い続けました。
ヘッド(バックフェース)の形状は少し違っていましたが、この3つのモデルにそれほど大きな違いはなく、『モグラマーク』の位置が違っているな・・・。ということを覚えています。

私はホンマの『PP-727』というアイアンにスイングを教わりました。
最初のうちは、マッスルバックではなく、なるべく易しいアイアンを使ったほうがいいと、よく言われます。
私もその通りだと思うので、後輩たちには易しめのアイアンを勧めています。
今は易しくていいアイアンがたくさんあるからです。

しかし、私がゴルフを始めた頃は、今のように選択肢がたくさんあるわけではなく、少ないものから選ばなければなりませんでした。
もちろん、キャビティもありましたが、かなり構えづらいものが多かったので、敬遠していました。
私はマッスルバックからスタートしましたが、その頃はそれが特に珍しいことではありませんでした。
私の先輩でもマッスルバックからスタートした方がたくさんおられました。
今は難しいクラブは敬遠されがちですが、昔はクラブは難しくても、それを克服してやろう・・・。という気概のようなものを多くのプレイヤーがもっていたような気がします。
『ゴルフは難しくて当たり前』『球は曲がって当たり前』といったところがありました。
プレイヤーがクラブに歩み寄っていた時代だと思います。
しかし今は全く状況が異なります。
完全に逆転しました。
クラブがプレイヤーの技量や好みに細かく対応できるようになっています。
『調整システム』が、その『最たるもの』といえるのかもしれません。
プレイヤーにクラブを合わせるようになりましたし、それが正解なのだと思います。

私はPP-727というアイアンに惚れ込んでいましたし、ミスショットを打っても、スコアが悪くても、ずっと大切に使ってきました。
他のアイアンに興味が移ることもありませんでした。
ミスショットの原因はクラブにあるのではなく、全て自分自身にあるからだということが、最初から解っていたからだと思います。
かなりシビアなクラブだったので、色々なことを教わったように思います。
今のイージー系クラブも素晴らしいですが、イージー過ぎる故、なかなか伝わりづらいところもあるような気がします。

今のマッスルバックよりも、かなり高重心だったので、『横からはらう』とか『すくい上げる』というイメージでは全くボールは上がってくれませんでした。
むしろ逆に上からボールを潰していくほうが球があがるものなのだということに気づくことができました。
低いライナーをイメージして打ったほうが、逆に高い球を打つことができました。
昔のアイアンは今よりももっとロフトが寝ていたので、しっかりと捉えることができたときは、とてもいい感じで球があがってくれました。
『ダウンブロー』や『ハンドファースト』といった言葉を知らなくても、自然とそうなっていたのかもしれません。

私はまだまだ修行中の身ですし、決して上級者といえるレベルには到達できていませんが、PP-727という素晴らしいアイアンに出会い、惚れ込んでずっと使い続けることができたからこそ、今でもゴルフが大好きですし、アイアンが好きなのだと思います。
『難しい』とか『易しい』とか、クラブをいい表す言葉はたくさんありますが、大切なのは、そのクラブに惚れ込んでずっと使い続けていけるか?ということではないでしょうか?
このクラブを使うと、ゴルフが楽しい、すごく愛着が湧く・・・。ということが大切なのだと私は思います。
ゴルファーにとって、欠かすことのできない『相棒』に出会えることは、とても幸せのような気がします。
PP-727は私にとって相棒でありながら、『コーチ』『師匠』といった存在でもありました。
ホンマのマッスルバックで『727』というネーミングだったので、どうしても昔のことをたくさん思い出してしまいました。
同じマッスルバックでも、昔と今とではソール幅も違いますし、ネックの長さも違います。
ソール形状も抜けが良くなるような工夫がたくさん見られるようになりました。
昔のアイアンでは『ミーリング』は考えられなかったと思います。

ツアーワールドというブランドが誕生してきて、すごく好感度もあがりましたが、少しまだ距離を感じていた部分があったように思います。
魅力を感じましたが、強い購買意欲が刺激されることはなかったように思います。
しかし、この『727 M』には、とても魅了されてしまいました。
購買意欲も刺激されました。
昔は『ホンマ一辺倒』だった私が、ホンマのクラブやそれ以外の用品を使わなくなって、かなりの年月が経ってしまいました。
このアイアンに出会ったことにより、ホンマへの興味がすごく湧いてきました。
ホンマは一時期、『ダイナミックゴールド』を外していたことがありました。
勿論、『注文』では受け付けるけど、普通に売られているものは全て『軽量スチール』が装着されていました。
そういったことなども、ホンマに対して、親近感がもてなかった要因のような気がします。
しかし、このアイアンは最初からダイナミックゴールドが挿してありましたし、何よりこの『美しい顔』と『打感』『操作性の高さ』に魅了されました。
とても楽しい時間を過ごすことができました。
しばらくは、このアイアンのことが頭から離れず、ずっと考えてしまうだろう・・・。と思いました。
予定の球数と時間をオーバーし、後ろ髪を引かれる思いで練習場を後にしました。
コメント
この日記を待ちきれず
人生最後のマッスルバックだと思っています。
振れなくなったら、シャフトを変えながら使い続けようと思います。
レポート、ありがとうございました。
2015-02-25 08:50 アラフィフおやじ URL 編集
No title
TW727M大変いいクラブですね。方向性の出しやすさ、玉のあがりやすさがあり自分のイメージした球筋がでやすかったです。ぜひMPユーザーとしてはMP4との比較記事が読んで見たいです。機会があればお願いします。
2015-02-26 22:42 Palace URL 編集
はじめまして
golfdaisukiと申します。
この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せてくださいまして、まことにありがとうございます。
このホンマのアイアンをご購入されたそうで。
とても羨ましいです。
私もすごく欲しいと思っています。
ホンマのアイアンはしばらく購入していませんが、やはりいいな・・・。と思いました。
このアイアンは素晴らしいので、ずっと大切に使ってあげてください。
これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いです。
それでは失礼いたします。
2015-02-27 00:53 golfdaisuki URL 編集
このアイアンはいいですね
いつもありがとうございます。
このホンマのマッスルバックはとてもいいですね。
試打していても、すごく楽しかったですし、購買意欲が強く刺激されてしまいました。
このアイアンでラウンドしたら、すごく楽しいだろうな・・・。と思いました。
昔からクラブメーカーとしてトップだったホンマの底力を見たような気がしました。
MP4と打ち比べてみることができたら、是非試してみたいと思いました。
その時はまた記事に書かせていただきたいと思います。
これからもよろしくお願いします。
それでは失礼いたします。
2015-02-27 01:04 golfdaisuki URL 編集