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2015年02月23日
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テーラーメイド AEROBURNER ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは テーラーメイド AEROBURNER ドライバー です。

シャフトは TM1-215 です。
ロフトは10度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は50g、トルクは4.3、バランスはD3、キックポイントは中調子、クラブ総重量は294gです。

テーラーメイドバーナーシリーズの新しいドライバーです。
毎回思うことですが、テーラーメイドは新しいクラブが発売されるサイクルが短いです。
バーナーシリーズやRシリーズ・グローレなど、色々なブランドがあるというのも、その理由のひとつだと思いますが、メーカーの商品開発能力の高さには、いつも驚かされます。
新商品がどんどん登場してくるので、それまでのモデルも決して劣ってはいないのに、どんどん旧モデル化してしまいます。
性能が落ちているわけではないのに、『鮮度』が落ちる印象を受けます。
いいクラブはいつまで経ってもいいクラブだと思うのですが、テーラーメイドはどんどん買い替えて欲しい・・・。という思いがあるのかもしれません。

白くて大きなヘッドです。
これまでのバーナーシリーズと同じ流れになっているようです。
昨年試打したテーラーメイドのドライバーの中で、私はGLOIRE F ドライバーが一番好きです。
他のメーカーの物も含め、これまで出会ってきた全ての『白いヘッドのドライバー』の中でも、一番優れていると思います。
オリジナルシャフトが装着されたモデルを最初に試打しました。
そのクラブも好印象だったのですが、先日カスタムシャフト装着モデルを試打する機会に恵まれ、好感度がさらにアップしました。
ヘッドはすごくいいと思っていましたが、シャフトがもうひとつという印象が、それまでありました。
しかし、シャフトを替えると、その性能はさらに飛躍しました。
改めてゴルフクラブはシャフトが重要だな・・・。と思いました。

グローレと、バーナーシリーズということで、ブランドは異なりますが、このモデルも新しいホワイトヘッドドライバーということで期待も高まります。
テーラーメイドのドライバーを開発するときのアイデアの豊富さには、いつも感心させられます。
『エアロバーナー』ということで、これまでのバーナードライバーに空気力学のようなものが加わっているのかな?と思いました。
見た目はゴチャゴチャした感じが無く、シンプルに見えます。

ネックは短いです。
ヘッドがとても大きいです。
白いヘッドなので、余計大きく見えたのかもしれません。
重心も、かなり深いのでしょうか?
調整機能が付いていないのも、バーナーらしいところです。
このままの性能で充分自信がある・・・。ということなのではないでしょうか?
『調整機能付き』を好まれない方もたくさんいらっしゃると思うので、そういった方々にも受け入れられやすいのではないでしょうか?

ソールには溝がありました。
これはもうすっかりお馴染みになりました。
テーラーメイドが火付け役となったように思うのですが、今は多くのメーカーが、この溝を採用しています。
それだけ効果が高いのだと思います。

溝の深さは、結構あります。
この溝の深さも、メーカーによってまちまちですが、この深さも計算され尽くしてのことでしょうか?
全体的な形状はシンプルなのですが、所々しっかりとハイテクが搭載されているようです。

シャローヘッドです。
今の主流といっていい形状だと思います。
今はディープなヘッドのほうが少なくなりました。
この光沢感の無い白が、とてもいい感じです。
白いヘッドにも光沢感のある物と、無い物がありますが、私はこのドライバーのように無いほうが好きです。
白いヘッドで光沢感があると、『プラスチックのような質感』がある物もありました。
『新品おろしたて』ということもあると思うのですが、とても綺麗で『清潔感』を感じました。
『白衣の清潔感』を思い出しました。
この白さは、ずっと不変なのでしょうか?
それとも使っているうちに変色したり、汚れや傷が目立ったりするのでしょうか?
使い込んでいくうちに、いい感じの『枯れた感』といいますか、カッコ良さが増していくクラブにはすごく惹かれますが、逆にどんどん見た目の良さが落ちてしまうようなクラブには、あまり魅力を感じません。

このオリジナルグリップも白で、とても綺麗です。
ヘッドの色とおそろいです。
しかし、まず間違いなく使っていくうちに、黒くなったり汚れが目立ってしまうだろうと思います。
今はグリップもカラフルになりましたし、とてもいいことだと思いますが、私は白を選びません。
これまで通り、オーソドックスな黒を選びます。
黒以外を選ぶとすると、おそらくとても美しいブルーを選ぶような気がします。

とても美しい顔です。
形状もオーソドックスな感じですし、シンプルなデザインです。
白と赤の色合いが美しいドライバーです。
何となくではあるのですが、『能面』を思い出しました。

クラウンマークが『AEROBURNER』の文字になっています。
とても小さい文字になっていて、遠くから見ると単なる模様にしか見えません。
私はクラウンマークが無いほうが、どちらかといえば好きなのですが、このドライバーの場合は、このままでも充分だな・・・。と思いました。

それ以外にもクラウンには近くでじっくり見ないと解らないような細かな模様が描かれていました。
とても目立ちにくいので、おそらく視覚効果を狙ったものではないと思います。
あくまでも『遊び心』といったところではないかな?と思いました。
しかし、テーラーメイドのクラブなので、何らかの意味があるのかもしれません。

素振りをしてみると、かなり軽く感じられました。
重量的には、今のドライバーの中でも平均的なほうかもしれませんが、白いヘッドが余計『軽量感』を感じさせているのかもしれません。
このシャフトがおそらく純正シャフトだと思うのですが、できればもっとしっかりと振っていきたいので、違うシャフトで試してみたいな・・・。と思いました。
最初は軽めに振っていこう・・・。と思いました。

ボールを前にして構えてみても、好感がもてました。
とても構えやすいです。
白いヘッドと、人口マットの緑の色合いがとても綺麗でした。
ヘッドの形状がくっきりと浮かんで見えました。
白いヘッドは輪郭がはっきりと見えるので、異型だと違和感がさらに強くなりますが、このようにいい形だと、プラスの効果が大きくなります。
バルジもまっすぐに近いです。
どちらかというと『マニュアル感』よりも『オートマチック』的な感じがしたので、まずは細工をせずに、このまま振っていこう・・・。と思いました。
構えたときにフェース面が見えすぎないのもいいと思いました。
試打を開始しました。

『打感』は結構しっかりしていて、『球の重さ』を感じ取ることができました。
硬くなく、なかなかいい感じです。
すごくソフト・・・。という打感ではないのですが、こういうフィーリングもアリなのだと思います。
すぐに次を打ちたくなります。
何といいますか、『サクサク』打てちゃう感じです。

『音』は、はっきりしている感じですが、決して異音ではなく、心地良く耳に届いてきました。
インパクトを邪魔することもありませんでした。
これまで、テーラーメイドのドライバーで、よく耳にした音です。

球はあがりやすいです。
『テーラーメイド=浅重心』という公式が今は成り立っているように思いますが、このドライバーはタフな感じはしませんでした。
ロフトが10度ということもあると思うのですが、タフな感じはしませんでした。
構えたときは、もう少しライナー系を予想していたのですが、実際はやや高めでした。
ただ、高~く弱々しい感じで上がっていくのではなく、力強く伸びていきました。
落下も緩やかで、急激に失速することもありませんでした。

『安定性』という点では、イージーなタイプだと思いますが、自然に球がつかまりやすい感じはしませんでした。
スライサーの方は、右に曲がる度合いが少し大きくなるかもしれません。
こういったときに調整機能が付いていれば、ある程度曲がりを抑えられるのかもしれませんが、やはり一番大切なのは、『スイングを磨いていくこと』だと思いますし、そこにゴルフの楽しさがあるのかもしれません。
クラブが便利になりすぎてしまっては、せっかくのゴルフの楽しみも薄まってしまうような気もします。
『ゴルファー自身が上達し続けること』が、ゴルフを続けていくうえでの、一番の喜びなのではないでしょうか?
そこに『クラブの進化』が上手く組み合わさっていけば最高のような気がします。

『飛距離性能』は、テーラーメイドらしい、レベルの高さを感じました。
高めの弾道で、そのまま『山なり』でグーンと伸びていく感じでした。
落下も遅く、失速も少ない感じで力強く飛んでいきました。
何年か前は、このような高い弾道はスピンも多くて、あまり好まれませんでしたが、今は大きく変わったように思います。
弾道は高くても、ボールをしっかりと前へ前へと送り出してくれます。
ロスの少ない弾道です。
こういったところが『浅重心ドライバー』の特徴といえるのでしょうか?
まさに『高弾道・低スピン』といった感じです。

『操作性』は、やや難しい感じがしました。
あまり敏感に反応してくれる感じはしませんでした。
大きく曲げにくい感じがしました。
こういったところは今のドライバーの特徴のような気がします。
球がつかまり過ぎないので、フッカーの私は易しく感じられました。
どちらかといえば、右に逃がしながら打つほうが易しいかな?と思いました。

今はたくさんのハイテクドライバーがあるので、そういった意味では、このドライバーはシンプルな感じがします。
しかし、もっているポテンシャルは高いと思いました。
私にとっては『軽量ドライバー』といえるのですが、それほど頼りない感じはしませんでした。
軽量でも、暴れることはありませんでした。

弾道を目で追っていても、何となくですが、『無機質』といいますか、いい意味で『感情がこもっていない』感じがしました。
オートマチック的に、かなり真っ直ぐに近い球を『半自動的に』打ちやすいドライバーだと思いました。
飛んでいく球の感情があまり感じられず、ひたすら無表情で強く飛んでいくように感じました。
練習場では特に風を感じなかったのですが、何となくフォローの風に押されながら飛んでいるような印象を受けました。
それくらい強く飛んでいきました。
プレイヤーの意思を乗せて飛ばしていく・・・。というよりは、ほぼ自動的に高い確率で曲がり幅の抑えた球を打っていける印象をもちました。

球が自然につかまりやすい印象はありませんでしたが、スイートエリアも広く感じましたし、イージーなタイプのドライバーだと思いました。
シビアさのようなものは感じませんでした。
昨年試打した GLOIRE F ドライバーを、私はすごく気に入っているのですが、この最新モデルである『AEROBURNER ドライバー』にも好感がもてました。
ただ、どちらかひとつを選ぶとするならば、私は即決でGLOIRE F ドライバーを選びます。
できれば同じカスタムシャフトで打ち比べてみたいと思いますが、もし同じシャフトだったとしても、ほぼ間違いなくGLOIRE F ドライバーのほうが好感度が高いように思います。
このエアロバーナーもいいドライバーですが、飽きずに永く使っていけるのはGLOIRE F ドライバーだと思いました。

すぐにニューモデルが登場してくるので、毎回驚くのですが、やはりテーラーメイドはドライバーやFWなどウッド系が本当に得意なメーカーなんだな・・・。と思います。
発売されているモデルが『完成形』というのではなく、あくまでも『テスト的に』発売しているような印象を受けるクラブにも、これまで何度も出会ったことがあります。
市場の動向などを見ながら、そこから新たな商品開発を行い、次のモデルのヒントにする・・・。という印象が、テーラーメイドにはあります。
最新モデルが必ずしも最高のモデルだとは私は思いませんが、おそらくこのドライバーの改良型のような物が、いずれ発売されるのではないかな?と思いました。
私は白いヘッドのドライバーよりは、これまで通りのオーソドックスな黒いヘッドのほうが好きなのですが、このドライバーにはいい印象をもつことができました。
シャフトを替えれば、もっともっと飛距離が伸ばせるような気もしました。
また試打してみたいと思いましたし、機会があればコースでも試したいです。
コメント
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2015-08-24 22:18 編集
ジャック様。初めまして
この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せてくださいまして、まことにありがとうございます。
是非USモデルを試打してみたいと思いました。
テーラーメイドの日本市場向けモデルのシャフトはもうひとつ馴染めないことが多いですが、USモデルは期待できそうですね。
もし試打する機会があれば、是非試してみたいと思いました。
そのときは記事に書かせていただきたいと思います。
これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いです。
それでは失礼いたします。
2015-08-27 23:20 golfdaisuki URL 編集