エポン AF-303 アイアン - ゴルフクラブ試打日記。


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2015年02月22日
  

エポン AF-303 アイアン

                 
エポン AF-303 アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは エポン AF-303 アイアン の7番 です。



ダイナミックゴールド
シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは33度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。



正面
待望のEPONのニューアイアンです。


私はずっと待っていました。


前のモデルのAF-302が発売されて数年が経ち、いつニューモデルが発売されるんだろう?と、ずっと待ち続けていました。


なので、今日はようやくその念願が叶って、とても嬉しく思いましたし、気持ちの昂ぶりを抑えることができませんでした。



側面
とても易しそうなフルキャビティアイアンです。


形状自体は、これまでもたくさん出会ってきたようなタイプです。


ニューモデルではあっても、それほど目新しさを感じさせず、落ち着いた雰囲気があります。


そこがまたいいのかもしれません。


他のメーカーの『機能性重視アイアン』のように、色々な部品がたくさん組み込まれているようには見えません。


『複雑さ』ではなく、『シンプルさ』が魅力を高めています。


私はこれまでAF-301と302しか、『300シリーズ』を試したことがないのですが、このアイアンは全体的な雰囲気として、『500シリーズ』に近いような印象も受けます。



彫りの深さ

彫りの深さ
彫りも深く、オーソドックスなフルキャビティといっていいと思います。


予想に反しての『セミラージサイズ』です。


バックフェースのデザインも少し凝っていますが、この形状に特に大きな意味はないような気がします。


今流行のポケットキャビティではありませんが、とても易しそうな感じがします。



ソール幅
ソール幅は広いです。


これまでのAF-300シリーズと比べても、おそらく一番広いのではないでしょうか?


この幅の広さに安心感をもたれる方も多いのではないでしょうか?



ネック長さ
ネックは短めです。


いわゆる『頭でっかち』なアイアンです。



トップラインの厚さ
トップラインはちょっと厚めでした。


このようなタイプのアイアンでは、これくらいが標準といえるでしょうか?



リーディングエッジの削り
リーディングエッジにも削りが入っていたので、抜けも良さそうです。


今のアイアンの多くは、このようになっています。



ミーリング無し
フェース面にはミーリングは見られませんでした。


とてもシンプルで美しいフェース面です。



オリジナルグリップ
このオリジナルグリップも、しっとりとしていて握りやすいです。


色もカラフルになりました。


今は他のメーカーでも赤いグリップを見かけるようになりましたが、ついにエポンもその流れがいっているのでしょうか?


私はオーソドックスな黒を好みますが、このようにカラフルになるのは、とてもいいことだと思います。


人それぞれ、好きな色のグリップを使うことで、ゴルフの楽しさも増していくのかもしれません。


ゴルフファッションといえば、主にウェアということになると思うのですが、クラブもオシャレをする時代がやってきているのかもしれません。


私は『モノクロ感』といいますか、あまり派手さが無いオーソドックスなクラブが好きですが、色でも選択肢が増えるのはいいことだと思いました。


ドライバーでは、色々と選ぶことができる物もあると、以前友人から訊いたことがあります。



構え感
ボールを前にしてみても、いい感じでした。


なかなか構えやすいな・・・。と思いました。


クセのない形状です。


構えるまでは、もうちょっとクセのある顔を予想していたのですが、実際は違っていました。


『繊細さ』というよりは『大らかさ』を感じさせる感じなのですが、このクセのないところが『AF-300シリーズ』の特徴なのかな?と思いました。


グースの強さを覚悟していたのですが、それほどでもありませんでした。


ラインも出しやすそうだな・・・。と思いました。


あくまでも私の好みとしては、もう少し小顔がいいのですが、この大きさに安心感をもたれる方も多いのではないでしょうか?


この適度な大きさとクセのない形状が、多くの方に親しみをもたらすような気がしました。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』は、なかなかいい感じでした。


程良い柔らかさがあり、好感がもてました。


厚み感があって、しっとりと乗る感じではなく、どちらかといえば『バチーン』という感じなのですが、イメージが壊れることはありませんでした。



トゥ側
球はとてもあがりやすいです。


見た目通りの易しさです。


タフな感じは全くしませんでした。


出球の高さが、イメージよりも少し高く感じました。


このあがりやすさは、おそらく『AF-300シリーズ』の中でも、トップだと思います。



バックフェース
『安定性』も高いです。


フルキャビティらしい易しさが充分感じられます。


少々の打点のブレにも大らかで、そっと優しく応えてくれているように感じました。


シビアさは全くありませんでした。



飛距離性能
『飛距離性能』は、なかなか優れているな・・・。と思ったのですが、今は飛び系アイアンがとても多いので、そういったことを考えると、それほど目立つ存在とはいえないのかもしれません。


今のアイアンの中では、『飛距離』という点で、埋もれてしまうのかもしれません。


しかし、私の感覚ではやはり飛ぶ感じがします。



操作性
『操作性』は、まずまずだと思いました。


一球目からフック系の球が出たのですが、それは私がフッカーだからで、何も考えず普通に打った結果だからなのかもしれません。


右にも曲げてみたのですが、簡単に曲げることができました。


ただ、どちらかといえば『オートマチックタイプ』で、『大らかさ』が勝っているように思います。


小さく曲げることは簡単でしたが、大きく曲げるには、かなり極端なことをしなければいけないように感じました。



ヒール側
数年ぶりに『AF-302』の後継モデルに出会うことができて、ずっとテンションがあがりっぱなしでした。


ようやく出会えた・・・。という思いがありました。


これまでのモデルよりも、かなり『イージーさ』がアップしているように思います。



EPON AF-303 アイアン
こういったところは、今の多くのニーズに応えてのことなのかもしれません。


『シビアさ』よりも『大らかさ』のほうが明らかに勝っているアイアンです。



EPON AF-303 アイアン
AF-302の登場から数年が経っていて、なかなかニューモデルが発売されなかったので、


どうしたんだろう?もうアイアンに対してやることが無くなっちゃったのかな?


と思ったこともありましたが、今の多くのアイアンは特に目新しい感じはしないものが殆どなので、あまり大きな変化は無くても、定期的にニューモデルが発売されるといいな・・・。と思いました。



EPON AF-303 アイアン
エポンのクラブに初めて出会ったときは衝撃的でしたし、すごく気に入りました。


ドライバーなども魅力的ですが、アイアンにも名器が多いです。


兵庫県は『刀鍛冶の文化』、新潟県は『鍋釜を作る文化』が残っていて、その高い技術が今のクラブ造りにも活かされているのだと、以前訊いたことがあります。


だから、どちらも場所は違えど、金属を扱うのがとても上手いんだな・・・。と思いました。


改めて『モノづくりニッポン』だと思いました。



EPON AF-303 アイアン
私はエポンのクラブに出会って、まだ日が浅いのですが、とても大きな存在感を放っているメーカーです。


大型ショップに並ぶことはないですし、他のメーカーのように試打会なども行われていないようです。


なので、なかなか出会うことが無い・・・。という方も多くいらっしゃると思います。


いいクラブが多いので、多くの方に試していただきたい・・・。と、いつも思っています。



EPON AF-303 アイアン
私はこれまで『AF-300シリーズ』は、『301』『302』と、この『303』に出会ってきました。


どれもすごく気に入っていますが、あくまでも私の好みでいえば


301>302>303


です。


AF-301が一番心に残っていますし、好きです。


しかし、301は、いわゆる『角溝規制』に適合していないモデルということが残念でした。


その後に発売された302も、すごく気に入っているのですが、301と比べると、301のほうがいいな・・・。と思いました。


それはフェース面の溝ではなく、全体的な形状や雰囲気などからくるものです。


これはただ単に感覚的なことや、好みに過ぎません。



EPON AF-303 アイアン
AF-300シリーズは少し難しそう・・・。


だから『AF-500シリーズ』ばかり使ってきた・・・。という方もいらっしゃるかもしれません。


しかし、このニューモデルである『AF-303』は易しさにも優れているアイアンです。


『500シリーズ』を使ってこられた方にも、素直に受け入れられやすいのではないでしょうか?


今は、このアイアンのように易しさは優れているけれども、決して形は崩れていない『正統派』が多くの支持を集めているように思います。


マッスルバックやハーフキャビティのようなシャープさなどはないけれど、大らかさで勝負していけるアイアンが主流だと思います。


『初エポン』に、このアイアンを選ぶ・・・。というのも、大いにアリなのではないでしょうか?


エポンのクラブを試打するときは、とてもワクワクします。


また試打してみたいと思いましたし、もしチャンスがあれば302と打ち比べてみたいです。

                         
        

                         

コメント

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三浦対エポン
はじめまして
いつも楽しく参考にさせてもらってます
フルキャビ対決三浦2007とエポン303どうでしょう?
顔(かまえやすさ)、打感、操作性、上がり易さ
今年、道具オタク人生最後の購入はオーダーでと
思っております
試打しました
ゴルフダイスキさん とても参考になるコメント、楽しみに拝見してます。
エポンAF303の7番アイアン試打しました。ダイスキさんの言う通り、打ちやすいです。
90前後で回る2人にも試打してもらいましたが、ナイスショットを連発。ただ、打ちやすいけど、やさしくはありません。ゼクシオにしっかりしたシャフトをつければ、とても太刀打ちできませんが、ダイスキさんも感じていると
思われるクラブの持っている顔であり打った感触であり、やさしくはないけど打って楽しいクラブでしょうか。
AF303は、所有感(オーラと言ってもイイか)100を切って、ゴルフが面白くなって、腕を磨いていくにはピッタリのクラブに感じます。但し、決してやさしくはありません。
AFTourCB
AF303とAFTourCBの7番を試打してまいりました。
前者はAF302とAF503の中間を意識したクラブのような感じを受けました。後者のモデルのほうがAF302の後継モデルのように感じます。
北海道安田様。はじめまして
北海道安田様。はじめまして。
golfdaisukiと申します。

この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せてくださいまして、まことにありがとうございます。

三浦2007とエポン303の打ち比べはとても興味があります。
もし打ち比べる機会に恵まれましたら、記事に書かせていただきたいと思います。

これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いです。
それでは失礼いたします。
これからもよろしくお願いします
ロイヤル様。こんばんは。golfdaisukiです。
再びコメントを寄せてくださり、ありがとうございます。

AF303はいいアイアンですね。

そうですか・・・。
やさしくないですか。

ロイヤル様がそのように感じておられるのでしたら、私の感覚が鈍いのかもしれないですね。
申し訳ありませんでした。

これからもよろしくお願いします。
それでは失礼いたします。
kasanobu様。はじめまして
kasanobu様。はじめまして。golfdaisukiと申します。
この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せてくださいまして、まことにありがとうございます。

このAF303とAFTourCBを試打されたようですね。

AFTourCBというアイアンは、私はまだ出会っていないのですが、もし試打することができましたら、記事に書かせていただきたいと思います。

これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いです。

それでは失礼いたします。