キャロウェイ XR アイアン - ゴルフクラブ試打日記。


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2015年02月17日
  

キャロウェイ XR アイアン

                 
キャロウェイ XR アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは キャロウェイ XR アイアン の7番 です。



N.S. PRO 950GH
シャフトは N.S. PRO 950GH です。

ロフトは30度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、トルクは2.1、キックポイントは中調子、バランスはD2 です。



正面
キャロウェイのニューアイアンです。


XRというのは、新しいブランドになっていくのでしょうか?


キャロウェイは、ビッグバーサを筆頭にたくさんのブランドが誕生しています。


最近、レガシーのニューモデルを見なくなりました。


またいつか見たいと思っています。



側面
こうして見ても、これまで出会ってきたキャロウェイのアイアンと同じ感じがします。


ニューモデルではあっても、外見的に大きな違いは無いように見えます。



彫りの深さ
彫りの深さは、結構あります。


重心も深そうです。



ミーリング無し
フェース面にミーリングはありませんでした。


アイアンのフェース面にも、すごく惹かれるものと、特に何も感じずに淡々と見つめるだけのものとがありますが、このアイアンは後者です。



ソール幅
ワイドソールです。


しかし、それほど極端に広いタイプではありませんでした。


私はワイド過ぎると苦手に感じることもあるので、これくらいで抑えられていると、親しみがもてます。



ネック長さ
ネックは短めです。


この角度から見ても、かなりグースが利いているのが解ります。


私の苦手なタイプですが、昔からキャロウェイのアイアンは、このようなタイプが多かったので、特に驚くようなこともありませんでした。



ソールのウェイト
ソールには大きなウェイトが組み込まれていました。


一目でウェイトだと分かります。


かなり低重心で、重心深度も深そうです。


球のあがりやすさに、すごくこだわっているようです。



CUP 360
バックフェースには『CUP 360』と記されていました。


どのような意味があるのでしょうか?


『360』とは、一周ぐるっと回った『360°』のことかな?と思いました。



オリジナルグリップ
この、やや硬めのグリップも、キャロウェイらしい感じがします。


私がアイアンに挿したいグリップとはちょっと違うのですが、多くの支持があるのだと思います。



構え感
ボールを前にして構えてみても、やはりキャロウェイらしいな・・・。と思いました。


すごく見慣れた感じの『キャロウェイ顔』です。


私はずっとキャロウェイのアイアンには、あまり親しみがもてない時代が長く続いたのですが、それは主にこのようなアイアンばかりだったからです。


それが数年前に『X フォージド』という素晴らしいアイアンに出会い、一気に好きになりました。


このアイアンはXフォージドとは大きく印象の異なる顔をしています。


昔ながらのキャロウェイらしい構え感です。


ラージサイズでグースの利きも強いです。


トップラインもかなり厚くて丸っこいです。


シャープさとは正反対のアイアンといえるような気がします。


見慣れた顔なので、特に動揺することもなかったのですが、淡々とした感じで見つめていました。


予定の球数を打ったら、すぐに返却しよう・・・。と思いました。


『レガシーシリーズ』が登場してきて、キャロウェイもすごく日本的な印象をもつこともできたのですが、このようなアイアンに出会うと、やはり海外メーカーなんだな・・・。と思ってしまいます。


私にとって、ストライクゾーンから外れているアイアンではありますが、このアイアンが大好きという方もたくさんいらっしゃると思います。


好みが分かれるところだと思います。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』は、ある程度予想していた通りでした。


やや軽めで、少し『拡散した感じ』の打感・・・。といったらいいでしょうか?


少しボヤけた感じで、『芯』を感じにくい打感だな・・・。と思いました。


これまで同じように感じたアイアンはたくさんあるように思います。



トゥ側
球はあがりやすくて、タフな感じは全くしませんでした。


様々なところに、球が上がりやすくなるような工夫がたくさん施されているのではないでしょうか?


一番目につくのが、ソールに組み込まれている大きなウェイトです。


シンプルでフィーリングの良いアイアンではなく、あくまでも機能性を重視して、複雑なパーツから成り立っているタイプのアイアンだと思いました。



バックフェース
『安定性』は高いです。


キャビティらしい易しさを充分感じ取ることができました。


左右はもちろん、上下にも寛容になっている感じがします。


スコアラインの『下から何番目』でヒットしていきたい・・・。という方はたくさんいらっしゃると思いますが、このアイアンはそのようなタイプではなく、あくまでも『フェース面』でボールを弾き飛ばしていく・・・。といったほうが近いように思いました。


『線』ではなく、あくまでも『面』の意識でとらえていきたいアイアンだと思いました。


かなりアバウトに打っても、それを見逃してくれる寛容さをもったアイアンです。



飛距離性能
『飛距離性能』は、かなり優れていると思いました。


『スタンディングロフト』や、球があがりやすくなるような工夫なども、この飛距離性能につながっていると思うのですが、それ以外にも色々な工夫がなされているのかもしれません。


フェースの弾き感も強いです。


『くっつく感じ』とは真逆に感じられます。


私はアイアンやウェッジには『くっつく感じ』といいますか『乗っかる感じ』を求めたくなるのですが、このアイアンはそれとは大きく異なるように思いました。


違う感じで、フェース面が仕事をしてくれています。



Callaway XR アイアン
ここ数年、アイアンの飛距離が飛躍的に伸びてきました。


最初の頃は、とにかくアイアンのロフトを立てて、番手表示はそのままで、長さを少し長くしたような物が多かったように思うのですが、最近はそれだけでなく、他にも色々な工夫が施されているように思います。


ソールなどもそうですし、フェースの仕事量が多いアイアンが多くなりました。


これまでもたくさん『飛距離系アイアン』に出会ってきたので、特別驚くようなことはなかったのですが、それでもこのアイアンの飛距離性能は高いな・・・。と思いました。


今ある、たくさんのアイアンの中でも、トップクラスに位置するのではないでしょうか?


アイアンに飛距離性能を求めておられる方はたくさんいらっしゃると思うので、そのような方々に是非試していただきたいと思いました。


ただ、このアイアンが『7』と刻印されているから『飛ぶ』と感じるのであって、これが『5』だったとしたら、おそらく


「そうだろうな・・・。そんな感じだな・・・・。」


と思うんだろうな・・・。という思いもありました。


今は同じ番手でも、これだけロフト角もバラバラですし、飛距離性能にも大きな開きがあります。


以前も書きましたが、アイアンのソールには『番手数字』ではなく、『ロフト角数字』を刻印してもいいんじゃないかな?と、このように飛びに優れたアイアンに出会うと思います。


プレイヤー自身が『ロフト毎の距離』を把握することはとても重要だと思いますし、同じロフトのアイアンでも、A社のアイアンのほうが、B社のアイアンよりも飛ぶ・・・。というようなことが起きてもいいのではないでしょうか?


それでこそ、本当の意味での『ストロングロフト』といえるのではないでしょうか?



操作性
『操作性』は、やや難しく感じましたが、一応左右に曲げることもできました。


私にとって、かなりクセのあるタイプなので、こちらのイメージを伝えづらい感じがしました。


見た目通り、それほど敏感に反応するタイプではないと思いました。


いい意味で、ややアバウトに『ドーン』という感じで打っていきたいアイアンでした。



ヒール側
『XR』という新しい名前のアイアンですが、私はずっと『ビッグバーサ』のつもりで打っていました。


キャロウェイはたくさんブランドがあるので、名前にはそれほど大きな意味はないのかもしれません。


『XR』とはどのような意味なのでしょうか?



Callaway XR IRON
このアイアンが特に優れているところは、まず『飛距離性能』です。


かなり優れた『飛び系アイアン』です。


ここまで性能がはっきりしていると、却って潔い感じがします。


もちろん、フィーリングなども全く無視して作られているわけではないと思うのですが、そのフィーリングよりもまずは『物理的な性能』に磨きをかけているような印象をもちました。



Callaway XR アイアン
その次は『球のあがりやすさ』と『寛容さ』です。


スイートエリアといいますか『反発エリア』も、かなり広い感じがします。


完全に『打点』ではなく、『エリア』として球をヒットしていきたいタイプのアイアンです。



Callaway XR アイアン
私はアイアンには『飛距離性能』を最重要視していないですし、それよりも打感や構えやすさを大切にしていきたい・・・。と思っています。


なので、このXRというアイアンには、高いポテンシャルを感じながらも、特に魅力的に見えることはありませんでした。


しかし、こういったアイアンも『アリ』なのだと思います。


色々なタイプのクラブに出会えることはとても嬉しいことです。


たとえそれが自分の苦手なタイプのクラブであっても、そのクラブがもっている大きな魅力もあるのだと思います。


久しぶりに出会った、キャロウェイらしいアイアンでした。

                         
        

                         

コメント

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No title
今年に入って2度ほどコースに出ましたが自分が思った以上に飛距離が出せないことを実感しました。
やはりそういったことを経験すると気休め程度でも飛距離の出せるアイアンに魅力も感じます。
このクラブは完全飛距離特化と直進性を備えているようなのでとても潔いクラブという点に惹かれる所ですね。
おもしろいアイアンだと思いました
ブロンズ様。こんばんは。
golfdaisukiです。
いつもありがとうございます。

このアイアンはなかなか面白いな・・・。と思いました。
これだけ飛距離に特化していると、潔い感じがしました。

飛距離に対するメーカーのこだわりが強く感じられました。
私はアイアンに、ここまでの飛距離を求めていないですし、このアイアンの構え感や打感などが今ひとつだったので、購買意欲が刺激されることはなかったのですが、今のニーズに合った高性能なクラブだと思いました。

これからもよろしくお願いします。
それでは失礼いたします。