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2015年02月15日
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ホンマ TOUR WORLD TW727 455 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ホンマ TOUR WORLD TW727 455 ドライバー です。

シャフトは VIZARD YZ65 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は65g、トルクは3.8、バランスはD2、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は315gです。

ホンマ727シリーズのニュードライバーです。
先日、455sを試打したばかりですが、今日はこの455を試打する機会に恵まれました。

これまでのモデル同様、とても美しいです。
高級感を感じますし、丁寧に造られているのが解ります。
455sよりはディープな感じがしますが、それほど強く感じることはありませんでした。
これまでたくさん出会ってきた、『ノーマルタイプ』といっていいように思います。
この美しさに力強さを感じます。

ネックの長さは、これまで試打してきたモデルと同じような感じです。
この角度から見ても、このヘッドの美しさを強く感じます。
いい目の保養ができました。

ソールには2つのウェイトが配置されていました。
455sと同じ数ですが、配置されている場所が違います。
この位置にあるということは、重心を深くするよりも、やや浅めに設定しているのでしょうか?
ウェイトの位置によって、そのドライバーの性格が解るところがあるように思います。

シャロー系のドライバーが多いですが、このドライバーは明らかにディープタイプといっていいように思います。
適度な厚みがあって、美しいです。
この厚みは今では『希少』といってもいいかな?と思いました。
昔の『ゲンコツ』のようなタイプではなく、『なだらかな厚み』といったらいいでしょうか?
それほどタフそうな印象はもちませんでした。
455sよりも厚みがあるのは確かですが、ディープすぎる感じはしませんでした。
昔から、このようなタイプのドライバーにたくさん出会ってきましたし、この厚みが主流だった時代が長く続いたからなのかもしれません。

正統派といっていい顔です。
最近はドライバーもすごく進化していて、驚くようなデザインのモデルにも出会うことはありますが、このドライバーは昔からのオーソドックスな感じです。
まずはクラブの美しさを目で楽しみたい私は、好感がもてました。

素振りをしても、なかなかいい感じです。
タイミングも合いやすいですし、しっかりとついてきてくれます。
先が動きすぎないので、神経を使いすぎなくてもいいな・・・。と思いました。
しっかりと最後まで振っていくことができました。

なかなかいい構え感です。
安心感をもてる構えやすさです。
ヘッドはやや大きめに見えますが、適度な立体感があって、叩けそうな雰囲気があります。
高~くあがる感じではなく、どちらかというとライナー系の強い球が打てそうな印象をもちました。
最近のドライバーは、構えたときに『目が散る』といいますか、視点が定まりにくかったり、イメージラインがボヤけてしまったりするものもありますが、このドライバーはしっかりと固定することができました。
心がフワフワすることもなく、どっしりと構えることができました。
とてもリラックスすることができ、いいイメージが浮かんできました。
試打を開始しました。

『打感』は柔らかくていい感じでした。
手のひらで包み込んで、そこから押し出していくイメージでボールを運ぶことができました。

『音』は大きめでした。
もう少し『おとなしめ』の音のほうがいいな・・・。と思いました。
少し耳に残る感じです。
これくらいまでが苦手に感じる音と、その逆の『境界線』くらいだな・・・。と思いました。
できればもっと小さいほうがいいと思いましたし、どちらかといえば好感がもてない音でした。
インパクトが緩むほどではなかったのですが、周りが少し気になりました。

『球のあがりやすさ』という点では、今のドライバーの中では、明らかにタフな部類に属すると思います。
ライナー系の強い球が打てるタイプです。
高弾道で、ビッグキャリーを打っていくタイプではありません。
『ヒッター向け』といいよりも、『ヒッター限定』といったほうがいいかもしれません。
今のドライバーの中でも、明らかに『骨太』な感じがします。
スピンが少ないので、強く叩いていって距離を稼いでいけるドライバーです。
幅広い層に合うように作られていないのは明らかでした。
かなり好みが分かれるところだと思います。

『安定性』という点では、今の寛容なドライバーがたくさんあるなかで、このドライバーは『正直』なタイプだと思いました。
サイドスピンも掛かりますし、高い直進性があるようには思えませんでした。
ミスに対しての結果も、ある程度出やすいと思いました。
ドライバーに対して、寛容さを求めておられる方には、合いづらいところがあるかもしれません。
球がつかまりやすい感じはしなかったので、特にスライサーの方には難しく感じられるかもしれません。

『飛距離性能』という点では、好みが分かれるところだと思いますが、私は好感がもてました。
このドライバーのようにライナー系の弾道は好きなので、いい印象をもつことができました。
伸びのある中弾道で、確実に前に運んでくれました。
振った分だけ、確実にボールに力が伝わりやすい感じがしました。
上に上がりすぎて、推進力が削がれるような感じもしませんでした。
昔のドライバーによく見られた長所なのですが、ヘッドが『当たり負け』する感じはありませんでした。

『操作性』という点では、なかなかいい感じでした。
左につかまり過ぎず、右に逃がしていけるのがいいと思いました。
私のようなフッカーには、とても楽に振っていけるドライバーです。
ただ、先ほども書きましたが、スライサーの方には合いづらいかもしれません。
シャフトを交換すれば、もっとつかまりやすくなるような気もしますが、私はこれくらいが易しく感じました。

調整機能が付いていれば、多少は融通が利くところもあったのかもしれませんが、このドライバーにはそれが付いていないので、ユーザーをかなり絞り込んでいるように思います。
『ウェイトだけ』という『最低限度のお助け機能』しかありません。
今はアスリート仕様のドライバーでも、すごくイージーなタイプも多いですが、このドライバーはそれらとは違うように思いました。

最新モデルではありますが、昔ながらの『頑固さ』といいますか、『プレイヤーに歩み寄りすぎていない』感じがしました。
今は国内メーカーでも、調整機能が付いているものや、シャロー系が全盛ですが、メーカーはあえてこのクラシカルな雰囲気のドライバーに仕上げたのではないでしょうか?
調整機能よりも、いいヘッドと、自分に合った極上のシャフトの組み合わせで気持ちよく振っていきたい・・・。という方をターゲットにしているように感じました。

何年か前のホンマのイメージとは大きく変わりました。
アスリート色が強くなりました。
幅広い層に対応できるようなタイプのドライバーではないので、正直それほどたくさんの支持は集めないような気もします。
先日試打した『455s』や『460』のほうが人気も出やすいような気もします。
しかし、それよりも、もっと強くしっかりと振っていきたい・・・。という方の為のドライバーといっていいのだと思います。

ディープタイプのドライバーですが、それほど強いディープだとは思わなかったですし、実際に球を打ってみてもドロップする感じもなく、程良い高さのキャリーを稼ぐことができました。
上げにいかず、抑えにいかず、そのままの感じで細工をせずに打っていけるドライバーだと思いました。

『音』がちょっと馴染めなかったので、購買意欲が強く刺激されるということはなかったのですが、弾道の力強さは魅力的でした。
また試打する機会があれば、是非トライしてみたいと思いました。
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