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2015年02月01日
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アキラプロダクツ PROTOTYPE アイアン KS-201MB

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは アキラプロダクツ PROTOTYPE アイアン KS-201MB の7番 です。

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは34度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。

初めて手にする、アキラのマッスルバックアイアンです。
アキラのアイアンは、カッコ良くて好感度の高いものが多いですが、マッスルバックは初めてです。
やはり、マッスルバックを見てしまうと、試打せずにはいられません。
私はアキラのクラブに、それほど多く接してきているわけではないのですが、このカッコいいマッスルバックアイアンに出会うことができて、テンションがかなり上がってきました。

シャープなフォルムです。
研ぎ澄まされていて、カッコいいです。
易しさをウリにしているアイアンではないことが解っていても、この美しさに、思わず笑みがこぼれてしまいます。
しばらく、目で楽しんでいました。

シンプルなマッスルバック構造です。
最近はマッスルバックアイアンでも、色々な工夫が施されているものもありますが、このアイアンはすごくシンプルです。
昔からよく見られる、オーソドックスなタイプです。

ソール幅は、かなり狭いです。
今のアイアンの中で、ここまで狭い物は殆ど無いように思います。
『昔ながらのアイアン』といった感じがします。
アイアンのソール幅で、そのアイアンの易しさ・難しさを感じ取っておられる方も多いと思います。
ここまで狭いと、難しそうで親近感が湧いてこない・・・。という方もいらっしゃると思います。
私は昔から、このような狭いタイプのアイアンを使ってきたので、懐かしいな・・・。と思ってしまいます。
ビギナーの頃から使ってきたので、特に苦手意識は芽生えてきません。
むしろ、『上からつぶす』イメージが出しやすいです。

トゥ寄りに刻まれている『PROTOTYPE KS-201-MB』の文字がカッコいいです。
契約プロが使う『限定モデル』なのでしょうか?

ソール幅は狭いですが、リーディングエッジとトレーリングエッジは微妙に削られていて、抜けが良さそうです。
最近のアイアンに多く見られる工夫です。
昔からマッスルバックアイアンはありますが、今のマッスルバックが大きく変わったところは、ネックの長さなどもありますが、このソール形状が一番大きいように思います。
色々な工夫が施されているように見えます。
昔のアイアンは、リーディングエッジが尖っているものばかりでした。

ネックの長さは、しっかりとありますが、それほど長いとは思いませんでした。
昔のような『超ロングネック』というタイプではないのですが、今のアイアンの中では、間違いなく長いほうだと思います。
やはりマッスルバックにはロングネックが似合うように思います。
上から上手くコンタクトしていけそうです。

トップラインは少し厚めでした。
ちょっと珍しいな・・・。と思いました。
これまでならば、マッスルバックは薄めの物が多かったように思うのですが、このアイアンは少し厚めでした。
これも、適正な重量配分が計算されているのでしょうか?

細かすぎて写真では見えづらいのですが、フェース面にはとても細かなミーリングがありました。
実際に、近くでよく見ないと解らないくらい細かいです。
控えめな感じがします。
フェース面を指で触れてみたのですが、『ザラザラ感』というよりは、細かな『凹凸感』という感じが近いかな?と思いました。

ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じでした。
思わず見とれてしまうような美しい顔だとは、正直思わなかったのですが、とても構えやすいです。
変なクセなどは全くありません。
ミスにシビアなマッスルバックは、やはり『構えやすさ』がないと、どんどん難易度が上がってしまいます。
落ち着いて構えられなかったり、いいイメージが出せないマッスルバックアイアンは、ただ難しいだけのアイアンになってしまいます。
『構えやすさが命』といったところがあるように思います。
そういった点でも、このアイアンは好感がもてました。
トップラインの厚さが少し目立っていましたが、特に問題なしだと思いました。
ヘッド(ソール)の据わりもいい感じでした。
すぐにアドレスが決まりました。
『迷い』などは全くありませんでした。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで良いです。
程良い『抵抗感』があって、運ぶイメージを出すことができました。
この厚みのあるフィーリングはたまらないものがあります。
マッスルバック特有のフィーリングです。
同じアイアンを試打していても、マッスルバック独特の厚みがあり、『押せる打感』を味わっているだけで、少し得をしたような気分になれます。

『カーン』『カーン』という乾いた感じの音が、とても心地いいです。
この音を聞いているだけで、ショットの精度を高めてくれそうだな・・・。と思うことができました。

『球のあがりやすさ』は普通だと思いました。
今の多くの『機能性アイアン』のような『スタンディングロフト』と『超低重心』といった感じのあがりやすさとは違うように感じます。
すごくナチュラルな弾道です。
『ロフト通り』といった感じがします。
出球の高さが合いやすいので、運ぶイメージが出しやすいですし、距離感も合いやすいです。
余計な『雑味』が無いあがりやすさだな・・・。と思いました。

『安定性』という点では、マッスルバックらしいシビアさがあります。
すごく正直だと思いました。
アイアンに寛容さを求めておられる方には、合いづらいところがあるかもしれません。

『飛距離性能』という点では、私の感覚では『ノーマル』な感じがするのですが、今のアイアンの中では、明らかに飛ばないほうだと思います。
今はアイアンにも飛距離が求められている時代だと思いますし、その為のたくさんの工夫が施されているものがたくさんあります。
このアイアンはそれらとは大きく異なるタイプだと思いました。
予想以上に飛びすぎないので、しっかりと振っていけますし、距離感も合いやすいです。
この弾道なら、グリーンをしっかりとキャッチしてくれ、奥にこぼれることはないだろうな・・・。と、ホームコースのグリーンをイメージしながら思いました。

『操作性』は、すごく高いです。
色々な曲線を楽しむことができました。
球を自在に操作したい・・・。という方には、是非試していただきたいアイアンです。
『ドロー系』または『フェード系』。
自分の持ち球を追求していくにも適したアイアンだと思いました。

初めて出会ったアキラのマッスルバックアイアンでしたが、やはりいいな・・・。と思いました。
メーカー問わず、マッスルバックを見つけると、思わず試打してみたくなります。
アキラのアイアンには、いいイメージがたくさん残っているのですが、このアイアンは『アキラのアイアンだから』というよりは、マッスルバックの良さを感じていたように思います。

一時期、かなり減っていたマッスルバックアイアンですが、今は結構出会うことも多くなりました。
私はやはり、MPやホンマ・ヤマハ・ブリヂストン・スリクソン・タイトリスト・エポン・・・。などがすぐに浮かびますが、ここにアキラも加えていけそうです。

しかし、これからもマッスルバックアイアンを、アキラが発表し続けるかは解りません。
多くの支持を集めやすいタイプのアイアンではないですし、一部のニーズがあるだけかもしれません。
なので、多くのモデルが『数量限定』だと思います。
このアイアンも、おそらくそうではないでしょうか?

アイアンに限らず、今のクラブの殆どが『ハイテク化』していると思います。
メーカーの深い研究と素晴らしいアイデアで、クラブは大きく進化していきました。
『飛んで曲がりづらいクラブ』が多くなりました。

しかし、このアイアンは違います。
フェース面にミーリングがあるのは珍しいと思いましたが、特に目を見張るような工夫が施されているようには見えませんでした。
それよりも、むしろベーシックな印象が残りました。
やはり、マッスルバックはハイテク過ぎないほうがいいような気もします。
いい意味で『時代に流されない』感じがいいのかもしれません。
見た目はマッスルバックのように見えても、実は『中空タイプ』というアイアンもありますが、このアイアンはそうではないようです。

シビアではありますが、とても敏感に反応してくれて、いいインパクトを迎えることができたときには、グッドフィーリングをもたらしてくれます。
車が好きな私は、やはり高級スポーツカータイプだな・・・。と、思ってしまいました。
セダンタイプのような『優雅さ』といいますか『安定感』は少ないものの、この『跳ねる感じ』がいいような気がします。
『自分の殻』に閉じこもって、かなり集中して、このアイアンを楽しむことができました。
また何度でも試打してみたいです。
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