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2015年01月18日
ロイヤルコレクション SFD X7 チタニウム フェアウェイウッド

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ロイヤルコレクション SFD X7 チタニウム フェアウェイウッド の3番 です。

シャフトは ATTAS6☆ です。
ロフトは15度、クラブ長さは43.25インチ、シャフトフレックスは6S、トルクは3.3、シャフト重量は64g、キックポイントは中調子、クラブ総重量は324gです。

とてもカッコいいロイヤルコレクションのフェアウェイウッドです。
やはり、ロイコレはいいな・・・。と思います。
フェアウェイウッド界の中でも、一目置かれる存在だと思います。
このFWはチタンだと聞きました。
以前試打したモデルもチタンでしたが、これからもこの流れは続くのでしょうか?
いずれ、他のメーカーも含め、ドライバーだけでなく、FWやユーティリティでもチタンになっていくのかな?と思いました。

ロイコレらしく、本格的で美しいデザインですが、ディープな感じはしません。
むしろ、シャローな印象のほうが強いです。
デザイン的には、これまで出会ってきたロイコレFWと大きな違いは見られませんが、これがまたいいのかもしれません。
『変わらない良さ』というのもあると思います。
しかし、ニューモデルなので、おそらくどこかが改良されているのだと思います。
極力見た目を変えずに、中身だけを改良していくのは難しいかもしれませんが、私たちユーザーにとって、とても嬉しいことです。
クラブの進化には期待したいですが、構え感などは変えて欲しくないと思います。
これまでも書いてきましたが、『美しいからロイコレ』『カッコいいからロイコレ』というところがあると思っています。
ロイヤルコレクションに、カッコ悪いクラブは似合いません。

このキャビティソールもお馴染みです。
昔に比べ、今はすごく浅くなっているところを見ると、このソール形状にも、それほど大きな効果は無いのかな?と思ってしまいますが、昔からのロイコレユーザーとしては、このキャビティソールは外せないところです。
一目パッと見て、ロイコレのクラブであるということが解るのは、大きな長所だと思います。
今はメーカーの個性も、昔ほど強くないような気がします。

ネックの長さは、今のFWの中では結構長いほうだと思います。
昔からすれば、決してロングネックというほどではないのですが、今はショートタイプが圧倒的に多いので、長く見えてしまいます。
調整機能が搭載されたFWも多くなりましたが、このクラブにはそれがありません。
しかし、すごくすっきりとしていて好感がもてます。
FWにも、ドライバーと同じく調整機能を求めておられる方もいらっしゃると思いますが、私はこのすっきりとしたところに魅力を感じました。
調整機能付きクラブも以前と比べると、少し落ち着いた感じもしますが、これからも続くような気がします。

ロイコレらしく、いい顔をしています。
すごくオーソドックスな顔です。
大きすぎない顔ですが、ディープ感よりはシャロー感を感じます。

シャロータイプのヘッドです。
今の主流といえる形状です。
ドライバーは少しずつディープなタイプも見られるようになりましたが、FWはシャロータイプが圧倒的に多いように思います。
球の浮きやすいFWが求められているのかもしれません。
それだけ今はスプーンでも、直打ちする機会が増えてきたのかもしれません。
昔のバフィやクリーク以上にあがりやすく感じるスプーンが、今は多くなったように思います。
こういったところは、明らかにクラブの進化といっていいように思います。

このオリジナルグリップも、なかなかいい感じです。
適度なソフト感がありました。

素振りをしてみても、いい感じでした。
オリジナルシャフトが装着されていたモデルもあったのですが、すごく軟らかく感じて物足りない感じがしたので、このアッタス装着モデルを試打することにしたのですが、とてもマッチしているな・・・。と思いました。
ドライバー用のイメージが強いアッタス6ですが、FWとの相性もすごくいいように思います。
このシャフトには『ラインを出しやすい』印象が残っています。

とても構えやすいです。
変なクセもなく、自然に構えることができました。
ディープ感よりも、シャロー感が伝わってくるので、球があがりやすそうな印象を受けました。
ヘッド後方がほんの少しだけ伸びているようにも見えたのですが、違和感などはありませんでした。
逃がすイメージも出すことができました。
楽な気持ちで構えることができました。
これはあくまでも私の感覚なのですが、『ナイスショット』を予感するときは、『空から』といいますか、『上から』感じられるものではなく、どちらかといえば『地面から』といいますか、『下から』感じられることが圧倒的に多いです。
『地面からのパワー』を上手く下から上に伝えられたときに、いい球が打てるように感じます。
これは、これまでの私の経験の蓄積によるものなのかもしれません。
構えて足の位置がピタッと決まって、いいイメージも強く出るように感じます。
逆に言えば、足が決まらないと、不安をもったままショットすることになってしまいます。
たまたまそれでいいショットが打てたとしても、それはあくまでも『偶然』であって、『ナイスショット』ではありません。
足の裏の感覚で、しっくりくるか、ごまかしながら打つことになるかが、決まることが多いように思います。
今日はすごくいいフィーリングを両足がつかんでいたように思います。
このクラブが構えやすかったということもあると思いますし、これまでのロイコレのクラブに対する高い信頼感も大きく影響しているのだと思います。
スプーンなので、最初はティアップして打とうかな?と思ったのですが、あがりやすそうなイメージが強く出たので、このまま直打ちで試打することにしました。
試打を開始しました。

打感はソフトで好感がもてました。
硬い感じは全くしませんでした。

音も、なかなかいい感じです。
打感と、音の違いのズレが面白いと思いました。
スイートエリアは結構広い感じがしたのですが、ヒットする場所によって、音が結構変わるな・・・。と思いました。
ただ、普通に打っている限り、全く問題ないと思いました。

『球のあがりやすさ』という点でも、好感がもてました。
シャロータイプらしい、あがりやすさでした。
ロイコレの、このSFDシリーズは、いわゆる『アスリート仕様』ということになるのだと思いますが、敷居は高くないと思いました。
直打ちでも、じゅうぶん球を上げてくれました。
タフな感じはしませんでした。
ライナー系というよりは、しっかりと高さを出していくことができました。
チタン系FW特有の球の浮きやすさだな・・・。と思いました。

『安定性』も、いい感じでした。
しっかりとヒットすることができ、ブレずにラインも出しやすいと思いました。
『超ワイドスイートエリア』というタイプではないと思いますが、シビア過ぎず、『いい所』にヒットしやすいFWだと思いました。

『飛距離性能』は、まずまずだと思いました。
結構高い飛距離性能をもっていると思いますが、今はかなりハイレベルなFWがたくさんあるので、このクラブがそれらよりも特別秀でているような感じはしませんでした。
ただ、いいパフォーマンスを発揮してくれるのは間違いありません。
『飛んだり飛ばなかったり』といった、性格の尖った感じではなく、安定してまとめやすい印象をもちました。
計算がたちやすいので、コースでも結構アグレッシブに攻めていけるような気がしました。

『操作性』も、まずまずだと思いました。
あまり大きく曲がる感じはしなかったのですが、特に問題もなく左右にインテンショナルなショットを打つことができました。
もっと敏感に反応するタイプかと思っていましたが、どちらかといえば大らかな感じが近いかな?と思いました。
シャロー系だからでしょうか?

いいFWだな・・・。と思いました。
すごくハイテクなタイプというよりは、どちらかというと『ベーシック』なタイプという印象をもちました。
おそらく、色々な工夫が組み込まれているのだと思いますが、これまでの経験やフィーリングを活かしやすいクラブだと思いました。

FWにチタンというのも、アリだな・・・。と思いました。
FWのチタンは最近の話ではなく、結構前からありますが、ドライバーのように一気にメタルからチタンに変わっていくことはありませんでした。
FWがあまり大きくする必要がないというのも、理由のひとつかもしれません。
直打ちすることも多いFWは、大きすぎると逆に難易度が上がってしまいます。

チタンのFWは、かなり高価な物が多く、購入しづらいところもありました。
やはりドライバーよりは安価であって欲しいと思うのですが、ドライバーと変わらないFWにもたくさん出会ってきました。
性能とは直接関係ないのですが、やはり価格は大きなポイントであることは間違いありません。

このクラブにはいい印象をもったのですが、チタンということで、かなり高価なのではないかな?と思い、値段を尋ねてみたのですが、思っていた以上に親しみやすい価格でした。
勿論、一口にチタンといっても色々とあるのだと思いますし、装着されるシャフトによって大きく変わるとは思うのですが、『純正』であれば、普通のFWと大きな差は無いな・・・。と思いました。
調整機能など、色々な機能が付いて複雑になっていないところも、このコストパフォーマンスの高さにつながっているのかな?と思いました。

昔からロイコレFWを愛用していた者にとって、ここ数年のロイコレのFWはちょっと印象が変わった感じもするのですが、カッコ良さは引き継がれていますし、好感度は高いままです。
昔はちょっと敷居が高いところもありましたが、このクラブもそうですし、今は親しみやすいタイプが多くなりました。
球があがりやすく、見た目以上に難しすぎない、グッドなFWだと思いました。
カッコいいクラブを使いたいけれど、易しさも求めていきたい・・・。という方は是非試してみられてはいかがでしょうか?
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