Post
≪ONOFF アイアン | HOME | エポン 504D ドライバー≫
2015年01月14日
PR
フォーティーン GelongD CF-115 フェアウェイウッド

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは フォーティーン GelongD CF-115 フェアウェイウッド の3番 です。

シャフトは MD-335if です。
ロフトは15度、クラブ長さは44インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は65g、バランスはD1、トルクは3.9、クラブ総重量は320gです。

フォーティーン ゲロンディー シリーズの新しいFWです。
昨年はドライバーを試打しましたが、今日はFWを試打する機会に恵まれました。
ドライバー同様、シブいデザインになっています。
同じシリーズとして統一性がとれているので、好感がもてます。

FWとして、オーソドックスな形状になっています。
フォーティーンらしく、正統派な感じがします。
今はハイテクタイプのFWも多くなりましたが、このFWはベーシックなタイプです。
こういった落ち着いたデザインも、フォーティーンの長所なのだと私は思います。

ネックの長さは、今のFWの中では標準的な感じがします。
見慣れた長さです。
この角度から見ても、奇をてらった感じは一切しません。

セミディープバックといっていいでしょうか?
それほど厚い感じはしないのですが、今はシャロー系が圧倒的に多いので、このFWは少しディープな感じがします。
昔からよく見られた厚みだと思います。
シャローバックを好まれる方の中には、少し難しそうな印象をもたれる方もいらっしゃるかもしれません。

このオリジナルグリップも、なかなかいい感じです。
硬い感じではなく、適度にしっとり感もあります。
グリップ力もあって、滑りにくい感じがします。

トゥ側

ヒール側
トゥ側とヒール側が凹んでいました。
これはドライバーにも共通しているところですが、他のメーカーのクラブでも、たくさん見てきました。
こうすることによるメリットも大きいのでしょうか?
空気抵抗を減らすことができるのでしょうか?

いい顔をしています。
フォーティーンのクラブなので、この顔の良さはある程度『想定済み』ではあったのですが、実際にこうしていい顔を見ていると安心できます。
落ち着きのある顔をしているな・・・。と思いました。

素振りをしてみた感じは、長さを感じましたし、シャフトも軟らかめです。
フレックスはSだったのですが、硬いという印象はありませんでした。
長さのせいか、少し『たわむ』印象をもちました。
しかし、振りづらいというほどでもありませんでした。

ボールを前にして構えてみても、なかなかいい感じです。
構えやすいですが、やはり長さを感じます。
ボールとの距離が少し離れているな・・・。と思いました。
このFWは#3なのでスプーンという認識でいいと思うのですが、ブラッシーのような感覚をもちました。
『44インチ』という長さは、メタル時代のドライバーの長さと同じです。
FWは今でも『43インチ』や『43.5インチ』くらいが主流だと思うのですが、やはりFWもドライバー同様、『長尺化』が進んでいくのでしょうか?
特にフォーティーンは長尺化が進んでいるように思います。
長尺化によるメリットも大きいと思いますし、それと同等のデメリットも発生するように思います。
最近の長尺ドライバーに少しずつ慣れてきたところはあるのですが、今日は少し長さを感じました。
『スプーン』という認識をもったままだから長く感じるのかもしれない・・・。番手の感覚を一旦離しておこう・・・。と思いました。
長さ以外は特に違和感などはありませんでした。
ラインもイメージできましたし、高くあがり過ぎず、適度な弾道で飛んでいきそうな印象を受けました。
上からちょっと潰し気味に打っていきたくなる顔をしているな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで、とても良いです。
フォーティーンらしい、グッドフィーリングです。
期待していた打感でした。

『音』も、いい感じです。
爽快感のある、はっきりとした音です。

『球のあがりやすさ』は、予想していたよりも、あがりやすい感じがしました。
それほどシャロー感はありませんが、タフな感じはしませんでした。
マットの上から直打ちで試してみたのですが、球はしっかりと浮いてくれました。
これも長尺による効果なのでしょうか?
このFWもそうですし、今は15度のスプーンでも直打ちがとても易しいクラブが多くなりました。

『安定性』という点では、普通かな?と思いました。
特に高い直進性があるとか、寛容さを感じることはありませんでした。
これまでたくさん経験してきた感じの安定性です。
シビアな印象はありませんが、イージー過ぎてイメージがボヤけるタイプではありませんでした。

『飛距離性能』は優れていると思いました。
クラシカルなデザインのFWですが、飛距離性能は最新クラブらしい性能の高さをもっているな・・・。と思いました。
海外メーカーのような『性格の尖った飛距離性能』ではなく、『私たち日本人に親しみやすい高性能』といったところでしょうか?
この飛距離性能の高さも、やはり長尺化が影響していると思います。
この長さを振りやすいと感じられる方にとって、かなり大きなメリットが期待できるのではないでしょうか?

『操作性』は、まずまずだと思いました。
左右に普通に曲げて打つことができました。
クセが少ない感じです。
ただ、この長さですし、それほど極端なインテンショナルショットを想定して作られているようには感じませんでした。
ドローヒッターの方も、フェードヒッターの方も、自分の球筋を信じて打ちやすいFWだと思いました。
長さがあるので、クセの強い顔をしていると難易度がすごく上がってしまうと思うのですが、このクラブはそういった心配はない感じがしました。

ヘッドが比較的オーソドックスな感じで好感がもてましたが、おそらく見えないところにも、色々なメーカーの創意工夫が組み込まれているのだろうと思います。
見た目はクラシカルで中身はハイテクといったところでしょうか?
いい意味での『アナログ感』を感じました。

ただ、やはり一番印象に残ったのは、『長尺感』です。
『長さ』です。
もう、かなり前にドライバーの長尺化が流行った時代はありましたが、その時は長尺化にシャフトの進化が全く追いついていなくて、振りづらい物が圧倒的に多く、苦手意識ばかりが先行していました。

しかし、今はかなり進化していて、振りやすくなってきています。
このFWも、かなり多くの支持を集めるのではないでしょうか?
振りやすければ、長尺化のメリットは大きいのだと思います。

『44インチのメタルドライバー』をずっと使用してきた私は、昔の名残がまだあるのか、FWという感じでは振りにくい感じもしたのですが、この長さも時代の流れなのかもしれないな・・・。と思いました。
一気に、この長尺化が加速していくかは解りませんが、これからも続くような気がします。
ただ、私はFWにこの長さを求めてはいないので、すごく魅了された・・・。という感じはしなかったのですが、いい印象をもったまま試打を終えることができました。

近未来を思わせるような海外メーカーのハイテククラブもいいですが、このクラブのように見た目は落ち着いた感じでも、中身がギュッと凝縮されているようなFWもいいな・・・。と思いました。
調整機能は付いていませんが、付いていないからこそ、余計な迷いなども払拭され、このクラブに集中できるのかもしれないな・・・。と思いました。
今の流れを見ると、おそらくフォーティーンは、これからも『長尺化』の流れをくんでいくと思いますが、期待していきたいと思いました。
長尺タイプではありますが、長さによる難しさよりも、易しさを感じさせるFWです。
コメント