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2014年12月21日
ロイヤルコレクション SFD X7 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ロイヤルコレクション SFD X7 ドライバー です。

シャフトは ATTAS RC W50 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはS、トルクは4.2、シャフト重量は53g、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は299gです。

久しぶりに出会ったロイヤルコレクションのニュードライバーです。
一年以上が経過しました。
ロイヤルコレクションのドライバーはもうちょっと新製品の出る頻度が早かったように思いますが、それだけ、このドライバーの開発に力を入れていたということなのでしょうか?
ずいぶんと待ったような気がしますし、久しぶりに出会うことができて、ワクワクしました。

シャロー系のヘッドです。
今の主流といえる形だと思います。
ロイコレはもっとディープな印象が強いですが、これも時代の流れなのかもしれません。
ディープヘッドを敬遠しておられる方も多いのかもしれません。

ロイヤルコレクションといえば、やはりこの『キャビティソール』です。
昔に比べ、ずいぶんと浅くなったように思いますが、このキャビティソールこそ、『ロイコレの個性』といっていいのではないでしょうか?
機能的なことはともかく、このキャビティソールは既に『デザインの一部』になっているように思います。
昔からのロイコレファンとしては、このキャビティソールを見ると、安心するといいますか、ホッとします。
最近のドライバーは『縦に溝』が入っている物も見かけるようになりましたが、このドライバーにはそれが見られません。
『溝の方向』が全く違います。

ネックは短めです。
これも時代の流れでしょうか?
これまでのロイヤルコレクションのイメージとは、あまり合わないようなところもあるのですが、仕方ないのかもしれません。
このような形状のニーズが高いのかもしれません。

こうして見ても、やはりシャローな感じがします。
適度に厚みもありますし、極端なシャローという感じはしませんが、やはり私の感覚ではシャローに入ります。
『薄い』というよりも、『平べったい』といったほうが合っているかな?と思いました。

このオリジナルグリップは、ソフトなフィーリングで好感がもてます。
最近は黒だけでなく、カラフルになりました。
私はオーソドックスな黒が好きですが、このようにカラフルになるのも、いいことだと思っています。
自分の好きな色やラッキーカラーなどを挿してみるのもいいように思います。

ロイコレらしい、『美顔』です。
整った顔をしています。
やはりロイヤルコレクションは顔が良くないといけません。
他にも色々とありますが、ロイコレはまず顔が良くないといけない・・・。と私は思っています。
それだけ、これまでたくさんの男前なクラブに出会ってきました。
数年前は他のメーカーで、機能性を重視するあまり、顔が『置き去り』になっているようなドライバーもたくさん登場してきました。
曲がりにくい効果は絶大だと聞いていましたが、私はすごく違和感をもっていましたし、実際に打ってみても、曲げてしまいました。
やはり、顔の良さはとても大切です。
そういった意味でも、このドライバーの顔には好感がもてました。
ただ、ディープ感は全く感じず、シャロー感のあるヘッドだな・・・。と思いました。
投影面積が大きいです。
これが、今求められている顔なのでしょうか?

シャフトは、かなり軟らかいです。
フレックスは一応『S』なのですが、硬いという印象は全くありませんでした。
このシャフトがオリジナルシャフトだと聞いたのですが、他のメーカーでもそうですが、やはりオリジナルのシャフトは、かなりのソフトスペックになっているものが多いようです。
すごくしなる感じがします。
スティッフのSではなく、『しなる』のSかな?と思いました。
できればもうちょっとしっかりとしていたほうがタイミングが取りやすいな・・・。と思いましたが、他のスペックはもっと『ソフト』なので、このドライバーで試打することにしました。
ただ、このドライバーは、いわゆる『カスタム』に対応しているとのことなので、自分の好きなシャフトで組んでみると、もっと魅力も増すだろうな・・・。と思いました。

ボールを前にして構えてみても、なかなかいい感じです。
変なクセがなく、ラインも出しやすそうです。
ボールもあがりやすそうだな・・・。と思いました。
ヘッド後方も少し伸びていますし、投影面積が大きいです。
私はもう少し締まった感じのヘッドが好きなのですが、この大きさに魅力を感じられる方も多いのではないでしょうか?
大きさもあり、変なクセのないヘッドなので、『安心感をもたらしやすい顔』といえるのかもしれません。
あまり曲げるイメージは出せなかったので、まずはタイミング重視で細工をせずに打ってみよう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

まずは、この音にびっくりしました。
このような甲高い音だとは思わなかったので、意表を突かれてしまいました。
正直、好感がもてませんでした。
インパクトを調整したくなります。
ヘッドの雰囲気からは、全くイメージできない音でした。

『打感』は軽めでした。
球の抵抗感をあまり感じませんでした。
まずまずの打感でした。

球はあがりやすいです。
ロフト9.5度でもタフな感じはしませんでした。
しっかりとキャリーを稼いでいくことができました。
今は浅重心ドライバーがたくさん出回るようになり、クラブによっては『ロフトを寝かせる』動きも活発になっていますが、このドライバーは『そのまま』で充分のような気がします。
球があがりきらずにドロップするようなこともありませんでした。
これまで通りの感覚で打っていける感じがしました。
もちろん、このドライバーも今の流れに乗って重心を浅くしているだろうと思うのですが、タフな感じはしませんでした。
オリジナルのシャフトだから、そう感じたところもあるのかもしれません。
これがもっとしっかりしたシャフトだと、もっと弾道も抑えられていたように思います。

『安定性』は、まずまずだと思いました。
ヘッド自体はイージー系だと思うのですが、シャフトが少し暴れやすい感じがしました。
タイミングがなかなか合わず、少し苦戦してしまいました。
ヘッドよりもシャフトに気を遣いながら球を打っていました。

『飛距離性能』は、まずまず・・・。だと思いました。
ある程度の『低スピン性能』をもっているのでしょうか?
弾道は高めですが、昔のように強く吹き上がって距離を大きくロスする・・・。という感じはしませんでした。
高くあがるのですが、しっかりと前に進んでくれる頼もしさのようなものもありました。

『操作性』という点では、やや難しく感じました。
あまり操作したくないタイプのドライバーです。
ヘッドの形状からも感じていましたが、あまり敏感に反応するタイプではないと思います。
シャフトも少し扱いづらかったので、曲げに行くことはリスクが大きいような気もしました。
しかし、今日は練習場だったので、一応トライしてみて、何とか左右に曲げることができましたが、イメージとは合いづらいところがあるな・・・。と思いました。
まるで『借り物の弾道』のようだな・・・。と思いました。

ロイヤルコレクションらしい、美しさをもったドライバーだと思います。
打つ前までの印象はなかなかいいものがありました。
いい雰囲気はそれなりにありました。

しかし、先ほども書きましたが『音』が馴染めませんでした。
私は強く振るほうなので、このようなキツイ音になってしまったのかもしれません。
しかし、それを差し引いたとしても、この甲高い音には好感がもてませんでした。
一気に『トーンダウン』してしまいました。

今は調整機能が付いたドライバーのほうが多いような気もするのですが、このドライバーには付いていません。
ロイコレのドライバーに調整機能のイメージは無いですが、これから搭載されるようになるのでしょうか?
それとも、このままの状態でいくのでしょうか?

ただ、調整機能を使ってみたけど、思ったような効果は感じられなかった・・・。結局は元のオリジナルのポジションに戻してしまった・・・。最初から変えていない・・・。という方も多いのではないでしょうか?
色々と調整できるのは素晴らしいことだと思いますが、それで却って迷いなどにつながってしまうこともあるのかな?と思いました。
とはいっても、このシステムはこれからもずっと続くような気がします。
ニーズがある以上、メーカーは作り続けるように思います。

私はロイコレのクラブが好きで、これまで数本所有してきました。
練習場だけでなく、コースでも大活躍してくれました。
なので、ニューモデルが発売されるのをずっと心待ちにしていました。
しかし、今回のこの SFD X7 というドライバーは、正直あまり好感がもてませんでした。
ただ、これはあくまでも私の好みによるものです。
このドライバー自体は優れているところもあると思います。
私はおそらく、このドライバーを試打することは無いと思いますが、次のモデルに期待したいと思いました。
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