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2014年12月07日
Grandista ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは Grandista ドライバー です。

シャフトは ATTAS 6☆ です。
ロフトは10度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は64g、トルクは3.3、キックポイントは中調子、クラブ総重量は317g です。

初めて出会った、『Grandista』という名前のドライバーです。
私は全く知りませんでした。
今年は何回か、この言葉を書いたように思います。
初めて出会ったメーカーのクラブを試打することができて、とても嬉しく思いますし、まだまだ出会ったことがないメーカーがたくさんあるんだな・・・。と思いました。

『Grandista』って、どういう意味なのでしょうか?
私が持っている辞書には載っていませんでした。
英語ではないのでしょうか?
それとも造語でしょうか?

すごくカッコいいヘッドです。
適度に立体感もあって、いい雰囲気があります。
初めて手にするメーカーだと、解らないことも多いのですが、少なくとも外見上は親しみがもてるな・・・。と思いました。

文字が小さいので写真では見えづらいのですが、ソールにはヘッドのスペックが表示されています。
重心距離などを非公開にしてあるメーカーもあるようですが、このように明記してあるのは珍しいです。
誤差も少なからずあるところなので、それだけ精度にも自信があるからではないでしょうか?

上から、
Weight 195g
Lieangle 59°
Volume 460cc
Faceangle 0.0°
Grabityangle 22°
Faceheight 55.0mm
Grabitydepth 40.0mm
Grabityheight 35.0mm
Grabitylength 41.0mm
と記されていました。
つまり、
ヘッド重量 195g
ライ角 59度
ヘッド体積 460cc
フェースアングル 0.0度
重心アングル 22度
フェース高 55ミリ
重心深度 40ミリ
重心高さ 35ミリ
重心距離 41ミリ
ということでいいでしょうか?

ネックの長さは、やや短めですが、この角度から見ても、とても美しいヘッドだということが解ります。
昔は、こんなヘッドがたくさんあったな・・・。と思い、懐かしくなりました。

ディープタイプのヘッドです。
最近はシャロータイプが圧倒的に多いので、とても珍しく思います。
昔は、ごく普通の形状でした。
シャローのほうが歴史は浅いと思います。
今はシャロー系のヘッドも高性能になってきましたが、やはりディープ系には、シャロー系にはない魅力があります。

ソールの形状が角張っていたので、プロシードのドライバーを思い出しました。
ここまで輪郭がシャープなドライバーは珍しいと思いました。

ヒール側

トゥ側
ヒール側とトゥ側には、それぞれひとつずつ小さなウェイトが配置されていました。
この大きさも計算され尽くしたものなのでしょうか?
他にも色々な重さが用意されているのでしょうか?

フェース面の仕上げがとても丁寧で美しいです。
こういったところにも、そのメーカーに対する印象も変わってきますし、クラブの品質も感じます。

すごくいい顔をしています。
逃がしていくイメージも出しやすいな・・・。と思いました。
思わず笑顔になりました。

素振りをしてみても、いい感じです。
タイミングも合いやすいです。
アッタスの青いシャフトは、最近よく手にするのですが、色々なドライバーとの相性もいいな・・・。と思いました。

とても構えやすいです。
リラックスして構えることができました。
変なクセがなく、いいイメージがどんどん湧いてきました。
気持ちがどんどん盛り上がってきました。
試打を開始しました。

『打感』は、柔らかいというよりは、しっかりしている・・・。という印象でした。
硬くなく、いい感じのフィーリングです。

『音』は、やや大きめですが、全く問題ありません。
インパクトが緩むことなく、気持ちよくフィニッシュまで振り切ることができました。

『球のあがりやすさ』という点では、普通かな?と思いました。
タフな感じはしないですが、今のドライバーの中では、弾道の高さもノーマルな感じです。
高弾道タイプではないと思いました。
ヘッド自体はディープタイプですし、アッタスのロックスターも、弾道を抑えていきやすいシャフトだと思いますが、このドライバーがタフだという感じはしませんでした。
高~い弾道ではないけれど、上がりきらずに途中でドロップしてしまう・・・。ということもありませんでした。
シャロー系のドライバーを使い慣れておられる方には、少しあがりにくく感じられるかもしれません。

『安定性』は、まずまずだと思いました。
易しさを感じましたが、決して『曲がりにくい』タイプのドライバーではないと思いました。
最近は曲がりにくいと感じるドライバーも増えてきましたが、このドライバーはそれらとはちょっと違うように感じました。
とても構えやすいので、ラインを出しやすいです。
これならば狭いホールのティショットでも、それほどプレッシャーを感じることなく、打っていけるのではないかな?と思いました。

『飛距離性能』は、優れているな・・・。と思いました。
昨日試打したヨネックスのドライバーとは違うタイプで、『叩いて飛ばせる』ドライバーです。
私はこのようなタイプのドライバーが大好きなので、どんどん振っていきました。
フェースの弾きもとても良く、初速が速いです。
弾道の勢いを強く感じました。
ヘッドの形状などからも、予め予想していたのですが、『低スピン性能』も優れているな・・・。と思いました。
吹き上がることなく、確実に前に運んでくれるドライバーです。

『操作性』は、まずます・・・。だと思いました。
左右に曲げることも難しくはなかったのですが、できればあまり細工をしないで打っていきたいタイプのドライバーだと思いました。
『顔の良さ』からくるラインの出しやすさを上手く活用していったほうが得策だと思いました。
構えたときに左への心配がなかったので、気持ちよく振っていけました。
右に逃がしていくことも気持ちよくできました。

初めて出会ったドライバーですが、とても好感がもてました。
まず第一印象から気に入っていましたし、実際に球を打ってみても、好感度がどんどんあがりました。
やはりカッコいいクラブには、機能性重視のクラブにはない魅力があります。
このクラブはカッコ良さがありながらも、しっかりとした機能性を持ち合わせている、まさに『いいとこ取り』といった感じがしました。

いくら物理的性能や、理論的に優れていたとしても、『見ため』で気持ちが乗れないクラブもたくさんあります。
試打せずにスルーしてしまったことも、これまでたくさんあります。
このドライバーは初めて出会ったメーカーということで興味もありましたが、カッコ良さと性能の確かさも強く印象に残りました。

このメーカーのことが全く解らないので、ひょっとしたら海外の新しいメーカーなのかな?と思いましたが、この美しい仕上がりなどからも、おそらく日本のメーカーではないかな?と思いました。
今はたくさんのメーカーがあり、私たちゴルファーは選択肢が増えるので、とても嬉しいことです。
メーカーとしては競争が激しくなるかもしれませんが、私たちゴルファーにとっては、こんなにいいクラブに出会えるチャンスがあるだけで、恵まれていると思います。
私がゴルフを始めて頃も、色々なメーカーがありましたが、今よりはずっと少なかったです。
ゴルフ業界から撤退したメーカーもたくさんあります。

昔は老舗メーカーのクラブでないと、品質など不安に感じることもありましたが、今は新しいメーカーのクラブでも素晴らしいものがたくさんあります。
たくさんありすぎて迷ってしまうこともあります。
このドライバーも初対面でしたが、いい印象のまま試打を終えることができました。

また試打したいと思いましたし、できればコースでも試してみたいです。
購買意欲も刺激されました。
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