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2014年12月06日
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ヨネックス ROYAL DTP ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ヨネックス ROYAL DTP ドライバー です。

シャフトは XELA です。
ロフトは10度、クラブ長さは47インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は41g、バランスはD2、クラブ総重量は282gです。

とても高級感のある、ヨネックスのニュードライバーです。
『ROYAL』と記されていますし、特別な感じがします。
ヨネックスは黒のイメージもありますが、このドライバーはとても美しく光っています。

ヘッド自体はシャローな感じがします。
見慣れた形状です。
ヨネックスのドライバーは昔から接しているのですが、どちらかというと『アスリート用』というイメージのほうが強いです。
しかし、このドライバーはまた違うタイプのようです。

ネックの長さは、標準的だと思いました。

ネックには調整システムが搭載されていました。
ヨネックスには調整システムのイメージはあまりありませんが、最近のモデルには搭載されています。
やはり、この流れはずっと続くのでしょうか?
この調整システムは最初の頃特別な感じがして、『カスタム』的な印象がありましたが、今は『標準装備』といっていいのかもしれません。
ゴルフクラブに限ったことではないですが、最初『特別』に感じられたことでも、それが一般化すれば『当たり前』『常識』になっていくのだと思います。

試打するのは、この『S』のポジションです。
おそらく『スタンダード』の意味だろうと思います。
メーカーによって、『N(ニュートラルだと思うのですが)』であったりして、色々な表記がされています。
やはり『標準』で試してみるのが一番だと思いました。

L

U

H
他には『L』『U』『H』がありました。

ヒール寄りにウェイトがひとつだけあります。
球のつかまりを良くする為でしょうか?
調整システムやウェイトは、すっかり見慣れました。

フェース面のデザインがちょっと変わっています。
この模様にも意味があるのでしょうか?
『V』になっています。

バックフェースのアクセサリーも、ひかえめながら存在感を示しています。
ウェイトの役目も果たしているのでしょうか?
それとも単なるアクセサリーに過ぎないのでしょうか?

このオリジナルグリップも、ソフトなフィーリングで、いい感じです。

シャローヘッドです。
とてもポピュラーな形状です。
このシャロー感に好印象をもたれる方も多いのではないでしょうか?
最近のシャローヘッドドライバーは、高性能な物がたくさんあります。

顔はまずまずだと思いました。
見とれるようなことはなかったのですが、変なクセはありませんでした。

素振りをしてみると、かなり軟らかいです。
フレックスが『R』ということもあると思うのですが、最近ではちょっと経験していないような軟らかさです。
ワッグルをしても、ヘッドがユラユラ揺れる感じがします。
この軟らかさを武器にできれば、かなりのパフォーマンスが期待できそうだな・・・。と思いましたが、まず私はタイミングを合わせることが先決だと思いました。

ボールを前にして構えた感じは、まずまずだと思いました。
少しフェースが被っているように見えたのですが、強い苦手意識のようなものは芽生えませんでした。
このようなタイプのドライバーでは、これが当たり前のような気がします。
そうでないと、球がつかまりきらず右にすっぽ抜けてしまうんじゃないかな?と思いました。
フェース面もよく見えるので、球があがりやすそうです。
このフェース面の見え具合にも好感をもたれる方が多いのではないでしょうか?
長さと軽さが強く感じられたのですが、最初のうちは少し様子を見る感じで打っていこう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は結構しっかりしているな・・・。と思いました。
軽い感じの打感ではなく、球の重さをしっかりと感じ取ることができました。

『音』も、なかなかいい感じでした。
このような黄金色のドライバーなので、打つ前は甲高い音を予想していて、少しかまえていたところがあったのですが、実際の音は違っていました。
いい意味で意外でした。
このドライバーは、いわゆる『ベテランゴルファー向け』だと思うのですが、これまではこのようなタイプは甲高くて大きめの音が多かったように思います。
その音が私はどうしても馴染めずにインパクトが緩んだり、振り切れず当てにいってしまったりすることも多かったのですが、このドライバーはそんな心配はしなくてもいいと思いました。
少なくとも『音』で、インパクトが邪魔されることはありませんでした。
周りも気にすることなく、『自分の殻』に閉じこもることができました。
『バシィ』という、聞き応えのある音でした。

球はとてもあがりやすいです。
タフな感じは全くしませんでした。
かなりの高弾道です。
打つ前から、ある程度の弾道の高さを予想していたのですが、それ以上に高弾道でした。

『安定性』は高いと思いました。
シャフトの軟らかさと軽量感からなのか、結構打点がブレてしまったのですが、それをあまり感じさせない高い直進性を感じました。
『勢い』で、そのまま送り出していける感じ・・・。といったらいいでしょうか?
少しつかまり過ぎると感じる時もあり、なかなか思うようなインパクトを迎えることができなかったのですが、クラブ自体は寛容さを充分持ち合わせていると思いました。
ヘッドよりもシャフトが少し難しく感じたのですが、私が打ちこなせていないだけで、元々ヘッドとシャフトの相性がバッチリ合っているのかもしれません。

『飛距離性能』という点でも、このようなタイプのドライバーの中では、優れていると思いました。
弾道はかなり高いのですが、『上がって終わり』という感じではなく、グングン前に突き進んでいきました。
実際の角度は違いますが、あくまでもイメージ的には『45度の角度』で飛ばしていく感じ・・・。といったらいいでしょうか?
これまでの同じようなタイプのドライバーでは途中まであがるだけあがって、それから急速に失速していったり、『おじぎ』をしてしまったりするものがとても多かったのですが、このドライバーから放たれる弾道は違っていました。
『高さを推進力の両立』が出来ていると思いました。
この『前に突き進む力強さ』は、頼もしさを感じさせてくれました。
キャリーをしっかりと稼いでいけるタイプです。

『操作性』という点では、今日はちょっと難しく感じてしまいました。
あまり細工をせずに、とりあえずシャフトのしなり感に合わせていくことでいっぱいいっぱいだったような気がします。
曲げてみたい・・・。とはあまり思えませんでした。
ヘッド自体は寛容さがありますし、やはり操作性よりは安定性を重視して開発されたドライバーのような気がします。
違うフレックスのシャフトも試してみたいとは思いましたが、おそらくこの軽さや軟らかさはそんなに大きく変わらないだろう・・・と思いました。

高級感あふれるデザインですし、シャロー感や軽量感などからも、明らかにベテランゴルファーの方に向けられたドライバーなのだと思います。
今はそのようなタイプのドライバーもレベルが上がり充実していますが、このドライバーはそれらの中でも、かなりハイレベルなほうだと思います。
寛容さやあがりやすさもそうですが、何より感じたのが、やはり『飛距離性能の高さ』です。

弾道を目で追っていて、頼もしく感じられたということが、このようなタイプではとても少ないです。
勢いのある、力強い弾道でした。

ヘッド自体はとてもオーソドックスな感じがしますが、どこにその秘密が隠されているのでしょうか?
見えないところにたくさんの技術が組み込まれているのかもしれないですし、装着されているシャフトとのコンビネーションがいいのかもしれません。

店員さんから、
「ゆっくりと振ったほうがいい感じで打てますよ・・・。」
と後から教えてもらったので試してみたのですが、まさにその通りだな・・・。と思いました。
『強く打つ』というよりも、『大きく振り抜いていく感じ』のほうが、いい球を打つことができました。

『ROYAL』という言葉はとても特別な意味がありますし、『DTP』にも意味があるのだろうと思います。
『DRIVERのTOP』という意味なのかな?と、勝手に思ってしまいました。

調整機能を使えば、もっと打ちやすくなったり、弾道を調整したりできるかもしれません。
できれば、違うスペックのシャフトでも試してみたいな・・・。と思いました。
私には合いやすいタイプのドライバーではないので、購買意欲が刺激されることはなかったのですが、また機会があれば試してみたいと思いましたし、ポテンシャルの高さは充分感じ取ることができました。

外見の美しさと、基本性能の高さがハイレベルなドライバーだと思いました。
ヨネックスの高い技術力と、飛距離に対するこだわりが感じられました。
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