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2009年06月11日
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ウィルソン ダイナパワー アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ウィルソン ダイナパワー アイアン の7番 です。

シャフトはNS PRO 950GHです。
ロフトは30度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は98g、トルクは1.9、バランスはD2、キックポイントは中調子です。

ウィルソンのニューアイアンです。
昔のウィルソンらしい、とてもシンプルなアイアンです。
キャビティアイアンではありますが、それほど『彫り』は深くありません。
ちょうどいい感じがします。
老舗メーカー、ウィルソンのクラブはこうでなくちゃいけないなあ・・・・。と考えていました。
『ダイナパワーシリーズ』のドライバーを先日試打したばかりなのですが、その好印象をこのアイアンにも感じ取ることができました。

素振りをしてみても、とてもいい感じです。
軽く振れ、そして余計なものを感じないので楽な気分で振っていけます。
やはり、今はこの『NS PRO』が支持されているのもわかるような気がします。
今の私には必ずしも『ベストマッチ』とはいえないシャフトですが、このシャフトの良さもだいぶ感じるようになってきました。

ボールを前にして構えてみても、とても構えやすくて『しっくり』ときます。
『トップライン』がやや厚めですが、全くといっていいほど気になりません。
それよりも、『ライン出し』が簡単にできて、『ボールとの距離感』を保ちやすい感じのするアイアンです。
構えづらいアイアンは、その苦手意識からか、アドレスに狂いが生じたりして身体(特に顔)とクラブとの距離感が狂ってしまうものもあり、そういったクラブは大抵『ミスショット』を誘発してしまいます。
『理論上の数値』よりも、実際は遙かに難しいクラブを、これまでも何度も目にしてきました。
しかし、このアイアンには、そういったものを感じさせません。
『シャープさ』を感じさせながら、全く『難しさ』は感じさせない、デザインです。
昔の『古き良きアイアン』には、こういった雰囲気を醸し出している物が多かったですが、このアイアンも同じ感じがしました。
試打を開始しました。

『打感』は、とてもソフトで、なおかつ適度な手応えを感じることができました。
とてもいい感じです。
程良い感触が手に残り、次から次へと打っていきたくなる感じがしました。
『キャビティ』による、『打感の物足りなさ』というものを感じることなく、とてもいいフィーリングで打っていくことができました。

『球のあがりやすさ』という点でも、この見た目以上に高性能だと思いました。

『ストロングロフト化』と同時に、『ワイドソール化』も半ば『常識』となりつつある昨今ですが、このアイアンはそれほど『ワイドソール』でもないような気がします。
それでも、かなり球は上がりやすい感じがしましたし、見た目以上に『低重心化』が施されているのでしょうか?
『高重心アイアン』は難しい、『低重心』アイアンを使いたい・・・・・・。でも『ワイドソール』過ぎるものは使いたくない・・・・・。と考えておられる方には、とても使いやすいのではないでしょうか?
このアイアンはそれほど『ワイドソール』ではないと思うのですが、やはり『ストロングロフト』です。
しかし、その『立ったロフト』を感じさせないほどの『上がりやすさ』を私は感じることができました。
何といいますか、うまく表現できないのですが、『高く球を上げるアイアン』というよりは、『球を浮かせやすいアイアン』といった感じがしました。

『安定性』という点でも、私はヘッドがブレにくい感じがして、とても好印象でした。
『打ち出し方向』を安定させやすい・・・・・。といいますか、イメージしたラインに、そのままボールを乗せていける感じのアイアンだと思いました。
このアイアンは、とてもシンプルですが、見た目以上に『慣性モーメント』などが大きくなるように、工夫されているのかもしれませんし、この『構えやすさ』が、この『安定性』を引き出しているような気がしました。
ドライバーからパターまで、やはり構えやすいクラブというのは、数値では表せない『高性能』を感じます。

『操作性』という点では、すごく『球を曲げる楽しさ』を味わうことができました。
普通に打っていく限りでは、それほど大きく曲がりすぎることもなく、ちょうどいい感じの『フック』『スライス』も打っていくことができました。
やはり『グース』がきつくないアイアンというのは、左への恐怖心も薄れますし、タイミングもとりやすいです。
とても『ニュートラルな気分』で構えられ、打っていくことができました。
『安定性』や『操作性』もよく、構えやすいアイアンなので、『小手先』で扱うのではなく、体全体で大きく振っていけるのが、とてもいい感じだと思いました。
打っていけばいくほど、『ナイスショットの確率』が上がってくるような気がします。

『飛距離』という点でも、やはりよく飛びます。
明らかに私のクラブよりは、『1.5番手』は違います。
こういったところは、やはり『最近のアイアン』だな・・・・・。と思いました。
私のこれまでの感じですと、『上品な飛距離アイアン』といった感じがします。
シンプルで構えやすく見た目、とても上品なのですが、実は飛距離性能にも長けている・・・・。
そんなアイアンだと思いました。
アイアンに『構えやすさ』を求めつつも『飛距離』にも、こだわって行きたい・・・。と感じておられる方にも、とてもいいのではないでしょうか?
ただ、『グース』がついている方が、安心する・・・・。と感じておられる方には、やや難しく感じられてしまうかもしれません。

私は今日、このアイアンに出会って、昔の事を思い出していたのですが、このアイアンは見た目以上に現代流にカスタマイズされた、『ニューウェーブアイアン』といえるような気がしました。
今はいろいろな形のクラブを目にしますが、アイアンはドライバーほど『異型』が進んでいません。
『設計自由度』がドライバーに比べて低いアイアンは、それほど『異型』にはできないのだと思いますし、する必要もないのだと思います。
私の周りは、最近は『異型ドライバー』も少しずつ減ってきているように、思うのですが、それでもちょっと前までは『ドライバーは異型』、『アイアンはオーソドックス』という、ちょっと奇妙なセッティングもよく目にしていました。
そのセッティングも、それはそれで素晴らしいのだろう・・・・。とは思うのですが、私にはできないセッティングでしたし、クラブ全体で見れば、ややバランスに欠けていたのかもしれません。
『クラブセッティング』というのは、やはり『14本のバランス』がとても大切なのだと思います。
そういった意味でも、こういった見た目は『オーソドックス』でも、見た目以上に高性能で、ウッドやパターなどを揃えていくと、すごくバランスのとれが編成になると思いました。

最近は、昔ほど『ウィルソン』のクラブを目にすることは少なくなりましたが、『キラーホエール』や『8813』などを手にしてきた私としては、やはり気になるブランドです。
今日はこうしてウィルソンのクラブに出会え、又、その高性能を感じることができて、嬉しく思いました。
最近は深夜残業や早朝出勤などで、やや疲労が溜まっていたのですが、何だか今日は『スカッ』とした気分になりましたし、涼しい風が心の中を駆け抜けていくような気がしました。
コメント
ハリントン
大阪kojiです。こんばんわ。
今回のアイアンの記事も楽しく拝見させて頂きました。
カッコいいアイアンですね!
「ストロングロフト」「やや厚めのトップライン」ということで、「ラージサイズ」のフェースを一瞬想像したのですが、ボールと一緒に写っている写真を拝見すると、意外に「小顔」に見えます。
芯も決して大きくはないでしょうから、やはり相応の技術が必要であろうと想像しています。
ところで、「ウィルソン」といえば私が大ファンの「パドレイグ・ハリントン」選手を思い浮かべます。
1週間後の全米OP選手権では、調子の上がってきたタイガーウッズ、カブレラを筆頭とする南米勢、そして私の応援するハリントンやその他欧州勢、南ア勢の白熱した勝負を期待しています。
今回も大変参考になりました。
では失礼します。
2009-06-12 23:53 大阪koji URL 編集
私もハリントンファンです。
いつもお世話になります。
このアイアンはカッコいいです。
とてもいいアイアンだと思いました。
仰るように、それほどラージサイズではないと思いました。
かといって、それほど『シビア』な感じはしませんでした。
MPアイアンを愛用されている大阪koji様なら、きっと易しく感じられると思います。
ところで、ウィルソンといえば、仰るとおりパドレイグ・ハリントン選手を思い出しますね。
私も彼は大好きです。
タイガー・ウッズ選手最後の『ダンロップフェニックス』で、ハリントン選手との死闘は記憶に新しいですね。
とてもスリリングな展開で手に汗をかいていました。
全米オープンも楽しみですね。
また寝不足な日が続きますが、楽しみな四日間でもあります。
どのような展開になるのか、とてもワクワクしますね。
バーディがたくさんでて、20アンダーくらいでる試合も面白いですが、あの世界のトッププロが必死でパーを取りに行って、優勝スコアが『イーブンパー』や『1アンダー』くらいの試合も、とても面白いものですね。
お互い楽しみにして待ちましょう!
それではまたお付き合い下さいませ。
いつも楽しいコメントを寄せて頂きまして、ありがとうございます。
それでは失礼致します。
2009-06-13 02:33 golfdaisuki URL 編集
No title
はじめまして、いつも楽しく拝見させて頂いております。
ゴルフを始めて1年のまだまだ100切りレベルの初級者ですが、いま軟鉄のアイアンを探しております。
現在はフルキャビポケットのあるアイアンを使用しているのですが、同じ打感でいろんな球がでることや、ソール幅も広すぎで違和感を感じております。
ある程度真剣に上手くなろうと頑張るつもりでいますが、ある程度打感にも優れ、ミスもそれなりにフィードバックされ、でもややミスにも許容があるアイアンを探している中、このアイアンに行き着きました。(なによりかっこ良さそう)
昨日タイトリストAP2を試打をし、あの子顔とソールの厚さ加減でかなり気に入りましたが、やや打感が硬いかなと感じました。
構えやすさから、子顔でソールも厚くなく、打感のいいアイアンとして、私のレベルでこのアイアンは候補といいものか、試打したgolfdaisuki様のご意見等頂ければ嬉しく思います。
それでは失礼致します。
2009-10-04 14:50 gromit URL 編集
gromit様。はじめまして。
この度は私の記事を読んで下さり、又、コメントを寄せて頂きまして誠にありがとうございます。
今、アイアンをお探しのようですが、ゴルフを始められて1年で『軟鉄アイアン』を選択されているのはとても素晴らしいことだと思います。
クラブに易しさばかりを求めておられないところも、とてもいいことだと思います。
早い時期から、この軟鉄アイアンを使われることは感性を磨く上でも、とても意義深いものです。
『軟鉄アイアン』といいますと、どうしてもキャリアの浅い方は敬遠される傾向にあると思うのですが、gromit様の選択は私は素晴らしいと思います。
今の軟鉄アイアンは、かなり打ちやすくなっている物が多いですし、決して『上級者専用アイアン』ばかりではありません。
むしろ初級者の方にこそ、使っていくべきアイアンなのではないか?と私は思っていますし、実際に後輩や友人達にも勧めています。
gromit様の今のスコアは100前後ということですが、将来とても有望ですね。
感覚も鋭い方だとお見受けしましたし、ご自分の意見や考えがしっかりとしておられるのが、とても素晴らしいことだと思いました。
私は未だに迷い続け、フラフラとさまよっているような状態なので、とても羨ましく思います。
gromit様は今、このアイアンを候補に入れておられるようですが、とても素晴らしい選択だと思います。
『フィーリング性能』にも優れていますし、決して難しすぎるアイアンではありません。
むしろかなり打ちやすいアイアンだと私は思います。
gromit様は、これからもどんどん上達をされる方だと思いますので、このアイアンを充分使いこなされると思います。
どうか、その素晴らしい志(こころざし)をずっと持ち続けられ、これからのゴルフライフをエンジョイして頂きたいと思います。
これからもどうかお付き合いくださいませ。
それでは失礼致します。
2009-10-05 00:24 golfdaisuki URL 編集
まだまだ悩んでいます
有難う御座います。
このクラブを試打できるところが無く、golfdaisuki様の
ご意見をお伺いしてしまいました。
やはり、まだまだ悩んでおります。
一番の要因は、試打出来ない事(レンタルすればいいのですが・・・)
あとはかなりのストロングロフトなところです、下の番手にいくほどロフト角が広がっていくところも気になります。
悩みは深いですが、まだまだ悩みながら決めたいと思います。
(ほかに心揺さぶられるのは、インプレスX Vフォージド、XブレードGR C-1、AP2、とこのクラブ・・・いろいろありすぎですね・・)
今後も日記を参考にさせて頂きながら、クラブへの物欲の沼にはまりながら悩み続けたいと思います。
それでは失礼致します。
2009-10-07 12:01 gromit URL 編集
アイアンはやはり基本性能の高さが一番です。
色々とアイアン選びに悩んでおられるようですが、軟鉄にこだわっておられるところや、そして何より『ストロングロフト』を好んでおられないところが、私は素晴らしいと思っています。
仰るとおり、アイアンで極端にロフトを立てすぎますと、短い番手にどうしても歪みがきてしまいますね。
『ノーマルロフト』のアイアンだと、何でもない距離が『ストロングロフト』だとすごく難しくなってきます。
より高い精度を求められる距離なのに、その誤差が大きくなってきます。
これはスコアメイクにおいて、かなり不利だと私は思います。
やはり一長一短があるのだと思いますが、飛ぶことよりも、この弊害は大きいと思います。
ゴルフという競技は、ある距離をいくら短い番手で打ったか・・・?を競うのではなくて18ホールのストローク数を競うものですよね。
なので、『ストロングロフトアイアン』は、あまり意味をなさないような気もするのですが、これだけ目にすることが多いということは、それだけアイアンでも飛距離を出してきたい方が多いからなのだと思います。
私はこれまでずっと『ノーマルロフト』を使ってきましたし、これからもずっとそうだと思います。
いくら飛んでも100ヤード以内が難しくなったら何にもならないですね。
そういった意味ではこのウィルソンのアイアンは立派な『ストロングロフト』ですので、gromit様には合わないかもしれません。
すごく打ちやすいアイアンでカッコいいのですが、そういった立派な信念をお持ちならば、私は敢えてお薦めしません。
『インプレスX Vフォージド、XブレードGR C-1、AP2』など素晴らしいアイアンを挙げておられますが、それら候補の中に加えて頂きたいものがあります。
それは
1.テーラーメイド ツアー プリファード フォージド アイアン (7月31日 試打)
2.三浦技研 CB-1006 アイアン(9月3日 試打)
3.ミズノ MP-57 アイアン (2007年11月28日 試打)
4.コブラ 2008 PRO CB アイアン (2008年6月12日 試打)
5.フォーティーン TC-1000 フォージドアイアン (2007年11月10日 試打)
6.ロイヤルコレクション BBD’S 704 アイアン (5月25日 試打)
などです。
どれも実際に試打してきましたし、好印象が強く残っている、素晴らしいアイアンばかりです。
他にもまだありますが、あまり多いと余計迷いを誘ってしまうかもしれないので、これくらいにしたいと思います。
『マッスルバック』などは、あまり好まれないようですので、敢えてキャビティばかりを選んでみました。
色々とクラブ選びに迷ってしまうのも、ゴルフの大きな楽しみのひとつなのかもしれませんね。
私もこれまで、たくさん迷いながら楽しんできました。
そして、あまりそれほど深刻には悩まずに、意外とあっさり決めてしまうことが多いです。
あとは練習して自分のものにしていき、使いこなせてみせる・・・・。という意気込みでいつもいます。
gromit様がいいアイアンを選ばれることをお祈りいたします。
そして最終的に選ばれたクラブは、gromit様と縁のあったクラブですので、どうか大切にしてあげてください。
これからもお互いゴルフをエンジョイしていきましょう!
それでは失礼致します。
2009-10-08 21:43 golfdaisuki URL 編集
こんばんは
2010-06-13 22:12 きょら URL 編集
きょら様。はじめまして
この度は私の記事を読んで下さり、またコメントを寄せて下さいまして誠にありがとうございます。
さて、今回は私の記事がきょら様のクラブ選びのお役に立てたようで、私自身、すごく嬉しく思っております。
ウィルソンのダイナパワーアイアンは、記事にも書いていますが、とても気に入っているアイアンです。
きょら様は素晴らしいアイアンを手にされましたね。
これからもどうかその素晴らしいアイアンと共に、充実したゴルフライフを過ごしていただきたいと思います。
この度は大変嬉しいコメントを寄せて下さいましてありがとうございました。
これからもお時間のあります時は、また私の記事にお付き合い下さいませ。
それでは失礼致します。
2010-06-16 21:41 golfdaisuki URL 編集