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2014年10月30日
ONOFF FAIRWAY ARMS KURO

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ONOFF FAIRWAY ARMS KURO の3番 です。

シャフトは SMOOTH KICK MP-615F です。
ロフトは15度、クラブ長さは42.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は65g、トルクは3.4、キックポイントは中元調子、バランスはD1、クラブ総重量は324gです。

オノフのカッコいいフェアウェイウッドです。
先日、同じシリーズのドライバーを試打して、とても気に入ったので、このクラブにも期待できそうだな・・・。と思いました。

ドライバーは結構ディープなタイプでしたが、このクラブはシャロー感が強いです。
『球のあがりやすさ』に配慮されているのでしょうか?

FAIRWAY ARMS(フェアウェイアームズ)というネーミングがオシャレです。
フェアウェイの腕ということでいいのかな?と思いました。
『腕の延長』として使って欲しい・・・。というメーカーの思いがあるのでしょうか?
フェアウェイウッドという名前は今でも使われていますが、『木』が使われなくなって、かなりの年月が経っているので、そろそろ名前を変えるタイミングなのかもしれません。
一時期『フェアウェイメタル』や『フェアウェイチタン』という言葉も使われていましたが、それほど浸透していないようです。

ネックの長さは、標準的な感じがします。
ヘッド自体はシャロー感が強いので、もっとショートネックになっているのかな?と思っていましたが、ある程度の長さはキープされています。
美しい形状に仕上がっています。

このオリジナルグリップも、ソフトなフィーリングで、すごくいい感じです。

こうして見ても、かなりシャロー感がありますが、何といいますか、品があります。
易しさの中にも、上品さを失っていない感じがします。
美しいクラブは大好きなので、このクラブにも興味をもつことができました。

顔も、とても整っています。
すごくいい顔をしています。
変なクセのない、澄んだ感じがします。

素振りをしてみても、まずまずです。
装着されているシャフトはハードなタイプではなく、よくしなります。
ヘッドもそうですが、このシャフトも球を上げてくれそうな印象をもちました。

とても構えやすいです。
すごく落ち着いて構えることができました。
最近のFWの中では、明らかに小顔だと思います。
『3W』ということを忘れてしまいそうでした。
何も知らなければ『4W』か『5W』と言われても、何ら違和感はないだろうと思います。
この小顔感に、私は好感がもてるのですが、もう少し大きいほうが安心できる・・・。という方もいらっしゃるかもしれません。
人によって好みが分かれるところだと思います。
この適度な大きさと整った顔のおかげで、いいイメージが出せました。
すごくリラックスすることができました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトでした。
この整った外見から想像しやすいフィーリングでした。

『音』は控えめな感じで、好感がもてました。
いくらでも打っていける、邪魔をしない音です。

球もあがりやすいです。
シャローヘッドが、上手く作用していると思いました。
球があがりやすそうだったので、ティアップせずに直打ちで打ってみたのですが、予想通りのあがりやすさでした。
ドロップする感じは全くありませんでした。
だいたいイメージした高さに飛んでいきました。
スプーンの直打ちで、これだけ高さが出せるのであれば、実戦でもすごく楽に感じるだろうな・・・。と思いました。
ちょっとタイプは違いますが、以前試打した『PINGのFW』を思い出しました。
同じような弾道だな・・・。と思いました。
最近は直打ちでもあがりやすい3Wが増えてきましたが、このクラブもまさにそんな感じがしました。

『安定性』は、まずまず・・・。といったところでしょうか?
シビアな感じは全くしないですが、『曲がりにくい』というほどではありませんでした。
普通に打っている限り、大きなケガにはつながりにくいタイプですが、『高い直進性』がある・・・。という感じはしませんでした。

『飛距離性能』という点では、最近は飛び系スプーンがたくさんあるので、そういった意味では、『最高の飛距離性能』とはいえないのかもしれませんが、レベルの高さを感じることができました。
球は高くあがってくれるので、しっかりとキャリーを稼いでくれますし、昔のクラブのように吹き上がる感じはしませんでした。
『程良い低スピン性能』が保たれているのでしょうか?
親しみやすい飛距離性能だな・・・。と思いました。

『操作性』はまずまずでした。
安定性と操作性の、ちょうど中間くらいに位置しているかな?と思いました。
高すぎる直進性があるとは思わなかったですが、シビアではなく、ある程度の寛容さも感じました。
曲げにくいタイプではなく、こちらのイメージをくみ取ってくれるところもありました。
左右にも反応してくれました。
変なクセのない、『ニュートラル』な感じがしました。

先日試打したドライバー同様、いいクラブだな・・・。と思いました。
ドライバーはちょっとディープなタイプで、少し使い手を選ぶところもあるかもしれませんが、このFWは敷居も低いですし、かなり親しみやすいタイプに仕上がっていると思いました。
いい意味で、意外性のない、イメージ通りのクラブでした。

カッコ良くて、球があがりやすく、ある程度飛距離をFWにも求めていきたい方には、とても魅力的なクラブといえるのではないでしょうか?
海外メーカーの飛び系FWでは、ちょっと球があがりづらくて、難しく感じた・・・。という方もいらっしゃるかもしれません。
このクラブは、そのような方にも是非試して頂きたいと思いました。

日本人のことをよく知っている、さすがは日本のメーカーが作ったクラブだな・・・。と思いました。
かなり幅広い層に対応できていると思います。
性格的にも丸くて、尖った感じは全くしませんでした。

シャロー系タイプのFWは、あまりティアップして打ちたいとは思わないこともあるのですが、今日は何球か試してみて、いい感じで球を打っていくことができました。
最初に目にしたときの印象が、試打を終えるまでずっと変わらなかったのが、いいところだな・・・。と思いました。
ウッド系のクラブは『打ってみないと解らない、見た目と実際の性能やフィーリングが大きく異なる』といったことも、よくありますが、このクラブは最初のイメージ通りでした。
そこから大きく外れることはありませんでした。

とてもカッコいいクラブなので、敷居が高いのでは?と思っておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際はかなり親しみやすいタイプのクラブだと思います。
見た目は、いかにも『アスリート系』といった感じもしますが、『難しすぎないタイプ』だと思います。
このヘッドの小ささに不安を感じない方でしたら、すごく易しく感じられるのではないでしょうか?
調整機能も付いていないですし、外から見るだけでは、ウェイトなども組み込まれていない、すごくシンプルなヘッドです。
しかし、目に見えないところにも、メーカーの色々な工夫が施されているのは間違いない・・・。と思いました。
機能性を追求しながらも、あくまでも『外観へのこだわり』が開発テーマではないのかな?と思いました。

このクラブを試打し終えて、最近のオノフの充実ぶりを感じることができました。
率直に、いいクラブだな・・・。と思いました。
外見がゴチャゴチャしていなくて、スッキリとしていたので、すぐに手にとってみたのですが、やはりフィーリングもグッドでした。
小顔タイプが苦手な方、FWにもドライバーと同じように高い直進性を求めておられる方には、少し合いづらいところがひょっとしたらあるかもしれません。
しかし、FWは『直打ち』するクラブなので、ヘッドが大きくなりすぎると却って難易度が上がってしまいます。
なので、これくらいの大きさでもいいんじゃないかな?と思いました。
とてもいい印象のまま、この試打クラブを返却しました。
後味が良く、スッキリした気分のまま、練習場を後にすることができました。
コメント
No title
2014-10-31 05:50 パイプ屋 URL 編集
パイプ屋様。初めまして
golfdaisukiと申します。
この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せてくださいまして、まことにありがとうございます。
ハイブリッドも良さそうですね。
もし試打することができたら、記事に書かせていただきたいと思います。
これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いです。
それでは失礼いたします。
2014-11-03 01:21 golfdaisuki URL 編集
No title
アームズと言う語源ですが、武器とかいう意味もあるみたいですよ (^_^)
フェアウェイの武器みたいな。
2014-11-08 14:36 arms URL 編集
arms様。初めまして
この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せてくださいまして、まことにありがとうございます。
なるほど『武器』のほうがしっくりきますね。
フェアウェイの武器というのは、とてもカッコいいネーミングですね。
とても勉強になりました。
これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いです。
それでは失礼いたします。
2014-11-09 00:18 golfdaisuki URL 編集