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2014年10月23日
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プロギア iD nabla RS フェアウェイウッド

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは プロギア iD nabla RS フェアウェイウッド の3番です。

シャフトは M-43 です。
ロフトは15度、クラブ長さは42.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は54g、トルクは4.4、バランスはD1.5、キックポイントは中調子、クラブ総重量は323gです。

プロギアナブラシリーズのフェアウェイウッドです。
ヘッド全体が丸っこくて、すごく易しそうな雰囲気があります。
フェースやソールがとても綺麗に仕上げられていて、高級感があります。
『セレブリティ用クラブ』のゴールドとは、またちょっと違った感じがします。
アスリート色の強い、美しい仕上がりです。
クラブは基本性能もすごく大切ですが、まずは試打する前に感じる『質感』がとても大切なので、そういった意味でも、このFWはいい印象をもつことができました。
ソールが綺麗なので、使い込んでいってソールに細かな傷をつけてしまうのが嫌になるだろうな・・・。と、ふと思ってしまいました。
『傷がつきにくいソールの開発』というのがあってもいいのかな?と思いました。
新品のときだけでなく、使い込んでいっても『色褪せ』しないクラブは魅力的です。

ヘッド全体が、かなりシャローな感じがします。
プロギアは、これまでもこのようなシャロー系のFWをたくさん発表してきました。
得意分野だと思います。
プロギアのFWは昔から優れた物がたくさんあります。
易しくて飛距離の出るイメージが強いです。

ショートネックになっています。
低重心を感じさせます。
ドライバーには搭載されていた調整機能が、見られませんでした。
FWには必要ないということなのでしょうか?
それとも、これから発売されるモデルには搭載されるのでしょうか?

かなりのシャローヘッドです。
シャローバックというだけでなく、クラウン全体が低くなっています。
フェースの上部・中部・下部のどこに当たっても、ボールは上がっていくんだろうな・・・。と思いながら見ていました。

顔は、まずまずです。
丸っこくて、易しそうな感じがします。
バルジは真っ直ぐに近い感じです。
こういったところは今のFWの主流だと思います。
私はなだらかな曲線を好むのですが、この真っ直ぐさにも、不満はありません。

細かすぎるので写真ではよく見えないのですが、クラウンがいわゆる『カーボンコンポジット構造』になっています。
DUO HITを思い出します。
模様もよく似ています。
あの優れた構造を再び採用したのでしょうか?
まさに『温故知新』といったところでしょうか?
DUO HITは昔使っていて、まだ所有しているので、またこのクラブを試打することができたら見比べてみたいと思いました。
カーボンコンポジットも進化しているのかもしれません。

トゥ側には小さな凹みがあります。
これは先日試打したドライバーと共通するところです。
どういった効果が期待できるのでしょうか?

フェース面のデザインが変わっているな・・・。と思いました。
スイートエリアのところは溝ではなく『フラット』になっているので、強度を考えてのことなのでしょうか?
ギリギリまでフェースを薄くして、反発を高めているのかな?と思いました。

フェース面のデザインだけでなく、このソール形状も独特です。
あまり見ない形状です。
芝の抵抗を受けずに、『滑り性能』が高そうです。
FWはフェース面だけでなく、ソールも使うので、ソール性能がすごく重要になってきます。
これはプロギアの深い研究があってのことだと思います。
PRGRがやることは、いつも何らかに理由があると思っています。
『アイデアの斬新さ』や『少しでもいい物を作るこだわり』に、すごく長けたメーカーだと思います。
外見だけでなく、中身も充実したクラブを作る・・・。というイメージがあります。

素振りをしてみた感じは、ある程度予想していた通りでした。
それほどしっかりとした感じはしなかったのですが、タイミングもすぐに合わせることができました。
しっかり振っていくのではなく、まずは少しゆったりと振っていこう・・・。と思いました。

ボールを前にして構えてみて、なかなかいい感じだな・・・。と思いました。
ヘッド全体の『丸っこさ』も目立っていますし、シャロー感もかなりあります。
シャローヘッドですし、こうして構えてみても球があがりやすそうだな・・・。と思ったので、ティアップせずに、そのままマットからの直打ちで試すことにしました。
直進性も高そうだな・・・。と思いました。
あまり曲げるイメージは出ませんでした。
何といいますか、『必死に打っていく』というよりも、『朗らかに笑顔のまま打っていく』感じが合っているんだろうな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、すごくソフトで良いです。
まったりとした感じです。
何といいますか、『角(かど)の立たない穏やかな打感』という感じがしました。
とても馴染みやすいフィーリングです。

『音』も、いい感じでした。
高くなく、そして大きすぎず、しっとりと包んでくれるような感じがしました。
次から次へと、どんどん打ちたくなります。
最近は、こういった音をあまり聞かなくなったような気がします。
先日試打したドライバーは少し高めの音でしたが、このFWの音は全く違うな・・・。と思いました。
どちらもタイプは異なりますが、好感のもてる音です。

球はあがりやすいです。
想像通りでした。
タフな感じは全くしません。
直打ちでも、充分過ぎるほど高さを出すことができました。
最近は15度のスプーンのあがりやすさがすごく向上していると思います。
昔、スプーンは『バッグの中の飾り』とまではいかないまでも、あまり使う頻度が多くなかったので、馴染みにくい印象もあったように思います。
それは『球のあがりづらさ』が主な原因でした。
ティアップして打つのであれば何の問題も無いと思うのですが、直打ちでは上がりづらいので、活躍の場面も少なかったのだと思います。
しかし、最近は違います。
すごく上がりやすくなりました。
ドライバーよりもフェアウェイウッドの進化のほうがスピードが早いような気もします。
このプロギアのニューFWも、そんな感じがします。
直打ちでも、これだけ上がってくれるのは、実戦でもかなり勇気をもらえそうな予感がします。
キャリーをしっかりと稼いでいくことができました。
パー5の2打目でも、大活躍してくれそうです。
敷居の高いタイプではありませんが、どちらかといえば『ヒッタータイプ』の方に合いやすいのではないかな?と思いました。

『安定性』も、いい感じです。
なかなかブレる感じがしません。
いつもは少し『弧』イメージしたくなることが多いのですが、このクラブは自然と『真っ直ぐ』をイメージして打ちたくなりました。
ティアップして打っていたら、おそらく『曲げにいった』と思うのですが、今日は直打ちだけにしたので素直に、この『真っ直ぐ感』を楽しもう・・・。と思いました。

『飛距離性能』は高いです。
PRGRらしくハイレベルです。
やはりクラウン部分の『カーボンコンポジット』が活きているんだろうな・・・。と思いました。
懐かしい感じがしますが、決して古さを感じさせません。
先ほども書きましたが、『温故知新』という言葉を思い出しました。

『操作性』という点では、あまり曲げたい気分にはなれなかったのですが、一応トライしてみました。
変なクセがないので、左右同じように反応してくれました。
ただ、あまり極端に曲がる感じはしなかったですし、やはり真っ直ぐに近い感じで打っていきたい・・・。と思いました。
『セミ・オートマチックタイプ』だと思いました。

ゴチャゴチャした感じが全くなくて、シンプルな構造になっています。
しかし、とても優れたFWだな・・・。と思いました。
おそらく見えないところに、様々な工夫が組み込まれているのだろうと思いますし、表面で見えるところにも、微妙な工夫がされているのだと思います。

プロギアはウッド系が得意なメーカーというイメージがありますが、このFWを試打してみて、そのイメージがますます強くなりました。
『秀作』といっていいと思います。

海外メーカーのFWは、かなり機能性が重視されているようで、少しゴチャゴチャした感じの物も見られます。
調整機能も、『当たり前』のように付いています。
性格的に尖った感じの物も多いです。

しかし、このFWはすごくシンプルでありながら、機能性でも全く引けをとっていないと思います。
むしろ、親しみやすい・・・。という方も多いのではないでしょうか?
安定性も高いですし、球もあがりやすいです。
キャリーをしっかりと稼いでいけるタイプなので、好感をもたれる方も多いのではないでしょうか?
FWを作るのが得意なメーカーが、研究に研究を重ねて開発したFWという印象をもちました。

クラウンに見られた『カーボン模様』が懐かしく感じられました。
初めて出会ってから、かなりの年月が経っていますが、今でも採用されているということは、それだけ優れた構造だということではないでしょうか?
PRGRが『TR DUO』を発表してから、かなり多くのメーカーが後を追いました。
まさに『ブームの火付け役』といっていいと思います。
いいFWだと思ったので、今度はコースでも試してみたいと思いました。
敷居も高くないので、かなり多くの方の支持を集めるのではないでしょうか?
日本人ゴルファーのことを、よく知っているメーカーが作ったクラブだな・・・。という印象をもちました。
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