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2014年10月07日
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キャロウェイ BIG BERTHA BETA フェアウェイウッド

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは キャロウェイ BIG BERTHA BETA フェアウェイウッド です。

シャフトは AIR SPEEDER for BIG BERTHA です。
ロフトは20.5度、クラブ長さは43インチ、シャフトフレックスはS、トルクは5.5、キックポイントは中調子、バランスはD1、クラブ総重量は284gです。

キャロウェイビッグバーサのフェアウェイウッドです。
先日試打したドライバーと、よく似ています。
同じシリーズで統一性があるのは、セットして、使っていきやすいので、とてもいいことです。

こうして見ても、かなりシャローな感じがします。
ドライバーもシャローな印象が残っていたのですが、FWのほうが、さらにシャロー感が増しているように見えました。
やはり地面から直接打つことの多いFWは、シャローにする必要があるのでしょうか?
光沢感があって美しいところは、ドライバーと同じでした。
ネックに調整システムが搭載されていないところも同じです。

角度を変えて見ても、かなりシャローな感じがしました。

ネックの長さは、結構あります。
今はこれくらいの長さを多く見かけるようになりました。
『ビッグバーサ=スルーボア』のイメージが今でもある私は、少し不思議な思いがあります。
スルーボアは、キャロウェイの強い個性でしたし、しばらく続きました。
私は今のようなネック形状のほうが好きですが、スルーボアには大きな利点もあったと思います。
もうスルーボアは登場しないのでしょうか?
スルーボアタイプで、シャフトが簡単に交換できるクラブが登場したら嬉しいです。

ソールには、『HEAVENWOOD』と記されています。
『天国の木』ということでいいのでしょうか?

独特なソール形状です。
ドライバーを試打したときも思いましたが、やはりビッグバーサといえば、この形状が思い出されます。
特にFWでは、この形状が威力を発揮するのではないでしょうか?
とても懐かしいですし、いい思い出がたくさんあるからでしょうか?
このソール形状を見ているだけで、思わず笑みがこぼれてしまいました。
頭の中も、どんどん活性化されたような気がします。

バックフェース寄りに、アクセサリーのようなものがありました。
ドライバーはヒール寄りにあったのですが、このFWはバックフェース寄りです。
ドライバーと同じく、ウェイトの役目を果たしているのだと、教えてもらいました。

このオリジナルグリップも、滑りにくくなっていて好感がもてます。
場所によって、グリップの模様も違っているのが特徴的でした。
こういったタイプのグリップを最近は見かけるようになりました。

顔も、いい感じです。
ビッグバーサらしい顔をしています。
『ビッグバーサ=易しい』という、昔のイメージがそのまま残っていました。

写真ではちょっと見えづらいのですが、日光に照らしてみると、ヘッドが『玉虫色』に光るのがユニークです。
『ラメ』が入った感じ・・・。といったらいいでしょうか?
とても綺麗です。
それほど多くないですが、昔からこのようなヘッドは見かけました。
練習場の打席は日陰なのですが、快晴の日、コースに出て、この色を見ると、どんな感じになるのかな?と、ふと思いました。
打ちづらさを感じることはなさそうです。

この角度から見ても、かなりのシャロー形状なのが分かります。
昔のビッグバーサはもっとディープな感じでしたが、これも時代の流れでしょうか?
ビッグバーサは『ディープ形状(特にディープフェース)』でも、球があがりやすい・・・。というのが大きなウリのひとつだったと思うのですが、この最新モデルはかなりシャロー化しています。
私はある程度のディープさが欲しいと思っているのですが、このようなシャロータイプのほうが、球があがりやすそうで安心できる・・・。という方も多いのではないでしょうか?

素振りをしてみた感じはドライバー同様、かなり軽く感じました。
FWにしては軽すぎる感じがしたのですが、これが今回のコンセプトのひとつなのかもしれません。
シャフトも、かなり軟らかいです。
フレックスは一応『S』になっていたのですが、硬さは全く感じません。
ビュンビュン大きくしなりました。
こういった振り感は、ドライバーと統一できているのかもしれません。

ボールを前にして構えてみると、好感がもてました。
ニュートラル感があって、構えやすいです。
どちらかに偏っているような、変なクセは見られませんでした。
球もあがりやすそうです。
方向性に不安が無いので、楽な気分で構えることができました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトでいい感じです。
『手に優しいフィーリング』といったらいいでしょうか?

音も好感がもてました。
控えめな感じの金属音が、心地いいです。
気持ちよくインパクトを迎えさせてくれました。

球はあがりやすいです。
かなり上がりやすそうだったので、今日はティアップをせずに、マットの上から直打ちしたのですが、充分過ぎるほど高さを出してくれました。
このあがりやすさは武器になると思いますし、多くのゴルファーの支持を集めるのではないでしょうか?
黒くてカッコいいヘッドですが、タフな感じは全くしません。

『安定性』という点でも、いい感じです。
球がつかまり過ぎず、ラインをいい感じで出していくことができます。
ただ、私には重量的にも足りないですし、シャフトもかなり軟らかいので、少し気を遣いましたが、基本的にはかなりイージー系のFWであることは間違いありません。

『飛距離性能』も高いです。
球のあがりやすさと、安定性と飛距離性能が上手く融合している感じがします。
最近のクラブの傾向だと思うのですが、フェース面が、かなり仕事をしてくれているようです。
弾きもいいですし、高い弾道で飛ばしていけるタイプです。
タフな感じは全く無く、『ドロップ』しづらいので、いわゆる『当たり外れ』のようなことにもなりにくいだろうな・・・。と思いました。
『キャリーを確実に計算できる』タイプのFWです。

『操作性』という点では、まずまずです。
左右に曲げるのも難しくなく、上手く反応してくれました。
ただ、あまり大きく曲がる感じはしませんでした。
かなりの『ソフトスペック』なクラブなので、今日は自重しました。

ドライバーとの、いい連係が取れているな・・・。と思いました。
同じようなイメージで打っていけそうです。
ドライバーを新しくして、このFWも一緒に使って欲しい・・・。というメーカーの思いが伝わってきます。
昔は結構バラバラな物もありましたが、今はドライバーとFWの連係が上手く取れている物が増えてきました。

ただ、かなりのソフトスペックなので、持て余してしまう方も多いのではないかな?と思いました。
ドライバーを試打した時にも思ったのですが、最近は女性の方でも男性用のクラブを使っておられる方が増えてきたので、このFWも女性の方がそのまま使われることもあるのではないかな?と思いました。
かなりハードルを下げているように感じます。

『軟らかい』=易しい
『軽い』=易しい
とはいえないですし、人それぞれに合った重量や硬さがあるように思いますが、今回のビッグバーサ(ベータ)は、かなりソフトスペックです。
ビッグバーサの初期の頃は、球があがりやすくて飛距離も出たけど、結構しっかりとしていたスペックだったように思います。

昔は『日本仕様』でも、しっかりとしていた物もあったように思いますが、今は違います。
このFWも『海外仕様』だと、かなりフィーリングも変わってくるのかもしれません。
ヘッド全体のカッコ良さや、打感・音などのフィーリングの良さも印象的だったのですが、それ以上に『軽量感』と『シャフトの軟らかさ』が強く印象に残りました。

『ベータ』の次は『ガンマ』かな?などと勝手に思ってしまいましたが、そうではないような気もします。
ただ、外観は同じように見えても、スペックを大きく変えてくれたら面白いだろうな・・・。と思いました。
このクラブの外観はとても親しみやすいので、あとはこのスペックをしっかりとさせれば、コースでもかなり使っていけそうな感じがしました。
キャロウェイは、これまでたくさんの素晴らしいクラブを世に送り出してきましたが、ビッグバーサは『原点』ともいえるような素晴らしいクラブです。
『ゴルフクラブの歴史』に必ず名を残すクラブです。
それだけ、登場してきたときはセンセーショナルでした。
なので、これからも色々なビッグバーサを発表し続けて欲しいです。
ビッグバーサの功績はとても大きいです。
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