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2014年10月03日
ダンロップ スリクソン Z U45 ユーティリティ

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ダンロップ スリクソン Z U45 ユーティリティ の3番 です。

シャフトは ダイナミックゴールド D.S.T. です。
ロフトは20度、クラブ長さは39インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は112g、トルクは2.1、キックポイントは中手元調子、バランスはD1、クラブ総重量は407gです。

スリクソンの新しいアイアン型ユーティリティです。
アイアン型ユーティリティは、あまり多くのメーカーから発売されませんが、スリクソンは定期的に発売しているイメージがあります。
ウッドよりもアイアンを好む私はいつも、アイアン型ユーティリティのニューモデルを心待ちにしています。

今年のニューモデルZ945アイアンに似ていて、シャープさが感じられカッコいいです。
このミラー仕上げも、スリクソンらしいです。
私はあまりピカピカ光らないタイプのほうが好きですが、このミラー仕上げが好きだという方も、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
スリクソンはユーティリティだけでなく、アイアンでもミラー仕上げのイメージが強いです。

ソールには大きく『3』と表示されていました。
先日試打したエポンのユーティリティは、『ロフト角』が表示されていましたが、このクラブはこれまで通り、『番手』が表示されています。
『3番ユーティリティ』ということでいいのだと思います。

トップラインは厚めです。
充分予測できました。

かなりのワイドソールです。
正直、ここまでワイドでなくても・・・。と思ったのですが、『上がりやすさ』を追求した結果、このような広さになったのかもしれません。

ショートネックです。
重心に低さを感じさせます。
グースの利きが強いのが、よく解ります。

ラージサイズです。
大きさもそうですし、こうして見ているだけでもバックフェースの膨らみが見えるので、アイアンのようには見えませんでした。
やはり『ユーティリティ』なんだな・・・。と思いました。
これまで出会ってきた、殆どのアイアン型ユーティリティと共通するところです。
なかなか親しみが持てない形状なのですが、やはり、こうしないと打ちづらいのでしょうか?
もっとシュッとして、男前のアイアン型ユーティリティは登場しないのでしょうか?
先日エポンのAF-903を試打したときにも思ったのですが、やはりアイアン型ユーティリティで、一番好感度が高いのは、タイトリストの712Uだな・・・。と思いました。

ベルベットタイプのオリジナルグリップが、とてもいい感じです。
すごく握りやすいです。

おそらく何も無いだろうな・・・。と思いながらフェース面を見たのですが、ミーリングが施されていました。
ユーティリティには珍しいと思うのですが、これもやはりアイアンと同じ効果が期待できるのでしょうか?

ボールを前にして構えた感じは、まずまずでした。
アイアン型ユーティリティとしては、なかなかの構え感だと思いました。
やはりヘッド後方の膨らみがはっきりと見えてしまいました。
他の多くのメーカーが同じような形状なので、やはりこれくらいが限界なのかな?と思いました。
最新モデルではあっても、構えた感じでは、それほど新鮮さはありませんでした。
あくまでも私の中では、『アイアンのようなクラブ』であって、『アイアン感覚で構えられるクラブ』ではありませんでした。
しかし、こういった感じのクラブは、これまでのたくさん経験しているので、特に苦手意識が芽生えてくることはありませんでした。
グースも利いてはいますが、見慣れた感じです。
やはりグースにしないと、球がつかまりきらないのでしょうか?
ややモヤモヤした部分はあったのですが、これも仕方のないことだと割り切ることにしました。
これまでの経験を活かしていこう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』はまずまずでした。
予想していた通りでした。
中空らしいフィーリングです。
結構ソフトな感じもしました。

『球のあがりやすさ』という点では、アイアン型ユーティリティとしては、ややあがりやすいほうかな?と思いました。
イメージしたよりも、弾道が少し高めでした。
タフな感じはしませんでした。

『安定性』という点では、結構シビアなところもあるな・・・。と思いました。
正直な感じがしました。
グースは利いていますが、基本的に球がつかまりやすいタイプではないと思いました。
それは『大顔』だからではないかな?と思いました。
あくまでも私の好みとしては、あともうちょっと小顔なほうが、球も自然につかまりやすく、扱いやすいような気もします。
小顔のアイアン型ユーティリティは発売されないのでしょうか?
大顔にしないと難しくなるのでしょうか?
アイアン型ユーティリティではありますが、バッグの中に入れていると、アイアンとは明らかに個性の違いが感じられます。

『飛距離性能』は、普通かな?と思いました。
特に飛び性能が秀でているようには感じませんでした。
ある程度予想していた通りの飛距離性能でした。
普通の3番アイアンよりは確実にあがりやすくなっているので、その分だけ距離も望めるような気もします。

『操作性』という点では、まずまずでした。
左右に曲げることも、普通にできました。
長い番手なので、大きく曲げやすく、微妙なコントロールはしづらいところもありました。
しかし、これくらいが標準なのだろう・・・。と思いました。

フェース面のミーリング以外は、ごくノーマルなアイアン型ユーティリティだと思いました。
特に大きく変わったようなところも見られませんでした。
全体的に見回してみても、そして実際に球を打ってみても、驚くようなところはありませんでした。
『予想通り』といった感じでした。
強いて挙げるとするならば、かなりのワイドソールでしょうか?

私は敏感に感じ取ることはできなかったのですが、おそらくスリクソンの最新技術がたくさん組み込まれているのだろうと思います。
見た目はシンプルでも、中にはたくさんのハイテクが詰まっているのだと思います。

聞くところによると、このクラブも『数量限定発売』なのだそうです。
つまり、マッスルバックなどと同じように、メーカーもそれほど多くは売れないだろう・・・。と判断しているのでしょうか?
ユーティリティは、やはりウッド型などのような、より上がりやすいモデルのほうがニーズも高いのでしょうか?

私はアイアン型のユーティリティを使ってみたい・・・。と思っていますが、正直、このクラブには購買意欲が強く刺激されることはありませんでした。
コースで一度試してみたいな・・・。と思いましたが、おそらく購入はしないだろう・・・。と思いました。

私のセッティングは3番アイアンから入っていますし、いい感じで打てているので、まだまだこのアイアンを使っていきなさい・・・。というゴルフの神様の指令なのかな?と思いました。
今回は、このZ U45 というユーティリティクラブとはご縁が無かったような気もします。

球を打つ難易度が上がってしまうのかもしれませんが、惚れ惚れするようなカッコいいアイアン型ユーティリティを待ちたいと思いました。
もっともっとアイアンに近いタイプのクラブを試してみたいと思っています。
製造技術的には全く問題ないと思うので、一度見てみたいな・・・。と思いました。
いつになるか解りませんが、この次のモデルに期待したいです。
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