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2014年10月01日
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ヤマハ インプレス RMX02 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ヤマハ インプレス RMX02 ドライバー です。

シャフトは UST Mamiya ATTAS 6☆ です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は64g、トルクは3.3、キックポイントは中調子、クラブ総重量は311gです。

ヤマハインプレスの新しいドライバーです。
今回のニューモデルも、リミックスシリーズです。
『Vシリーズ』は、もう登場しないのでしょうか?
このドライバーは『02』ですが、今年も『三兄弟』のようです。
幅広い層に対応するには、三兄弟が理にかなっているのかもしれません。
SRIXONの三兄弟も有名です。
ありとあらゆる全てのゴルファーに対応できているとはいえないのかもしれませんが、かなりの方をカバーするのではないでしょうか?

シャロー感のあるヘッドです。
整った形状でありながらも、ハイテクさも感じさせます。
今回も様々な技術が投入されているのだと思います。

ネックには調整システムが搭載されていました。
今ではすごくポピュラーになりましたし、これからも『標準装備』されていくのかもしれません。
あまりゴチャゴチャした感じが無く、シンプルなので複雑な調整はできないのかな?と思い、尋ねてみたのですが、ロフト角やライ角を調整できるのだということでした。
ロフトやライ角が調整できるのであれば、もうそれだけで充分だな・・・。と思いました。
でも、今は他のメーカーのドライバーで、『重心深度』や『重心距離』なども調整できるようになっているので、まだまだ奥は深いような気もします。
ただ、調整しすぎて『迷路』に入ってしまうようなことにもなりかねませんし、色々調整してみたけど、結局元のポジションのまま使っている・・・。という方も多いのではないでしょうか?

ネックの長さは、普通だと思いました。
もっとショートネックになっているのかと思っていましたが、そうでもありませんでした。
調整システムがあるからでしょうか?

ヒール側にはウェイトがひとつだけありました。
よく見てみると『13G』と表記されていたので、『13g』なのだろうと思いました。
他にも色々な重さが用意されているのでしょうか?
このヒールの位置に13gのウェイトが配置されているということは、かなり重心距離が短くなり、球のつかまりもいいんじゃないかな?と思いました。
昔の大型ヘッドドライバーは、その大きさのせいで、右にプッシュしやすいタイプが多かったですが、最近はこういったウェイトや調整システムの進化によって、上手く解消できていると思います。
大型ヘッドでも、つかまりのいいドライバーが増えてきました。
このドライバーも、そんなタイプではないかな?と思いました。

シャローバック形状です。
今は見慣れた感じがします。
『円盤型』に近い形状といっていいでしょうか?
球もあがりやすそうです。

このフェース面のデザインも『X模様』で、ヤマハらしい感じがします。
弾きが良さそうです。

このオリジナルグリップも、ラバータイプでソフトな握り心地でした。
ただ、ちょっと変わったデザインだな・・・。と思いました。
『三分割』されていて、場所によって『ドット』の大きさが違っていました。
このデザインも、色々と研究されてのことでしょうか?
素手で握る右手と、グローブをはめて握る左手のフィーリングを追求してのデザインなのかな?と思いました。
最近はグリップも、すごく進化してきました。

ヤマハらしい、男前なドライバーです。
シャロー感はあるのですが、整った形状です。
品(ひん)の良さが感じられます。

素振りをしてみても、なかなかいい感じでした。

装着されているアッタスのニューシャフトも、ハードなタイプではありませんが、しっかりとついてきてくれました。
『フルスイング』よりも、『少し余した』くらいでちょうどいいのではないかな?と思いました。
初対面ではなく、既に体験済みのシャフトではありますが、最初はちょっと様子見的に振っていこう・・・。と思いました。
それにしても、最近はアッタスの人気が高いことに気づかされます。
オシャレなデザインもさることながら、品質もしっかりとしていて、それぞれのモデルに特徴があるのも理由のひとつなのかもしれません。
毎回色も違いますし、分かりやすいのもいいのだと思います。
シャフトの色で、呼び合うこともあるように思います。
ドライバーなどと違い、発売されて何年か経った前のモデルが廃番にならないところもいいです。
色褪せないのも魅力のひとつです。
私の周りでも使っている人が多いです。
特に前のモデルでは『黄色いシャフト(参上)』が、よく飛ぶということで人気があります。
以前も書きましたが、私はできればオーソドックスな黒やシルバーなど、あまり目立たない色が好きなのですが、この色の鮮やかさも、多くの支持を集めている要因のひとつだと思います。
ゴルフクラブも、すごくオシャレになりました。
それでいて、性能もアップしています。

ボールを前にして構えてみても、なかなかいい感じでした。
形状に変なクセがなく、安心して構えることができました。
ただ、『据わり感』が少し独特だな・・・。と思いました。
『お尻(ヘッド後方)』にあるウェイトが重いのか、普通にセットすると、『顔(フェース面)』が自然と上を向く感じがしました。
そしてロフトも、『9.5度』ということですが、『リアル』は確実に違うな・・・。と思いました。
かなりの高弾道をイメージすることができました。
私はもっと低めの弾道をイメージしたかったのですが、これは仕方のないことだと割り切ることにしました。
フェースが被っているようには見えなかったのですが、どちらかといえば『つかまえ顔』だな・・・。と思いました。
フック系の球筋のイメージのほうが出やすかったです。
まずは細工をせずに、そのまま振り抜いていこう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』はすごくいいです。
かなりソフトです。
弾き感があって、ボールを素早くはね飛ばしているような感じ・・・。といったらいいでしょうか?

特に、この真ん中にある『サイコロの5』のような『5つのドット』のところでヒットした時の感触はたまりませんでした。
かなり柔らかいです。
硬さのようなものは全くありませんでした。
まさに『スイートスポット』だな・・・。と思いました。
この『甘い点』に打点を集めたくなります。
ゴルフの楽しさは色々とありますが、『心地よい打感を楽しむ』というのも、すごく大切な要素のひとつであることは間違いありません。
打感がいいから、ショットの満足度もアップします。
以前も書きましたが、私は『パーシモンの打感』を体感しているから、ここまでゴルフに夢中になれたところがあるように思います。
ゴルフへの興味が途切れたことがありません。
ヘッドの素材は大きく変わりましたが、今でも『グッドフィーリング』なクラブとの出会いを楽しみにしています。

『音』も、すごくいいと思いました。
大きすぎない小気味いい音が優しく鼓膜をくすぐります。
この音を聞いているだけで、自然と気分も良くなります。
日頃のストレスも、どこかへ吹き飛んでしまいます。
ゴルフクラブの発するインパクト音には、色々なタイプがありますが、このドライバーの音は『インパクトを良くしてくれる音』だと思いました。
ショットの精度を高めてくれるように感じました。

球は、かなりあがりやすいです。
構えたときの印象通りでした。
明らかに高弾道タイプです。
タフな感じは全くありませんでした。
今は特に海外メーカーのドライバーで『ロフトを寝かせる』ようになってきていますし、私もいいことだと思いますが、このドライバーはかなり上がりやすいので、敢えてその流れに乗らなくてもいいんじゃないかな?と思いました。
『これまでのロフト』でいいような気がしました。
ただ、このドライバーのロフトが『リアル』で9.5度には見えなかったのですが・・・。

『安定性』も、ハイレベルだと思いました。
ヘッドはシャロー感があり、かなり寛容な感じがします。
シビアな印象は全くありませんでした。
すごくいい打感は『5つのドット』のところだと思いますが、そこを外しても球筋が大きく乱れない『大らかさ』のようなものがありました。
小型のモーターボートではなく、大船に乗ったような安定感・安心感といったらいいでしょうか?
『どっしり』とした感じがします。
ヒールに配置されているウェイトも、よく効いているのだと思いました。
大型ヘッドでも、つかまりがいいです。
右に滑る感じはしませんでした。
こちらがつかまえにいかなくても、ヘッドは自然とつかまえてくれました。
装着されているシャフトとの相乗効果もあったのかもしれません。

『飛距離性能』は高いと思いました。
これまで出会ってきたインプレスドライバー同様、かなり弾きがいいです。
飛び出すボールの勢いの強さも、凄いものがありました。
キャリーもしっかりと稼いでくれました。

『操作性』は、まずまずでした。
球のつかまりがいいドライバーなので、私はフック系のほうが出やすい感じがしましたが、右に曲げるのも難しくありませんでした。
普通に曲げていくこともできました。
装着されている青いシャフトも、走る感じがするので、つかまりやすいタイプだと思いますが、結構『堪えてくれる』感じもしました。
何が何でも動いてつかまえる・・・。という感じはしませんでした。
結構融通も利くタイプだな・・・。と思いました。
安定性がすごく高いのですが、決して『曲げにくいタイプ』ではありませんでした。

率直に『グッドドライバー』だな・・・。と思いました。
ワッグルや素振りをしたときに、少しソフトスペックだと感じたので、『余して振って』、ちょうどいい感じでした。
だんだんスピードを上げていくと、少し『動く』感じがあるな・・・。と思ったのですが、難しく感じるほどではなかったですし、もっとしっかりとしたスペックだと、より安定性も増したような気もしました。

『球のあがりやすさ』は、ある程度イメージしていた通りなのですが、『球のつかまりの良さ』が印象的でした。
日頃スライスに悩んでおられる方にも、合いやすいんじゃないかな?と思いました。
ヒールのウェイトをもっと重い物にすれば、もっとつかまりも良くなりそうですが、私はこれくらいで充分ではないかな?と思いました。

球筋はスライス系だけど、フェースが被っている物は苦手だ・・・。という方にも、是非試していただきたいと思いました。
ちょっと前までは、フックフェースにしないと球がつかまらないのでは?という風潮がありましたが、今は違うような気もします。
このドライバーなどのように、最近は『美顔でつかまりのいいドライバー』が増えてきました。
もちろん、この状態よりも、もっと球のつかまりを良くするのであれば、調整システムを使ってライ角を変え、アップライトにすればいいのかもしれませんが、まずはこのままで試していただきたいと思いました。
それくらい、ノーマルなままでも球のつかまりがいいドライバーだと思いました。
調整機能付きドライバーはたくさんありますが、あくまでも『ベストな状態』は『ノーマルスペック』のような気がします。

すごく機能的で、高性能なドライバーだと思いました。
見た目の『美しさ・カッコ良さ』も忘れていないのが、ヤマハらしいところです。
この美しさを見ているだけで、いい目の保養ができます。
『イージーさ』をすごく感じたのですが、それ以前に目でも充分楽しませてもらいました。

アッタス以外にも、色々なシャフトがラインアップされているそうで、今度はそちらも試してみたいと思いました。
それと『他の二兄弟』も、是非手にとって確かめてみたいです。
おそらくこの『02』が一番シャローなタイプだと思うので、他の2つがかなり『私好み』のような気がします。
ヤマハのクラブを試打した後は、いつも『後味(あとあじ)』がいいのですが、このドライバーもそんな感じでした。
気分良く、練習場を後にすることができました。
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